ベントレーが、4ドアサルーン「フライングスパー」の新モデルとなる「フライングスパーハイブリッド」の日本発売を発表しました。
新モデルにより魅力をアップした新型フライングスパーのスペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】V6 PHEV!「新型フライングスパーハイブリッド」日本発売!
- ベントレー新型フライングスパーの【主な変更点まとめ】
- 存在感+!新型フライングスパーの外装(エクステリア)デザイン
- ハイパフォーマンス!ベントレー新型フライングスパースピード設定!
- 室内空間拡大!ベントレー新型フライングスパーのサイズは?
- 最高品質!新型フライングスパーの内装(インテリア)デザイン
- 最新!新型フライングスパーのスペック、走行システムは?
- ベントレー新型フライングスパーを試乗動画でチェック!
- 改善!ベントレー新型フライングスパーの燃費は?
- アップ!ベントレー新型フライングスパーの価格は?
- ベントレー新型フライングスパーの発売日は?
- ベントレー・フライングスパーを「おさらい」
【最新情報】V6 PHEV!「新型フライングスパーハイブリッド」日本発売!
▼ベントレー新型フライングスパーハイブリッドの画像
ベントレーが、「フライングスパー」のプラグインハイブリッドモデルとなる「フライングスパーハイブリッド」の日本発売を発表しました。
ベントレー・フライングスパーは、クーペ「コンチネンタルGT」の4ドアバージョンとなり、現行モデルは日本で2019年12月にフルモデルチェンジし、新世代となっていました。
新設定されたフライングスパーハイブリッドは、SUV「ベンテイガ」に続く、ブランド第2のプラグインハイブリッドモデルとして制作。
パワートレインには、V型6気筒2.9Lターボエンジンを搭載し、416ps/56.1kgmを出力。
136ps/40.8kgmを発揮する電気モーターと組み合わせることで、システム合計出力は544ps/76.5kgmに。
これにより、0-100km/h加速タイムは4.3秒、最高速度は285km/hを実現。
搭載される14.1kWhの走行用バッテリーにより、40kmのEV航続距離を獲得。
充電は2時間半により、完了することができるようになっています。
新型フライングスパーハイブリッドではその他、外装に専用の「Hybrid」バッヂを採用。
内装には、電動パワートレインの状況確認に対応した、最新インフォテインメントシステムが装備されています。
新型フライングスパーハイブリッドの日本価格は、24,200,000円となっています。
▼ベントレー新型フライングスパーハイブリッドの動画
▼ベントレー・コンチネンタルGT
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▼ベントレー・ベンテイガ
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ベントレー新型フライングスパーの【主な変更点まとめ】
▼ベントレー新型フライングスパーの変更点
- 新世代のエクステリア、インテリアデザインを採用
- ポルシェ・パナメーラでも採用された最新「MSB-F」プラットフォームを、ベントレー向けに大幅改良し採用
- 新世代のW型12気筒、V型8気筒エンジン、V型6気筒PHEVを搭載
- ベントレー初となる四輪操舵システムを採用
- 駆動システムに可変トルク4WDを搭載
- 48V電制可変ロールコントロールシステム「ベントレー・ダイナミックライド・サスペンション」により快適性を進化
- ハイパフォーマンスモデルとなる「フライングスパースピード」の設定を予定
▼ベントレー新型フライングスパーの動画
存在感+!新型フライングスパーの外装(エクステリア)デザイン
▼ベントレー新型フライングスパーの画像
ベントレー新型フライングスパーの外装は、スポーツサルーンとしての存在感と上質感が融合されたデザインに仕上げられています。
ブランドデザインの大型のグリルは、新型フライングスパーの性格を表現するために細かな調整が行われ、クラシックなベントレー車をイメージする仕上げを採用。
ホイールは標準で21インチとなっていますが、オーナーの希望にあわせたカスタマイズを担当する「マリナー」用として22インチも設定されています。
ヘッドライトには独自のカットを施したLEDマトリックスヘッドライトが採用され、エンブレム「フライングB」には走行時に内部に収納される最新式を装備。
▼参考:ベントレー・コンチネンタルGT
ベースとなるクーペ「コンチネンタルGT」とは大きく異なる個性をもったモデルとなっています。
ハイパフォーマンス!ベントレー新型フライングスパースピード設定!
▼ベントレー新型フライングスパースピードのスクープ画像
ベントレー新型フライングスパーには、最高峰の性能を持つモデルとしてフライングスパースピードの設定が予定されています。
新型フライングスパースピードは、ブラックのメッシュグリルやフェンダーエアベントのほか、クワッドエキゾーストパイプ、ダークグレーホイールによりベースモデルと差別化。
パワートレインには、高出力を発揮するプラグインハイブリッドシステムが発揮され、高環境性能と走りが両立されます。
室内空間拡大!ベントレー新型フライングスパーのサイズは?
▼ベントレー新型フライングスパーのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:5315×1978×1484mm
- ホイールベース:3194mm
- 車重:2437kg(V8モデルは-100kg)
- ※参考
・ベントレー・コンチネンタルGT(クーペモデル)
全長×全幅×全高:4850×1954×1405mm
ホイールベース:2856mm
車重:2250kg
ベントレー新型フライングスパーのボディサイズは、前モデルから全長+21mm、全幅+2mmとほぼ維持されています。
しかし、前輪を移動させることでホイールベースは129mm延長し、室内空間を拡大。
車重はW12エンジン車で38kg軽量化、V型8気筒モデルでW12モデルから-100kgとなります。
最高品質!新型フライングスパーの内装(インテリア)デザイン
ベントレー新型フライングスパーの内装は、上質な素材と職人による手仕上げに、最新技術による高い使い勝手を加えた仕上げとなっています。
センターパネルは、コンチネンタルGTでも採用されていた3面式とされ、エンジンの始動にあわせて木目パネルを回転。
オーナーの好みにあわせて、12.3インチのディスプレイ、温度とコンパスとクロノの3メーターを使用することができるようになっています。
センターコンソールには丸型だったコンチネンタルGTから水平に変更されたエアベントが配置され、非接触充電やUSBポート、収納スペースを装備。
シートは、オーナーが運転するドライバーズカーとしてだけでなく、運転手に任せるショーファードリブンとしても満足できるものとするため、すべての座席で最高峰の快適性を実現。
レザーには、市販車への採用は世界初となる3次元キルティングが施されています。
最新!新型フライングスパーのスペック、走行システムは?
▼ベントレーW型12気筒6Lエンジン
▼ベントレー新型フライングスパーのエンジンとスペック
- W型12気筒6Lガソリンターボ
最高出力:635ps
最大トルク:91.8kgm
0-100km/h加速:3.8秒
最高速度:333km/h - V型8気筒4Lガソリンターボ
最高出力:550ps
最大トルク:78.5kgm
0-100km/h加速:4.1秒
最高速度:318km/h - 【フライングスパーハイブリッド】
V型6気筒2.9Lターボ+電気モーターPHEV
エンジン出力:416ps/56.1kgm
モーター出力:136ps/40.8kgm
システム合計出力:544ps/76.5kgm
0-100km/h加速:4.3秒
最高速度:285km/h
EV航続距離:40km - 【フライングスパースピード】【設定予定】
V型8気筒4Lターボ+電気モータープラグインハイブリッド
出力:680ps/86.7kgm
EV航続距離:50km - トランスミッション:8速デュアルクラッチ式
- 駆動:4WD
新型フライングスパーには、最新のW型12気筒エンジンとV型8気筒エンジンが搭載されています。
W型12気筒エンジンは、前モデルの81.6kgmから91.8kgmまで大幅にアップした最大トルクを1350rpmの低回転から出力することで、洗練された走りを実現。
新世代のエンジンとして気筒休止システムが搭載されており、クルージング時は半分の6気筒の燃焼を停止することで環境性能を向上。
トランスミッションには最新の8速デュアルクラッチ式が組み合わせられ、スポーツ走行時は最大6速で走行、7速と8速はクルージング用として使用されます。
4WDシステムは前後へのトルク配分の変更が可能となっており、後輪をメインとすることでハンドリング性能をアップ。
足回りには、48Vの電制可変ロールコントロールシステム「ベントレー・ダイナミックライド・サスペンション」を搭載し、”マジックカーペット”と呼ばれる快適性をあげながら走行性能を向上。
走行モードはスポーツ、コンフォート、ベントレー(バランス設定)、カスタムから選択することができます。
また、新型フライングスパーにはベントレー初となる四輪操舵システムも採用され、低速時は前モデルから50cm以上小さい最小回転半径を実現し、高速度域での安定感も引き上げられています。
設定が予定されるハイパフォーマンスモデルの新型フライングスパースピードでは、V型8気筒4Lターボエンジンにプラグインハイブリッドを組み合わせることで、680ps/86.7kgmの高出力と環境性能が両立されます。
ベントレー新型フライングスパーを試乗動画でチェック!
改善!ベントレー新型フライングスパーの燃費は?
▼新型フライングスパーの燃費
- W12気筒モデル:13.3L/100km (約7.5km/L)
新型フライングスパーの燃費は、最新パワートレインの採用により改善されています。
前モデルのW12気筒モデルは欧州値で約6.9km/Lとされていましたが、新型フライングスパーでは最新エンジンを搭載することで2437kgもの車重と6Lの大排気量ながら7.5km/Lまで向上しています。
▼参考:フライングスパーの燃費(前モデル)
- W型12気筒モデル:14.4L/100km(約6.9km/L)
- V型8気筒モデル:10.9L/100km(約9.2km/L)
アップ!ベントレー新型フライングスパーの価格は?
▼ベントレー新型フライングスパーの価格
- 【フライングスパー】
W12エンジン:2750万円
V8エンジン:2350万円
ハイブリッド:2420万円 - 【フライングスパー マリナー】
W12エンジン:3650万円
V8エンジン:3350万円
ハイブリッド:3350万円
ベントレー新型フライングスパーの価格は、V8エンジン車で前モデルから405万円アップしています。
新型フライングスパーでは、装備を充実することでさらなる上級化が行われています。
▼参考:フライングスパーの価格(前モデル)
- フライングスパーW12 S:2665万円
- フライングスパーW12:2435万円
- フライングスパーV8 S:2100万円
- フライングスパーV8:1945万円
ベントレー新型フライングスパーの発売日は?
新設定された「フライングスパーハイブリッド」は、2021年末の納車開始が予定されています。
ベントレーは新世代のサルーンを投入することで、ブランドの魅力をアピールしていきたい考えです。
ベントレー・フライングスパーを「おさらい」
▼ベントレー・コンチネンタル・フライングスパー(初代)
ベントレー・フライングスパー(Flying Spur)は、初代が1957年に発売された高級セダンです。
2ドアクーペのベントレー・Sタイプコンチネンタルの派生モデルとして誕生したことから、当初はコンチネンタル・フライング・スパーのモデル名で販売されていました。
▼ベントレー・コンチネンタル・フライングスパー(2代目)
初代は1957年から9年間で生産が終了され、その後コンチネンタルGTの4ドアモデルとして2005年に復活。
▼ベントレー・フライングスパー(3代目)
2013年に登場した前モデルで、コンチネンタルの名前が外れたフライングスパーというモデル名に変更。
環境性能を意識するユーザーに向けてV型8気筒エンジンが設定されましたが、W型12気筒モデルも変わらず販売。
4WDシステムにより2500kgほどの車体を豪快に加速させることも可能なラグジュアリーサルーンに仕上げられ、足回りなどの仕上げをスポーツ向けに変更した「S」モデルも用意されました。
新型フライングスパーについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!