メルセデス・ベンツが発表したオフロードモンスターマシン、「G 63 AMG 6×6」をチェック!
見れば見るほど、すごすぎて…(笑)
完全に軍用車両 ハブリダクションによるポータルアクスルの実力!
▼走行映像
メルセデス・ベンツ G 63 AMG 6×6 スペック・採用技術・価格
- 全長×全幅×全高:5875 × 2185 × 2280mm
- エンジン:V型8気筒 5.5L ツインターボ
- 最高出力:544ps
- 最大トルク:77.5kgm
- ミッション:7速AT
- 車重:3850kg
- クロスカントリー向け「Gクラス」をベースに6輪駆動へ変更
- トルク配分:F31/M42/R27
- 駆動力、最低地上高を確保するために有利なポータルアクスルを採用
- 最低地上高460mm、渡河深度1000mm(比較:ベースモデルG63AMG 最低地上高 215mm、渡河深度 600mm)
- ディファレンシャルロックは5つ(ロックは3ステージ制御。アクスル間デフロックのステージ1、リヤ2軸間もロックするステージ2、フロントもロックするステージ3)
- タイヤ空気圧調整システム搭載(通常の空気圧から、0.5バールまで20秒)
- シートやダッシュボードなどに最高級designoレザーを採用
- ボディカラー5色、インテリアカラー2色
- 日本専用装備として、360°カメラシステムを装備
- 価格:8千万円
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このサイズでドリフトができるほどの駆動力があって、登る気すらおきないほどの急坂もスイスイ
これほどの走りができる理由は、メルセデスがオーストラリア軍用車などに採用している技術の転用が大きいらしい
完全に6輪を同調させて走行できる5つのディファレンシャルロック
東日本大震災で活躍したウニモグにも採用されていた、強力な駆動力を獲得し、最低地上高を上げるポータルアクスルの効果は絶大
【ポータルアクスルについてはこちら】
▲参考:メルセデス・ベンツ ウニモグ
G63AMG6x6の6輪という特異な見た目の中には、本気すぎる中身が詰まっている
しかし、それだけではないのがメルセデス
軍用技術を使っているからといって、快適性が失われているなんてことはない
▼解説映像
空気圧調整など、普通ではありえない装備が追加されているインテリアなのに、高級素材を使うなどして、8千万円という価格に見合ったラグジュアリーさ
このミスマッチが、硬派な機械屋であり、高級車ブランドでもある、メルセデス・ベンツらしいのかも
どう考えても日本でのドライブは楽じゃないと思うけれど、一応日本用の特別装備として360°カメラが採用されているのもまた、らしい…(笑)
価格、サイズ、そしてスペックと、どれも一般のユーザー向けではないね
6×6はメルセデス・ベンツでも長い人気を誇るクロスカントリービークル「Gクラス」のアピールも兼ねているので、「6×6が良かったから、ベースモデルを見てみようかな」、と考えるのがいいのかも