スズキが、軽自動車「アルトラパン」の改良発売を発表しました。
改良により変更されたスズキ新型アルトラパンについて、燃費や価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】仕様変更!スズキ「新型アルトラパン」改良発売!
- スズキ新型アルトラパンの【変更点まとめ】
- 132万円から!スズキ新型アルトラパンの価格は?
- レトロ!スズキ新型アルトラパンの外装(エクステリア)デザイン
- デザイン性UP!新型アルトラパンの内装(インテリア)デザイン
- 高効率!スズキ新型アルトラパンのエンジンとスペックは?
- 改善!スズキ新型アルトラパンの燃費は?
- 機能充実!スズキ新型アルトラパンの安全装備は?
- 軽快!スズキ新型アルトラパンのボディサイズは?
- いつ?スズキ新型アルトラパンの発売日は?
- スズキ・アルトラパンを「おさらい」
【最新情報】仕様変更!スズキ「新型アルトラパン」改良発売!
スズキが、軽自動車「アルトラパン」の改良発売を発表しました。
スズキ・アルトラパンは、スズキの軽自動車ラインナップの中でエントリーラインとなっている「アルト」をベースにデザイン性をアップしたモデルとして設定され、その軽快さと選びやすい価格が人気になっています。
改良された新型アルトラパンでは、最新の法規に対応するため一部の仕様を変更。
また、仕様変更や原材料価格の高騰などに伴い、メーカー希望小売価格が変更されています。
新型アルトラパンは2023年11月20日に発表され、12月21日に発売。価格は1,328,800円~1,723,700円となっています。
【スズキ新型アルト】「仕様変更&価格UP!」改良発売!最新情報、スペック、燃費、価格は?
スズキ新型アルトラパンの【変更点まとめ】
▼スズキ新型アルトラパンの変更点
- 最新の法規に対応するため一部の仕様を変更
- 原材料価格の高騰などに伴い、メーカー希望小売価格を変更
▽2022年6月の変更点
- 安全システムに「デュアルカメラブレーキサポート」を採用し、全車標準装備
- 「ラパン モード」を廃止し、新モデル「ラパンLC」を設定
- USB電源ソケット[Type-A/Type-C]を全車に標準装備
- 「X」グレードにメッキフロントグリルや「ナノイー X」搭載フルオートエアコン、360°プレミアムUV&IRカットガラスを追加
- 「L」「X」グレードにLEDヘッドランプを採用
- 7インチのディスプレイオーディオを採用
- ボディカラーに、新色「トラッドカーキメタリック」と「テラコッタピンクメタリック」を設定し、2トーンルーフ仕様車のルーフ色に「ソフトベージュ」を採用
- 「X」のシート表皮に「ライトブラウン」と「ライトグリーン」を採用
- 燃費を改善
132万円から!スズキ新型アルトラパンの価格は?
▼スズキ新型アルトラパンの価格
▽アルトラパン
- G(CVT)
FF:1,328,800円、4WD:1,441,000円 - L(CVT)
FF:1,436,600円、4WD:1,541,100円 - X(CVT)
FF:1,573,000円、4WD:1,674,200円
▽アルトラパンLC
- L(CVT)
FF:1,486,100円、4WD:1,590,600円 - X(CVT)
FF:1,622,500円、4WD:1,723,700円
スズキ新型アルトラパンの価格は、原材料価格の高騰などに伴いアップしています。
アップ幅は、全グレードで7万7000円となっています。
▼参考:アルトラパン(前モデル)の価格
▽アルトラパン
- G(CVT)
FF:1,251,800円、4WD:1,364,000円 - L(CVT)
FF:1,359,600円、4WD:1,464,100円 - X(CVT)
FF:1,496,000円、4WD:1,597,200円
▽アルトラパンLC
- L(CVT)
FF:1,409,100円、4WD:1,513,600円 - X(CVT)
FF:1,545,500円、4WD:1,646,700円
レトロ!スズキ新型アルトラパンの外装(エクステリア)デザイン
▼新型ラパン「Lグレード」の画像
▼新型ラパン「Xグレード」の画像
スズキ新型アルトラパンの外装は、「ぬくもりのあるカタチ」をコンセプトに、「四角いカタチ」「レトロな雰囲気」「シンプルな造形」が追求されています。
2022年の改良では「X」グレードに、それまで「ラパンモード」で採用されていたメッキフロントグリルを採用し、質感をアップ。
▼新型ラパンLCの画像
新設定されたラパンLCでは、エクステリアには専用のメッキフロントグリルガーニッシュやメッキヘッドランプガーニッシュ、メッキバックドアガーニッシュ[LCエンブレム付]などを採用し、レトロなスタイルに仕上げられています。
デザイン性UP!新型アルトラパンの内装(インテリア)デザイン
スズキ新型アルトラパンの内装は、外装とイメージをあわせたレトロでシンプルなデザインが特徴になっています。
2022年の改良では、7インチのディスプレイオーディオを採用し、バックアイカメラ映像の表示や様々な車両情報の確認が可能に。
また、USB電源ソケット[Type-A/Type-C]を全車に標準装備したほか、「X」グレードに「ナノイー X」搭載フルオートエアコン、360°プレミアムUV&IRカットガラスを追加することで快適性をアップ。
▼ベージュ内装(L、Gグレード)
▼ライトブラウン内装(Xグレード)
▼ライトグリーン内装(Xグレード)
インテリアには、「X」グレードのシート表皮に「ライトブラウン」と「ライトグリーン」が採用されています。
その他、新型アルトラパンでは、インパネの中心には家具のような自然な風合いを持つパーツを採用し、落ち着いた空間に仕上げ。
ルーフもキルティングをイメージしたデザインとすることで、親しみやすく。
室内空間は、多彩なシートレイアウトにより使い勝手がアップされています。
高効率!スズキ新型アルトラパンのエンジンとスペックは?
▼スズキ新型アルトラパンのパワートレインとスペック
- エンジン:直列3気筒660cc+エネチャージ
- 最高出力:52ps/6500rpm
- 最大トルク:6.1kgm/4000rpm
- トランスミッション:CVT
- 駆動方式:FF or 4WD
スズキ新型アルトラパンのパワートレインには、減速時のエネルギーを電装品のほか、アイドリングストップからのエンジン再始動に使用する「エネチャージ」が採用されています。
これによりアイドリングストップの時間を長くとり、燃費を向上。
発電によりエンジンにかかる負荷も低減されています。
改善!スズキ新型アルトラパンの燃費は?
▼スズキ新型アルトラパンの燃費
- アルトラパン(CVT)
JC08モード値:FF 31.4km/L、4WD 29.9km/L
WLTCモード値:FF 26.2km/L、4WD 24.6km/L
スズキ新型アルトラパンの燃費は、2022年の改良にあわせ改善しています。
改善幅はWLTCモード値で、FF車が1km/L、4WD車が0.8km/Lとなっています。
▼参考:アルトラパン(前モデル)の燃費
- アルトラパン(CVT)
JC08モード値:FF 30.2km/L、4WD 28.6km/L
WLTCモード値:FF 25.2km/L、4WD 23.4km/L
機能充実!スズキ新型アルトラパンの安全装備は?
スズキ新型アルトラパンの安全装備には2022年の改良時に、新たに「デュアルカメラブレーキサポート」が全車標準採用されています。
アルトラパンではそれまで「デュアルセンサーブレーキサポート」が採用されていましたが、新型アルトラパンでは「デュアルカメラブレーキサポート」に変更することで、夜間歩行者検知に対応。
機能をアップデートすることで、安全性が高められています。
軽快!スズキ新型アルトラパンのボディサイズは?
▼スズキ新型アルトラパンのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:3395×1475×1525mm
- ホイールベース:2460mm
- 車重:680kg
- ※参考
・スズキ アルト
全長×全幅×全高:3395×1475×1525mm
ホイールベース:2460mm
車重:700kg
スズキ新型アルトラパンのボディサイズは、全長と全幅が軽自動車規格を一杯につかったサイズとなっています。
全高は新世代になった「アルト」が+25mmとしたことから、同サイズに。
車重は680kgと軽自動車最軽量まで軽くされ、軽快な走りと低燃費が両立されています。
いつ?スズキ新型アルトラパンの発売日は?
改良されたスズキ新型アルトラパンは、2023年11月20日に発表され、12月21日に発売されます。
スズキはユーザーの9割以上が女性となっているアルトラパンをアップデートすることで、より魅力をアピールしていきたい考えです。
スズキ・アルトラパンを「おさらい」
▼スズキ・アルトラパン(初代)
スズキ・アルトラパン(ALTO Lapin)は、初代が2002年に登場した軽自動車です。
軽自動車セダンの「アルト」をベースにつくられた派生車種となっています。
モデル名の「Lapin」はフランス語で「うさぎ」を表し、エンブレムにはうさぎのモチーフが使用されています。
初代はランチボックスをモチーフとした丸みのある箱型の外観デザインとし、低めの車体高で広い室内空間を確保したパッケージングに、家具や雑貨などを連想させるデザインのパーツを採用。
主力車種のアルトのユーザーが男性や高齢者に移行していたことから、改めて若い女性層にターゲットを当てて開発されました。
開発コンセプトは「ゆるさ」とされ、静粛性・乗り心地・使い勝手の良さに配慮して「自分の部屋にいるようなくつろぎと心地よさ」がアピールポイントとされました。
また、多彩なモデルが用意されたことも特徴となっており、ターボエンジンを搭載し男性をターゲットとしたスポーツモデル「SS」、キャンバストップを装備した特装車「キャンバストップ」、現行モデルで復活した「モード」などをラインナップ。
マツダには「スピアーノ」としてOEM提供されていました。
▼スズキ・アルトラパン(2代目)
2008年に登場した2代目では、前後の車軸間距離(ホイールベース)を延長することで室内空間を拡大。
▼スズキ・アルトラパンショコラ(2代目ベース)
2013年の改良時には、丸型のヘッドライトや専用のデザインを採用した「ラパン・ショコラ」が設定され、2013年度グッドデザイン賞を受賞しました。
2015年に登場した現行モデルの3代目では、2代目のユーザーの9割は女性であり、うち6割が20代から30代の若い女性であったことから、社内の商品企画や技術企画のスタッフなどで構成される「女性ワーキンググループ」を立ち上げ。
この中で、購買層の中心となる若い女性が「可愛いものは好きだけど、子供っぽいのは好きじゃない」「ナチュラルである。シンプルである」と考えていたことから、マーケティングの方向性が2代目の派生モデルである「ラパンショコラ」とほぼ同じとなり、「ラパンショコラ」は3代目へのフルモデルチェンジに合わせて廃止。
ラパンショコラからくる丸型のヘッドライトや上質さをアップしたデザインなどが、ラパンのベースモデルに採用されました。
新型スズキ・アルトラパンについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!