キャデラックが、最上級SUV「エスカレード」の改良日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップしたキャデラック新型エスカレードについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】グレード拡大!「新型エスカレードプレミアム設定!」改良日本発売!
- キャデラック新型エスカレードの【変更点まとめ】
- 1640万円から!キャデラック新型エスカレードの価格は?
- 3タイプ!新型エスカレードの外装(エクステリア)デザイン
- ド迫力大画面!新型エスカレードの内装(インテリア)デザイン
- ハイパフォーマンス!新型エスカレード-Vも!
- EV専用開発!キャデラック「新型エスカレードIQ」設定!
- 高出力!キャデラック新型エスカレードのスペック、走行性能は?
- 走り重視!キャデラック新型エスカレードの燃費は?
- 大きく!キャデラック新型エスカレードのサイズ、車体設計は?
- いつ?キャデラック新型エスカレードの発売日は?
- キャデラック・エスカレードを「おさらい」
【最新情報】グレード拡大!「新型エスカレードプレミアム設定!」改良日本発売!
キャデラックが、SUV「エスカレード(Escalade)」の改良日本発売を発表しました。
キャデラック・エスカレードは、ブランドの最上級SUVとしてラインナップされ、キャデラックの新世代SUV「XT6」「XT5」「XT4」などの登場にもつながったモデルです。
現行モデルは日本で2020年11月にフルモデルチェンジし、新世代となっていました。
▼キャデラック新型エスカレード「プレミアム」の画像
改良された新型エスカレードでは、これまで設定されていた「プラチナム」、「スポーツ」グレードに加え、新グレードの「プレミアム」を設定。
「プレミアム」では、専用のフロントグリルとホイールデザインを採用するほか、これまで7人乗りのみとされていたシートレイアウトに、2列目ベンチシートを装備した8人乗りを採用。
大きな室内空間を、ニーズにあわせて使用することができるようになっています。
新型エスカレードは2024年1月22日に日本発売。価格は16,400,000円~18,000,000円となっています。
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キャデラック新型エスカレードの【変更点まとめ】
▼キャデラック新型エスカレードの変更点
- 8人乗りシートレイアウト「エスカレードプレミアム」を設定
▽2020年11月フルモデルチェンジ時の変更点
- 新世代のエクステリアを採用し、「スポーツ」トリムを初設定
- 6.2Lガソリンエンジンを設定
- インテリアに、世界初となる38インチ湾曲OLEDディスプレイを採用
- リアに独立式サスペンションを採用し、安定性や乗り心地を大幅に向上するとともに、40%拡大した3列シート空間を確保
- 車高調整式サスペンションにより、乗り降りのしやすさとオフロードでのクリアランスを両立
- 36スピーカーを装備するAKG製専用サウンドシステムを設定
▼キャデラック新型エスカレードの試乗動画
1640万円から!キャデラック新型エスカレードの価格は?
▼キャデラック新型エスカレードの価格
- プレミアム(8人乗り):16,400,000円
- プラチナム(7人乗り):17,400,000円
- スポーツ(7人乗り):18,000,000円
キャデラック新型エスカレードの価格は、新グレード「プレミアム」が設定されたことにより1640万円からとなっています。
シートレイアウトは「プレミアム」のみ2列目にベンチシートを採用した8人乗り、その他グレードは7人乗りとされています。
3タイプ!新型エスカレードの外装(エクステリア)デザイン
▼キャデラック新型エスカレード「プレミアム」の画像
▼キャデラック新型エスカレード「プラチナム」の画像
▼キャデラック新型エスカレード「スポーツ」の画像
キャデラック新型エスカレードの外装は、ブランドの新世代SUVデザインを採用することにより魅力がアップされています。
フロントには大型のグリルが採用され、水平の新設計ヘッドライトを装備。
バンパーサイドには、ブランドデザインとなっている縦型のLEDデイタイムランニングライトが装備されています。
また、新型エスカレードにはそれぞれ専用デザインの「プレミアム」、「プラチナム」、「スポーツ」グレードが設定されています。
リアは、直線的なデザインとすることにより質感を向上。
足元には22インチの大径ホイールが標準装備されており、大柄な車体とのバランスがとられています。
ド迫力大画面!新型エスカレードの内装(インテリア)デザイン
▼キャデラック新型エスカレードの画像
キャデラック新型エスカレードの内装には、超高精細で4Kテレビの2倍のピクセル密度を備える世界初搭載の装備「38インチ大画面湾曲OLEDディスプレイ」が採用されています。
このディスプレイは14.2インチのデジタルメータークラスター、16.9インチのインフォテインメントシステム、ステアリングホイールの左側にある7.2インチのドライバーインフォメーションセンターにより構成され、わかりやすく多彩な情報をドライバーに提供。
GMジャパンがゼンリンデータコムと共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を標準装備し、トンネルなどGPSで測位できない環境でも自律航法ができるようになっています。
インテリアには、最高級レザーやウッド、メタルアクセントを贅沢に使用。
3列目シートのレッグスペースは、新しく独立式リアサスペンションを採用したことにより40%アップとなる886mmまで拡大され、「セグメントで最も広い3列目」とする空間を確保。
また、ラゲッジスペースも通常時で60%増の722L、シートを倒すことにより3089Lまで広くなっています。
リアシートでは、クラス初となる12.6インチタッチ式HDディスプレイが左右のシートバックに装備され、HDMIやUSB入力、スマートフォンのミラーリングにも対応。
フロアコンソール内の冷蔵庫には、冷凍機能が追加されています。
新型エスカレードにはこの他、AKG製の専用オーディオシステムも採用され、36個ものスピーカーと3つのアンプを装備。
また、マイクとスピーカーを使用して前部座席と後部座席の人々の会話を改善する会話強化機能や、助手席専用のボリュームコントローラーも用意されています。
ハイパフォーマンス!新型エスカレード-Vも!
▼新型エスカレード-Vの画像
新型エスカレードには、ハイパフォーマンスモデルとなる「エスカレード-V」が発表されています。
エスカレードVは、キャデラックのハイパフォーマンスカー「Vシリーズ」の1モデルとなり、専用のエクステリアやブレンボ製大容量ブレーキ、専用サスペンションなどを採用。
パワートレインは、ハイパフォーマンスセダン「CT5-Vブラックウイング」のV型8気筒6.2Lに組み合わせられるスーパーチャージャーの容量を拡大することで691ps/90.2kgmの高出力を発揮し、10速ATと最大67%の出力を後輪に送ることが可能な4WDを搭載。
これにより、車重2,820kgのフルサイズSUVながら0-96km/h加速タイムは4.4秒まで短縮されています。
▼新型エスカレード-Vの動画
EV専用開発!キャデラック「新型エスカレードIQ」設定!
▼キャデラック新型エスカレードIQの画像
キャデラック・エスカレードには、電気自動車モデルとなる「エスカレードIQ」が発表されています。
キャデラック新型エスカレードIQは、Cd値(空気抵抗係数)を約15%下げ、走行効率をアップするため、傾斜を大きくしたフロントピラーやクーペSUVスタイルなど専用の車体設計を採用。
ボディサイズは、海外で設定されているロングホイールベース仕様「エスカレードESV」からホイールベースを53mm延長しながら、全長は69mm短縮されています。
パワートレインは前後1基ずつ、合計2基の電気モーターにより4輪を駆動し、通常時で689ps/85.0kgm、「Velocity Max」モード選択時には760ps/108.4kgmもの出力を発揮。
これにより、0-96km/h加速タイムは5秒未満を達成。
航続距離は、200kWhの大容量バッテリーにより724kmを確保。
車両システムには、マグネティックライドコントロール4.0とアダプティブエアライド サスペンション、四輪操舵システムを採用することにより、乗り心地がアップされています。
また、新型エスカレードIQでは、55インチサイズの曲面ディスプレイ、11インチのフロントコマンドセンターや、ユーザーが車両に近づくことで開くことも可能なパワードアを採用。
リアシートには、マッサージ機能などを備えたエグゼクティブシート、12.6インチディスプレイ、リアコマンドセンターを備え、グレードにより19スピーカー、36スピーカー、40スピーカーが用意されるAKG製オーディオを楽しむことができるようになっています。
▼キャデラック新型エスカレードIQの動画
高出力!キャデラック新型エスカレードのスペック、走行性能は?
▼キャデラック新型エスカレードのエンジンとスペック
▽日本仕様
- 【6.2Lガソリン】
V型8気筒 6.2Lガソリン
出力:416ps/63.6kgm - トランスミッション:10速AT
- 駆動方式:4WD
▽海外仕様
- 【エスカレード-V】
V型8気筒6.2Lスーパーチャージャー
出力:691ps/90.2kgm
▽電気自動車
- 電気モーター×2
- 出力
通常時:689ps/85.0kgm
「Velocity Max」モード時:760ps/108.4kgm - 0-96km/h加速:5秒未満
- バッテリー容量:200kWh
- 航続距離:724km
- 駆動方式:4WD
キャデラック新型エスカレードには、6.2Lのガソリンエンジンが設定されています。
6.2Lガソリンエンジンは、可変バルブタイミング、アイドリングストップ、気筒休止システムを採用することにより環境性能を向上。
トランスミッションに多段化をすすめた最新の10速ATを採用することにより、エンジンパワーを最大限活かすことができるようになっています。
その他、新型エスカレードはリアサスペンションに独立式を採用し、マグネティックライドコントロールシステムを採用することで、キャデラックが「劇的」と表現する乗り心地の改善を実現。
加えて、エアライドアダプティブサスペンションも採用され、ハイウェイで車高を低くして安定性を向上するほか、停車時に51mmダウンすることにより乗り降りをしやすく。
また、オフロード走行時には車高をあげて地上高を拡大することもできるようになっており、新型エスカレードでは電子式リミテッドスリップディファレンシャルも設定されています。
走り重視!キャデラック新型エスカレードの燃費は?
▼キャデラック新型エスカレードの燃費
- 6.2Lガソリン:16mpg(約6.8km/L)
- ※参考
・エスカレード(前モデル)
6.2Lガソリン:17mpg(約7.2km/L)
キャデラック新型エスカレードの燃費は、最新パワートレインを搭載することによりボディサイズを拡大しながら変化が抑えられています。
前モデルは6.2L自然吸気エンジンにより米国値約7.2km/Lとされていましたが、新型エスカレードでも約6.8km/Lが確保されています。
大きく!キャデラック新型エスカレードのサイズ、車体設計は?
▼キャデラック新型エスカレードのボディサイズと比較
- 【エスカレード】【日本導入】
全長×全幅×全高:5400×2065×1930mm
ホイールベース:3060mm - 【エスカレードESV(ロングホイールベース】
全長×全幅×全高:5765×2065×1940mm
ホイールベース:3405mm - 【エスカレードIQ(電気自動車)】
全長×全幅×全高:5697×2065×1935mm
ホイールベース:3460mm - ※参考
・エスカレード(前モデル)
全長×全幅×全高:5195×2065×1910mm
ホイールベース:2950mm
・キャデラックXT6
全長×全幅×全高:5060×1960×1775mm
ホイールベース:2865mm
キャデラック新型エスカレードのボディサイズは、フルサイズSUVとして設計されていた前モデルから、さらに拡大されています。
下位モデルで同じく3列シート7人乗りに対応する「XT6」と比較すると、全長が340mm、全高が105mm大きく、最上級SUVとしての快適な空間がつくられています。
いつ?キャデラック新型エスカレードの発売日は?
改良されたキャデラック新型エスカレードは、2024年1月22日に日本で発売されました。
キャデラックはブランドのフラッグシップであるエスカレードのラインナップを拡大することで、さらなる魅力をアピールしていく予定です。
キャデラック・エスカレードを「おさらい」
▼キャデラック・エスカレード(初代)
キャデラック・エスカレード(Cadillac Escalade)は、ゼネラルモーターズ(GM)の高級ブランドであるキャデラックが製造するフルサイズSUVです。
初代は1999年に登場し、ライバルであるフォードグループのリンカーンが1997年に発売した「ナビゲーター」に対抗するモデルとして企画。
同じGMグループのGMCが販売していたラグジュアリーSUV「ユーコンデナリ」をベースに開発することで企画から10ヶ月で発売されましたが、外観がベースモデルに近かったことから高価格がユーザーに受け入れられず、1年ほどで販売が終了されました。
▼キャデラック・エスカレード
(2代目/上画像:ロングボディ/下画像:ピックアップ)
2代目は2002年登場し、ボディタイプには新たにロングボディとピックアップを設定。
前モデルの反省から、デザインはベースとなるシボレー「タホ」、GMC「ユーコン」から大きく差別化され、高級時計ブランド「ブルガリ」のアナログ時計を装着するなど装備も見直し。
これにより販売が拡大し、高級SUVとしての知名度がアップしました。
▼キャデラック・エスカレード(3代目)
3代目は2006年に販売が開始され、米国のカスタム車人気にあわせ22インチの大径ホイールを設定するなどさらに上級化。
2008年の改良では、可変ショックアブソーバー「マグネティックライドコントロール」を採用するなど、オンロードで乗り心地が重視されました。
▼キャデラック・エスカレード(4代目)
前モデルとなる4代目は2015年に発表。
GMグループの新しいプラットフォームを採用することで乗り心地を向上。
2017年の改良ではトランスミッションが6速ATから8速ATに変更され、走行システムにローモードが設定されるなど、走りがアップデートされていました。
新型キャデラック・エスカレードについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!