トヨタが、ミニバン「アルファード」のフルモデルチェンジ発売を予定しています。
最新世代となり魅力をアップする新型アルファードについて、スペックや価格、発売日などをご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新世代!トヨタ「新型アルファード」フルモデルチェンジ!
- トヨタ新型アルファードの【主な変更点まとめ】
- 迫力!トヨタ新型アルファードの外装(エクステリア)デザインは?
- 維持!トヨタ新型アルファードのボディサイズは?
- 上質!トヨタ新型アルファードの内装(インテリア)デザイン
- 新世代!トヨタ新型アルファードのパワートレインとスペックは?
- 新型アルファードの4WD「Dynamic Torque Vectoring AWD」とは?
- 改善!トヨタ新型アルファードの燃費は?
- トヨタ新型アルファードのプラットフォームは?
- 最新システム!トヨタ新型アルファードの安全装備は?
- アップ!トヨタ新型アルファードの価格は?
- いつ?トヨタ新型アルファードの発売日は?
- トヨタ・アルファードを【おさらい】
【最新情報】新世代!トヨタ「新型アルファード」フルモデルチェンジ!
トヨタが、「アルファード」のフルモデルチェンジ発売を予定しています。
トヨタ・アルファードは、ブランドの最上級ミニバンとしてラインナップされ、兄弟車のヴェルファイアと並んで人気モデルになっています。
フルモデルチェンジする新型アルファードでは、新世代プラットフォーム「TNGA」を採用するほか、3.5Lエンジンに代えて新世代2.4Lターボエンジンの搭載などにより、使い勝手や燃費性能をアップします。
トヨタ新型アルファードの発売は、2023年5月が予定されています。
▼トヨタ・ヴェルファイア
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▼トヨタ・プリウス
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トヨタ新型アルファードの【主な変更点まとめ】
▼新型アルファードの主な変更点
- トヨタ・ニューグローバルアーキテクチャー(TNGA)に対応した、最新パワートレインを搭載
- TNGAプラットフォームを採用することで、室内空間を拡大しながら、運動性能を向上
- 3.5L自然吸気エンジンに代え、新世代2.4Lターボエンジンを搭載
- 安全システムに第2世代トヨタセーフティセンスを搭載し、コネクティビティに対応した安全機能を提供
迫力!トヨタ新型アルファードの外装(エクステリア)デザインは?
via:Spyder7
新型アルファードの外装は、現行モデルで迫力をアップしたデザインの人気が高かったことから、より力強いスタイルとされます。
▼アルファード・標準ボディ
▼アルファード・エアロボディの画像
デザインは、標準ボディのほかエアロボディ仕様が用意され、2デザインから選択できるように。
全体のボディラインは、最新プラットフォームによる走りの鋭さが感じられるスポーティな仕上げとされます。
維持!トヨタ新型アルファードのボディサイズは?
▼参考:トヨタ・アルファードのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4950×1850×1950mm
- ホイールベース:3000mm
- 最低地上高:165mm
- 車重
2.5Lエンジン車:1920kg~2020kg
3.5Lエンジン車:2100~2150kg
2.5Lハイブリッド車:2110~2200kg
新型アルファードのボディサイズは、現行モデルからほぼ維持されます。
全高は最新プラットフォームの採用によりダウンすることも可能となりますが、ミニバンらしいスタイルを維持し、室内空間が最大限拡大されます。
上質!トヨタ新型アルファードの内装(インテリア)デザイン
トヨタ新型アルファードの内装デザインは、メーター加飾やシート表皮、木目の色を変更することにより、最上級ミニバンとしての質感がさらに高められます。
インテリアトリムは、シルバー木目調の専用加飾や防汚処理加工を施したホワイト色のプレミアムナッパ本革シートなどを採用することで、先進的かつモダンな室内空間が演出されます。
メーターのデザインは、ハイブリッドやガソリン、エアロ仕様などでわけられ、それぞれのグレードの特徴を表現。
装備も大きな空間を快適に使うために充実し、大型のリア用ディスプレイや収納を設定。
シートには、テーブルを装備するほか、温度やオットマンなどの角度を集中コントロールすることができるスイッチが搭載されます。
大型ミニバンで魅力になるラゲッジスペースは、デッキボードを外し高さを活かすことができるようにすることで、幅広い用途に対応します。
新世代!トヨタ新型アルファードのパワートレインとスペックは?
▼Dynamic Force Engine
▼トヨタ新型アルファードのパワートレインとスペック
- 【2.5Lガソリン】【改良】
直列4気筒2.5L「Dynamic Force Engine」
出力:201ps/24.6kgm - 【2.4Lガソリンターボ】【初搭載】
直列4気筒2.4Lターボエンジン
出力:279ps/43.8kgm - 【アルファードハイブリッド】【改良】
直列4気筒2.5L「Dynamic Force Engine」エンジン+モーターハイブリッド
最高出力:178ps/22.5kgm
モーター最高出力:120ps/20.6kgm - トランスミッション:CVT or 8速AT(ガソリン車)
- 駆動方式:FF or 4WD(ハイブリッド車は4WDのみ)
新型アルファードのパワートレインは、これまで搭載されていた3.5Lエンジンに代え、新世代の2.4Lターボエンジンが搭載されます。
▼参考:トヨタ・アルファード(現行モデル)のスペック
- 【アルファードハイブリッド】
パワートレイン:直列4気筒2.5L+モーター
エンジン出力:152ps/21.0kgm
フロントモーター出力:143ps/27.5kgm
リヤモーター出力:68ps/14.2kgm
システム最高出力:197ps - 【2.5Lガソリン】
エンジン:直列4気筒2.5L
出力:182ps/24.0kgm - 【3.5Lガソリン】
エンジン:V型6気筒3.5L
最高出力:301ps/36.8kgm - トランスミッション:CVT or 8速AT(3.5Lガソリン車)
2.4Lターボエンジンは新世代のダウンサイジングエンジンとなり、3.5Lエンジンを上回る最大トルクを発揮。
トランスミッションには、高トルク対応型「Direct Shift-8AT」を搭載することで、より軽快な走りと高い燃費性能が両立されます。
ハイブリッドモデルでは、最新の2.5Lガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせることで環境性能を向上。
新型アルファードではハイブリッド車に、後輪を電気モーターで駆動するシステムを進化させた「新型E-Four」が組み合わせられ、高レスポンスが実現されます。
新型アルファードの4WD「Dynamic Torque Vectoring AWD」とは?
▼トヨタ「Dynamic Torque Vectoring AWD」&「新型E-Four」解説動画
トヨタ新型アルファードには、ガソリン車の上位グレードに、新開発した4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」が採用されます。
▼ダイナミックトルクベクタリングAWD
「ダイナミックトルクベクタリングAWD」は、前後および後輪の左右駆動力を最適に制御する「トルクベクタリング機構」を搭載することで、コーナリングや悪路走行時においても優れた操縦安定性とトラクション性能を発揮。
また、2WD走行時には後輪に動力を伝達する駆動系の回転を停止させて燃費向上を図る「ディスコネクト機構」も搭載されます。
▼新型E-Four
新型アルファードではこの他にも、ハイブリッド車に「新型E-Four」を採用。
電気で駆動する後輪の最大トルクを従来型の1.3倍に増加させた上で、走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する新制御を採り入れ、高い走破性と優れた操縦安定性が実現されます。
改善!トヨタ新型アルファードの燃費は?
▼トヨタ新型アルファードの燃費
- ガソリン:13.5km/L
- ハイブリッド:20.5km/L
トヨタ新型アルファードの燃費は、最新のハイブリッドシステムにより改善します。
アルファードハイブリッドは現行モデルで最高19.4km/Lとされていましたが、最新システムにより20km/Lの大台を超え、同時に走行性能も高められます。
▼参考:トヨタ・アルファードの燃費(現行モデル)
- ハイブリッド
燃費:18.4〜19.4km/L - 2.5Lガソリン車
燃費:11.4〜12.8km/L - 3.5Lガソリン車
燃費:10.4~10.8km/L
トヨタ新型アルファードのプラットフォームは?
新型アルファードのプラットフォームには、トヨタの新世代「TNGA」が採用されます。
TNGAは「TOYOTA New Global Architecture(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」の頭文字で、プラットフォームのほか、トヨタの新しい車づくりの進め方を示すものとされ、特徴は下記の通りです。
- 部品・ユニットをグループ化して共用化を推進
- エンジン熱効率やトランスミッション伝達効率を向上させ、燃費を約25%、動力性能を約15%アップ
- 新プラットフォームは、低重心、軽量をすすめ、クラストップレベルの低重心により運動性能を向上
- 骨格構造を最適化することで、ボディ剛性を従来比30%~65%向上
新型アルファードでは、これまでプリウス、C-HR、カムリなどに採用されてきたTNGAプラットフォームを採用することで、走行性能や燃費性能をアップ。
フレーム構造も最新の技術で最適化されることでボディ剛性が大幅にあがり、負荷が大きいシーンでの接地性や乗り心地も向上します。
最新システム!トヨタ新型アルファードの安全装備は?
▼トヨタセーフティセンス第2世代と前世代セーフティセンスPの性能比較
新型アルファードの安全装備には、単眼カメラとミリ波レーダーの性能を向上させることで第2世代に進化した予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が全車標準装備されます。
第2世代のトヨタセーフティセンスは、昼間の自転車や夜間の歩行も検知可能となった「プリクラッシュセーフティ」や、前方にいる車両との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」の作動時に、車線維持に必要なステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」がトヨタ車として初搭載されました。
また、道路脇にある「制限速度」「一時停止」「進入禁止」「はみ出し禁止」といった交通標識をメーター内のディスプレイに表示する「RSA(ロードサインアシスト)」機能も追加。
さらに、後退時に左右後方から接近してくる車両を検知すると、ドアミラー内のインジケーター点滅とブザーにより警告する「リヤクロストラフィックアラート(RCTA)」や、ドアミラーで確認しにくい側後方エリアや後方から急接近してくる車両を検知してドアミラーLEDインジケーターで注意喚起を行なう「ブラインドスポットモニター(BSM)」が採用されます。
アップ!トヨタ新型アルファードの価格は?
▼トヨタ新型アルファードの価格
- 350万円~780万円
トヨタ新型アルファードの価格は、最新装備の採用によりアップします。
アップ幅はグレードにより10万円~20万円とされ、高い快適性がアピールされます。
▼参考:トヨタ・アルファードの価格(現行モデル)
▽2.5Lガソリンモデル
- X(8人乗り)
2WD(FF)3,354,480円、4WD 3,603,960円 - X“サイドリフトアップチルトシート装着車”(7人乗り)
2WD(FF)3,541,000円、4WD 3,769,000円 - S(8人乗り)
2WD(FF)3,692,520円、4WD 3,943,080円 - S(7人乗り)
2WD(FF)3,735,720円、4WD 3,986,280円 - S“サイドリフトアップチルトシート装着車”(7人乗り)
2WD(FF)3,790,000円、4WD 4,019,000円 - S“A パッケージ”(7人乗り)
2WD(FF) 3,905,280円、4WD 4,154,760円 - S“C パッケージ”(7人乗り)
2WD(FF) 4,362,120円、4WD 4,611,600円 - G (7人乗り)
2WD(FF) 4,185,000円、4WD 4,434,480円 - G“サイドリフトアップチルトシート装着車”(7人乗り)
2WD(FF) 4,220,000円、4WD 4,448,000円
▽3.5Lガソリンモデル
- GF(7人乗り)
2WD(FF) 5,205,600円、4WD 5,400,000円 - GF“サイドリフトアップチルトシート装着車”(7人乗り)
2WD(FF) 4,632,000円、4WD 4,863,000円 - SC(7人乗り)
2WD(FF) 4,947,480円、4WD 5,140,800円 - Executive Lounge(7人乗り)
2WD(FF) 7,034,040円、4WD 7,227,360円 - Executive Lounge S(7人乗り)
2WD(FF) 7,183,080円、4WD 7,377,480円
▽アルファードハイブリッド
- X(8人乗り)
4WD 4,363,200円 - X(7人乗り)
4,405,320円 - X“サイドリフトアップチルトシート装着車”
4WD 4,493,000円 - S(7人乗り)
4WD 4,610,520円 - G(7人乗り)
4WD 4,975,560円 - G“Fパッケージ”(7人乗り)
4WD 5,529,600円 - SR(7人乗り)
4WD 5,120,280円 - SR“サイドリフトアップチルトシート装着車” (7人乗り)
4WD 5,119,000円 - SR“C パッケージ”(7人乗り)
4WD 5,674,320円 - Executive Lounge(7人乗り)
4WD 7,358,040円 - Executive Lounge S(7人乗り)
4WD 7,508,160円
▽新型アルファードロイヤルラウンジの価格
(ベース車両のグレードにより価格が変化)
- HYBRID Executive Lounge E-Four:15,635,160円
- Executive Lounge 2WD:15,311,160円
- Executive Lounge 4WD:15,504,480円
- HYBRID Executive Lounge S E-Four:15,785,280円
- Executive Lounge S 2WD:15,460,200円
- Executive Lounge S 4WD:15,654,600円
いつ?トヨタ新型アルファードの発売日は?
フルモデルチェンジするトヨタ新型アルファードの発売日は、2023年5月が予定されています。
トヨタは新型アルファードで最新世代のプラットフォームやパワートレインにより上級化を進め、フラッグシップモデルの魅力をアピールしていきたい考えです。
トヨタ・アルファードを【おさらい】
▼トヨタ・アルファード(初代10系)
トヨタ・アルファード(ALPHARD)は、トヨタ自動車が販売する大型LLクラスのミニバン型高級乗用車です。
初代は、キャブオーバー型「ハイエース(H100系)」の「グランドハイエース」と「グランビア」の後継車として、乗員の快適性をあげるために専用設計を採用し登場。
アルファードの車名の由来は、星座の中で最も明るい星を意味するギリシャ語の「α(alpha)」に由来する造語になっています。
▼トヨタ・アルファード(2代目20系)
2代目では「アルファード」の名前から「G」がとれトヨペット店専売、ネッツ店向けだった「V」は新たに「ヴェルファイア」のモデル名で独立し、専用の外観デザインを採用しました。
3代目の現行モデルは、2015年1月にフルモデルチェンジ。
開発テーマは「大空間高級サルーン」で、大空間の「ミニバン」から「高級車」への変化を目標に開発され、左右独立リアシートを採用することで最上級のおもてなし空間を実現する「エグゼクティブラウンジ」グレードを新設定。
リアサスペンションは従来のトーションビーム式から、新開発のダブルウィッシュボーン式に変更することで、乗り心地やハンドリングの軽快さもアップされました。
新型トヨタ・アルファードについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!