スズキが、コンパクトワゴン「ソリオ」の新モデルを発表しました。
新モデルにより魅力をアップするスズキ新型ソリオについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】特別仕様車!スズキ新型ソリオGX2/GX4発売!
- スズキ新型ソリオの【主な変更点まとめ】
- スズキ新型ソリオの外装(エクステリア)デザイン
- スズキ新型ソリオGX2/ソリオGX4を新設定!
- スズキ新型ソリオのボディカラーは?(全14色)
- スズキ新型ソリオのボディサイズは?
- スズキ新型ソリオの内装(インテリア)デザイン、シートレイアウトは?
- スズキ新型ソリオのパワートレインとスペックは?
- スズキ新型ソリオの燃費は?
- スズキ新型ソリオの安全装備は?
- スズキ新型ソリオのプラットフォームは?
- スズキ新型ソリオの価格は?
- スズキ新型ソリオの発売日は?
- スズキ・ソリオを「おさらい」
【最新情報】特別仕様車!スズキ新型ソリオGX2/GX4発売!
▼スズキ新型ソリオGX2の画像
スズキが「ソリオ」の特別仕様車となる「GX2」「GX4」の発売を発表しました。
スズキ・ソリオは、ブランドのコンパクトトールワゴンとして製作され、独自技術のフルハイブリッドモデルによる高い燃費性能や使い勝手の良さが人気になっています。
新設定された「GX2」と「GX4」はそれぞれ2WDと4WDモデルとなり、専用のエクステリアや衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」、アダプティブクルーズコントロールのほか、内外装の装備やフロントシートSRSサイドエアバッグなどを追加して魅力がアップされています。
▼スズキ・バレーノ
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スズキ新型ソリオの【主な変更点まとめ】
▼スズキ新型ソリオの変更点
- 特別仕様車「ソリオGX2」「ソリオGX4」を設定。
専用エクステリア、デュアルカメラブレーキサポート、アダプティブクルーズコントロール、専用シルバーステッチファブリックシート、ブラックドアトリムクロス、ピアノブラック調インパネセンターガーニッシュなどを装備
▽2018年7月マイナーチェンジでの変更点
- 新デザインの外装、内装を採用
- 安全システム「デュアルカメラブレーキサポート」の機能を向上し、アダプティブクルーズコントロール、ハイビームアシストを追加
- 全方位モニター用カメラに「3Dビュー」と「左右確認サポート機能」を追加
- 「後退時ブレーキサポート」、「後方誤発進抑制機能」、「リヤパーキングセンサー」を「デュアルカメラブレーキサポート」とセットで採用
- ソリオ「HYBRID MZ」「HYBRID SZ」、および「ソリオ バンディット」にSRSカーテンエアバッグを標準装備
- 4WD車に採用の助手席シートヒーターを、ハイブリッド仕様車(2WD車)にも採用
- ハイブリッド仕様車に設定の「エコモードスイッチ」を、ステアリングに移設して使い勝手を向上
- スポーティーな走りが楽しめるパドルシフトを採用
- 新色のボディカラーのほか、ソリオバンディットにブラック2トーンルーフを設定
スズキ新型ソリオの外装(エクステリア)デザイン
▼スズキ新型ソリオ
スズキ新型ソリオの外装には、新しいデザインのフロントロアグリルメッキ、デザインが変更されたバックドアガーニッシュ、15インチアルミホイールが採用されています。
▼スズキ新型ソリオバンディット
カスタムモデルとなる新型ソリオバンディットではベースモデルより変更幅が大きく、フロントバンパーやフロントグリル、バックドアガーニッシュを変更。
新しい15インチアルミホイールも採用するほか、LEDフロントフォグランプが装備されました。
新型ソリオを前モデルと比較!
▼ソリオ(前モデル)
▼ソリオバンディット(前モデル)
スズキ新型ソリオを改良前モデルと比較すると、デザインの変更がわかりやすくなります。
全体のイメージは前モデルから維持されていますが、ソリオとソリオバンディットの両モデルでフロント下部を中心にデザインを変更することで、より上質なデザインに仕上げられています。
スズキ新型ソリオGX2/ソリオGX4を新設定!
▼スズキ新型ソリオGX2の画像
スズキ新型ソリオには、特別仕様車として「GX2」「GX4」が設定されました。
新型ソリオGX2とソリオGX4は、夜間の歩行者も検知する衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」、アダプティブクルーズコントロールなどを搭載する「G スズキ セーフティ サポート装着車」をベースに制作。
インテリアには、フロントシートに専用シルバーステッチを備えるファブリックシート表皮を採用し、ブラックのドアトリムクロス、ピアノブラック調のインパネセンターガーニッシュ、メッキインサイドドアハンドルなどを使用することで上質感をアップ。
装備に「後席右側ワンアクションパワースライドドア」「IRカット機能付フロントガラス」「プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドアウィンドウ)」「ロールサンシェード」「後席センターアームレスト」などが追加され、快適性が向上しています。
また、安全装備にはフロントシートSRSサイドエアバッグに加え、助手席シートベルト警告灯や助手席シートベルトリマインダーを標準装備。
その他、ボディ4か所にカメラを設置して車両の周辺状況を確認する「3Dビュー」などが利用可能になる「全方位モニター用カメラパッケージ」(5万1840円高)もオプション設定されています。
加えて、2WDモデルとなる新型ソリオGX2では外観も変更され、前後バンパーをエアロ形状に変更し、サイドアンダースポイラー、ルーフエンドスポイラーも装着されています。
▼新型ソリオGX2/GX4の特別装備
- 後席右側ワンアクションパワースライドドア(挟み込み防止機構付)
- IRカット機能付フロントガラス
- プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドアウィンドウ)
- フルオートエアコン(外気温計、エアフィルター付)
- リア2スピーカー
- 電動格納式リモコンドアミラー(リモート格納)
- 車速連動式オートドアロック
- ロールサンシェード
- 運転席シートサイドポケット
- 助手席シートバックポケット
- 後席センターアームレスト
- 後席シートバックスライドレバー
- パーソナルテーブル(後席左右。ドリンクホルダー各2個、ショッピングフック各3個)
- 助手席シートヒーター(GX2)
スズキ新型ソリオのボディカラーは?(全14色)
▼スズキ新型ソリオのモノトーンボディカラー
▼スズキ新型ソリオのモノトーンボディカラー一覧
- ラッシュイエローメタリック【新色】
- クラレットレッドメタリック【新色】
- スピーディーブルーメタリック
- ネオンブルーメタリック
- ピュアホワイトパール
- ミッドナイトバイオレットメタリック
- クラッシーブラウンメタリック
- スターシルバーメタリック
- スーパーブラックパール
スズキ新型ソリオのボディカラーには、新色となる「ラッシュイエローメタリック」「
クラレットレッドメタリック」を含む全9色のモノトーンカラーが設定されています。
▼スズキ新型ソリオバンディットの2トーンボディカラー
▼スズキ新型ソリオバンディットの2トーンボディカラー一覧
- クラレットレッドメタリック ブラック2トーンルーフ
- ラッシュイエローメタリック ブラック2トーンルーフ
- スピーディーブルーメタリック ブラック2トーンルーフ
- ファーベントレッド ブラック2トーンルーフ
- プレミアムシルバーメタリック ブラック2トーンルーフ
新型ソリオバンディットにはモノトーンカラーのほか、ルーフをブラックとした2トーンも5パターン用意され、好みにあわせて選択できるようになっています。
スズキ新型ソリオのボディサイズは?
▼スズキ新型ソリオのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:3710×1625×1745mm
- ホイールベース:2480mm
- 最低地上高:140mm
- 車重:930kg(ハイブリッドは990kg)
- タイヤサイズ:165/70R14 or 165/65R15
- 参考
・スズキ・クロスビー
全長×全幅×全高:3760×1670×1705mm
ホイールベース:2435mm
最低地上高:180mm
車重:960kg
スズキ新型ソリオのボディサイズは、クロスオーバーモデルの「クロスビー」より高い全高と長いホイールベースにより、広い室内空間が確保されています。
それでも車重は、剛性をアップしながら軽量化が可能な新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」により軽自動車同等の930kgと軽く仕上げられ、軽快な走りを楽しむことができるようになっています。
▼スズキ・クロスビー
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スズキ新型ソリオの内装(インテリア)デザイン、シートレイアウトは?
▼スズキ・ソリオ
▼スズキ・ソリオバンディット
スズキ新型ソリオの内装は、シートやドアトリム表皮の変更、メーター盤面のデザイン変更により質感がアップしています。
ソリオハイブリッドに装備されている、力強くキビキビ走る「標準モード」とEV走行の頻度を高める「エコモード」を選べる「エコモードスイッチ」は、これまでインパネに装備されていましたがステアリングに移設することで使い勝手が向上しています。
ソリオの前後座席間は、余裕ある前シートの左右間距離やフラットフロア化により、雨の日などに外にでることなく室内を移動できるように設計。
改良では4WD車に採用されていた助手席シートヒーターを、ハイブリッド仕様車(全車FF仕様)にも採用することで快適性をアップ。
シートレイアウトは最大165mmスライド、56度リクライニングできるリアシートにより快適につくられ、ラゲッジスペースを大きくしたいときには助手席も折りたたむことで長尺物も積むことができるようになっています。
室内長はコンパクトハイトワゴンで最長の2515mmとされ、開放感ある空間が確保されています。
▼スズキ新型ソリオの室内サイズ
- 室内長×室内幅×室内高:2515×1420×1360mm
- 乗員:5人乗り
スズキ新型ソリオのパワートレインとスペックは?
▼スズキ製1.2Lハイブリッドパワートレイン
▼スズキ新型ソリオのパワートレインとスペック
- 【自然吸気エンジン】
直列4気筒1.2Lガソリン
出力:91ps/12.0kgm
トランスミッション:CVT
駆動方式:FF or 4WD - 【マイルドハイブリッド】
直列4気筒1.2Lガソリン+電気モーター
エンジン出力:91ps/12.0kgm
モーター出力:3.1ps/5.1kgm
トランスミッション:CVT
駆動方式:FF or 4WD - 【ハイブリッド】
パワートレイン:直列4気筒1.2Lガソリンエンジン+電気モーター
エンジン出力:91ps/12.0kgm
モーター出力:13.6ps/3.1kgm
トランスミッション:5速AGS
駆動:FF
新型ソリオには、1.2Lガソリン自然吸気エンジン、1.2Lマイルドハイブリッド、1.2Lストロングハイブリッドの3種類のパワートレインが設定されています。
1.2Lストロングハイブリッドモデルは、トランスミッションに5速マニュアルをベースに自動変速機構を追加した「5AGS(オートギヤシフト)」を採用し、伝達ロスを低減した独自システムを搭載。
変速時にエンジンとの接続を切ることで発生する駆動力の途切れを電気モーターでカバーすることで、滑らかな走りに仕上げられています。
電気モーターは約60km/h以下の低負荷時に電力のみを使った走行もできるようになっていますが、軽さも重要視され1トンを切る車重で軽快な走りと高い環境性能を両立しています。
改良ではソリオハイブリッドとソリオバンディットに、ステアリングを離さずにシフト操作ができ、スポーティーな走りが楽しめるパドルシフトを採用。
登り坂ではシフトダウンを自ら行うことで力強い登坂が可能になりました。
スズキ新型ソリオの燃費は?
▼スズキ新型ソリオの燃費
- 1.2Lガソリン:24.8km/L
- 1.2Lマイルドハイブリッド:27.8km/L
- 1.2Lストロングハイブリッド:32.0km/L
スズキ新型ソリオの燃費値は、最新プラットフォームにより軽量化された車体により、1.2Lガソリンでも24.8km/L、最も高い燃費のストロングハイブリッドで32.0km/Lの低燃費となっています。
マイルドハイブリッドモデルは中間の燃費に設定され、4WD車も選択できるようになっています。
スズキ新型ソリオの安全装備は?
スズキ新型ソリオの安全装備には、性能を向上させたステレオカメラ方式の先進安全装備「デュアルカメラブレーキサポート」が搭載されています。
最新の「デュアルカメラブレーキサポート」は、夜間の歩行者を検知する機能のほか、ロングドライブをサポートするアダプティブクルーズコントロール、周囲の状況に合わせて自動でハイビームとロービームを切り替えるハイビームアシストを追加。
「デュアルカメラブレーキサポート」とのセットで、リヤバンパーに内蔵した4つの超音波センサーが車両後方にある障害物を検知し、自動でブレーキをかけることで後退時の衝突回避または被害軽減を図る「後退時ブレーキサポート」、「後方誤発進抑制機能」、「リヤパーキングセンサー」を採用。
これにより、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「セーフティ・サポートカー」の「サポカーS ワイド」に該当する安全性が確保されました。
その他、新型ソリオでは全方位モニター用カメラに、周囲を立体的に360°確認できる「3Dビュー」と、自車の前方および後方で左右から人や物が自車に近づいてくることをお知らせする「左右確認サポート機能」を追加。
ソリオ「HYBRID MZ」「HYBRID SZ」、および「ソリオ バンディット」にはSRSカーテンエアバッグも標準装備することで、衝突安全性能がアップしています。
スズキ新型ソリオのプラットフォームは?
▼スズキ新世代プラットフォーム「ハーテクト」
新型ソリオには、スズキの新世代プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」が使用されています。
ハーテクトは、フルモデルチェンジしているアルトやワゴンR、スイフトなどにも採用。
構造や部品の配置を全面的に刷新することでアンダーボディーを理想的な骨格構造とし、基本性能の向上と軽量化を両立。屈曲した骨格を最短距離で滑らかにつなぐことで、合理的かつシンプルな形状に。
前モデルから曲げ剛性とねじり剛性を約30%向上しながらも、ソリオで車重を前モデルから70kgも軽量化。
足まわりもHEARTECTに合わせて最適化され、前後のサスペンションストロークを拡大して乗り心地を向上。
フロントサスペンションとリアのトーションビーム式サスペンションは高剛性化が施され、操縦安定性が向上しています。
スズキ新型ソリオの価格は?
スズキ新型ソリオに新設定された特別仕様車GX2/GX4の価格は、ベースとなる「ソリオGスズキセーフティサポート装着車」から、15万円ほどのアップになっています。
これにより1.2Lガソリン車のラインナップが拡大し、より好みにあった仕様を選択できるようになっています。
▼スズキ新型ソリオの価格
▽特別仕様車【新設定】
- GX2(1.2Lガソリン/FF):1,693,440円
- GX4(1.2Lガソリン/4WD):1,788,480円
▽1.2L自然吸気エンジン
- ソリオG
FF:1,459,080円、4WD:1,585,440円 - ソリオG スズキ セーフティ サポート装着車
FF:1,545,480円、4WD:1,671,840円
▽1.2Lマイルドハイブリッド
- ソリオHYBRID MX
FF:1,703,160円、4WD:1,829,520円 - ソリオHYBRID MZ
FF:1,954,800円、4WD:2,081,160円 - ソリオバンディットHYBRID MV
FF:1,944,000円、4WD:2,070,360円
▽1.2Lストロングハイブリッド
- ソリオHYBRID SX
FF:2,019,600円 - ソリオHYBRID SZ
FF:2,179,440円 - ソリオバンディットHYBRID SV
FF:2,168,640円
スズキ新型ソリオの発売日は?
スズキ新型ソリオに新設定された特別仕様車「GX2」と「GX4」は、2019年7月11日に発売されました。
スズキはソリオのバリエーションを拡大することで、高い燃費性能や使い勝手の良さを再度ユーザーにアピールしていきたい考えです。
スズキ・ソリオを「おさらい」
▼ワゴンRソリオ(初代)
スズキ・ソリオ(SOLIO)は、初代となる「ワゴンRソリオ」が2000年に登場したコンパクトトールワゴンです。
軽自動車「ワゴンR」とパーツを共有し開発された普通車「ワゴンRワイド」が1999年のフルモデルチェンジにより「ワゴンR+」とされましたが、翌年の改良時にモデル名を「ワゴンRソリオ」に変更。
さらに2005年の改良時に、現在使用されている「ソリオ」へ車名を独立しました。
▼ソリオ(2代目)
2010年に登場した2代目では、新設計のプラットフォームによりコンパクトカーに最適化することで、名実ともに独立。
カスタムモデルとなる「ソリオバンディット」も新設定されました。
2015年に登場した現行モデルの3代目では、スズキの新世代プラットフォーム「ハーテクト」を採用することで、1トン以上だった車重を930kgまで軽量化。
マイルドハイブリッドやストロングハイブリッドパワートレインを搭載することで、クラストップの燃費性能を持つモデルになっています。
三菱自動車にもOEM供給され、「デリカD:2」として販売されています。
新型スズキ・ソリオについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!