ダイハツが軽トラック「ハイゼット トラック」に、燃費21.0km/Lを実現するパックオプション「エコパック」を新設定
軽トラック燃費競争が激化している…
「軽トラックをどう使うか?」がポイントになる燃費SPミッション
▼ダイハツ ハイゼット エコパック概要解説画像
ダイハツ ハイゼット トラック パックオプション「エコパック」概要・価格
- 高速道路や長距離利用の多い建設業や運送業、日常の通勤や買い物など軽積状態での走行が多いドライバーに向けて開発したオプションで、より低燃費で静かな走りを実現
- 標準車に比べ、リヤデファレンシャルギヤをハイギヤ化した上で、副変速機(エコ・楽モード切替機構)を追加したマニュアルトランスミッションを搭載
- 燃費は軽キャブトラックトップの21.0km/L
- 積載状態や山間路などの走行では、副変速機のトランスファーレバーをLoモードに切替えることで、エコパック非装着車同等の走行が可能
- 「エコパック」設定グレードは、「スタンダード(2WD/4WD)」「エクストラ(2WD)」「ハイルーフ(2WD/4WD)」「ジャンボ(2WD)」の5MT車
- オプション価格:4万3200円
ハイゼットに新設定された「エコパック」は、ディファレンシャルギア比を高くし、エンジン回転数を抑え燃費を良くするオプション
燃費重視の「Hi」モードのほか、通常どおりの加速性能になる「Lo」モードへ切りかえることも可能
※ハイゼットの4WD車は標準でトランスファーを搭載しており、標準ギア比よりさらに低い「Lo」モードへ切りかえ可能
オプションを選択すると、ディファレンシャルギア比が高くなる分、4WD車の「Lo」モードでの発進性能は落ちると思われます。
しかし、ドライバーが任意でトランスファーを変更する必要があり、クルマを停止した状態でなければモードの切りかえはできないので、高速道路など、停止できないところを走る人は、走り出す前にHiモードへ変更するのを忘れないように注意が必要
▼「エコパック」装着 グレードごとの燃費
ハイゼットは今年9月のフルモデルチェンジで、燃費19.6km/Lを5MT車で達成し、ライバルであるスズキ キャリイの最高燃費モデル「自動変速マニュアル 5AGS」の燃費を0.2km/L上回っていた
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「エコパック」はそれを、空荷状態で走ることが多い人にあわせて、さらに燃費を良くしたかたちだね
軽トラックは強度を重視して作られているものの、車重800kg弱と、最近の軽自動車の中では軽い
もともと加速重視でセットされている軽トラックのギアを、乗用軽自動車なみに変更したディファレンシャルギアは、使いドコロを考えるとプラス
でも手順の手間から、荷物を積んだ状態でも”Hiモードだけ”を使うと、負荷が高まり、クラッチやエンジンの寿命を縮めてしまう
うまく使うのにはドライバーのマメさも重要だね