三菱が、軽自動車「eKワゴン」「eKクロス」の改良発売を発表しました。
改良により魅力をアップした三菱新型eKワゴンについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】安全性UP!三菱「新型eKクロスGプラスエディション」発売!
- 三菱新型eKワゴン/eKクロスの【主な変更点まとめ】
- 小幅アップ!三菱新型eKワゴン/eKクロスの価格は?
- 力強く!三菱新型eKワゴン/eKクロスの外装(エクステリア)デザイン
- 最新装備!三菱新型eKワゴン/eKクロスの内装(インテリア)デザイン
- 新世代!三菱新型eKワゴン/eKクロスのスペック、走行性能は?
- 三菱新型eKワゴン/eKクロスを試乗動画でチェック!
- 良好!三菱新型eKワゴン/eKクロスの燃費は?
- 装備充実!三菱新型eKワゴン/eKクロスの安全装備は?
- 広く!三菱新型eKワゴン/eKクロスのサイズ、車体設計は?
- 三菱新型eKワゴン/eKクロスの発売日は?
- 三菱eKワゴンを「おさらい」
【最新情報】安全性UP!三菱「新型eKクロスGプラスエディション」発売!
▼三菱新型eKクロス「Gプラスエディション」
三菱が、軽自動車「eKクロス」の新しい特別仕様車となる「Gプラスエディション(Plus Edition)」の発売と、「eKワゴン」の改良を発表しました。
新設定されたeKクロスGプラスエディションは、「G」グレードをベースに、マルチアラウンドモニター(移動物検知機能付)と、自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)を標準装備することで安全性を向上。
また、専用ディーラーオプションとして、夜間乗車時の室内や車外の視認性を高め、白く鮮やかな光が上質感を演出するLEDパッケージを設定。
eKワゴンの改良では、ボディカラーにユーザーから要望の多かった「レッドメタリック」が新設定されています。
三菱新型eKワゴンとeKクロスは2020年12月24日に発売。価格は1,325,500円~1,820,500円となっています。
▼日産デイズ
▼三菱eKスペース
【三菱新型eKスペース】最新情報、eKクロススペース、燃費、価格は?
三菱新型eKワゴン/eKクロスの【主な変更点まとめ】
▼三菱新型eKワゴンの変更点
- eKクロスに特別仕様車「Gプラスエディション」を設定
- eKワゴンのボディカラーに「レッドメタリック」を新設定
▽2020年8月改良時の変更点
- ミリ波レーダーを新採用し、運転支援技術「マイパイロット」に「追越し時加速機能」を追加、ワイパー作動時の機能を向上
- 予防安全技術「e-Assist」に、「標識検知機能[TSR]」「前方衝突予測警報[PFCW]」「先行車発進通知[LCDN]」「ふらつき警報[DAA]」を採用し、「衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]」の夜間の検知性能をアップ
- 「運転席SRSニーエアバッグ」と「リヤシートベルトプリテンショナー」及び「非着用ウォーニング着座センサー」を、eKクロスに標準装備、eKワゴンにメーカーオプション設定
- 「ヒルディセントコントロール[HDC]」をeKクロスに標準装備
- 充電用USBポートを新採用
- 「eKクロス」のボディカラーに、サファイアブルーメタリックと、サファイアブルーメタリック/スターリングシルバーメタリックを新設定
三菱eKワゴンはブランドの主力軽自動車としてラインナップされ、日産「デイズ」と共同開発された兄弟車となっています。
2019年3月にフルモデルチェンジした現行eKワゴンでは、最新のパワートレインや最先端の安全装備を採用することで、高い快適性がつくられています。
小幅アップ!三菱新型eKワゴン/eKクロスの価格は?
▼三菱新型eKワゴンの価格
▽eKワゴン
- M(自然吸気エンジン)
FF:1,325,500円、4WD:1,457,500円 - G(自然吸気エンジン)
FF:1,408,000円、4WD:1,540,000円
▽eKクロス(eK X)
- M(自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド)
FF:1,463,000円、4WD:1,595,000円 - G(自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド)
FF:1,606,000円、4WD:1,738,000円 - T(ターボエンジン+マイルドハイブリッド)
FF:1,688,500円、4WD:1,820,500円 - 【特別仕様車】
G Plus Edition(自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド)
FF:1,617,000円、4WD:1,749,000円
三菱新型eKワゴンの価格は、2020年8月の改良時に装備の充実によりアップしています。
アップ幅はエントリーグレード「M」で5500円に抑えられ、選びやすくなっています。
▼参考:三菱eKワゴンの価格(前モデル)
▽eKワゴン
- M(自然吸気エンジン)
FF:1,320,000円、4WD:1,452,000円 - G(自然吸気エンジン)
FF:1,402,500円、4WD:1,534,500円
▽eKクロス(eK X)
- M(自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド)
FF:1,441,000円、4WD:1,573,000円 - G(自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド)
FF:1,584,000円、4WD:1,716,000円 - T(ターボエンジン+マイルドハイブリッド)
FF:1,666,500円、4WD:1,798,500円
力強く!三菱新型eKワゴン/eKクロスの外装(エクステリア)デザイン
▼三菱新型eKワゴンの画像
三菱新型eKワゴンの外装は新世代のブランドデザインにより、強い存在感をもった仕上げになっています。
▼三菱新型ek X(クロス)の画像
新型ekワゴンには、カスタムモデルとしてクロスオーバーの「ekクロス」を設定。
フロントに上2段をロービーム、下段をハイビームとする3灯式LEDヘッドライトを標準装備。
また、アクティブテイストをさらに高める専用ルーフレールがオプション設定されています。
三菱新型ekワゴンを前モデルと比較!
▼eKワゴン(前モデル)
▼eKカスタム(前モデル)
三菱新型ekワゴンを前モデルと比較すると、デザインエレメントのバランスが大きく変更されています。
前モデルでは張り出したバンパーサイドにより室内空間の広さが表現されていましたが、新型eKクロスではバンパーサイドに大型のライトを採用することで、より迫力あるスタイルに仕上げられています。
最新装備!三菱新型eKワゴン/eKクロスの内装(インテリア)デザイン
▼三菱新型ekワゴンの画像
三菱新型eKワゴンの内装は、質感をアップすることで上級を意識した作りとなっています。
フロントシートには、日産「ティアナ」「スカイライン」でも採用された「ゼログラビティシート(スパイナルサポート機能付きシート)」を軽自動車として初採用。
このシートは中折れ(スパイナルサポート)形状の背もたれパッドを採用することで上体をより広い範囲で支持し、長時間着座時の疲労を軽減するというものとなっており、従来シートに比べて座り疲れを30%減少させることが可能になっています。
ディスプレイには、9インチの大画面システムを設定。
運転のしやすさも重視され、Aピラーの位置を前席に近づけることで運転席からの見開き角度を拡大。
ステアリングは低速では軽く高速では安定した仕上げとしたほか、シフトレバーも高さや角度にまでこだわって操作のしやすさを追求。
ルームミラーには、軽自動車で初となる「デジタルルームミラー(マルチアラウンドモニター表示機能付)」が採用され、後部座席の人やラゲッジルームの荷物で視界が遮られたり、夜間や天候によりしっかり後方確認ができない場合も、液晶モニターを搭載したルームミラーで確認することができるようになっています。
その他、体の支え方を考慮したロングドライブ用シート、見やすく操作しやすいタッチパネル式エアコン、操作性を高めたステアリングスイッチなどを装備。
また、収納スペースも拡大され、インパネまわりに7つの収納スペースを配置。
さらに、車検証入れをドアポケットに設定することで、グローブボックスのスペースをそのまま収納として使うことができるようになっています。
▼三菱新型ek X(クロス)の画像
eKクロスでは、専用のインテリアパネルやシートを採用することでスポーティなデザインに。
ラゲッジは、荷物の積み下ろしを考慮して開口部地上高を655mmに設定し、リアシートは片手でも前後スライドできるよう改善。
あわせてアンダーラゲッジルームの容量も54Lと多くなり、A型ベビーカーを積むことができるようになっています。
▼新型三菱eKワゴンの室内サイズと比較
- 全長×全幅×全高
新型eKワゴン:2065×1340×1270mm
eKワゴン(前モデル)2028×1295×1280mm - 乗員:4人乗り
新世代!三菱新型eKワゴン/eKクロスのスペック、走行性能は?
▼三菱新型eKワゴンのエンジンとスペック
- 【自然吸気エンジン】(eKワゴン)
直列3気筒660cc「BR06」
出力:52ps/6.2kgm - 【自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド】(eKクロス)
直列3気筒660cc+マイルドハイブリッド
出力:52ps/6.2kgm
モーター出力:2.1ps/4.1kgm - 【ターボエンジン+マイルドハイブリッド】(eKクロス)
直列3気筒660ccターボ+マイルドハイブリッド
出力:64ps/10.2kgm
モーター出力:2.1ps/4.1kgm - トランスミッション:CVT
- 駆動方式:FF or 4WD
三菱新型eKワゴンのエンジンには、軽自動車規格に対応しながら走行性能をあげた新世代直列3気筒660ccエンジン「BR06」が搭載されています。
▼参考:三菱eKワゴン(前モデル)のスペック
- 直列3気筒660cc
出力:49ps/6.0kgm - 直列3気筒660ccターボ
出力:64ps/10.0kgm
新型eKワゴンでは、エンジンを日産製のロングストロークタイプとし、自然吸気エンジンで最高出力を52psまで向上。
従来からトルク値を最大15%高めるとともに、ステップATのような変速制御を行なう新開発のCVTを組み合わせることで力強い走りが実現されています。
組み合わせるマイルドハイブリッドシステムではリチウムイオンバッテリーを新採用することで、モーターサイズを従来型より小型化しながら、回生量は約2倍、アイドリングストップ時間は約10%向上、モーターアシスト時間は10倍以上に進化。
その他、新型eKワゴンには、スリップした駆動輪にブレーキをかけ脱出をサポートする「グリップコントロール」が搭載され走行性能をアップ。
サスペンションは、振動を吸収するショックアブソーバーをサイズアップし、高応答バルブを採用することで、衝撃を抑制。
また、エンジン音を小さくするとともに、遮音・吸音材を効果的に配置し、高い静粛性が確保されています。
三菱新型eKワゴン/eKクロスを試乗動画でチェック!
三菱新型eKワゴンは、試乗動画が公開されています。
新世代となりあがった質感が高い評価を受けています。
良好!三菱新型eKワゴン/eKクロスの燃費は?
▼三菱新型eKワゴンの燃費
- 【自然吸気エンジン】
JC08モード値:29.4km/L
WLTCモード値(新燃費規格):21.2km/L - 【自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド】
660cc自然吸気
JC08モード値:29.8km/L
WLTCモード値(新燃費規格):21.2km/L - 【ターボエンジン+マイルドハイブリッド】
660ccターボ
JC08モード値::25.2km/L
WLTCモード値(新燃費規格):19.2km/L
三菱新型eKワゴンの燃費は、マイルドハイブリッドシステムにより前モデルから改善しています。
前モデルはJC08モード値で最高25.8km/Lとされていましたが、新型eKワゴンでは29.8km/Lとなり、パワフルなターボモデルでも25.2km/Lと選びやすく仕上げられています。
装備充実!三菱新型eKワゴン/eKクロスの安全装備は?
三菱新型eKワゴンの安全装備には、日産の一部自動運転技術「プロパイロット」の三菱自動車バージョンとなる「MI-PILOT(マイパイロット)」が採用されています。
これにより、軽快な走りを楽しみながらも、長距離ドライブでは快適に過ごすこともできるようになっています。
加えて、車両を上空からみるように360度が確認できるアラウンドビューモニターを採用、サイド/カーテンエアバッグを全車に標準装備し、高い安全性能が確保されています。ます。
2020年8月の改良では、安全装備に新しくミリ波レーダーを採用することで、運転支援技術の「マイパイロット」性能を向上し、「追越し時加速機能」を追加、ワイパー作動時の機能を向上。
予防安全技術「e-Assist」には新たに、「標識検知機能[TSR]」「前方衝突予測警報[PFCW]」「先行車発進通知[LCDN]」「ふらつき警報[DAA]」を採用したほか、「衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]」の夜間検知性能がアップしています。
▼三菱新型eKワゴンの安全装備
- インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能付)
- ヒルスタートアシストハイビームアシスト
- 踏み間違い衝突防止アシスト
- インテリジェント・エマージェンシーブレーキ
- ヒルスタートアシスト
- オートブレーキホールド
- 電動パーキングブレーキ
- ハイビームアシスト
- インテリジェントオートライトシステム
- 踏み間違い衝突防止アシスト
- インテリジェントエマージェンシブレーキ
- インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)/LDW(車線逸脱警報)
- エマージェンシーストップシグナル
- SOSコール
広く!三菱新型eKワゴン/eKクロスのサイズ、車体設計は?
▼三菱新型eKワゴンのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:3395×1475×1640mm
- ホイールベース:2495mm
- 最低地上高:155mm
- 車重:840kg
- ※参考
・eKスペース
全長×全幅×全高:3395×1475×1775mm
ホイールベース:2430mm
最低地上高:150mm
車重:920kg
三菱新型eKワゴンのボディサイズは、軽自動車規格をいっぱいまで使用した全長、全幅により、前モデルから維持されています。
しかし、エンジンルームを縮小することでホイールベースを前の2430mmから2495mmに延長し、後席はニールーム長710mmを確保するとともに、後席フロア部に凸部のないフラットフロアを採用。
荷室は、後席を一番後ろに下げた状態でも前モデルから+135mmとなる385mmの荷室長を実現。
最低地上高はベースモデルとeKクロスの両モデルで155mmとなっています。
新型eKワゴンでは車体設計を基礎から見直すことでボディ剛性をアップし、より軽快さが感じられる設計となっています。
三菱新型eKワゴン/eKクロスの発売日は?
改良された新型eKワゴンは、2020年12月24日に発売されました。
三菱はユーザーの要望にこたえることで、軽自動車市場での存在感をアップしていきたい考えです。
三菱eKワゴンを「おさらい」
▼参考:日産デイズ
三菱eKワゴンは、初代が2001年に登場した軽自動車です。
車名の由来は「excellent K-car」の頭文字と、「いい軽」の語呂合わせになっています。
初代と2代目は三菱が開発と製造を手がけ、日産ではOEMモデル「オッティ」が販売されていました。
2013年に登場した3代目は、開発を日産と三菱自動車の合弁会社NMKVが担当し、日産デイズと共同開発されました。
2016年4月に三菱自動車の燃費改ざん問題から一時販売中止となりましたが、排ガス値や保安基準などの基準を満たしていたことから型式指定の取り消しは行われず、2016年7月に販売が再開されました。
車体は2代目までが軽セミトールワゴンに分類されていましたが、3代目から全高をアップすることで軽トールワゴンにクラスアップし、広い室内空間が確保されています。
新型三菱eKワゴンについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!