スズキが、SUV「エスクード」のマイナーチェンジを予告しました。
マイナーチェンジにより魅力をアップするスズキ新型エスクードについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】走り強化!スズキ新型エスクードにマイナーチェンジ!
- スズキ新型エスクードの【主な変更点まとめ】
- 力強く!スズキ新型エスクードの外装(エクステリア)デザイン
- 最新装備!スズキ新型エスクードの内装(インテリア)デザイン
- 48Vハイブリッド!スズキ新型エスクードのエンジンとスペックは?
- 走破性UP!スズキ新型エスクードの走行システムは?
- 大幅改善!スズキ新型エスクードの燃費は?
- 最新システム!スズキ新型エスクードの安全装備は?
- 走り両立!スズキ新型エスクードのボディサイズは?
- アップ!スズキ新型エスクードの価格は?
- いつ?スズキ新型エスクードの日本発売日は?
- スズキ・エスクードを「おさらい」
【最新情報】走り強化!スズキ新型エスクードにマイナーチェンジ!
スズキが、「エスクード」のマイナーチェンジを予告しました。
スズキ・エスクードはブランドの上級SUVとしてラインナップされ、海外では「ビターラ」のモデル名で販売。そのスタイルや走りが評判になっています。
改良される新型エスクードは、ハイブリッドパワートレインを搭載することが公式にコメントされ、走りと燃費性能を強化した最新モデルとなります。
スズキ新型エスクードの【主な変更点まとめ】
▼スズキ新型エスクードの変更点
- 1.4Lターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた新開発パワートレインを搭載。
車重増加を抑え、走行性能と燃費を向上
▽2018年12月改良時の変更点
- 新世代のエクステリア、インテリアデザインを採用
- 1.6L自然吸気エンジンモデルを廃止、1.4Lターボエンジンに集約
- 安全システムにデュアルセンサーブレーキサポートを装備
- 隣接車線の後方から接近する車両を検知する「ブラインドスポットモニター[車線変更サポート付]」、駐車場などで自車の後方左右から接近する車両を検知する「リヤクロストラフィックアラート」、全車速での追従機能を備えた「アダプティブクルーズコントロール[全車速追従機能付]」を標準装備
- ボディカラーに新色「アイスグレイッシュブルーメタリックブラック2トーン」を設定
- 欧州仕様に1Lターボエンジンを新搭載し、高出力と高い燃費性能を両立
力強く!スズキ新型エスクードの外装(エクステリア)デザイン
スズキ新型エスクードの外装は、2018年の改良時に最新デザインを採用しタフなスタイルとされています。
フロントグリルは太い縦ラインとすることでよりアグレッシブなイメージとし、バンパーもスッキリとしたデザインにより高い走行性能を表現。
リアには新しいLEDテールライトを採用することで、先進性がプラスされています。
▼スズキ新型エスクードの動画
スズキ新型エスクードを前モデルと比較!
▼スズキ・エスクード(前ベースモデル)
▼スズキ・エスクード1.4ターボ(前上位モデル)
スズキ・エスクードには、前モデルに1.6L自然吸気エンジンを搭載するベースモデルと、1.4Lターボエンジンモデルで、2種類のデザインが用意されていました。
新型エスクードでは、統一した新デザインを採用することでさらにスポーティに仕上げられ、スズキが得意とするオフロードモデルの性能が表現されています。
最新装備!スズキ新型エスクードの内装(インテリア)デザイン
スズキ新型エスクードの内装には、2018年の改良時に新デザインのメーターディスプレイが採用されています。
▼参考:前モデルのメーター
新しいメーターディスプレイはカラーの高精細モデルとすることで、これまでよりわかりやすく、多くの情報をドライバーに提供。
その他、新型エスクードでは、インテリアトリムにソフトタッチ素材を使うことで質感をアップ。
ステアリングにはチルト機能に加えて前後位置を調節するテレスコピック機能も装備し、シートに本革&スエード調表皮を採用することで上質なドライビング体験が可能とされています。
ラゲッジスペースは、ラゲッジボードを上下2段に調整でき、上段にすることでリアシートを畳んだときにフラットな空間をつくることできるようになっています。
▼スズキ新型エスクードの室内サイズ
- 室内長×室内幅×室内高:1960×1480×1265mm
- ラゲッジ容量:375L(通常時)
48Vハイブリッド!スズキ新型エスクードのエンジンとスペックは?
▼スズキ製1.4Lターボ「ブースタージェット」エンジン
▼スズキ新型エスクードのエンジンとスペック
- 【1.4ターボ】【改良】
エンジン:直列4気筒1.4Lターボ+48Vマイルドハイブリッド
最高出力:136ps/5500rpm
最大トルク:21.4kgm/2100-4000rpm - 【1.0ターボ】【欧州仕様】
エンジン:直列3気筒1Lターボ
最高出力:102ps/5500rpm
最大トルク:15.3kgm/1700-4500rpm - トランスミッション:パドルシフト付き6速AT
- 駆動方式:4WD
スズキ新型エスクードのパワートレインには、新たに最新のマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた1.4Lターボエンジンが搭載されます。
搭載されるマイルドハイブリッドシステムは、世界標準のWLTP検査値で最大20%ものCO2排出を削減し、エンジンをモーターがアシストすることでトルクを増加、15%の燃費向上を実現すると発表されています。
システムは48Vのリチウムイオンバッテリー、スタータージェネレーター(ISG)、48V-12Vコンバーターで構成され、バッテリーとコンバーターは重量配分を改善するためにフロントシート下に配置。
16km/h未満の速度で充電した電力のみを使用した走行も可能となり、都市部での燃費性能も大幅に改善されます。
この最新マイルドハイブリッドパワートレインは軽量化にも配慮し設計され、重量増を15kg未満に抑えることで効率をアップします。
新型エスクードでは最新パワートレインに6速オートマチックトランスミッションをあわせ、パドルシフトを使用しワインディングでもドライバーのイメージにあわせた走行が可能となります。
走破性UP!スズキ新型エスクードの走行システムは?
スズキ新型エスクードには、4WDシステムに「ALLGRIP」が採用されます。
「ALLGRIP」には、「AUTO」「SPORT」「SNOW」「LOCK」の4つのモードを用意。
▼スズキ「ALLGRIP」の走行モード
- 「AUTO」
走行状況にあわせ、燃費を重視したFFから4WDへ自動で変更 - 「SPORT」
4WDとエンジンの高回転を積極的に使用し、気持ちのいい加速やコーナリングを実現 - 「SNOW」
雪道やアイスバーンなどでグリップ力を重視し、トラクションコントロールや後輪へのトルク配分を制御し、走行安定性を向上 - 「LOCK」【エスクード専用セッティング】
ぬかるみや雪でスタックした時の緊急脱出時に、空転している車輪にブレーキをかけ、駆動輪を直結に近い状態で固定、前後輪へ最大限の駆動力を伝達
「ALLGRIP」システムは「SX4 Sクロス」にも搭載されていますが、エスクードでは「LOCK」モードが専用のセッティングとされ、対角スタック状況下で電子制御カップリング制御により空転していないタイヤに多くのトルクを伝え走破性をアップ。
その他、エスクードではフロントサスペンションのピストン径の最適化によりストラットの横剛性を強化。ステアリングギヤボックスをサスペンションフレームに直接固定することで操縦安定性を向上。
ブレーキは4輪にディスクブレーキを採用し、リヤはアルミ製キャリパーを装備することで軽量化。
急なカーブや下り坂でも安定した制動力を発揮できるようになります。
大幅改善!スズキ新型エスクードの燃費は?
▼スズキ新型エスクードの燃費
- 48Vマイルドハイブリッド4WD:19.0km/L
スズキ新型エスクードの燃費は4WDのみの設定ながら、マイルドハイブリッドシステムを採用することで大幅に改善します。
前モデルは実燃費に近い新燃費規格のWLTCモード値で16.0km/Lとされていましたが、新型エスクードでは19.0km/Lが見込まれ、低速で電力のみを使用した走行も可能とすることで内燃機関搭載車が課題とする市街地での燃費性能も改善します。
▼参考:スズキ・エスクードの燃費(現行モデル)
- WLTCモード
・総合:16.0km/L
・市街地:12.1km/L
・郊外:16.4km/L
・高速道路:18.3km/L
最新システム!スズキ新型エスクードの安全装備は?
▼スズキ デュアルセンサーブレーキサポート
スズキ新型エスクードには、最新安全装備の「デュアルセンサーブレーキサポート」が搭載されます。
前モデルでは「レーダーブレーキサポートII」が採用されていました。
「デュアルセンサーブレーキサポート」は、フロントガラスに設置されているセンサーとカメラにより、障害物のほか、前方の歩行者や車、走行レーンなども検知。
以前のシステムでは対応が難しかった、オートハイビーム機能も採用されます。
その他、新型エスクードには、隣接車線の後方から接近する車両を検知する「ブラインドスポットモニター[車線変更サポート付]」、駐車場などで自車の後方左右から接近する車両を検知する「リヤクロストラフィックアラート」、全車速での追従機能を備えた「アダプティブクルーズコントロール[全車速追従機能付]」が標準装備され、安全性が高められます。
走り両立!スズキ新型エスクードのボディサイズは?
▼スズキ新型エスクードのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4175×1775×1610mm
- ホイールベース:2500mm
- 最低地上高:185mm
- 車重:1220kg
- 参考
・スズキ・SX4 S-CROSS
全長×全幅×全高:4300×1785×1595mm
ホイールベース:2600mm
最低地上高:185mm
車重:1150kg
スズキ新型エスクードのボディサイズは、スズキで最大サイズとなっているSUV「SX4 Sクロス」と比較して、全長-125mmとなっています。
都市部での走行性能を重視するSX4Sクロスに対し、エスクードは前モデルから続くオフロードに適した設計が特徴のSUVに仕上げられています。
▼スズキ・SX4 Sクロス
【スズキ新型SX4 S-CROSS最新情報】マイナーチェンジ日本発売!燃費、スペック、サイズ、価格は?
アップ!スズキ新型エスクードの価格は?
▼スズキ新型エスクードの価格
- 280万円
スズキ新型エスクードの価格は、最新のマイルドハイブリッドパワートレインを搭載することでアップします。
アップ幅は10万円ほどが見込まれていますが、大幅に燃費を伸ばすことでトータルコストの改善がアピールされます。
▼参考:スズキ・エスクード(現モデル)の価格
- エスクード:270万8200円
いつ?スズキ新型エスクードの日本発売日は?
改良されるスズキ新型エスクードは、2020年3月の欧州発売が予定されています。
日本では輸入車として販売されていることから、日本発売日は2020年中頃以降になるとみられています。
スズキはブランドの上位SUVとしてラインナップするエスクードに最新のパワートレインを採用することで、魅力をアピールしていきたい考えです。
スズキ・エスクードを「おさらい」
▼スズキ・エスクード(初代)
スズキ・エスクード(Escudo)は、初代が1988年に登場したSUVです。
車名は、過去にスペインで使用されていた通貨「エスクード」に由来し、スペイン金貨や大航海時代のロマン、冒険心などがイメージされ採用されました。
海外では、ビターラ(Vitara)の車名で販売されています。
初代は、本格4輪駆動車の走破性能を持ちながら、低燃費で街乗りや高速道路での走行性能も高めた乗用車として「クロスカントリーセダン」をコンセプトに製作され、現在のSUVにつながるライトクロカンとして人気になりました。
走行システムには、従来の4輪駆動車と同じく高い剛性を持つラダーフレームに、パートタイム4WD、2速の副変速機を搭載。
▼スズキ・エスクード(2代目)
▼スズキ・エスクード(3代目)
2005年に登場した3代目ではセパレートフレーム構造から、モノコックボディーにラダーフレームを溶接した「ラダーフレームビルトインモノコックボディ構造」に変更することで、車体剛性をさらにあげました。
現行モデルとなる4代目は2015年に発売され、製造をハンガリー子会社のマジャールスズキが担当することで、日本では自社ブランドの輸入車として販売されています。
初代から続いてきたラダーフレーム+後輪駆動の設計を、FFレイアウトと高張力鋼板を多用したボディに変更することで、前モデルから410kgと大幅に軽量化されました。
3代目からの変更が大きかったことから、4代目の発売後も3代目が「エスクード2.4」として継続販売されましたが、2017年4月に販売を終了しました。
新型スズキ・エスクードについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!