BMWが、上級セダン「5シリーズ」のフルモデルチェンジと、初期生産限定モデルの日本導入を発表しました。
新世代となり性能をアップしたBMW新型5シリーズについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】早速日本導入!「新型5シリーズ」フルモデルチェンジ発表!
- BMW新型5シリーズの【変更点まとめ】
- 934万円から!BMW新型5シリーズの価格は?
- 洗練!BMW新型5シリーズの外装(エクステリア)デザイン
- 大型化!BMW新型5シリーズのボディサイズは?
- 最新装備!BMW新型5シリーズの内装(インテリア)デザイン
- 多彩!BMW新型5シリーズのパワートレインとスペックは?
- 走り両立!BMW新型5シリーズの燃費は?
- 充実!BMW新型5シリーズの安全装備は?
- いつ?BMW新型5シリーズの発売日は?
- BMW5シリーズを「おさらい」
【最新情報】早速日本導入!「新型5シリーズ」フルモデルチェンジ発表!
▼BMW新型5シリーズの画像
BMWが「5シリーズ」のフルモデルチェンジを発表しました。
BMW5シリーズは、ブランドの上級モデルとしてラインナップされ、最新鋭の装備や最上級の素材などが人気になっています。
新世代となった新型5シリーズでは、ガソリンやディーゼル、PHEVモデルのほか、電気自動車「i5」を設定。
内装には湾曲ワイドスクリーンが採用され、多彩な情報をドライバーに提供。
安全システムには世界で初めて、システムから提案された際にサイドミラーを見るだけで安全に車線変更が行われる「ハイウェイ・アシスタント」が搭載されています。
▼BMW新型5シリーズ「THE FIRST EDITION」の画像
BMW新型5シリーズはフルモデルチェンジの発表にあわせ、日本でも2023年5月25日から初期生産限定モデル「THE FIRST EDITION(ザ・ファースト・エディション)」の先行販売受付を、BMWオンライン・ストアにて開始。
「THE FIRST EDITION」は、新型車の初期生産モデルとして、高効率な2L直列4気筒ガソリンエンジンならびに48Vマイルドハイブリッドシステム搭載の「523i M Sport」をベースにした「523i THE FIRST EDITION」は200台、電気自動車「i5 eDrive40 M Sport」をベースにした「i5 eDrive40 THE FIRST EDITION」は100台、計300台限定で販売。
ボディカラーには、ユーザーからの要望が多いミネラルホワイトおよびブラックサファイアを採用し、インテリアには、「523i THE FIRST EDITION」にブラックのアルカンターラ/ヴェガンザ仕様、「i5 eDrive40 THE FIRST EDITION」にブラックの高品質なメリノレザーシートを組み合わせ。
さらに、煌びやかなクラフテッドクリスタルフィニュッシュをセンターコンソールに採用する等、高級感が演出されています。
BMW新型5シリーズは2023年5月24日にワールドプレミアされ、翌日の5月25日に日本で初期生産限定モデル「THE FIRST EDITION」の受注を開始。日本での正式発表は2023年第三四半期を予定。
「THE FIRST EDITION」は、BMWオンライン・ストアのみで先行販売が行われ、新型BMW 5シリーズの日本における正式発表後、早い段階での納車を約束。価格は「523i THE FIRST EDITION」が9,340,000円、「i5 eDrive40 THE FIRST EDITION」が10,980,000円とされています。
▼BMW新型i5の動画
▼BMW7シリーズ
【BMW新型7シリーズ】フルモデルチェンジ!最新情報、PHEV、燃費、価格は?
BMW新型5シリーズの【変更点まとめ】
▼BMW新型5シリーズの変更点
- 新世代のエクステリアを採用
- 電気自動車「i5」を設定
- 最新パワートレインを採用し、環境性能を向上
- 最新の「BMW iDrive」を搭載し、湾曲大型ディスプレイを採用
- 世界初となる視線誘導により車線変更を行なう「ハイウェイ・アシスタント」を搭載
934万円から!BMW新型5シリーズの価格は?
▼BMW新型5シリーズの価格
- 【日本導入初期生産限定モデル】
BMW 523i THE FIRST EDITION:9,340,000円(200台限定)
BMW i5 eDrive40 THE FIRST EDITION:10,980,000円(100台限定) - ※参考
▼米国価格
530i:57,900ドル(約810万円)
530i xDrive:60,200ドル(約840万円)
540i xDrive:64,900ドル(約905万円)
i5 eDrive40:66,800ドル(約930万円)
i5 M60 xDrive:84,100ドル(約1175万円)
BMW新型5シリーズの価格は、日本に導入される初期生産モデル「THE FIRST EDITION」が934万円からとされています。
米国での価格設定はエントリーグレードで1,900ドル(約27万円)のアップとされており、充実した機能がアピールされています。
▼参考:BMW5シリーズ(前モデル)の価格
- 523i:6,780,000円
- 523i Luxury:7,430,000円
- 523i M Sport:7,980,000円
- 523d xDrive Edition Joy+:7,110,000円
- 523d xDrive:7,360,000円
- 523d xDrive Luxury Edition Joy+:7,760,000円
- 523d xDrive Luxury:8,010,000円
- 523d xDrive M Sport Edition Joy+:8,310,000円
- 523d xDrive M Sport:8,560,000円
- 530e Luxury Edition Joy+:8,150,000円
- 530e Luxury:8,700,000円
- 530e M Sport Edition Joy+:8,400,000円
- 530e M Sport:8,950,000円
- 530i Luxury:8,440,000円
- 530i M Sport:8,690,000円
- 540i xDrive M Sport:11,040,000円
- BMW M550i xDrive:13,190,000円
- BMW M5:17,920,000円
- BMW M5 Competition:18,770,000円
▽5シリーズツーリング(ワゴン)
- 523d xDrive Touring Edition Joy+:7,490,000円
- 523d xDrive Touring:7,740,000円
- 523d xDrive Touring Luxury Edition Joy+:8,140,000円
- 523d xDrive Touring Luxury:8,390,000円
- 523d xDrive Touring M Sport Edition Joy+:8,690,000円
- 523d xDrive Touring M Sport:8,940,000円
- 530i Touring M Sport:9,070,000円
- 540i xDrive Touring M Sport:11,420,000円
洗練!BMW新型5シリーズの外装(エクステリア)デザイン
▼新型5シリーズの画像
▼参考:5シリーズ(前モデル)
BMW新型5シリーズの外装には、存在感をアップする最新のデザインが採用されています。
▼新型i5の画像
電気自動車モデルの「i5」では、専用のホイールやバッジ、グリルを採用することで、内燃機関モデルと差別化。
新型5シリーズでは、内燃機関と電気自動車の両モデルのCピラーに「5」のロゴが採用され、個性をアップしています。
大型化!BMW新型5シリーズのボディサイズは?
▼BMW新型5シリーズのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:5060×1900×1515mm
- ホイールベース:2995mm
- ※参考
▽BMW 5シリーズ(前モデル)
・全長×全幅×全高
セダン:4975×1870×1480mm
ツーリング:4975×1870×1500mm
・ホイールベース:2975mm
▽BMW 7シリーズ
全長×全幅×全高:5391×1950×1544mm
ホイールベース:3215mm
BMW新型5シリーズは、新世代となりロングホイールベースモデルに統一されていた上位モデル「7シリーズ」にあわせ、ボディサイズが拡大されています。
ボディタイプにはセダンのほか、ワゴン「5シリーズツーリング」の設定も予定され、用途にあわせた選択に対応します。
最新装備!BMW新型5シリーズの内装(インテリア)デザイン
▼新型5シリーズの画像
BMW新型5シリーズの内装には新世代の装備が採用され、質感と使い勝手が高められています。
装備には最新の「BMW iDrive8.5」を搭載し、12.3インチのデジタルメーターと14.9インチタッチ対応インフォテインメントディスプレイをあわせた湾曲ワイドスクリーンを採用。
よりユーザーフレンドリーな画面レイアウト、ジェスチャーコントロール、強力な音声サポートが利用することが可能に。
また、新型5シリーズでは、車両が停止している場合に限り、ゲームをダウンロードしてプレイできるAirConsoleプラットフォームへアクセスにも対応。
ルーフは、スライド&チルトムーンルーフのほか、ルーフ全体に広がるフルパノラミックルーフも選択できるようになっています。
多彩!BMW新型5シリーズのパワートレインとスペックは?
▼BMW新型5シリーズのパワートレインとスペック
▽内燃機関モデル
- 【523i】
直列4気筒2Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
出力:208ps/33.7kgm - 【520d】
直列4気筒2Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッド
出力:197ps/40.8kgm - 【530i】
直列4気筒2Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
出力:258ps/40.8kgm - 【540i】
直列6気筒3Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
出力:380ps/55.1kgm - 【530e】
直列4気筒2Lガソリンターボ+電気モーターPHEV
システム出力:299ps/45.9kgm
バッテリー容量:19.4kWh
EV航続距離:87~101km(欧州値) - 【550e】
直列6気筒3Lガソリンターボ+電気モーターPHEV
システム出力:489ps/71.4kgm
バッテリー容量:19.4kWh
EV航続距離:79~90km(欧州値) - トランスミッション:8速AT
- 駆動:FR or 4WD「xDrive」
▽電気自動車【新設定】
- 【i5 eDrive40】
パワートレイン:電気モーター×1
出力:340ps/43.8kgm
バッテリー容量:81.2kWh
駆動方式:RWD
航続距離:497~582km(欧州値) - 【i5 M60 xDrive】
パワートレイン:電気モーター×2
出力:598ps/83.6kgm
バッテリー容量:81.2kWh
駆動方式:AWD
航続距離:455~516km(欧州値)
BMW新型5シリーズには、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッド、EVと、多彩なパワートレインが搭載されています。
ガソリンとディーゼルエンジンには、最新の48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせることで走行性能をアップしながら環境性能を向上。
プラグインハイブリッドモデルは、最新の電動システムを組み合わせることで、出力とEV航続距離が引き上げられています。
電気自動車モデル「i5」は、BMW内で第5世代と呼ばれる最新電動パワートレインを搭載。
第5世代電動パワートレインは、希土類を原材料に使用せず、高い走行性能を獲得しています。
走り両立!BMW新型5シリーズの燃費は?
▼BMW新型5シリーズの燃費
- ガソリン:13km/L
- ディーゼル:14.8km/L
BMW新型5シリーズは、最新のパワートレインを採用することで、ボディサイズを拡大しながら燃費の低下が抑えられます。
前モデルはディーゼル車で15.0km/Lとされていましたが、新型5シリーズでも同等の燃費が確保され、使い勝手と環境性能が両立されます。
▼参考:5シリーズ(前モデル)の燃費
- 2Lガソリンターボ:13.2km/L
- 2Lディーゼルターボ:15.0km/L
- 2Lプラグインハイブリッド:12.8km/L
充実!BMW新型5シリーズの安全装備は?
BMW新型5シリーズには、ブランドの最新システムが搭載されています。
システムには「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を設定し、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態に限り、ステアリングから手を離して走行が可能に。
また、世界で初めて視線誘導によって先行車との距離を調整し、ステアリング調整と車線変更を行なう「ハイウェイ・アシスタント」を搭載しています。
いつ?BMW新型5シリーズの発売日は?
フルモデルチェンジしたBMW新型5シリーズは2023年5月24日にワールドプレミアされ、翌日の5月25日に日本で初期生産限定モデル「THE FIRST EDITION」の受注を開始。日本での正式発表は2023年第三四半期が予定されています。
BMWは主力モデルの5シリーズを新世代とすることで、よりブランド力をアップしていきたい考えです。
BMW5シリーズを「おさらい」
▼BMW5シリーズ(初代)
BMW5シリーズ(BMW 5 Series)は、初代が1972年に登場したブランドのEセグメントモデルです。
初代はそれまで製造されていたBMW「1800」「2000」の後継モデルとして制作され、パワートレインに2Lから3Lのガソリンエンジンを搭載し、最高175馬力を出力。
▼BMW5シリーズ(2代目)
▼BMW M5(2代目ベース)
2代目では、3.5Lエンジンと5速マニュアルトランスミッションを搭載するハイパフォーマンスモデル「M5」を設定。
最高出力は286馬力、最高速度は250km/hにも達し、当時世界最速の4ドアサルーンとなりました。
▼BMW5シリーズ(3代目)
1988年に登場した3代目では、前モデルでライバルに譲っていた空力性能が大幅に改善され、空気抵抗係数(Cd値)は0.30を達成。
▼BMW5シリーズ(4代目)
1996年の4代目ではスタイルを大幅に変更し、デザインはBMWのデザイナーである永島譲二氏が担当。
トラクションコントロールや横滑り防止機能、最高10個のエアバッグを採用するなど、安全性が強化されました。
▼BMW5シリーズ(5代目)
5代目ではボディサイズが拡大されましたが、車重のアップを抑えるためにフロント部分にアルミ素材を採用。
走行システムには「アクティブステアリング」と呼ばれる可変ギアレシオパワーステアリングが搭載され、トランスミッションには新開発された6速ATがすべてのエンジンに組み合わせられました。
▼BMW5シリーズ(6代目)
2009年には発表された6代目では、ボディタイプに5ドアハッチバックモデルとなる5シリーズグランツーリスモを新設定。
セダンに近いスタイルながら、広いラゲッジスペースによる使い勝手がアピールされました。
▼BMW5シリーズ(7代目)
前モデルの7代目は2017年に登場し、アルミニウムや超高張力鋼板などの使用範囲を拡大することで前モデルから最大100kg軽量化。
5ドアハッチバックの5シリーズグランツーリスモはフルモデルチェンジにあわせ、6シリーズグランツーリスモに変更。
ハイパフォーマンスモデルのM5には初めて4輪駆動が採用され、完全後輪駆動への切り替えにも対応することでマシンコントロールを楽しむこともできるようになっています。
新型BMW5シリーズについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!