スバルが、「WRX S4」の年次改良発売を発表しました。
スバル新型WRX S4の変更点について、最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】絞り込み!スバル「新型WRX S4」発売!
- スバル新型WRX S4の【主な変更点まとめ】
- グレード集約!スバル新型WRX S4の価格は?
- 1グレード化!スバル新型WRX S4 STIスポーツ設定!
- 500台限定!スバル「新型WRX S4 STI Sport#」発売!
- スバル新型WRX S4のエンジンとスペックは?
- スバルWRX S4を試乗動画でチェック!
- WLTCモード値に!スバル新型WRX S4の燃費は?
- 最新システム!スバル新型WRX S4の安全装備は?
- スバル新型WRX S4のボディサイズは?
- スバル新型WRX S4の発売日は?
- スバル・WRXを「おさらい」
【最新情報】絞り込み!スバル「新型WRX S4」発売!
▼新型WRX S4の画像
スバルが、一部商品内容を変更したスポーツセダン「WRX S4」の発売を発表しました。
新型WRX S4の変更では、これまで設定していた「GT」「GT-S」グレードを廃止し、最上級グレード「STI Sport」に一本化。価格変更はなく416万9000円とされています。
また、新燃費規格のWLTCモード値に対応し、燃費値はWLTCモード値で11.2km/L、前燃費規格のJC08モード値で11.8km/Lになっています。
▼WRX S4 STI Sport #の試乗動画
なお、2020年5月26日から受注が行われていた500台限定車「WRX S4 STI Sport #」は、予定数に達したため受付が終了されています。
新型WRX S4は、2020年8月20日に発売されます。
▼スバル次期型WRX STI/S4
【スバル新型WRX STI/S4最新情報】フルモデルチェンジ!発売日や価格、スペックは?
スバル新型WRX S4の【主な変更点まとめ】
▼スバル新型WRX S4の変更点
- 「GT」「GT-S」グレードを廃止し、「STI Sport」に一本化
- 新燃費規格WLTCモード値に対応
- 500台限定モデルとなる「WRX S4STIスポーツ#」を設定
▽2019年6月改良
- エクステリアデザインを一部変更し、よりスポーティさを強調
- ボディカラーをダークグレー・メタリックから新色マグネタイトグレー・メタリックに変更
- ハイビームアシストが作動する車速を従来の40km/hから30km/hに変更し、夜間走行時の安全性を向上
- トランクの開閉方法を、全てのドアがアンロックされている場合、アクセスキーを持っていなくてもトランクを開けられる仕様に変更
▽2018年9月改良
- 上位モデル「STIスポーツ」を設定
▽2018年4月改良
- WRX S4に搭載するアイサイトのプリクラッシュブレーキ制御を改良
グレード集約!スバル新型WRX S4の価格は?
▼スバル新型WRX S4の価格
- WRX S4 STIスポーツ:4,169,000円
- 【500台限定】【販売終了】
WRX S4 STI Sport#:4,741,000円 - 【廃止】
WRX S4 2.0GT EyeSight:3,432,000円
WRX S4 2.0GT-S EyeSight:3,806,000円
スバル新型WRX S4の価格は、「GT」「GT-S」グレードが廃止されたことで、416万9000円からとなっています。
500台限定モデルとされた「STI Sport#」は、ベースモデルから57万2000円のアップとなっています。
1グレード化!スバル新型WRX S4 STIスポーツ設定!
▼スバル新型WRX S4 STIスポーツの画像
スバル新型WRX S4は、これまで上位スポーツモデルとして設定されていた「WRX S4 STIスポーツ」のみにグレードが集約されています。
新型WRX S4STIスポーツは、レヴォーグとBRZに続く「STIスポーツ」第3弾として設定され、STI製の専用エアロパーツやビルシュタイン製ダンプマチック2サスペンションを搭載。
ステアリングギヤボックスの取り付け剛性を高めるためのクランプスティフナーを装備し、段差や荒れた路面を走行する際のショックや車体の上下動を抑えたしなやかな乗り心地と、ドライバーの思い通りに反応してついてきてくれる俊敏なハンドリング、高い操縦安定性が実現されています。
インテリアカラーはボルドーを採用し、専用のレカロシートが装備することで、より上質なスポーツモデルに仕上げられています。
▼WRX S4 STI Sportの専用装備
- 足回り/メカニズム
・245/40R18タイヤ&18インチ×8 1/2Jアルミホイール(ダークグレーメタリック塗装)
・STIチューニングビルシュタイン製ダンパー&コイルスプリング(フロント:DampMaticⅡ、倒立式)
・高剛性クランプスティフナー(左右)付電動パワーステアリング - エクステリア
・WRX S4 STI Sportフロントグリル(ダークメタル塗装)
・STIエンブレム付サイドガーニッシュ(ブラックカラード)
・STIエンブレム(フロント&リヤ)
・ブラックカラードドアミラー
・トランクリップスポイラー(ブラックカラード)
・シャークフィンアンテナ(ブラックカラード) - インテリア
・本革巻ステアリングホイール(レッドステッチ+高触感革+STIロゴ入りハイグロスブラックベゼル)
・本革巻シフトレバー(レッドステッチ+高触感革+ハイグロスブラック加飾パネル)
・RECAROフロントシート(ブラック/ボルドー、レッドステッチ+STIロゴ入り)
・STIロゴ入りステンレス製サイドシルプレート(フロント)
・フェルト巻フロント&リヤ大型ドアポケット(ボトルホルダー付)
▼スバル新型WRX S4 STIスポーツの動画
500台限定!スバル「新型WRX S4 STI Sport#」発売!
▼新型WRX S4 STI Sport#の画像
スバル新型WRX S4には、500台限定モデル「WRX S4 STI Sport#(STIスポーツ・シャープ)」が設定されています。
「WRX S4 STI Sport#」は、「走りの愉しさと上質さをより“シャープ”にトータルコーディネート」したモデルとして制作。
走行パフォーマンスでは、エアクリーナーエレメントとマフラーにSTI製パーツを採用して通気抵抗を低減することで、加速中のエンジントルクを最大で約10%向上。
また、CVTオイルクーラーと強化タイプのラジエターファンを採用し、パワートレーンの冷却性能を強化することで、スポーツ走行時に安定したパフォーマンスを発揮することができるようになっています。
ボディには「STI製フレキシブルドロースティフナーフロント」のほか、WRXで国内初となる「STI製フレキシブルドロースティフナーリア」を採用するとともに、フレキシブルタワーバーにも専用チューニングを行ない、ブラケットの形状を変更。
これによりハンドリング性能では、操舵応答性(横G応答時間)を約10%短縮しています。
エクステリアでは、「S208」「EJ20 Final Edition」からくる「大型フロントアンダースポイラー(艶ありブラック)」「フロントグリル(ダークレイシリカ塗装)」「18インチ×8 1/2Jアルミホイール(ブラック塗装)」「リアバンパー(エアアウトレットグリル付)」を装備。
ボディカラーは特別設定色「セラミックホワイト」に加え、「アイスシルバー・メタリック」「クリスタルブラック・シリカ」「WRブルー・パール」の計4色を設定。
インテリアには、STIロゴ入りの「RECAROフロントシート」や「ドアトリム&ドアアームレスト」「ウルトラスエード巻ステアリングホイール」などに、しっとりとした肌触りのウルトラスエードとシルバーのステッチを採用することで、洗練された大人のスポーティを表現。
加えて、吸音材や制振材を追加して静かで快適な室内空間が実現され、ベースモデルに比べてロードノイズの周波数帯を約0.5dB低減するとともに、音量も6%低減することで会話明瞭度もアップされています。
スバル新型WRX S4 STI Sportシャープは5月26日から行われた先行受注により500台を完売したため注文受付を終了。8月20日に発売されます。
スバル新型WRX S4のエンジンとスペックは?
▼スバル製水平対向4気筒2Lターボ「FA20」
▼スバル新型WRX S4のエンジンとスペック
- 【WRX S4】
エンジン:水平対向4気筒2Lターボ「FA20」
最高出力:300ps/5600rpm
最大トルク:40.8kgm/2000-4800rpm - トランスミッション:マニュアルモード付きCVT「スポーツリニアトロニック」
- 駆動方式:4WD
スバル新型WRX S4のエンジンには、ワゴンモデルの「レヴォーグ」にも採用された新世代の「FA20」が搭載されています。
FA20型エンジンは、従来採用されていたEJ20よりロングストローク化することで2000rpmの低回転から最大トルクを発揮し、無段階変速による滑らかで素早い加速が実現されています。
WRX S4の駆動方式はスバルが自信を持つ「シンメトリカルAWD」とされ、鋭い走りが実現されています。
スバルWRX S4を試乗動画でチェック!
▼スバル新型WRX S4 STIスポーツ
スバルWRX S4は、試乗動画が公開されています。
あがった質感や走行パフォーマンスが高い評価を受けています。
WLTCモード値に!スバル新型WRX S4の燃費は?
▼スバル新型WRX S4の燃費
- WRX S4
WLTCモード:11.2km/L
JC08モード:11.8km/L
スバル新型WRX S4の燃費は、新燃費規格WLTCモード値に対応し11.2km/Lとなっています。
前燃費規格JC08モード値との数値差は0.6km/Lと小さく、選びやすくなっています。
最新システム!スバル新型WRX S4の安全装備は?
スバル新型WRX S4の安全装備は2019年の改良時に、ハイビームアシストが作動する車速が従来の40km/hから30km/hに変更され、低車速から作動を開始することで夜間走行時の安全性がアップされています。
その他、WRX S4は以前の改良で、搭載されるアイサイトのプリクラッシュブレーキ制御を改良し、アイサイトの認識対象が車両と同一方向に進行する歩行者や自転車であった場合に減速制御の作動タイミングが早くされ、衝突回避の可能性が向上しています。
また、低速走行中、前方に障害物がある状態で誤ってアクセルを踏み込んだと判断した場合には、プリクラッシュブレーキを作動させることで衝突回避がアシストされます。
スバル新型WRX S4のボディサイズは?
▼スバル新型WRX S4のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4595×1795×1475mm
- ホイールベース:2650mm
- 車重:1540kg
スバル新型WRX S4のボディサイズは走行性能を重視し、ワイド&ローな設計となっています。
車重は、トランスミッションが2019年まで販売されていたWRX STIで6速MT、WRX S4でマニュアルモード付きCVTを搭載することから、車重はWRX S4のほうが50kg重くなっています。
スバル新型WRX S4の発売日は?
スバル新型WRX S4は、2020年8月20日に発売されます。
年次改良ではグレードが絞り込まれ、次期型スバルWRXへの移行準備もすすめられています。
▼スバル次期型WRX
【スバル新型WRX STI/S4最新情報】フルモデルチェンジ!発売日や価格、スペックは?
スバル・WRXを「おさらい」
▼インプレッサWRX
スバルWRXは、前モデルとなるインプレッサWRXの初代が1992年に登場したスポーツセダンです。
それまで世界ラリー選手権(WRC)に参戦していた「レガシィRS」にかわる車両として、現在のWRX STIにも採用されるEJ20型ターボエンジンが240馬力仕様で搭載されました。
WRCでの活躍や、三菱ランサーエボリューションとのライバル関係などから人気が高まり、ボディタイプには一時2ドアクーペやワゴンも登場。
その後インプレッサシリーズとして3代目まで販売されましたが、2014年に登場した4代目の現行モデルから基礎を新モデルの「レヴォーグ」と共有するようになったことから独立。
モータースポーツで評価が高いEJ20型エンジンにマニュアルトランスミッションを組み合わせる「WRX STI」と、新世代のFA20型エンジンとCVTを組み合わせることで「レヴォーグ・セダン」としての性格が強い「WRX S4」の2モデルがラインナップされています。
海外ではWRX STIに2.5L水平対向4気筒ターボエンジンが搭載されましたが、出力は2.5Lエンジンが+1ps/-2.9kgmとなっており、ハイスペックより低回転のトルクを重視した味付けとされました。
2019年末にはEJ20型エンジンの生産終了が発表され、あわせてWRX STIの販売が終了されました。
新型スバルWRX S4については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!