マツダが、ブランドの新しい上級SUVとなる「CX-80」の日本発売を予定しています。
新世代SUVとして魅力をアップした新型CX-80のスペックや価格などを、最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】日本フラッグシップ!マツダ「新型CX-80」発売!
- マツダ新型CX-80の【特徴まとめ】
- 上質!新型CX-80の外装(エクステリア)デザイン
- 延長&ワイド!新型CX-80のボディサイズは?
- 最新装備!新型CX-80の内装(インテリア)デザイン
- 新世代!新型CX-80のパワートレインとスペックは?
- 走り両立!新型CX-80の燃費は?
- 最新機能!新型CX-80の安全装備は?
- アップ!新型CX-80の価格は?
- いつ?新型CX-80の発売日は?
【最新情報】日本フラッグシップ!マツダ「新型CX-80」発売!
▼マツダ新型CX-80の画像
マツダが、SUVの新モデル「CX-80」の日本発売を予定しています。
▼マツダのSUVラインナップ計画
マツダCX-80は、FRレイアウトベースの上級車用プラットフォームを採用する「ラージ商品郡」で「CX-8」の後継となる3列シートSUVモデルとして制作され、日本への導入も予告されています。
新世代SUVとなる新型CX-80では、2.5LガソリンPHEVモデルのほか、直列6気筒3.3Lディーゼルエンジンを設定することで走行性能を向上。
▼マツダ「コ・パイロットコンセプト」
安全システムには、最新の「コ・パイロットコンセプト」を採用。
「ドライバー異常時対応システム(DEA)」を搭載し、ドライバーの体調の急変や居眠りを検知した際はアラームで警告、反応がない場合はクルマを停止させ、安全が確保されます。
マツダ新型CX-80は当初2023年内の発売が予定されていましたが、生産スケジュールの遅れから延期され、2024年4月18日にワールドプレミア、2024年6月の日本発売が予定されています。
▼マツダ新型CX-80の動画
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マツダ新型CX-80の【特徴まとめ】
▼新型CX-80の特徴
- 最新のブランドデザインを採用
- 3列シートレイアウトを採用
- ガソリンPHEVモデルを設定
- 直列6気筒ディーゼルターボと48Vマイルドハイブリッドを組み合わせたパワートレインを搭載
- トルクコンバーターを使用しない独自開発8速ATを採用
- 電子制御多板クラッチを使用した4WDシステムを採用
- 最新のデジタルメーターを採用
- ドライビングポジションなどを自動調整する「ドライバー・パーソナライゼーション・システム」を採用
- デュアルピニオン式電動パワーステアリング、車体姿勢制御「Kinematic Posture Control (KPC)」を採用
- 安全システムに「コ・パイロットコンセプト」を採用
上質!新型CX-80の外装(エクステリア)デザイン
▼マツダ新型CX-80の画像
▼参考:マツダCX-8
マツダ新型CX-80の外装は、後輪駆動ベースの新世代プラットフォームを採用することで、同じく3列シートSUVとして販売されていた「CX-8」より伸びやかなデザインとされています。
▼マツダ新型CX-80の画像
フロントは縦置きのエンジンを搭載するノーズを延長し、ブランドデザインを維持しながら重心をダウンすることで上質感をアップ。
リアは、ウィンドウを傾斜させることでスポーティなスタイルとしながらも、拡大したボディサイズにより広い室内空間を確保。
足元には20インチの大径ホイールが設定され、スタイルが引き締められています。
延長&ワイド!新型CX-80のボディサイズは?
▼マツダ新型CX-80のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4995×1890×1710mm
- ホイールベース:3120mm
- 乗員:7人乗り or 6人乗り
- ※参考
・マツダCX-60
全長×全幅×全高:4740×1890×1685mm
ホイールベース:2870mm
・マツダCX-5
全長×全幅×全高:4545×1840×1690mm
ホイールベース:2700mm
・マツダCX-8
全長×全幅×全高:4900×1840×1730mm
ホイールベース:2930mm
・マツダCX-90(海外用モデル)
全長×全幅×全高:5100×1994×1745mm
ホイールベース:3120mm
新型CX-80のボディサイズは、同じく3列シートを採用していた「CX-8」から駆動レイアウトの変更にあわせ、全長と全幅が拡大されています。
しかし、全高はこれまでと同等とされ、安定感のあるスタイルがつくられています。
ボディは、縦置きとなるエンジンレイアウトを活かし、フロントフレーム断面を拡大、強化することで剛性を向上。
サスペンションは、フロントにダブルウィッシュボーン、リアにマルチリンク式を採用し、オープンスポーツ「ロードスター」からくるデュアルピニオン式電動パワーステアリングや車体姿勢制御「Kinematic Posture Control (KPC)」を搭載することで、運動性能が高められています。
最新装備!新型CX-80の内装(インテリア)デザイン
新型CX-80の内装は、最新の装備を採用することにより使い勝手と質感が高められています。
搭載される「ドライバー・パーソナライゼーション・システム」では、ドライバーモニタリング用カメラでドライバーの目を検出して身長や体格を推測し、シートやステアリング、ヘッドアップディスプレイ、ドアミラーを自動調整。
加えて、顔認識を使用することでドライビングポジションのほか、オーディオやエアコンなどの設定情報を車両に保存し、ドライバーにあわせ素早く設定を復元。
乗降時には、電動チルト・テレスコピック・ステアリングホイールとシートを移動することで快適性が高められます。
メーターは最新のデジタルディスプレイとされ、12.3インチ大型インフォテインメントシステムとあわせ、多彩な情報をわかりやすくドライバーに提供。
音響には、Boseサウンドシステムを設定。
▼2列目3人掛けシート
▼2列目コンソールありキャプテンシート
▼2列目コンソールなしキャプテンシート
シートレイアウトは、2列目シートを3人掛けとした7人乗りのほか、6人乗りとなる2列目キャプテンシートを採用。
キャプテンシートは、コンソールありと、3列目シートへのウォークスルーを可能とするコンソールなしを用意することで、7人乗りとあわせ3タイプから選択できるように。
シートは上級SUVならではの快適性を持ちながら、高い運動性能を楽しむことができるホールド性を確保し、3ゾーンクライメートコントロールも採用。
ラゲッジスペースは、電動テールゲートにより使い勝手が高められています。
新世代!新型CX-80のパワートレインとスペックは?
▼新型CX-80のパワートレインとスペック
- 【e-SKYACTIV PHEV】
直列4気筒2.5Lガソリン+電気モーター「PHEV」
エンジン出力:188ps/25.5kgm
モーター出力:175ps/27.5kgm
システム出力:327ps/51.0kgm
バッテリー容量:17.8kWh
EV航続距離:55km
充電時間:4時間(0%~100%まで) - 【SKYACTIV-D 3.3】
直列6気筒3.3Lディーゼルターボ
エンジン出力:231ps/51.0kgm - 【e-SKYACTIV-D】
直列6気筒3.3Lディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッド「M HYBRID BOOST」
出力:254ps/56.1kgm
モーター出力:17ps/15.6kgm - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:FR or 4WD
新型CX-80には、直列4気筒ガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせた独自開発のプラグインハイブリッドシステムが設定されています。
▼e-SKYACTIV PHEVパワートレイン
CX-80PHEVはシステム合計で327ps/51.0kgmとされ、電気だけで日常の走行も可能に。充電は0%から満充電まで4時間で完了することができるようになっています。
▼SKYACTIV-DRIVE (トルクコンバーターレス8速AT)
トランスミッションには、独自開発の8速ATを採用。
8速ATでは、一般に使用されるトルクコンバーターを採用せず、伝達効率や冷却性能を高めた湿式マルチプレートクラッチに置き換えることでによりサイズを抑え、トランスミッショントンネルを縮小。最適なペダル配置が実現されています。
▼SKYACTIV-D 3.3パワートレイン
▼e-SKYACTIV D(SKYACTIV-D 3.3+M HYBRYD BOOST)パワートレイン
その他、新型CX-80では新世代の直列6気筒エンジンを採用し、3.3Lディーゼルエンジン単体に48Vマイルドハイブリッドシステム「M HYBRYD BOOST」を組み合わせた仕様を設定。
3.3Lディーゼルエンジンでは、これまでのSKYACTIV-Dエンジンで採用していた凹型ピストンヘッドの側面に環状の出っ張りを加え、燃焼室を上下に多段化。卵形の予混合を上下で行なった後、さらに燃料を噴射することで燃焼を行う「DCPCI(Distribution Controlled Partially Premixed Compression Ignition)空間制御予混合燃焼」を採用することで、従来の「PCI」に比べ効率のよい燃焼領域を拡大。
また、構造を見直すことにより直列4気筒ディーゼルエンジンと同等の重量とされ、高出力ながら高いハンドリング性能が実現されています。
▼4WDシステム
加えて新型CX-80では、最新の電子制御多板クラッチを使用した4WDシステムを採用し、後輪駆動の特徴であるニュートラルなコーナリング性能とAWDの安定性を両立。
「e-SKYACTIV-D 3.3」と「e-SKYACTIV PHEV」では4WDシステムが回生協調ブレーキと連動して前後輪の回生配分を最適化し、減速時に4輪からより多くのエネルギーを回収することができるようになっています。
走り両立!新型CX-80の燃費は?
▼新型CX-80の燃費
- 3.3Lディーゼル:15.0km/L
- プラグインハイブリッド:13.5km/L(ハイブリッドモード時)
新型CX-80の燃費は、最新技術を採用するエンジンにより、排気量を大きくしながら「CX-8」に迫る数値となります。
「CX-8」は2.2Lディーゼルエンジンで15.8km/Lでしたが、新型CX-80では大幅に出力をあげながらもディーゼル車で15km/L、プラグインハイブリッド車では充電した電力により日常の走行をカバーすることができるようになります。
▼参考:マツダCX-8の燃費
- 【2.5Lガソリン】
WLTCモード:FF:12.4km/L、4WD:12.2km/L - 【2.5Lガソリンターボ】
WLTCモード:FF:12.0km/L、4WD:11.6km/L - 【2.2Lディーゼル】
WLTCモード:FF:15.8km/L、4WD:15.4km/L
最新機能!新型CX-80の安全装備は?
新型CX-80の安全装備には、先進安全システム「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」に加え、「コ・パイロットコンセプト」が装備されています。
i-ACTIVSENSEは、夜間の歩行者認識精度を高めた自動ブレーキや、左右それぞれで分割されたLEDを緻密にコントロールする「アダプティブLEDヘッドライト」などを採用。
先行車にあわせて停止から再発進まで対応する、アダプティブクルーズコントロールも装備されています。
▼マツダ「コ・パイロットコンセプト」
新たに搭載される「コ・パイロットコンセプト」は、「ドライバー異常時対応システム(DEA)」を採用し、ドライバーの体調の急変や居眠りを検知した際はアラームで警告、反応がない場合はクルマを停止させ、安全が確保されます。
アップ!新型CX-80の価格は?
▼新型CX-80のグレード、価格
- 3.3Lディーゼルターボ「XD」
▽グレード
・L Package
・Exculusive Mode
価格:370万円~ - 3.3Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッド「XD-HYBRID」
▽グレード
・Exclusive Modern
・Premium Modern
価格:560万円~ - 2.5Lガソリン「PHEV」
▽グレード
・Exclusive Modern
・Premium Modern
価格:640万円~
新型CX-80の価格は、プレミアム上級SUVとして基礎からパッケージングを見直すことでアップします。
2列シートの「CX-60」はスタート価格が3,223,000円からとなっていましたが、新型CX-80では2.5Lガソリンエンジンが設定されないことから370万円ほどからとなり、最上位モデルとなるPHEV車では600万円台中盤が予定されています。
▼参考:マツダCX-8の価格
- 2.5Lガソリン:3,223,000円~4,268,000円
- 3.3Lディーゼルターボ:3,536,500円~4,856,500円
- 3.3Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッド:5,307,500円~5,670,500円
- 2.5Lガソリン PHEV:6,099,500円~6,462,500円
いつ?新型CX-80の発売日は?
新世代SUVとなる新型CX-80は、当初2023年内の発売が予定されていましたが、生産スケジュールの遅れから延期され、2024年4月18日にワールドプレミア、2024年6月の日本発売が予定されています。
マツダは上級車用のFRプラットフォーム、コンパクトカーからミドルクラスを担当するFFプラットフォームを制作することでそれぞれの魅力を伸ばし、ブランド力を高めていく予定です。
新型マツダCX-80については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!