BMWが、上級モデル「5シリーズ」の最高峰モデルとなる「M5 CS」の日本発売を発表しました。
新モデルにより魅力をアップした新型5シリーズについて、スペックや価格などを最新情報をご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】5台限定!パワーUP&軽量化!BMW「新型M5 CS」日本発売!
- BMW新型5シリーズの【主な変更点まとめ】
- 鋭く!BMW新型5シリーズの外装(エクステリア)デザインは?
- 使いやすく!BMW新型5シリーズの内装(インテリア)デザイン
- ハイパフォーマンス!BMW「新型M5」も設定!
- 改良!BMW新型5シリーズのパワートレインとスペックは?
- BMW新型5シリーズを試乗動画でチェック!
- 改善!BMW新型5シリーズの燃費は?
- ハンズオフ!BMW新型5シリーズの安全装備は?
- 快適!BMW新型5シリーズのボディサイズは?
- アップ!BMW新型5シリーズの価格は?
- いつ?BMW新型5シリーズの発売日は?
- BMW5シリーズを「おさらい」
【最新情報】5台限定!パワーUP&軽量化!BMW「新型M5 CS」日本発売!
▼BMW新型M5 CSの画像
BMWが「5シリーズ」の新モデルとなる「M5 CS」の限定日本発売を発表しました。
BMW5シリーズは、「7シリーズ」に次ぐ上級モデルとして設定され、現行モデルは2020年9月に日本でビッグマイナーチェンジし、高い走行性能や質感が人気になっています。
新設定されたM5 CSは、ハイパフォーマンスモデル「M5」の走行性能をさらに強化し、V型8気筒4.4Lツインターボエンジンの出力を「M5コンペティション」の625psから635psにまでアップ。
これにより0-100km/h加速タイムは、M5コンペティションの3.3秒から、3.0秒まで短縮されています。
その他、新型M5CSでは、通常のM5より剛性の高いエンジンマウントやスプリング、アンチロールバーを採用し、車高も7mmダウン。
また、専用のカーボン製ボンネット、ルーフ、フロントスプリッター、ミラーキャップ、ディフューザー、リアスポイラーを装備したほか、吸音材などの省略などにより軽量化。
エクステリアアクセントには、ゴールドのグリルや20インチアルミホイールを採用。
足回りには、M5コンペティション標準装備のMコンパウンド・ブレーキよりも約23kg軽量なカーボンセラミックブレーキシステムが装備されています。
新型M5CSは2021年4月12日から日本での受注を開始し、世界で1100台、日本では5台を限定発売。
価格は2510万円となっています。
▼新型M5 CSの動画
▼BMW6シリーズグランツーリスモ
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▼BMW4シリーズ
BMW新型5シリーズの【主な変更点まとめ】
▼BMW新型5シリーズの変更点
- 「M5」の走行性能を高めた最上位モデル「M5 CS」を設定
▽2020年9月の変更点
- 新世代のエクステリアデザインを採用
- プラグインハイブリッドモデルの「530e」に「XtraBoost(エクストラ・ブースト)」を初採用することで、システムトータル出力を前モデルから40ps向上
- スイッチパネルを全てハイグロス・ブラックとし、レザーシートを標準装備することで高級感を演出
- コネクティビティに「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」を採用し、話し掛けることで車両の操作、目的地の設定などに対応
- 「Apple CarPlay」にも対応した「BMWコネクテッド・ドライブ・プロフェッショナル」を標準装備し、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信することが可能
- 「5シリーズツーリング」に「ラゲッジ・コンパートメント・パッケージ」を初採用し、ラゲッジルームの容量を通常の570Lから、リアシートを完全に倒すことなく最大10L拡大させることが可能に
- トランスミッションのチューニングを見直すことで変速時間を短縮
▼BMW新型5シリーズの動画
鋭く!BMW新型5シリーズの外装(エクステリア)デザインは?
▼BMW新型5シリーズの画像
BMW新型5シリーズの外装には新世代のブランドデザインが採用され、より迫力ある仕上げとなっています。
フロントは、BMWのブランドデザインであるキドニーグリルの変更は抑えられ、バンパーをよりワイドな印象に変更。
ヘッドライトにはL字型の新しいグラフィックが採用されています。
リアもフロントにあわせイメージが変更され、新しい内部グラフィックを持つリアランプや低重心なバンパーを採用。
▼BMW新型5シリーズツーリングの画像
ボディタイプにはセダンのほかワゴンの新型5シリーズツーリングが設定され、幅広いユーザーのニーズに対応。
その他新型5シリーズでは空力性能も見直され、セダンでCd値0.23、ツーリングでCd値0.26が実現されています。
BMW新型5シリーズを前モデルと比較!
▼BMW5シリーズセダン(前モデル)
BMW新型5シリーズを前モデルと比較すると、水平基調となっていたデザインがアグレッシブなイメージに変更されています。
BMW新型5シリーズではより存在感のあるスタイルとすることで、上級モデルとしての魅力がアップされています。
▼BMW5シリーズツーリング(前モデル)
使いやすく!BMW新型5シリーズの内装(インテリア)デザイン
▼BMW新型5シリーズの画像
BMW新型5シリーズの内装はブランドデザインを採用することにより、高い質感と使いやすさが両立されています。
2020年9月の改良では、スイッチパネルを全てをハイグロス・ブラックとすることで質感を高め、さらにレザーシートを標準装備することで高級感を演出。
コネクティビティには「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」が採用され、「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定などに対応。
また、「Apple CarPlay」にも対応した「BMWコネクテッド・ドライブ・プロフェッショナル」を標準装備し、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信することなどが可能となっています。
▼5シリーズツーリング
ワゴンモデルの5シリーズツーリングは、「ラゲッジ・コンパートメント・パッケージ」を初採用することにより、ラゲッジルームの容量を通常の570Lから、リアシートを完全に倒すことなく最大10L拡大させることが可能に。さらにリアシートを完全に倒せば、ラゲッジルーム容量1700Lを利用することができるようになっています。
また、テールゲートを開けることなく、ウィンドウ部分のみの開閉により、小さな荷物を容易に出し入れ。
リアにはエアサスペンションを採用することで、重量物をラゲッジルームに積載した際に自動で車高を調整し、快適な乗り心地と走行安定性が確保されています。
ハイパフォーマンス!BMW「新型M5」も設定!
▼BMW新型M5の画像
BMW新型5シリーズには、ハイパフォーマンスモデルとなる「M5」と「M5コンペティション」が設定されています。
新型M5は、最新のデザインコンセプトにより外装をリフレッシュ。
上位モデルの新型M5コンペティションでは、ブラッククロームのフロントグリル、テールライト、トランクスポイラー、バッジが採用されています。
インテリアにはM5専用のデザインを採用し、インフォテイメントシステムは最新の12.3インチディスプレイを標準装備。
エンジンには改良前モデルから引き続き、M5で600馬力、M5コンペティションで625馬力を出力するV型8気筒4.4Lツインターボを搭載。
FR状態を選択することができるの4WDシステムにより、マシンコントロールを楽しむことができるようになっています。
改良!BMW新型5シリーズのパワートレインとスペックは?
▼BMW製直列6気筒ツインターボエンジン
▼BMW新型5シリーズのパワートレインとスペック
- 【523i】
直列4気筒2Lターボ
出力:185ps/29.6kgm - 【523d】
直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力:190ps/40.8kgm - 【530i】
直列4気筒2Lターボ+マイルドハイブリッド
出力:252ps/35.7kgm - 【540i】
直列6気筒3Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
出力:340ps/45.9kgm - 【530e】
直列4気筒2Lターボ+電気モーター「eDrive」プラグインハイブリッド
システム出力:294ps/42.8kgm
EV航続距離:54km - 【M550i】
V型8気筒4.4Lツインターボ
出力:530ps/76.5kgm - 【M5】
V型8気筒4.4Lツインターボ
最高出力:600ps/5600rpm
最大トルク:76.5kgm/1800-5600rpm - 【M5コンペティション】
V型8気筒4.4Lツインターボ
最高出力:625ps/6000rpm
最大トルク:76.5kgm/1800-5860rpm - 【M5 CS】【新設定】
V型8気筒4.4Lツインターボ
最高出力:635ps/76.5kgm - トランスミッション:8速AT
- 駆動:FR or 4WD「xDrive」
BMW新型5シリーズには、ブランドの最新パワートレインが搭載されています。
プラグインハイブリッドモデルの「530e」は、「XtraBoost(エクストラ・ブースト)」を初採用することで、システムトータル出力が前モデルから40ps向上し、環境性能と走行性能を両立。
新型5シリーズではこのほか、組み合わせるトランスミッションのチューニングを見直すことで変速時間を短縮。軽快な走りを楽しむことができるようになっています。
また、「M Sport」にはアダプティブ・サスペンションを標準装備とし、低速走行時と高速走行時で後輪操舵を切り替える「インテグレーテッド・アクティブ・ステアリング」を組み合わせることで、スポーティな走りと走行安定性が実現されています。
BMW新型5シリーズを試乗動画でチェック!
BMW新型5シリーズは試乗動画が公開されています。
大幅改良によりあがった質感が評価されています。
改善!BMW新型5シリーズの燃費は?
▼BMW新型5シリーズの燃費(WLTCモード値)
- 523i:13.2km/L
- 530i:12.5km/L
- 523d xDrive:15.0km/L
- 540i xDrive:10.5km/L
- 530e:12.8km/L
BMW新型5シリーズの燃費は、ディーゼルエンジンを搭載する「523d xDrive」で、4WDながらより実燃費に近いWLTCモード値15.0km/Lと良好な数値が確保されています。
プラグインハイブリッドモデルの「530e」はハイブリッドモード時12.8km/Lとされていますが、充電した電力を使用することで実用燃費をアップすることができるようになっています。
ハンズオフ!BMW新型5シリーズの安全装備は?
BMW新型5シリーズの安全装備には、高性能3眼カメラを使用した最新の運転支援システムが標準採用され、より正確なレーンキーピング性能と、より広い視野での危険予測が実現されています。
システムは「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を搭載し、高速道路での渋滞時において、絶えず前方に注意するとともに周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態に限り、ステアリングから手を離して走行が可能になっています。
快適!BMW新型5シリーズのボディサイズは?
▼BMW新型5シリーズのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高
セダン:4975×1870×1480mm
ツーリング:4975×1870×1500mm - ホイールベース:2975mm
- 参考
・BMW3シリーズ
・全長×全幅×全高
セダン:4715×1825×1440mm
ツーリング:4709×1827×1440mm
・ホイールベース:2850mm
BMW新型5シリーズのボディサイズは、改良で新デザインを採用したことにより、全長がセダンで27mm、ツーリングで21mm延長されています。
これにより5シリーズのセダンとワゴンの違いは全高のみとなっており、使い勝手の違いで選択できるようになっています。
アップ!BMW新型5シリーズの価格は?
▼BMW新型5シリーズの価格
▽5シリーズセダン
- 523i:6,780,000円
- 523i Luxury:7,430,000円
- 523i M Sport:7,980,000円
- 523d xDrive Edition Joy+:7,110,000円
- 523d xDrive:7,360,000円
- 523d xDrive Luxury Edition Joy+:7,760,000円
- 523d xDrive Luxury:8,010,000円
- 523d xDrive M Sport Edition Joy+:8,310,000円
- 523d xDrive M Sport:8,560,000円
- 530e Luxury Edition Joy+:8,150,000円
- 530e Luxury:8,700,000円
- 530e M Sport Edition Joy+:8,400,000円
- 530e M Sport:8,950,000円
- 530i Luxury:8,440,000円
- 530i M Sport:8,690,000円
- 540i xDrive M Sport:11,040,000円
- BMW M550i xDrive:13,190,000円
- BMW M5:17,920,000円
- BMW M5 Competition:18,770,000円
▽5シリーズツーリング(ワゴン)
- 523d xDrive Touring Edition Joy+:7,490,000円
- 523d xDrive Touring:7,740,000円
- 523d xDrive Touring Luxury Edition Joy+:8,140,000円
- 523d xDrive Touring Luxury:8,390,000円
- 523d xDrive Touring M Sport Edition Joy+:8,690,000円
- 523d xDrive Touring M Sport:8,940,000円
- 530i Touring M Sport:9,070,000円
- 540i xDrive Touring M Sport:11,420,000円
BMW新型5シリーズの日本価格は、678万円からとされています。
この価格は2020年9月改良前モデルの649万円からアップしていますが、より充実した装備がアピールされています。
▼参考:BMW5シリーズの価格(前モデル)
- 523i:6,490,000円
- 523i Luxury:7,970,000円
- 523i M Sport:7,950,000円
- 523d:7,500,000円
- 523d Luxury:8,220,000円
- 523d M Sport:8,200,000円
- 530i Luxury:8,160,000円
- 530i M Sport:8,410,000円
- 530e iPerformance Luxury:8,300,000円
- 530e iPerformance M Sport:8,550,000円
- 540i Luxury:10,330,000円
- 540i M Sport:10,470,000円
- 540i xDrive Luxury:10,640,000円
- 540i xDrive M Sport:10,780,000円
- M5:17,400,000円
- M5 Competition:18,230,000円
▼参考:BMW5シリーズツーリングの価格(前モデル)
- 523i ツーリング:6,820,000円
- 523i ツーリング Luxury:8,270,000円
- 523i ツーリング M Sport:8,280,000円
- 523d ツーリング Luxury:8,520,000円
- 523d ツーリング M Sport:8,530,000円
- 530i ツーリング Luxury:8,490,000円
- 530i ツーリング M Sport:8,740,000円
- 540i xDrive ツーリング Luxury:10,940,000円
- 540i xDrive ツーリング M Sport:11,110,000円
いつ?BMW新型5シリーズの発売日は?
BMW新型5シリーズに新設定された「M5 CS」は、2021年4月12日から受注が開始され、限定5台が日本で販売されます。
BMWは主力モデルである5シリーズのラインナップを拡大することで、ブランド力をアップしていきたい考えです。
BMW5シリーズを「おさらい」
▼BMW5シリーズ(初代)
BMW5シリーズ(BMW 5 Series)は、初代が1972年に登場したブランドのEセグメントモデルです。
初代はそれまで製造されていたBMW「1800」「2000」の後継モデルとして制作され、パワートレインに2Lから3Lのガソリンエンジンを搭載し、最高175馬力を出力。
▼BMW5シリーズ(2代目)
▼BMW M5(2代目ベース)
2代目では、3.5Lエンジンと5速マニュアルトランスミッションを搭載するハイパフォーマンスモデル「M5」を設定。
最高出力は286馬力、最高速度は250km/hにも達し、当時世界最速の4ドアサルーンとなりました。
▼BMW5シリーズ(3代目)
1988年に登場した3代目では、前モデルでライバルに譲っていた空力性能が大幅に改善され、空気抵抗係数(Cd値)は0.30を達成。
▼BMW5シリーズ(4代目)
1996年の4代目ではスタイルを大幅に変更し、デザインはBMWのデザイナーである永島譲二氏が担当。
トラクションコントロールや横滑り防止機能、最高10個のエアバッグを採用するなど、安全性が強化されました。
▼BMW5シリーズ(5代目)
5代目ではボディサイズが拡大されましたが、車重のアップを抑えるためにフロント部分にアルミ素材を採用。
走行システムには「アクティブステアリング」と呼ばれる可変ギアレシオパワーステアリングが搭載され、トランスミッションには新開発された6速ATがすべてのエンジンに組み合わせられました。
▼BMW5シリーズ(6代目)
2009年には発表された6代目では、ボディタイプに5ドアハッチバックモデルとなる5シリーズグランツーリスモを新設定。
セダンに近いスタイルながら、広いラゲッジスペースによる使い勝手がアピールされました。
▼BMW5シリーズ(7代目)
現行モデルの7代目は2017年に登場し、アルミニウムや超高張力鋼板などの使用範囲を拡大することで前モデルから最大100kg軽量化。
5ドアハッチバックの5シリーズグランツーリスモはフルモデルチェンジにあわせ、6シリーズグランツーリスモに変更。
ハイパフォーマンスモデルのM5には初めて4輪駆動が採用され、完全後輪駆動への切り替えにも対応することでマシンコントロールを楽しむこともできるようになっています。
新型BMW5シリーズについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!