三菱が、軽ハイトワゴン「eKスペース」のフルモデルチェンジ発売を、当初2025年7月に予定していましたが延期され、2025年10月に予定してます。
新世代となり魅力をアップする三菱新型eKスペースについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】進化!三菱「新型eKスペース」フルモデルチェンジ発売!
- 三菱新型eKスペースの【変更点まとめ】
- 先進的!三菱新型eKスペースの外装(エクステリア)デザイン
- 質感UP!三菱新型eKスペースの内装(インテリア)デザイン
- 軽快!三菱新型eKスペースのスペック、走行性能は?
- 悪路もラクラク!三菱新型eKスペースの走行システムは?
- 改善!三菱新型eKスペースの燃費は?
- 最新システム!三菱新型eKスペースの安全装備は?
- 広く!三菱新型eKスペースのサイズ、車体設計は?
- アップ!三菱新型eKスペースの価格は?
- いつ?三菱新型eKスペースの発売日は?
- 三菱eKスペースを「おさらい」
【最新情報】進化!三菱「新型eKスペース」フルモデルチェンジ発売!
▼三菱新型eKスペースのスクープ画像
テスト車両走ってた#圏央道 pic.twitter.com/6VE6615iOT
— piedpiper【】 (@piedpiper0202) June 2, 2025
三菱eKスペースはブランドの軽自動車ハイトワゴンとしてラインナップされ、日産「ルークス」、三菱「デリカミニ」と共同開発された兄弟車となっています。現行モデルは2023年5月にデザイン変更を含むビッグマイナーチェンジが実施されていました。
フルモデルチェンジし新世代となる新型eKスペースでは、新しいデザインを採用。
前モデルに採用していたマイルドハイブリッドシステムを廃止しながら、燃費性能を向上。
また、インテリアにデジタルメーターのほか、Google搭載12.3インチ大型インフォテイメントシステムも設定され、多彩な情報をわかりやすくドライバーに提供。
安全装備では、「MI-PILOT」の検知性能をアップ、ブラインドスポットアラート、リアクロストラフィックアラートを採用。
アラウンドビューモニターは車両の周囲を確認しやすい3D表示に対応。ボンネット部分の透過表示も可能とすることで安全性が高められます。
▼三菱デリカミニ(基礎共有カスタムモデル)
▼日産ルークス(共同開発モデル)
▼三菱eKワゴン
▼三菱eKクロスEV
三菱新型eKスペースの【変更点まとめ】
▼三菱新型eKスペースの変更点
- 新しいデザインを採用
- マイルドハイブリッドを非採用としながら燃費を向上
- デジタルメーター、Google搭載12.3インチ大型インフォテインメントディスプレイを設定
- 安全システムをアップデート。
ブラインドスポットアラート、リアクロストラフィックアラートを採用
先進的!三菱新型eKスペースの外装(エクステリア)デザイン
三菱新型eKスペースの外装は、新しいデザインを採用することにより質感が高められます。
フロントには、新世代の薄型ヘッドライトを採用し質感を向上。
後席スライドドアは開口幅を広げるとともに「ハンズフリーオートスライドドア」を採用することで、たくさんの荷物で両手がふさがっていても、キックセンサーでドアを開閉できるように。
さらに、子供や年配の方の乗り降りをサポートする、助手席側スライドドア部の「オートステップ」も設定されます。
質感UP!三菱新型eKスペースの内装(インテリア)デザイン
三菱新型eKスペースの内装は、質感をアップすることで上級を意識した作りとなります。
ディスプレイにはデジタルメーターを新採用。12.3インチに大型化し、GoogleマップやGoogleアシスタント、アプリが使用できるGoogle搭載インフォテイメントシステムも設定され、多彩な情報をわかりやすくドライバーに提供。
その他、見やすく操作しやすいタッチパネル式エアコン、操作性を高めたステアリングスイッチなどを装備。
室内の空気を循環させるリヤサーキュレーターも設定され、後席での快適性も高められます。
リヤシートは広いスライド量を確保し、ニールームを拡大することでゆったりとした空間を確保。
後席の室内高は、子供が立ったまま車内で着替えることも可能に。
ラゲッジルームは床面長を拡大、高さのある空間とされ、使い勝手をアップします。
軽快!三菱新型eKスペースのスペック、走行性能は?
▼三菱新型eKスペースのパワートレインとスペック
- 【自然吸気エンジン】
直列3気筒660cc
出力:52ps/6.2kgm
トランスミッション:CVT
駆動方式:FF or 4WD
三菱新型eKスペースのパワートレインには、軽自動車規格に対応しながら走行性能をあげた直列3気筒660ccエンジンが搭載されます。
エンジンはロングストロークタイプとされ、最高出力を向上。
トルク値を高めるとともに、ステップATのような変速制御を行なうCVTを組み合わせることで力強い走りを実現。
前モデルではマイルドハイブリッドシステムが採用されていましたが、新世代モデルでは廃止しながら燃費性能をアップします。
加えて新型eKスペースでは、ステアリングの操舵力とショックアブソーバーの減衰力を最適化することで、低速時はキビキビと軽快な、高速時はしっかりと安定したハンドリング性能が実現されます。
悪路もラクラク!三菱新型eKスペースの走行システムは?
新型eKスペースには、スリップした駆動輪にブレーキをかけ脱出をサポートする「ブレーキLSD機能」が搭載され、走行性能が高められます。
「ブレーキLSD機能」は、滑りやすい路面で片側の駆動輪が空転した場合、その駆動輪をブレーキ制御しグリップしている車輪の駆動力を確保。
さまざまなシーンで安定した走りを発揮することができるようになります。
改善!三菱新型eKスペースの燃費は?
▼三菱新型eKスペースの燃費
- 自然吸気エンジン
FF:22.0km/L、4WD:20.0km/L
三菱新型eKスペースの燃費は、基礎から性能を見直すことにより改善します。
前モデルは自然吸気エンジンマイルドハイブリッド車で20.9km/Lとなっていましたが、新型eKスペースでは22.0km/Lほどの燃費が見込まれています。
▼参考:三菱eKスペース(前モデル)の燃費
- 自然吸気エンジン
FF:20.9km/L、4WD:19.0km/L
最新システム!三菱新型eKスペースの安全装備は?
三菱新型eKスペースの安全装備には、日産の一部自動運転技術「プロパイロット」の三菱自動車バージョンとなる「MI-PILOT(マイパイロット)」が採用されます。
「マイパイロット」は、高速道路において車両側がアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を支援。
ミリ波レーダーを追加することにより、追い越しの際ウインカーを出すと設定速度内で加速しスムーズな追い越しをアシスト。
また、ワイパー作動時の機能も向上し、エンジンオフ時も前回設定した車間を保持するなど、ドライバーの負担が軽減されます。
その他、新型eKスペースでは予防安全システムを標準装備。
安全システムでは、「前方衝突予測警報[PFCW]」「ふらつき警報[DAA]」「標識検知[TSR]」「先行車発進通知[LCDN]」の4つの機能を採用することで安全性を向上。
「アダプティブLEDヘッドライト[ALH](光軸自動調整機構付)」も設定され、自動的に照射範囲を制限することで、対向車や先行車を幻惑させることなく高い視認性が確保されます。
広く!三菱新型eKスペースのサイズ、車体設計は?
▼三菱新型eKスペースのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:3395×1475×1785mm
- ホイールベース:2495mm
- 参考
・eKスペース(現行モデル)
全長×全幅×全高:3395×1475×1780mm
※4WD車は全高1800mm
ホイールベース:2495mm
・eKワゴン
全長×全幅×全高:3395×1475×1640mm
ホイールベース:2495mm
三菱新型eKスペースのボディサイズは、軽自動車規格をいっぱいまで使用した全長、全幅により、維持されます。
しかし、エンジンルームを縮小することで室内空間を拡大するとともに、後席フロア部に凸部のないフラットフロアを採用。
車体設計を基礎から見直すことでボディ剛性をアップし、より軽快さが感じられるようになります。
アップ!三菱新型eKスペースの価格は?
▼三菱eKスペースの価格
- M(自然吸気エンジン)
FF:1,580,700円、4WD:1,712,700円 - G(自然吸気エンジン)
FF:1,694,000円、4WD:1,826,000円
三菱新型eKスペースの価格は、改良によりアップします。
しかし、量販モデルの価格アップは抑えられ、上級グレードで新設定された装備による高い機能性がアピールされます。
いつ?三菱新型eKスペースの発売日は?
フルモデルチェンジする三菱新型eKスペースは、当初2025年7月の発売が予定されていましたが延期され、2025年10月の発売が予定されています。
三菱は主力軽自動車であるeKスペースを新世代とすることで、ブランド力をアップしていきたい考えです。
三菱eKスペースを「おさらい」
▼三菱eKスペース(初代)
三菱eKスペースは、初代が2014年に登場した軽自動車です。
日産と三菱自動車の合弁会社NMKVが開発を担当し、日産「デイズルークス」と共同開発されました。
車名はeKシリーズになっていますが、実質的前モデルは2013年まで販売されていた「トッポ」となり、「eKワゴン」より高いルーフによる広い室内空間が特徴になっています。
車体は前モデルの「トッポ」から全高が75mm高いスーパーハイトワゴンとされ、室内高は27インチ自転車も積載可能な1,400mmが確保されました。
▼三菱eKスペース(2代目)
2代目の現行モデルは2020年に登場。
安全、快適性を向上した運転支援技術「マイパイロット(MI-PILOT)」や、効率を高めたパワートレインによりアップした性能がアピールされました。
カスタムモデルとして前世代に設定されていた「eKスペース カスタム」からモデル名を変更した「eKクロス スペース」が設定されましたが、2023年のマイナーチェンジにあわせ、よりオフロード性能を重視した「デリカミニ」に変更されました。
新型三菱eKスペースについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!