アウディが、フラッグシップサルーン「A8」の新モデルを発表しました。
アウディの最上級モデルとして魅力をアップした新型A8のデザインや価格、パワートレインなどをご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ハイスペック!アウディ新型S8フルモデルチェンジ発表!
- アウディ新型A8の【主な変更点まとめ】
- アウディ新型A8の外装(エクステリア)デザイン
- 走りの最上級!アウディ新型S8設定!
- アウディ新型A8の内装(インテリア)デザイン
- アウディ新型A8/A8Lのボディサイズは?
- アウディ新型A8のパワートレインとスペックは?
- PHEV!アウディ新型A8 TFSI eも設定!
- アウディ新型A8の燃費は?
- アウディ新型A8の安全装備は?
- アウディ新型A8の価格は?
- アウディ新型A8の発売日は?
- アウディA8を「おさらい」
【最新情報】ハイスペック!アウディ新型S8フルモデルチェンジ発表!
▼アウディ新型S8の画像
アウディが、「A8」のハイスペックモデル「S8」のフルモデルチェンジを発表しました。
アウディA8は、ブランドの中でも最上級のサルーンとして設定され、アウディを牽引するプレミアムモデルとなっています。
現行モデルは2018年10月に日本でもフルモデルチェンジし、新世代となっていました。
新しく発表されたアウディ新型S8は、最新のブランドデザインやパワートレインを採用し、性能が大幅に進化しています。
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アウディ新型A8の【主な変更点まとめ】
▼アウディ新型A8の変更点
- ハイスペックモデル「S8」を設定。
48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載するV型8気筒4Lツインターボエンジンを採用
▽フルモデルチェンジ時の特徴・変更点
- 新世代のブランドデザインとしたエクステリア、インテリアを採用
- パワートレーンに最新の48Vマイルドハイブリッドドライブシステム(MHEV)を搭載
- ロングホイールベースモデル「A8L」も設定
- 5つのレーダーセンサー、5つのカメラ、12の超音波センサー、1つのレーザースキャナーからなる先進安全システムを装備。
センサーから得られる膨大な車両周辺の情報を統合的に分析し、高度な周辺環境モデルを構築する「zFAS(セントラル ドライバーアシスタンス コントローラー)」も採用して制御を高度化 - プラグインハイブリッドモデル「60 TFSI e」の日本導入を予定
▼アウディ新型A8の動画
アウディ新型A8の外装(エクステリア)デザイン
▼新型A8
アウディ新型A8の外装は、アウディの最新デザインにより大きく変更されました。
フロントには、六角形の大型グリルが採用され、質感を高めながら高い運動性が表現されています。
テールランプは左右が連続したものとされ、水平なラインを持つバンパーとあわせ安定感のあるデザインに仕上げられています。
アウディ新型A8を前モデルと比較!
▼前型A8
新型A8の外装を前モデルと比較すると、フロント部分が引き締められスポーティなものになっていることがわかります。
ボディサイドは滑らかに変更することで、上質なデザインとされています。
走りの最上級!アウディ新型S8設定!
▼アウディ新型S8の画像
アウディ新型A8は、最上級モデルとなる「S8」の設定が発表されました。
アウディ新型S8は、専用のエクステリアによりベースモデルと差別化され、エンジンにマイルドハイブリッドシステムを採用したV型8気筒4Lツインターボエンジンを搭載し570psを出力。
気筒休止やスタート・ストップ機能の拡大により、高い走行性能と環境性能が両立されています。
足回りには、電動アクチュエーターを組み合わせたアダプティブエアサスペンションを採用することで、上質な乗り味を実現。
駆動システムには、アウディ・スポーツが手がける高速コーナリング時に左右の後輪間でトルクを分配するディファレンシャルが装備され、四輪操舵とあわせて走行性能が高められています。
アウディ新型A8の内装(インテリア)デザイン
▼新型A8
アウディ新型A8の内装は、最新のシステムを採用することで洗練されたデザインになっています。
センターコンソールには上部に10.1インチ、下部に8.6インチのタッチ式スクリーンが配置され、多彩な機能をわかりやすく操作することができるようになっています。
また、新型A8はLTEネットワークに常時接続され、目的地についてのオンライン検索、ニュースや天気予報といった情報取得、最寄のガソリンスタンドや駐車場の検索などができ、地図データの無料オンライン更新(3年間)にも対応する「Audi connect」を標準装備。
さらにスマートフォンとA8を接続する「myAudiアプリ」を使用することで、車両状況のチェックやドアの施錠と解錠、カーナビに目的地情報を送ることなどが可能とされています。
室内空間は前モデルから拡大され、メインとなるリアシートの快適性をアップ。
トランク容量は505Lが確保し、さまざまなシーンに対応できるようになっています。
アウディ新型A8/A8Lのボディサイズは?
▼アウディ新型A8のボディサイズと比較
- 新型A8
全長×全幅×全高:5170×1945×1470mm
ホイールベース:3000mm
※A8 Lは全長とホイールベースが+130mm
車重:2040kg - 前モデル
全長×全幅×全高:5145×1950×1465mm
ホイールベース:2990mm
車重:1930kg
アウディ新型A8のボディサイズは、前モデルから全長+25mm、ホイールベースが+10mmと変更され、より快適性が追求されています。
ボディはアルミニウム、スチール、マグネシウム、CFRP(カーボンファイバー強化プラスチック)などを使って構成され、異なる素材を精密に耐久性高く接合するため14種類もの接合技法を使用。
これによりねじり剛性は前モデルから24%もアップしています。
アウディ新型A8のパワートレインとスペックは?
▼新型A8のパワートレインとスペック
- 【55 TFSI】
V型6気筒3Lガソリンターボ「TFSI」+「MHEV」
出力:340ps/51.0kgm - 【60 TFSI】
V型8気筒4Lガソリンターボ「TFSI」+「MHEV」
出力:460ps/67.3kgm - 【S8】
V型8気筒4Lガソリンターボ「TFSI」+「MHEV」
出力:570ps/81.6kgm - トランスミッション:8速AT
- 駆動:4WD「Quattro」
- 最高速度:250km/h(リミッター)
- 0-100km/h加速:5.3秒
アウディ新型A8のパワートレインには、最新のマイルドハイブリッドシステムを持つ3Lと4Lのガソリンターボエンジンが採用されました。
搭載されたマイルドハイブリッドシステム「MHEV(マイルドハイブリッドエレクトリックビークル)」は、48V電源システムとベルト駆動式オルターネータースターターにより、エンジンを休止させ無負荷で走ること(コースティング)が可能になり、エンジン再始動もスムーズになっています。
足回りは、従来から採用しているアルミニウム製の前後サスペンションアームをさらに軽量化し滑らかな走行を実現。
エアサスペンションには「アウディドライブセレクト」でコンフォート、オート、ダイナミックなどにモード変更可能な電子制御式可変ダンパーを組み合わせ標準装備されています。
また、オプションとして4輪操舵を行なう「ダイナミック オールホイール ステアリング」が設定され、電子制御により65km/h以下での走行中はリアタイヤをフロントと逆方向に最大5度まで操舵し、市街地などでの小まわりを向上させて最小回転半径を通常より約0.5m小さい5.3mとしています。
中高速で走行するときには、リアタイヤをフロントと同じ方向に操舵して走行安定性を高めることができるようになっています。
PHEV!アウディ新型A8 TFSI eも設定!
▼アウディ新型A8 TFSI eのスペック
- 【55 TFSI e】
V型6気筒3Lガソリン+電気モーター
システム出力:368ps/51.0kgm - 【60 TFSI e】
V型8気筒4Lガソリン+電気モーター
システム出力:462ps/71.3kgm - 航続距離:40km以上
- トランスミッション:8速AT
- バッテリー:14.1kWhリチウムイオン
- 充電時間
7.4kWチャージャー:約2時間30分
230Vソケット:約6時間30分
アウディ新型A8は、プラグインハイブリッドモデルとなる「TFSI e」が発表されています。
「A8 TFSI e」は、A6、A7、Q5と同時にプラグインハイブリッドシリーズ「TFSI e」のモデルとして公開。
いずれも電気のみで40km以上の走行が可能となっています。
パワートレインの出力は、他モデルに搭載される「50TFSI e」の300ps/45.9kgmから強化され、「55TFSI e」で368ps/51.0kgm、「60TFSI e」で462ps/71.3kgmを発揮。
パワートレイン技術の一部は電気自動車SUVとして発表された「eトロン」からからくるものとなっており、高効率の運動エネルギー回収が可能になっています。
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アウディ新型A8の燃費は?
▼アウディ新型A8の燃費
- 3Lターボ:10.5km/L
- 4Lターボ:8.7km/L
アウディ新型A8の燃費は、JC08モードで10.5km/Lと発表されています。
前モデルで12.5km/Lだった3Lターボエンジンから、ボディサイズや最大トルクを6kgmアップしながら燃費の低下は最小限に抑えられています。
アウディ新型A8の安全装備は?
アウディ新型A8の安全装備には、5つのレーダーセンサー、5つのカメラ、12の超音波センサー、1つのレーザースキャナーと、最大で合計23個のセンサーを使用した最新システムが採用されています。
海外での初公開時には、中央分離帯で車道がわかれている場合に60km/h以下で自動運転をする、世界初となるレベル3の自動運転技術「Audi AIトラフィックジャムパイロット」の搭載がトピックになっていましたが、国内外で法整備が追いついていないため、自動運転機能は利用できないようになっています。
安全システムは新機能として、見通しのわるい交差点での「フロントクロストラフィックアシスト」や、万が一の車両の側面からの衝突にも備える「プレセンス360」、従来採用されていたアダプティブクルーズコントロール(ACC)、アクティブレーンアシスト(ALA)、トラフィックジャムアシストの3つの機能を統合した「アダプティブドライブアシスト(ADA)」が利用できるようになっています。
また、145度の視野と高解像度を持つレーザースキャナーの搭載により、多くのドライバーアシスタンスシステムで制御システムが改善され、より自然でスムーズな加減速やステアリングアシストが実現されています。
アウディ新型A8の価格は?
▼アウディ新型A8の価格
- A8 55 TFSI quattro:11,400,000円
- A8 60 TFSI quattro:15,100,000円
- A8 L 60 TFSI quattro:16,400,000円
アウディ新型A8の価格は、1140万円からに設定されました。
この価格は前モデルから、装備を充実しながら維持されています。
ロングホイールベースモデルとなるA8Lは標準モデル+130万円とされ、拡大された空間はリアシートの快適性アップに使用されます。
アウディ新型A8の発売日は?
新世代モデルのアウディ新型A8は、日本で2018年10月15日に発売されました。
ハイスペックモデルとなる新型S8は、欧州で2019年後半に発売され、日本発売日は2020年後半になるとみられています。
アウディは最上級モデルを刷新することで、他のプレミアムブランドに対抗していく予定です。
アウディA8を「おさらい」
▼アウディA8(初代)
アウディA8(エーエイト)は、初代が1994年に登場した高級乗用車です。
1988年に登場した「アウディV8」の後継モデルとして開発され、欧州Fセグメント(全長5m以上のラージクラス)に属するアウディのフラグシップモデルとなっています。
駆動方式には一時期FFモデルも設定されましたが、現在は4WDシステム「クワトロ」のみとされています。
初代ではベース車にも搭載される4.2Lエンジンの出力を310馬力から360馬力にアップした上位モデル「S8」が設定され、海外では世界初のW型12気筒6Lエンジン搭載車も販売されました。
▼アウディA8(2代目)
2代目では、デザインコンセプトを前モデルから引き継ぎながらシャープな表情とされ、5速ATだったトランスミッションに6速ATを採用。
▼アウディA8(3代目)
2010年に登場した3代目の前モデルでは、革新の美学を意味する「The Art of Progress(アート・オブ・プログレス)」 をコンセプトとし、エレガントなデザインを採用。
エンジンにはV型8気筒4.2LとV型6気筒3.0Lのガソリンとディーゼル、W型12気筒6Lガソリンをラインナップ。
トランスミッションには8速ATが組み合わせられました。
新型アウディA8については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!