ボルボが、「V90」の日本仕様マイナーチェンジを発表しました。
改良により魅力をアップしたボルボ新型V90について、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ボルボ新型V90/新型V90クロスカントリーにマイナーチェンジ日本発売!
- ボルボ新型V90の【主な変更点まとめ】
- ボルボ新型V90の外装(エクステリア)デザイン
- ボルボ新型V90のボディサイズは?
- ボルボ新型V90の内装(インテリア)デザイン
- ボルボ新型V90のパワートレインとスペックは?
- ボルボ新型V90を試乗動画でチェック!
- ボルボ新型V90の燃費は?
- ボルボ新型V90の安全装備は?
- ボルボ新型V90の価格は?
- ボルボ新型V90の発売日は?
- ボルボV90を「おさらい」
【最新情報】ボルボ新型V90/新型V90クロスカントリーにマイナーチェンジ日本発売!
▼ボルボ新型V90クロスカントリー(左上)、ボルボ新型V90(右下)
ボルボが、「V90」と「V90クロスカントリー」の日本仕様改良を発表しました。
ボルボV90は、クロスオーバーバージョンとなる「V90クロスカントリー」のほか、セダンの「S90」、SUVの「XC90」とともにブランドのフラッグシップ「90シリーズ」としてラインナップされ、世界的に人気になっています。
日本では、2018年次RJCカーオブ ザ イヤー・インポート、日本自動車殿堂インポートカーオブザイヤーを受賞していました。
改良では安全機能を充実するほか、最新の装備を採用することで魅力がアップしています。
▼ボルボV90(次期モデル)
【ボルボ新型V90最新情報】マイナーチェンジ!V90クロスカントリー/T8/T6、燃費やサイズ、価格、発売日は?
ボルボ新型V90の【主な変更点まとめ】
▼ボルボ新型V90の変更点
- 安全システム「City Safety」に「ステアリングサポート(衝突回避支援機能)」、CTA(クロス・トラフィック・アラート)に衝突回避・被害軽減ブレーキ機能を追加
- 「V90」のPHEV「T8 Twin Engine AWD Inscription」に装備されるオレフォス社製クリスタルシフトノブに新デザインを採用。
駆動用リチウムイオンバッテリーの容量を30Ahから34Ahに拡大し、EV走行距離を向上 - 「V90クロスカントリー」のグレード名を、「Momentum(モメンタム)」から「クロスカントリー」に、「Summum(サマム)」から「クロスカントリー Pro」に変更
▽2018年7月改良での変更点
- 直列4気筒2Lディーゼルターボ「D4」エンジン搭載車を追加
- 上級グレード「V90 Inscription」「V90 クロスカントリー Summum」の標準装備に、「テイラード・ダッシュボード&インナードアパネル・トップ」「haman/kardonプレミアムサウンド・オーディオシステム」(600W、14スピーカー、サブウーファー付)を新しく採用
ボルボ新型V90の外装(エクステリア)デザイン
▼ボルボ新型V90
ボルボ新型V90の外装は、シンプルなスカンジナビアン・デザインをベースに、最も美しいとされる黄金比を取り入れるなど、上質なデザインに仕上げられています。
ヘッドライトはブランドデザインとなっている北欧神話の「トール・ハンマー」をモチーフとしたT字型アクセントとし、特徴的リアコンビネーションランプも採用することで、リアビューのデザイン性も高められています。
▼ボルボ新型V90クロスカントリー
クロスオーバーSUVとなる新型V90クロスカントリーは、ベースモデルから車高を大きく高め、カラーを変更したボディ下部とホイールアーチの専用ガードなどによりちから強いデザインとされています。
ボルボ新型V90のボディサイズは?
▼ボルボ新型V90のボディサイズ
- 全長×全幅×全高
V90:4935×1880×1475mm
V90クロスカントリー:4940×1905×1545mm - ホイールベース:2940mm
- 車重
V90:1740kg(4WD車は1840kg)
V90クロスカントリー:1850kg(全車4WD)
ボルボ新型V90のボディサイズは、フラッグシップモデルとして余裕のある設計とされています。
V90クロスカントリーでは、専用のオーバーフェンダーにより全幅が25mm拡大され、全高も+70mmと大幅にアップすることで、最低地上高220mmと本格SUVに匹敵する数値を確保。
高い剛性と軽量化を実現する車体設計により、質感の高い走りが可能とされています。
ボルボ新型V90の内装(インテリア)デザイン
ボルボ新型V90の内装は、スイッチの数を減らし外装と同じくシンプルとしながらも、大画面センターディスプレイの採用により快適な操作性を実現した最新デザインに仕上げられています。
インテリアトリムには最上級のレザーやウッドを使用することで、落ち着きのある上質なつくりとされています。
改良では、PHEVモデルで採用しているスウェーデンを代表するワイン&シャンパングラスメーカー「オレフォス製クリスタル・シフトノブ」のデザインが変更されました。
V90は大きな車体サイズを利用し、後席にも快適なドライブが可能な空間が確保されています。
余裕のあるラゲッジは、フラットに収納できるリアシートにより最高1529Lもの容量となり、タフなワゴンとして使うこともできるようになっています。
ボルボ新型V90のパワートレインとスペックは?
▼ボルボ新型V90のパワートレインとスペック
- 【D4】
直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力:190ps/40.8kgm - 【T5】
直列4気筒2Lガソリンターボ
出力:254ps/35.7kgm - 【T6】
直列4気筒2Lガソリンスーパーチャージャー&ターボ
出力:324ps/40.8kgm - 【T8 プラグインハイブリッド】【改良】
直列4気筒2Lガソリンスーパーチャージャー&ターボ+電気モーター
システム出力:400ps/65.3kgm
EV航続距離:50km - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:FF or 4WD
ボルボ新型V90のパワートレインは、PHEVモデル「T8」の駆動用リチウムイオンバッテリーの容量が30Ahから34Ahに拡大し、EV走行距離を向上しました。
D4モデルは、2Lディーゼルながら最高出力を190psまで高め、最大トルクも40.8kgmと厚く仕上げられていることで、大きな車体を持つV90も軽快に加速させることができるようになっています。
新型V90にはその他、ターボチャージャーとスーパーチャージャーを組み合わせることでターボラグのない最適な過給を実現し高出力と燃費性能を高めた「T6」をラインナップ。
トランスミッションは全モデルで多段化を進めた8速ATを採用することで、各パワートレインの性能を余すことなく引き出すセッティングとされています。
ボルボ新型V90を試乗動画でチェック!
ボルボ新型V90は、試乗動画が公開されています。
質感の高いつくりや走りが高い評価を受けています。
ボルボ新型V90の燃費は?
▼ボルボ新型V90の燃費
- T5(254psガソリン/FF):14.4km/L
- T6(324psガソリン/4WD):12.7km/L
- T8(400psプラグインハイブリッド/4WD):15.0km/L
ボルボ新型V90の燃費は、プラグインハイブリッドのT8のハイブリッドモードで15.0km/Lとなっており、電力のみで45kmの走行も可能とされています。
ガソリン車のT5でも14.4km/Lとされ、フラッグシップワゴンながら使いやすく仕上げられています。
ボルボ新型V90の安全装備は?
ボルボ新型V90の安全装備には、ボルボがブランドの大きなセールスポイントとしている最先端の安全システムが採用されました。
改良では運転支援機能「インテリセーフ」の衝突回避・被害軽減ブレーキシステム「City Safety」に、被害軽減ブレーキだけで衝突を回避できない場合にステアリング操作をサポートする「ステアリング・サポート(衝突回避支援機能)」を追加。緊急回避の操作が行なわれる場合は前後タイヤの内輪側にブレーキを効かせ、安全にステアリング操作できるようにサポートされます。
また、リアバンパーに内蔵するミリ波レーダーによって接近する車両、歩行者、自転車を検知して、後退出庫時に危険がある場合は警告音でドライバーに通知するとともに被害軽減ブレーキを作動させる「衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付CTA(クロス・トラフィック・アラート)」が追加されています。
▼ボルボ新型V90の安全機能
- サイクリストとの衝突回避・被害軽減
- ステアリング・サポート(衝突回避支援機能)
- オンカミング・レーン・ミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)
- インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)
- 大型動物検知機能(夜間含む)
- ステアリングアシスト付BLIS(後車衝突回避支援機能付ブラインドスポット・インフォメーション・システム)
- ランオフロード・ミティゲーション(道路逸脱回避支援システム)
- ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
- パイロット・アシスト(車線維持支援システム)
- 被追突時警告機能(静止時オートブレーキ機能付)
- LCMA(レーン・チェンジ・マージ・エイド)
- CTA(クロス・トラフィック・アラート)
- LKA(レーン・キーピング・エイド)
- RSI(ロード・サイン・インフォメーション)
- DAC(ドライバー・アラート・コントロール)
- パーク・アシスト・パイロット(縦列・並列駐車支援システム)
- 360°ビューカメラ
- LEDヘッドライト(アクティブベンディング機能付)
- フル・アクティブ・ハイビーム(LEDヘッドライト)
- LEDフロント・フォグライト(コーナリング・ライト機能付)
- ランオフロード・プロテクション (道路逸脱事故時保護機能)
- 電動プリクラッシュ・テンショナー付フロントシートベルト
- 衝撃吸収機構付フロントシート
- 衝突時ブレーキペダルリリース機能
ボルボ新型V90の価格は?
▼ボルボ新型V90の価格
▽V90
- V90 T5 Momentum:6,915,741円
- V90 D4 Momentum:7,221,297円
- V90 D4 Inscription:8,087,037円
- V90 T6 AWD Inscription:8,596,297円
- V90 T8 Twin Engine AWD Inscription:9,920,371円
▽V90クロスカントリー
- V90 Cross Country T5 AWD:7,221,297円
- V90 Cross Country D4 AWD:7,526,852円
- V90 Cross Country T5 AWD Pro:8,087,037円
- V90 Cross Country D4 AWD Pro:8,392,593円
- V90 Cross Country T6 AWD Pro:8,800,000円
ボルボ新型V90の価格は、装備の充実により前モデルから10万円ほどアップしています。
V90クロスカントリーではグレード名が変更され、従来の「Momentum(モメンタム)」は「クロスカントリー」に、「Summum(サマム)」は「クロスカントリー Pro」となっています。
ボルボ新型V90の発売日は?
改良されたボルボ新型V90とV90クロスカントリーは、2019年9月12日に日本で発売されました。
ボルボはフラッグシップモデルのV90シリーズに最新の機能を採用することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
ボルボV90を「おさらい」
▼ボルボV90(初代)
ボルボV90は、初代が1996年に発売されたブランドの上級ステーションワゴンです。
初代は登場前まで販売されていた「ボルボ900」の後継とされましたが、実質的にはマイナーチェンジにあたり、内外装の変化は小規模とされました。
ボルボの特徴とされていたスクエアデザインが継承され、内装には木目パネルやパワーシート、本革シートなどを採用。
ボルボが長年追求してきた安全性を高める装備として、エアバッグは運転席・助手席用に加え、当時先進的なサイドエアバッグも装備されました。
初代の製造は1998年までの2年間行われ、その後長らくV90のモデル名は使用されませんでしたが、2016年に2代目となる現行モデルで復活。
それまで販売されていたV70を上級に進化した後継モデルとなりました。
欧州Eセグメントに当たる大柄なボディとなっていますが、パワートレインはプラグインハイブリッドも含めて新世代の直列4気筒2Lエンジンに統一され、ターボとスーパーチャージャーを組み合わせた最新の過給システムなどにより、高い走行性能が確保されました。
リアドアは、伝統的な垂直のものから大きく傾斜させたデザインとされましたが、ラゲッジ容量は定員乗車時で560Lが確保されています。
また、高い安全性もセールスされ、右折時に対向車を検知し予防支援する「インターセクション・サポート」、トナカイなどの「大型動物検知機能」、65km/h〜140km/hで路外逸脱をステアリング操作で修正する「ランオフロード・ミティゲーション」、回避できない路外逸脱をシートベルト巻き上げやエアバッグ制御などの統合制御で被害軽減する「ランオフロード・プロテクション」の4機能が世界初搭載されました。
新型ボルボV90については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!