ジープが、ミドルクラスSUV「チェロキー」のマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップした新型チェロキーについて、スペックや価格などの最新情報をご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】装備充実!ジープ「新型チェロキー」改良日本発売!
- ジープ新型チェロキーの【主な変更点まとめ】
- 上質!ジープ新型チェロキーの外装(エクステリア)デザイン
- 2タイプ!ジープ新型チェロキーのボディサイズは?
- 質感アップ!ジープ新型チェロキーの内装(インテリア)デザイン
- 最新!ジープ新型チェロキーのエンジンとスペックは?
- 走り両立!ジープ新型チェロキーの燃費は?
- 最新機能!ジープ新型チェロキーの安全装備は?
- アップ!ジープ新型チェロキーの価格は?
- ジープ新型チェロキーの発売日は?
- ジープ・チェロキーを「おさらい」
【最新情報】装備充実!ジープ「新型チェロキー」改良日本発売!
▼ジープ新型チェロキートレイルホークの画像
ジープが、SUV「チェロキー」の改良日本発売を発表しました。
ジープ・チェロキーは、ジープブランドを代表するチェロキーシリーズの1モデルとしてラインナップされ、フラッグシップSUVの「グランドチェロキー」に次ぐ上位モデルとして設定。
現行モデルは2019年に新しいデザインを採用し、最上位オフロードモデル「チェロキートレイルホーク」を日本に導入するなど、人気モデルになっています。
改良では、レザーシートを標準化するなど装備を充実することで魅力がアップされています。
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ジープ新型チェロキーの【主な変更点まとめ】
▼ジープ新型チェロキーの変更点
- 「ロンジチュード」「トレイルホーク」のシート表皮を従来のファブリックからレザーへとアップグレードし、フロントシートヒーターを追加
- リアシートのスライド機構やセキュリティアラーム(盗難発生警報装置)を新採用
- 「ロンジチュード」に、リアディープティンテッドガラス(後部プライバシーガラス)を新装備
▽2019年ビッグマイナーチェンジ時の変更点
- 外装と内装に質感をあげた新デザインを採用
- 新開発した直列4気筒2Lターボエンジンを搭載
- 2.4Lエンジンにアイドリングストップ機能を採用し、燃費を向上
- エンジンの遮音カバーを追加することで、ノイズを軽減
- フロントサスペンションを見直し、オンロードでのハンドリングを改善
- ジェスチャーでリアゲートを開くことができる「ハンズフリーパワーリフトゲート」をジープブランド初採用
- ヘッドライト、デイタイムランニングライト、フォグライト、テールライトのすべてをLED化し全グレードに装備
上質!ジープ新型チェロキーの外装(エクステリア)デザイン
▼ジープ新型チェロキー
ジープ新型チェロキーの外装は、2019年の改良時に新世代のブランドデザインに変更され、さらに上質な仕上げになりました。
これまで上下分割されていたヘッドライトは大型化され、機能を集約したLEDライトを全車に装着することで印象をちから強く。
バンパーは上位のグランドチェロキーからくる水平基調なものになっています。
▼ジープ新型チェロキートレイルホーク
最高峰の悪路走破性能を持つ人気モデルの新型チェロキートレイルホークは、ベースモデルからアップされる車高を強調するように、バンパーや車体下部をブラックアウトし、ボンネットも2トーンになっています。
最低地上高はベースモデルから40mmもあがり、高い走破性能がプラスされています。
新型ジープ・チェロキーを前モデルと比較!
▼ジープ・チェロキー(前モデル)
ジープ新型チェロキーを前モデルと比較すると、デザインの変化がより大きく感じられます。
前モデルではブランドをより多くのユーザーにアピールするため、イメージリーダーとして先進的なデザインが採用されていました。
しかし近年ではSUVの人気が高まり、タフなスタイルをジープに期待する声が増えていたことから、新型チェロキーではより重厚感あるスタイルに仕上げられました。
2タイプ!ジープ新型チェロキーのボディサイズは?
▼チェロキー(ベースモデル)
▼チェロキートレイルホーク
▼ジープ新型チェロキーのボディサイズ
- 全長×全幅×全高
ベースモデル:4665×1860×1725mm
トレイルホーク:4630×1905×1740mm - ホイールベース:2720mm
- 最低地上高
ベースモデル:180mm
トレイルホーク:220mm - 車重:1760kg
ジープ新型チェロキーのボディサイズは、ベースモデルと悪路走破性を高めたチェロキートレイルホークで違いがあります。
トレイルホークはワイドなフェンダーを持つことで全幅を45mm拡大し、最低地上高も40mmアップ、タフな走りが可能になっています。
質感アップ!ジープ新型チェロキーの内装(インテリア)デザイン
ジープ新型チェロキーの内装は改良により、「ロンジチュード」と「トレイルホーク」グレードのシート表皮が従来のファブリックからレザーへとアップグレードされました。
あわせて、フロントシートヒーターを追加することで快適性を向上。
また、リアシートのスライド機構とセキュリティアラーム(盗難発生警報装置)、「ロンジチュード」グレードではリアディープティンテッドガラス(後部プライバシーガラス)を新装備することで使い勝手がアップしています。
ジープ・チェロキーのインテリアは2019年の改良時に形状が変更され、エアベントを再設計したほか、シフターとコンソールが再構成されてスマートフォンの収納スペースを増加。
タッチに対応するインフォテインメントシステムは、Apple CarPlayとAndroid Autoを採用することでスマートフォンとの連携を強化。
後部コンソールには、リアシートの乗客用にUSB充電ポートが追加されました。
ラゲッジスペースは697Lから792Lに大幅に拡大し、それまでは不可能だったゴルフバッグ2個を搭載することができるようになっています。
これは、ユーザーによっては使用されることがなかったラゲッジボックスを除去し、85mm荷室幅を広げたことによるものです。
また、リアゲートには足先によるジェスチャーだけで開くことができるハンズフリーパワーリフトゲートがジープブランドで初採用されています。
最新!ジープ新型チェロキーのエンジンとスペックは?
▼ジープ新型チェロキーのエンジンとスペック
- 【ロンジチュード】
直列4気筒2.4Lガソリン
最高出力:177ps
最大トルク:23.5kgm - 【リミテッド】【トレイルホーク】
直列4気筒2Lガソリンツインターボ
最高出力:272ps
最大トルク:40.8kgm - トランスミッション:パドルシフト付き9速AT
- 駆動:4WD
ジープ新型チェロキーには2019年の改良時に、全面改良を受けたラングラーにも搭載された新開発の2Lガソリンターボエンジンが採用されています。
▼参考:チェロキー(前モデル)搭載3.6Lエンジンのスペック
- V型6気筒3.6Lガソリン
- 最高出力:289ps
- 最大トルク:35.9kgm
新開発2Lターボエンジンは、それまで搭載されてきたV型6気筒エンジンより1.6Lも排気量が縮小されていますが、ターボによりトルクをアップし燃費も改善。
ツインスクロール式ターボチャージャーの搭載により、低回転から優れたレスポンスを発揮するエンジンに仕上げられています。
2.4Lエンジンも改良によりアイドリングストップ機能が採用され、燃費が改善しています。
組み合わせられる9速オートマチックトランスミッションは、最新のソフトウエアを搭載し、より軽快な走りが可能になっています。
走り両立!ジープ新型チェロキーの燃費は?
▼ジープ新型チェロキーの燃費
- 2.4Lガソリン:10.2km/L
- 2Lターボ:10.4km/L
ジープ新型チェロキーの燃費は、2Lターボエンジンの搭載により改善されました。
前モデルは3.6Lエンジンで10.1km/Lとなっていましたが、2Lターボエンジンは日本燃費値で10.4km/Lとされています。
また、使用燃料もレギュラーガソリンに対応していることで、経済性に優れたエンジンになっています。
最新機能!ジープ新型チェロキーの安全装備は?
ジープ新型チェロキーの安全装備には、最新の先進安全システムが採用されています。
システムには、クラッシュミティゲーション(自動ブレーキ)付の前面衝突警報に歩行者検知機能を追加したほか、縦列駐車時などに車両側面の障害物を検知する側面距離警報を全車標準装備。
設定速度を超えるとエンジン出力を下げて速度超過を防ぐアクティブスピードリミッターも装備されています。
▼ジープ新型チェロキーの安全装備
- ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクション
車線変更や駐車スペースからバックで出る際など、側方や後方の死角に他車両などが入ってきた時、ドアミラー上のアイコンが点灯、警告音でお知らせ - LaneSense車線逸脱警報プラス
車線の外側に出ている場合やドライバーが一定時間ステアリングホイールから手を離している場合、警告ランプやハンドルに振動を与えることでドライバーに注意喚起、自動でハンドルを補正 - 前面衝突警報(クラッシュミティゲーション、歩行者検知機能付)
他車両に急接近しそうになった場合、音と表示、短く鋭くブレーキをかけて警告。減速操作がない場合は自動的にブレーキをかけ衝突被害を軽減 - PARKVIEWリアバックアップカメラ
自車後方の広角映像にステアリング角度に応じて曲がるダイナミックグリッドラインを表示し、駐車スペースや狭い場所への後退操作をサポート - ParkSenseフロント / リアパークアシスト
駐車時に障害物を感知し音声で警告、車両後方の死角にある障害物までの距離を表示 - ParkSense縦列 / 並列パークアシスト&アンパークアシスト
ステアリングを自動的にコントロールし、駐車スペースへの車両の出し入れをサポート - 側面距離警報
側面の障害物を検知し音と表示により警告 - アダプティブ クルーズ コントロール<STOP&GO機能付>
速度を自動調節し安全な車間距離をキープ。前方車両が停止後2秒以内に動きだした場合、ドライバーの操作なしで直前の走行速度に復帰
アップ!ジープ新型チェロキーの価格は?
▼ジープ新型チェロキーの価格
- LONGITUDE(2.4L自然吸気):449万円
- LIMITED(2Lターボ):496万円
- TRAILHAWK(2Lターボ):499万円
ジープ新型チェロキーの価格は、装備の充実によりアップしています。
アップ幅はエントリーモデルの「LONGITUDE」で20万円となっています。
▼参考:ジープ・チェロキーの価格(前モデル)
- LONGITUDE:429万円
- LIMITED:479万円
- TRAILHAWK:484万円
ジープ新型チェロキーの発売日は?
マイナーチェンジしたジープ新型チェロキーは、2020年2月20日に日本で発売されました。
ジープは主力モデルであるチェロキーの質感をアップすることで、より幅広いユーザーにアピールしていく予定です。
ジープ・チェロキーを「おさらい」
▼ジープ・チェロキー(初代)
ジープ・チェロキー(Jeep Cherokee)は、初代が1974年に登場したSUVです。
初代はジープらしい高い車高をもったステーションワゴン「ワゴニア」の2ドアバージョンとして製作され、ジープのスポーティモデルとして販売されました。
1984年に登場した2代目では車体が新しくなり、ラダーフレームを使用せず軽く仕上げたモノコックボディを採用。
2001年に発表された3代目と2007年の4代目は、北米でチェロキーの後継車としてジープ・リバティという名前で販売されましたが、米国外では引き続きチェロキーの名前が使用されました。
現行モデルとなる5代目は2013年に登場し、初代から続いていた角を強調するスタイルを大幅に変更。
フロントライトは特徴的なデザインとされ、ターンシグナルとLEDデイライトが上部に、ヘッドライトが中段に、フォグランプは下段に配置されました。
マイナーチェンジする新型チェロキーでは、ターンシグナルとヘッドライトが上段に集約されたオーソドックスなSUVスタイルに変化しました。
新型チェロキーについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!