三菱が、ピックアップトラック「トライトン」のフルモデルチェンジ日本発売を発表しました。
新世代となり魅力をアップした三菱新型トライトンについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】日本復活!三菱「新型トライトン」フルモデルチェンジ発売!
- 三菱新型トライトンの【変更点まとめ】
- 498万円から!三菱新型トライトンの価格は?
- 三菱新型トライトンを試乗動画でチェック!
- 先進的!三菱新型トライトンの外装(エクステリア)デザイン
- 全6色!新型トライトンのボディカラーは?
- 大幅拡大2タイプ!三菱新型トライトンのボディサイズは?
- 質感UP!三菱新型トライトンの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!三菱新型トライトンのエンジンとスペックは?
- どこでも走破!三菱新型トライトンの走行システムは?
- 走り両立!三菱新型トライトンの燃費は?
- 充実!三菱新型トライトンの安全装備は?
- いつ?三菱新型トライトンの日本発売日は?
- 三菱トライトンを「おさらい」
【最新情報】日本復活!三菱「新型トライトン」フルモデルチェンジ発売!
▼三菱新型トライトンの画像
三菱が、ピックアップトラック「トライトン(Triton)」のフルモデルチェンジ日本発売を発表しました。
三菱トライトンは、ブランドの主力ピックアップトラックとしてアセアン、オセアニア、中東、欧州、アフリカ、中南米など約150ヶ国で販売。初代(欧州名:L200としては5代目)は2006年に日本でも発売されていましたが、2012年に販売を終了。海外では2014年から2代目が販売されていました。
フルモデルチェンジし3代目(L200としては6代目)となった三菱新型トライトンでは、オフロードニーズの高まりから12年ぶりに日本へ導入。
新しいデザインや装備を採用したほか、ボディサイズを大幅に拡大することで使い勝手をアップ。
また、新開発のラダーフレームとサスペンション、出力を高めたクリーンディーゼルターボエンジンを採用することで走行性能を向上しています。
三菱新型トライトンは2023年7月26日にワールドプレミアされ、日本では2023年12月21日に発表、2024年2月15日に発売。価格は4,980,800円~5,401,000円となっています。
▼三菱新型トライトンの動画
▼三菱アウトランダーPHEV
▼三菱エクリプスクロス
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▼三菱エクスパンダー
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三菱新型トライトンの【変更点まとめ】
▼三菱新型トライトンの変更点
- 主力ピックアップトラックとして日本に再導入
- 新世代のブランドデザインを採用
- 出力をアップしたディーゼルエンジンを搭載
- ボディサイズを拡大
- 先進安全システムを搭載
- 最新装備を採用し、質感を向上
- 「AYC」をスーパーセレクト4WD-IIに新採用
498万円から!三菱新型トライトンの価格は?
▼三菱新型トライトンの価格
- GLS(標準グレード):4,980,800円
- GSR(上位グレード):5,401,000万円
- 【GSRグレードの追加装備】
フロントアンダーガーニッシュ
フェンダーアーチモール
ベッドライナー
スタイリングバー
レザーシート(オレンジステッチ)
三菱新型トライトンの価格は、4,980,800円からとなっています。
装備を充実した上位グレード「GSR」は5,401,000円とされ、競合するトヨタ「ハイラックス」から大幅に価格をアップしますが、4,995,100円~6,304,100円で設定されている「アウトランダーPHEV」と比較して選択できるようになっています。
▼参考:トヨタ ハイラックスの価格
- ハイラックス X:3,527,000円
- ハイラックス Z:3,882,000円
- ハイラックス GR Sport:4,312,000円
三菱新型トライトンを試乗動画でチェック!
先進的!三菱新型トライトンの外装(エクステリア)デザイン
▼三菱新型トライトンの画像
▼参考:三菱トライトン(前モデル)
三菱新型トライトンの外装は、「Beast Mode」デザインコンセプトを引き継ぎながら、最新のデザインを採用することで先進的なスタイルとされています。
▼新型トライトン「GLS」グレード
▼新型トライトン「GSR」グレード
グレードには「GLS」と「GSR」の2グレードが設定され、「GSR」ではフロントグリルをボディ同色に、ドアミラー、フロントバンパーガーニッシュ、ドアハンドルなどはブラックに、フロント、サイド、リヤの各アンダーガードにはダークチタニウムを採用。
また、ブラックのルーフレール、フェンダーアーチモール、荷台にはスタイリングバーを装着する事で精悍さをアップしています。
新型トライトンのフロントは、上部に鋭いデザインのデイタイムランニングランプを採用。
ランプ下部には3連のメインLEDヘッドライトを組み合わせることで、力強く堂々としたフロントフェイスに仕上げ。
リアにはT字型のグラフィックをもつリアランプのほか、空力性能をアップするスポイラー、新しいダンパーシステムにより片手で操作性できるリアゲートが装備されています。
また、新型トライトンでは、排水性を向上させた幅広のサイドステップを採用。
荷台の高さも前モデルから45mm低い820mmとされ、バンパーコーナー上面を拡大してフレームで補強することで足元スペースとして利用できるように。
ベッドライナー(荷台カバー)装着状態でも、JIS規格パレット積載に対応。
また、2×4(ツーバイフォー)材を使用してカーゴスペースを自由に仕切れる2×4ランバーアタッチメントを採用することで、荷物の整理がしやすくなっています。
ボディタイプには、日本に導入される2列シートのダブルキャブのほか、海外では1列シートのシングルキャブ、前席後方に荷物スペースを備えリクライニングも可能なクラブキャブを用意。
アクセサリーはプロテクター類からドレスアップ用まで幅広く設定され、プロテクション機能を持たせながらスタイリッシュさを演出するスポーツバーをはじめ、三菱自動車らしさを主張するグリルエンブレム、フェンダーアーチモールディング、サイドドアガーニッシュで強固なイメージを強調。またピックアップトラックには欠かせないベッドライナーも用意されています。
全6色!新型トライトンのボディカラーは?
新型トライトンのボディカラーには、全6色が設定されています。
カラーには、ホワイトダイヤモンド、ホワイトソリッド、グラファイトグレーメタリック、ジェットブラックマイカのほか、新たにヤマブキオレンジメタリック、ブレイドシルバーメタリックが設定され、好みにあわせた選択に対応しています。
大幅拡大2タイプ!三菱新型トライトンのボディサイズは?
▼三菱新型トライトンの画像
▼参考:三菱トライトン(前モデル)
▼三菱新型トライトンのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高
【GLSグレード】:5320×1865×1795mm
【GSRグレード】:5360×1930×1815mm
▽海外仕様
ダブルキャブ2WD&クラブキャブ2WD:5320×1865×1795mm
シングルキャブ4WD:5265×1795×1765mm - ホイールベース:3130mm
- ※参考
▽三菱トライトン(前モデル)
・全長×全幅×全高
ダブルキャブ:5205×1785×1775mm
メガキャブ:5195×1785×1775mm
シングルキャブ:5080×1785×1780mm
・ホイールベース:3000mm
▽トヨタ ハイラックス(ダブルキャブ)
・全長×全幅×全高:5340×1855×1800mm
・ホイールベース:3085mm
三菱新型トライトンは、ホイールベースが前モデルから+130mmとされ、ミドルクラスピックアップトラックとして最大級のボディサイズとされています。
加えて「GSR」グレードでは専用装備の採用により、「GLS」グレードより一回り大きいサイズとなっています。
車体は、65%大きな断面積をもつ新開発ラダーフレームと、高張力鋼材の使用比率の増加により、曲げ剛性を40%、ねじり剛性を60%向上。
フロントのダブルウィッシュボーン式サスペンションは、アッパーアームの取り付け位置を上方に移動しストロークを20mm拡大することで、路面追従性と乗り心地をアップ。
リアのリーフ式サスペンションは軽量化され、容量を拡大したショックアブソーバーと組み合わせ。
パワーステアリングは油圧式から電動式に変更することで、操作性が高められています。
質感UP!三菱新型トライトンの内装(インテリア)デザイン
▼三菱新型トライトンの画像
三菱新型トライトンの内装は、最新のデザインを採用することで機能性が高められています。
▼新型トライトン「GSR」グレードの画像
シートは「GLS」グレードでファブリック、上位グレードの「GSR」でオレンジステッチ付きレザーシートとされ、「GSR」ではメタリック加飾部分もブラック基調とすることで引き締められています。
装備には、メーター内カラーディスプレイ、大型のインフォテインメントシステムを採用することで多彩な情報の表示に対応。
Mitsubishi Connectにも対応し、スマートフォンから車両位置の確認やエアコンの作動をリモートで行うほか、事故発生時には車両の位置を通知し支援を求めることができるようになっています。
フロントシートは腰部のサポート性能を高め、肩部分を広く、動きやすくすることでドライバーの疲労を軽減。
ヒップポイントは前モデルから20mmアップし視認性を高め、より垂直なAピラーと拡大されたドア開口部、幅広のサイドステップにより乗降性も向上しています。
加えて、新型トライトンでは、ユーザーが触れる部分にソフトパッドを採用することで質感をアップ。
収納には、600mlのペットボトルやタブレット、ファイルなどを収めることができるコンソールボックス、センターコンソールのカップホルダーなどを設定し、デバイスを充電するためのUSBソケットやワイヤレス充電器も装備。
天井には、リアシートへ効率的にエアコンの風を送るルーフサーキュレーターを装備することにより快適性が高められています。
パワフル!三菱新型トライトンのエンジンとスペックは?
▼三菱新型トライトンのスペック
- エンジン:直列4気筒2.4Lディーゼルターボ「4N16」
- 出力(3種)
150ps/33.7kgm
184ps/43.8kgm
204ps/47.9kgm【日本仕様】 - トランスミッション:6速AT【日本仕様】 or 6速MT
- 駆動方式
・FR
・パートタイム4WD「イージーセレクト4WD」
・電子制御4WD「スーパーセレクト4WD-II」【日本仕様】
三菱新型トライトンのエンジンには、新開発の直列4気筒2.4Lディーゼルターボエンジンが採用されています。
▼参考:三菱トライトン(前モデル)のスペック
- エンジン:直列4気筒2.4Lディーゼルターボ「4N15」
- 出力:181ps/43.9kgm
- トランスミッション:6速AT or 6速MT
前モデルの「4N15」から「4N16」に変更されたエンジンは、回転数と負荷に応じて2つのタービンを協調させることで、全回転域で高出力を発揮する2ステージターボシステムを採用し、低速から高速まで最適な過給を実現。
出力は3タイプが設定され、日本に導入される最上位モデルでは前モデルを大幅に凌ぐ204ps/47.9kgmを発揮。
トランスミッションには、日本仕様に6速スポーツモードATを採用することで、力強い加速感と高い燃費性能が両立されています。
どこでも走破!三菱新型トライトンの走行システムは?
三菱新型トライトンの4WD走行システムには、電子制御4WDの「スーパーセレクト4WD-II」と、路面状況に応じて走行モードの切り替えが容易な「イージーセレクト4WD」が設定されています。
日本仕様に採用される電子制御4WDの「スーパーセレクト4WD-II」は、後輪駆動の「2H」、フルタイム4WDの「4H」、センターディファレンシャル直結の「4HLc」、更によりローギヤの「4LLc」を設定。
前後トルク配分はフロント40%、リア60%とされ、トラクションとコーナリング性能を両立。
ドライブモードには従来車のオフロード4モードから、「ノーマル」「エコ」「グラベル」「スノー」「マッド」「サンド」「ロック」とオンロードも含めた7モードを設定し、幅広いシーンに対応。
加えて、新型トライトンでは「AYC(アクティブヨーコントロール)」をスーパーセレクト4WD-IIに新採用。コーナリング時に前輪内側に軽いブレーキをかけることでコーナリング性能をアップ。
海外仕様のパートタイム4WD「イージーセレクト4WD」は、4WDがセンターデフロックとなり、ローギアも選択できるようになっています。
その他、新型トライトンでは「ヒルディセントコントロール」や「ヒルスタートアシスト」、空転する車輪にブレーキをかける「ブレーキ制御式アクティブLSD」を2WD、4WDともに標準装備し、滑りやすい路面での安全性が高められています。
走り両立!三菱新型トライトンの燃費は?
▼三菱新型トライトンの燃費
- 2.4Lディーゼル:11.3km/L
三菱新型トライトンの燃費は、最新パワートレインを採用することで実用性が高められます。
燃費値は11.3km/Lとされ、高い走行性能と環境性能が両立されています。
充実!三菱新型トライトンの安全装備は?
三菱新型トライトンには、最新安全システムが採用されています。
システムには、夜間の検知に対応する「衝突被害軽減ブレーキシステム」、ドアミラー表示や警告音で車線変更時に起きやすい接触事故を回避する「後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)」を採用。
その他、後退時に起きやすい接触事故を回避する「後退時車両検知警報システム」、駐車場などでの発進時の誤操作を防止する「踏み間違い防止アシスト」などを装備。
加えて、アダプティブクルーズコントロールを新採用することで、運転時の疲労が軽減されています。
いつ?三菱新型トライトンの日本発売日は?
三菱新型トライトンは、2023年7月26日にワールドプレミアされ、日本では2023年12月21日に発表、2024年2月15日に発売されます。
三菱は、グローバルモデルであるトライトンを日本にも導入することで、オフロードユーザーにアピールしていく予定です。
三菱トライトンを「おさらい」
▼三菱トライトン(初代)
三菱トライトン(Triton)は、初代が2005年に登場したピックアップトラックです。
欧州でのモデル名「L200」としては5代目となっています。
「Triton」の車名の由来は、スリーダイヤに因んだ「3つの」を意味する「トライ(tri)」と、1トンピックアップに因んだ「トン(ton)」を合わせた造語となっています。
三菱製ピックアップの新世代の世界戦略車として企画され、タイで生産、約150カ国に輸出されています。
初代は、エンジンにV型6気筒3.5Lガソリンと直列4気筒2.5Lディーゼルターボ、直列4気筒3.2Lディーゼルターボをラインナップし、日本には3.5Lガソリンモデルが導入されました。
四輪駆動システムには、最上位モデルの「パジェロ」にも採用されていた「スーパーセレクト4WD」を搭載し、2輪駆動からフルタイム4WD、センターデフロック4WD状態での走行までカバーしたことで走行性能が高く評価されました。
その後日本では、2012年にピックアップトラックの人気が低下したことから販売を終了。
▼三菱トライトン(2代目)
海外では2014年11月に2代目へのフルモデルチェンジが発表され、従来の走行性能を引き継ぎながら、乗用車並みの快適性も追求。
高張力鋼板をつかったボディなどにより、空間や走行効率が高められました。
新型三菱トライトンについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!