ランドローバーが、SUV「レンジローバースポーツ」のマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
高い走行性能を持つ新型レンジローバースポーツについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】48Vハイブリッド!新型レンジローバースポーツ2020年型日本発売!
- 新型レンジローバースポーツの【主な変更点まとめ】
- 精悍!新型レンジローバースポーツの外装(エクステリア)デザイン
- 使いやすく!新型レンジローバースポーツのボディサイズは?
- 装備充実!新型レンジローバースポーツの内装(インテリア)デザイン
- 新開発!新型レンジローバースポーツのパワートレインとスペックは?
- 圧倒的!新型レンジローバースポーツの悪路走破性能は?
- レンジローバースポーツを試乗動画でチェック!
- 良好!新型レンジローバースポーツの燃費は?
- 強化!新型レンジローバースポーツの安全装備は?
- 多彩なグレード!新型レンジローバースポーツの価格は?
- 販売開始!新型レンジローバースポーツの発売日は?
- ランドローバー・レンジローバースポーツを「おさらい」
【最新情報】48Vハイブリッド!新型レンジローバースポーツ2020年型日本発売!
ランドローバーが、SUV「レンジローバースポーツ」の2020年型マイナーチェンジ日本発売を発表しました。
レンジローバースポーツは、ランドローバーブランドの上級SUVシリーズ「レンジローバー」の1モデルとして販売され、シリーズにはサイズの大きい順にレンジローバー、レンジローバースポーツ、レンジローバーヴェラール、レンジローバーイヴォークがラインナップされています。
2020年型となった新型レンジローバースポーツでは、新たに新開発された48Vマイルドハイブリッドパワートレインを採用。
安全システムも強化し、魅力がアップされています。
▼新型レンジローバースポーツの試乗動画
▼レンジローバー
【新型レンジローバー】2020年型日本発売!最新情報、燃費、サイズ、価格は?
▼レンジローバーイヴォーク
【新型レンジローバーイヴォーク最新情報】フルモデルチェンジ日本発売!スペック、価格、ハイブリッド燃費は?
新型レンジローバースポーツの【主な変更点まとめ】
▼新型レンジローバースポーツの変更点
- 48Vマイルドハイブリッドシステムを備えた3Lガソリンターボエンジンを新設定
- インフォテインメントシステム「Touch Pro Duo」、「Wi-Fiホットスポット」、スマートフォンのアプリから機能を操作できる「リモート」、Apple CarPlayやAndroid Autoなどのコネクティビティ機能を標準装備
- 「ヘッドアップディスプレイ(HUD)」「ステアリングアシスト付アダプティブクルーズコントロール(ACC)」をオプション設定
▽2019年型改良時の変更点
- 新世代の外装、内装を採用し、さらに上質なデザインに
- プラグインハイブリッドモデルを新設定し、環境性能を向上
- ハイパフォーマンスモデル「レンジローバー スポーツSVR」の最高出力を550psから575psまで向上
- 2つの10インチタッチスクリーンディスプレイによる「Touch Pro Duo」インフォテイメントシステムを装備
- カットダイヤモンドパターンを施したセミアニリンレザーシートを新採用
- 離れた場所から空調の操作などが可能となる「リモートプレミアム」を標準装備
- 簡単な手の操作でパノラミックサンルーフのブラインド開閉が可能な「ジェスチャールーフブラインド」を新たにオプション設定
精悍!新型レンジローバースポーツの外装(エクステリア)デザイン
▼新型レンジローバースポーツの画像
新型レンジローバースポーツの外装は、2019年モデルへの改良時にフロントグリル、バンパー、ヘッドライトなどのエクステリアデザインが変更され、精悍でスポーティーなデザインとされました。
リアバンパーやスポイラーも見直し、より運動性能が感じられる仕上げになっています。
▼新型レンジローバースポーツSVR
ブランドを代表するハイパフォーマンスモデルとして用意されるレンジローバースポーツSVRは、より迫力あるデザインとすることで高出力なエンジンへの空気供給や空力性能が向上しています。
使いやすく!新型レンジローバースポーツのボディサイズは?
▼新型レンジローバースポーツのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4855×1985×1800mm
- ホイールベース:2920mm
- 車重:2135kg
- 最低地上高:213mm
- 参考
・レンジローバー(標準ボディ)
全長×全幅×全高:5005×1985×1865mm
ホイールベース:2920mm
車重:2340kg
最低地上高:220mm
ランドローバー新型レンジローバースポーツのボディサイズは、上位モデルのレンジローバーから全長-150mm、全高-65mmとされています。
しかし、全幅やホイールベースは同サイズとなっており、車重を200kgほど軽量化しながらもプレミアムSUVらしい快適な使い勝手が確保されています。
装備充実!新型レンジローバースポーツの内装(インテリア)デザイン
▼新型レンジローバースポーツ
新型レンジローバースポーツの内装は、カットダイヤモンドパターンを施したセミアニリンレザーシートや新採用したアッパーグローブボックスなどにより、上質な室内空間がつくられています。
改良ではインフォテインメントシステムに、2つの10インチタッチスクリーンディスプレイにより構成される「Touch Pro Duo」を標準装備。
加えて、4G通信が可能となる「Wi-Fiホットスポット」、スマートフォンのアプリから車両の各機能を確認・操作できる「リモート」、スマートフォンをTouch Pro Duoのタッチスクリーンで操作可能なApple CarPlayやAndroid Autoなどのコネクティビティ機能も標準採用。
ヘッドアップディスプレイ(HUD)もオプション設定されています。
その他、降車時には自動で閉まり、前後への手のジェスチャーにより開閉操作できる「ジェスチャーサンブラインド」やリアエンターテイメントシステムが採用され、ドライブをより楽しむことができるようになっています。
新開発!新型レンジローバースポーツのパワートレインとスペックは?
▼新型レンジローバースポーツのパワートレインとスペック
- 【ディーゼル】
V型6気筒3Lディーゼル
出力:258ps/61.2kgm
最高速度:209km/h
0-100km/h加速:7.7秒 - 【48Vマイルドハイブリッド】【新設定】
直列6気筒3Lガソリンターボ+48Vマイルドハイブリッド
出力:400ps/56.1kgm - V型8気筒5Lガソリンスーパーチャージャー
出力:525ps/63.8kgm
最高速度:250km/h
0-100km/h加速:5.3秒 - 【SVR】
V型8気筒5Lガソリンスーパーチャージャー
出力:575ps/69.4kgm
最高速度:283km/h
0-100km/h加速:4.5秒 - 【PHEV】
直列4気筒2Lガソリンターボ+電気モータープラグインハイブリッド
システム出力:404ps/65.3kgm
最高速度:220km/h
0-100km/h加速:6.7秒
EV航続距離:51km - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:4WD
新型レンジローバースポーツのパワートレインには、これまで搭載されていた3Lガソリンスーパーチャージャーエンジンに代え、新たに48Vマイルドハイブリッドシステムをあわせた新世代の3Lガソリンターボエンジンが採用されました。
3Lガソリンターボエンジンは、ツインスクロールターボチャージャーによってサポートされた電動過給機と可変バルブリフト機構を独自に組み合わせることで、出力とレスポンスを向上。
これにより最高出力400ps、最大トルク56.1kgmを発揮するパワートレインとなっています。
▼レンジローバースポーツPHEVの動画
新型レンジローバースポーツではこの他プラグインハイブリッドモデルを設定し、2Lの小排気量エンジンに電気モーターを組み合わせることで、3Lエンジンを超える出力を獲得。
EV航続距離は51kmが確保され、2000kg台中盤の車重を持つレンジローバースポーツを、日常では充電した電力のみで走行させることができるようになっています。
その他、新型レンジローバースポーツでは、スペシャルビークルオペレーションズ(SVO)が開発したハイパフォーマンスモデル「レンジローバー スポーツSVR」の最高出力が550psから575psまでアップされ、専用サスペンションを装着するなどし、0-100km/h加速タイム4.5秒の高性能を楽しむことができるようになっています。
圧倒的!新型レンジローバースポーツの悪路走破性能は?
▼新型レンジローバースポーツプラグインハイブリッドの動画
▼新型レンジローバースポーツの悪路走破性能
- 最大渡河水深:850mm
- 標準ボディ
アプローチアングル(オフロード/標準):33.0°/24.3°
ランプアングル(オフロード/標準):27.2°/19.4°
デパーチャーアングル(オフロード/標準):31.0°/24.9°
新型レンジローバースポーツの悪路走破性能は、水深が最大850mmの場所でも走行できるように設計されています。
対障害角度は、装備されるエアサスペンションにより車高をあげることで拡大でき、アプローチ(車体前)、デパーチャー(車体後)、タイヤと車体中心を結ぶランプアングルのすべてで高い数値を確保。
電動パワートレインを搭載するレンジローバースポーツPHEVでも、同様の性能が発揮できるようになっています。
その他、新型レンジローバースポーツには悪路走行をサポートする下記のシステムが搭載されています。
▼新型レンジローバースポーツの走行システム
- ロートラクションロンチ
凍結路や雪道、湿った草地などの滑りやすい路面でもスムーズかつ容易に発進 - テレインレスポンス
走行状況を絶えずモニタリングして、エンジンやギアボックス、ディファレンシャル、サスペンションなどのセッティングを自動的に最適化 - ヒルディセントコントロール
急勾配の下り坂で一定の速度を維持し、各ホイールに個別にブレーキをかけることで安定した走行をアシスト
レンジローバースポーツを試乗動画でチェック!
レンジローバースポーツは試乗動画が公開されています。
高い使い勝手と走行性能が高評価を受けています。
良好!新型レンジローバースポーツの燃費は?
▼新型レンジローバースポーツの燃費
- 2Lプラグインハイブリッド:2.8L/100km(欧州値/約35.7km/L)
- 3Lディーゼル:12.6km/L
- 5Lガソリン(525ps):7.3km/L
- 5Lガソリン(565ps):7.3km/L
新型レンジローバースポーツの燃費は、内燃機関モデルが3Lディーゼルで12.6km/Lとなっています。
2Lプラグインハイブリッドモデルでは欧州値で35.7km/Lまで改善され、上級SUVの大きな車体も気軽に使うことができるようになっています。
強化!新型レンジローバースポーツの安全装備は?
新型レンジローバースポーツの安全システムには、大きな車体での乗りやすさや安全性を確保する360度カメラシステムや駐車アシスト機能など、最新システムが採用されています。
改良では、車線を認識して中央の走行を維持し、時速30km/h以上であれば車線のない道路でも前方車両を追従する、ステアリングアシスト付アダプティブクルーズコントロール(ACC)がオプション設定されています。
▼新型レンジローバースポーツの安全機能
- レーンキープアシスト&居眠り注意機能
- アダプティブクルーズコントロール
- 自動緊急ブレーキ
- ブラインドスポットモニター(リバーストラフィックディテクション付)
- アドバンスドパークアシスト
- サラウンドカメラシステム
多彩なグレード!新型レンジローバースポーツの価格は?
▼新型レンジローバースポーツの価格
- 3L V型6気筒ディーゼル
RANGE ROVER SPORT SE:9,360,000円
RANGE ROVER SPORT HSE:10,840,000円
RANGE ROVER SPORT HSE DYNAMIC:11,430,000円 - プラグインハイブリッド(PHEV)
RANGE ROVER SPORT HSE:12,180,000円
RANGE ROVER SPORT HSE DYNAMIC:12,760,000円
RANGE ROVER SPORT AUTOBIOGRAPHY DYNAMIC:13,510,000円 - 3Lガソリン+48Vマイルドハイブリッド
RANGE ROVER SPORT AUTOBIOGRAPHY DYNAMIC:12,720,000円 - 5Lガソリン
RANGE ROVER SPORT AUTOBIOGRAPHY DYNAMIC(525PS):14,820,000円
RANGE ROVER SPORT SVR(575PS):17,230,000円
新型レンジローバースポーツの価格は、3Lディーゼルモデルがエントリーグレードとなり、936万円からに設定されています。
新しく搭載された3Lガソリン48Vマイルドハイブリッドパワートレインは上級モデルとされ、1272万円の1グレードとなっています。
販売開始!新型レンジローバースポーツの発売日は?
2020年モデルとしてマイナーチェンジしたランドローバー新型レンジローバースポーツは、2019年12月23日に日本で発売されました。
ランドローバーは装備の強化と新しいパワートレインにより、レンジローバースポーツのブランド力をアップしていきたい考えです。
ランドローバー・レンジローバースポーツを「おさらい」
▼ランドローバー・レンジローバースポーツ(初代)
ランドローバー・レンジローバースポーツ(Range Rover Sport)は、初代が2005年に登場したランドローバーブランドの上級SUVです。
初代開発時に増加傾向にあったプレミアムブランドのスポーツSUVを意識して企画され、最上位のレンジローバーが快適性を重要視したつくりなのに対し、レンジローバースポーツはその名の通り、舗装路で高い走行パフォーマンスを発揮することを意識した設計とされています。
▼レンジローバースポーツSVRのニュルブルクリンクタイムアタック動画
2代目の現行型は2013年に登場。2014年に新モデルとして発表された「レンジローバースポーツSVR」では、高性能をアピールするためにドイツ・ニュルブルクリンクでのタイムアタックが行われ、当時SUV最速タイムとなる8分15秒を記録。
渡河水深850mm、牽引力3000kgなどの高いSUV性能と、ハイパフォーマンススポーツカー同等の速さをもったマシンとして話題になりました。
▼レンジローバースポーツ「インフェルノ・ダウンヒル・チャレンジ」
通常モデルでも、スイス・ミューレンで1928年から開催され世界最長で最難関と言われる伝統のスキーレース「インフェルノ・スキーレース」の、高低差2000m以上、最大斜度75度、全長14.9kmのコースをアタック。
ドライバーに、イギリスの自動車番組「トップ・ギア」で凄腕の覆面ドライバー「ザ・スティグ」を務めていたベン・コリンズを迎え、21分36秒を記録しました。
新型ランドローバー・レンジローバースポーツについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!