トヨタが、コンパクトSUV「ラッシュ」の後継となる新型SUV「ライズ」の発売を発表しました。
高い利便性を持つ新型ライズのスペックや発売時期などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】トヨタ新型ライズ(Raize)!ラッシュ後継フルモデルチェンジ発売!
- トヨタ新型ライズの【特徴まとめ】
- 迫力+!トヨタ新型ライズの外装(エクステリア)デザインは?
- 2トーンも!トヨタ新型ライズのボディカラーは?
- 前モデル維持!トヨタ新型ライズのボディサイズは?
- 最新装備!トヨタ新型ライズの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!トヨタ新型ライズのパワートレインとスペックは?
- トヨタ新型ライズを試乗動画でチェック!
- 4WDも選びやすい!トヨタ新型ライズの燃費は?
- 新世代!トヨタ新型ライズのプラットフォームは?
- 最新システム!トヨタ新型ライズの安全装備は?
- お値段控えめ!トヨタ新型ライズの価格は?
- トヨタ新型ライズの発売日は?
- 前モデルのトヨタ・ラッシュを【おさらい】
【最新情報】トヨタ新型ライズ(Raize)!ラッシュ後継フルモデルチェンジ発売!
トヨタが、新型SUV「ライズ」の発売を発表しました。
トヨタ・ライズは、2016年までダイハツ「ビーゴ」のOEMモデルとして販売された「ラッシュ」の後継モデルとして制作されるSUVです。
フルモデルチェンジする新型ライズは、2017年東京モーターショーに出展されたダイハツ「DN TREC」をベースに販売されるダイハツ「ロッキー」のOEMモデルとなり、「日常と趣味の両立を実現する」をコンセプトとし、コンパクトボディにタフな走りを組み合わせたSUVとして製作されています。
▼ダイハツ・ロッキー
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トヨタ新型ライズの【特徴まとめ】
▼トヨタ新型ライズの特徴
- 兄弟車となるダイハツ「ロッキー」と差別化した専用デザインを採用
- パワートレーンに1Lターボ、「D-CVT」を採用
- 4WD車に、発進時やタイヤスリップしやすい路面の走行時に、車両の状態に合わせて最適なトルクを後輪に配分するダイナミックトルクコントロール4WDを採用
- LEDデジタルスピードメーターと7インチTFTカラー液晶ディスプレイをシームレスに表示する新デザインメーターを採用
- ディスプレイオーディオを採用し、スマートフォンと連携することでコネクティッドサービスに対応。
Apple CarPlay、SmartDeviceLinkを採用 - 「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」や「スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)」を含む安全技術を採用
迫力+!トヨタ新型ライズの外装(エクステリア)デザインは?
新型ライズの外装は、大型のグリルを採用し力強いスタイルに仕上げられました。
足元は、大径17インチタイヤと張り出したフェンダーにより、SUVらしく堂々と踏ん張り感のあるシルエットを表現。
角張ったバンパーコーナー形状や台形ロアグリルにより、力強さとワイド感を表現したフロントビューとし、薄型LEDヘッドランプや右左折時に車両内側から外側へ流れるように点灯するLEDシーケンシャルターンランプの採用により、先進性を演出。
コンパクトSUVとして都市部での使いやすさも重要視され、引き締まったボディラインとすることで、軽快な走りをイメージするデザインとなっています。
その他、トヨタ新型ライズには多彩なカスタムパーツを設定。
カスタムパーツは、トヨタオリジナルとして「パワフルスタイル」「スポーティスタイル」「プレミアムスタイル」の3種類を設定。
その他、モデリスタからは「アドバンスブラストスタイル」「エレガントアイススタイル」、TRDからは「アグレッシブスタイル」が用意され、デザインをより楽しむことができるようになっています。
トヨタ新型ライズを兄弟車ダイハツ「ロッキー」と比較!
▼ダイハツ・ロッキー
トヨタ新型ライズを、兄弟車となるダイハツ「ロッキー」と比較すると、大きくフロントデザインが変更されています。
トヨタ新型ライズでは上位モデルの「RAV4」などからくるバンパーデザインとなっていますが、ダイハツ・ロッキーではデザインの重心をあげることで独自のSUVスタイルがつくられています。
2トーンも!トヨタ新型ライズのボディカラーは?
- 【モノトーン】
シャイニングホワイトパール(オプション:33,000円)
ブラックマイカメタリック
ブライトシルバーメタリック
ファイアークォーツレッドメタリック
ナチュラルベージュマイカメタリック
マスタードイエローマイカメタリック
レーザーブルークリスタルシャイン(オプション:33,000円)
ターコイズブルーマイカメタリック
- 【2トーン】
・ブライトシルバーメタリック×ブラックマイカメタリック(オプション:55,000円)
・ターコイズブルーマイカメタリック×ブラックマイカメタリック(オプション:55,000円)
・シャイニングホワイトパール×ブラックマイカメタリック(オプション:55,000円)
新型ライズのボディカラーには、アクティブ感を強調する新規開発色ターコイズブルーマイカメタリックを含む全8色が設定されました。
さらに、ターコイズブルーマイカメタリックを含む3色とブラックマイカメタリックのルーフを組み合わせたツートーン仕様が設定され、幅広いカラーバリエーションを楽しむことができるようになっています。
前モデル維持!トヨタ新型ライズのボディサイズは?
▼新型ライズのボディサイズと比較
- 新型ライズ
全長×全幅×全高:3995×1695×1620mm
ホイールベース:2525mm
最低地上高:185mm
タイヤサイズ:195/60R17 - ラッシュ(前モデル)
全長×全幅×全高:4005×1695×1690mm
ホイールベース:2580mm
車両重量:1160kg
乗員:5人
トヨタ新型ライズのボディサイズは、前モデルとなるラッシュとほぼ同じサイズとされています。
これにより、既存ユーザーの乗り換えも検討しやすい作りになっています。
新型ライズは最新の技術により最適化したシャシーで前モデルから軽量化し、走りと燃費を向上しています。
最新装備!トヨタ新型ライズの内装(インテリア)デザイン
新型ライズの内装は、運転席からの視界の良さに配慮したインストルメントパネルに加え、運転席側に向けて配置された操作パネル類、左手を伸ばした自然な位置に配置したシフトレバーなど、運転に集中できる空間が実現されました。
メーターは、LEDデジタルスピードメーターと7インチTFTカラー液晶ディスプレイをシームレスに表示し、フルスクリーンのような先進感を表現。
また、「先進」「ワクワク」「シンプル」「アナログ」の4つのパターンからユーザーの好みに合った表示が選択できるようになっています。
フロントシートは、座面サイドサポート部の角度を高く設定し、また、背面部とサイドパットの硬度に差をつけホールド性を向上させた新形状シートを採用。
随所にメッキ加飾や赤のアクセントカラーを配置することで、上質感と遊び心を演出。
前後シート間は900mmを確保し、後席にゆとりのある空間がつくられました。
また、9インチディスプレイオーディオを採用することでスマートフォンと連携し、コネクティッドサービスに対応。
Apple CarPlay、SmartDeviceLinkにより、快適にアプリケーションなどを使用することができるようになっています。
ラゲッジスペースはコンパクトモデルながらFF駆動ベースとすることで、荷室幅1,000mm、荷室高865mm、荷室長755mm、容量369LとコンパクトSUVトップレベルの広い空間を確保。
▼デッキボード上段時
▼デッキボード下段時
可動式デッキボードにより利便性がアップされ、デッキボード上段時では、後席シートを前倒しすることでフラットかつ奥行きのある空間となり、長尺物の収納にも対応。
さらに、デッキボードを取り外すと観葉植物など背丈の高い荷物も収納できるなど、様々なニーズに対応しています。
パワフル!トヨタ新型ライズのパワートレインとスペックは?
▼トヨタ1Lターボエンジン1KR-VET DVVT
▼トヨタ新型ライズのエンジンとスペック
- エンジン:直列3気筒1Lターボエンジン
- 出力:98ps/14.3kgm
- トランスミッション:CVT「D-CVT」
- 駆動方式:FF or 4WD
新型ライズには、新世代の1Lターボエンジンが搭載されています。
▼参考:トヨタ・ラッシュ(前モデル)のパワートレインスペック
- エンジン:直列4気筒1.5L
- 最高出力:109ps/6000rpm
- 最大トルク:14.4kgm/4400rpm
- トランスミッション:4速AT
この1Lエンジンは、トヨタ「ルーミー」「タンク」としても販売されているコンパクトカーにも搭載。
1Lターボエンジンを前モデルとなるラッシュの1.5Lエンジンと比較すると、加速性能に大きく響くトルクは、最新の1Lターボエンジンが2000rpmも低回転で最大値が出るようになっています。
▼ダイハツ「D-CVT」
組み合わせるトランスミッションは先に新世代になっていた「タント」に採用されていた新開発の「D-CVT」とされ、ギヤを組み込むことで、従来CVT同様の「ベルト駆動」に加え、より伝達効率の良い「ベルト+ギヤ駆動」が可能となる世界初の「パワースプリット技術」を採用。
高速域では「ベルト+ギヤ駆動」となり、伝達効率を約8%向上。
変速比幅をロー側、ハイ側ともに広げ、従来の5.3から7.3まで拡大することで、低速域でのパワフルでスムーズな加速と、高速域での低燃費で静かな走りが実現されています。
駆動方式は前モデルでFRレイアウトをベースにしていましたが、FFと4WDに変更することで室内空間を拡大。
4WDシステムには、電子制御式カップリング機能を用いた「ダイナミックトルクコントロール4WD」を採用。
走行状態や路面状況を検知し、ECUで前後輪に100:0~50:50までシームレスにトルク配分を行なうことで、機械式カップリングを用いた4WDと比較して安定した走行性能を実現。
走行中のトルク配分は、マルチインフォメーションディスプレイで確認できるようになっています。
▼トヨタ・ルーミー
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▼トヨタ・タンク
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トヨタ新型ライズを試乗動画でチェック!
トヨタ新型ライズは試乗動画も公開されています。
最新システムによりあがった質感が高い評価を受けています。
4WDも選びやすい!トヨタ新型ライズの燃費は?
▼トヨタ新型ライズの燃費
- FF車
JC08モード:23.4km/L、WLTCモード:18.6km/L - 4WD車
JC08モード:21.2km/L、WLTCモード:17.4km/L
新型ライズの燃費性能は、FF車のJC08モード値で23.4km/L、より実燃費に近い新燃費規格のWLTCモード値で18.6km/Lとされています。
4WD車でも燃費の低下が抑えられており、前モデルとなるラッシュの最高13.8km/Lから大幅に改善しています。
▼参考:ラッシュの燃費(前モデル)
- ラッシュ FR駆動:13.8km/L
- ラッシュ 4WD駆動:13.2km/L
新世代!トヨタ新型ライズのプラットフォームは?
▼ダイハツ「DNGAプラットフォーム」
トヨタ新型ライズのプラットフォームには、ダイハツの新世代「DNGA」が採用されています。
DNGAは「Daihatsu New Global Architecture(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」の頭文字となっており、トヨタで採用されていた「TNGA」のダイハツバージョンとして制作。
ダイハツの新しい車づくりの進め方を示すものとされ、特徴は下記の通りです。
- 【軽自動車を基点に小型車まで、設計思想を共通化した「一括企画開発」を採用】
エンジンやサスペンションの取付位置、骨格配置、着座位置など、共通化できるサイズや位置をあらかじめ設定し、性能や仕様まで含め一括で企画し、良品廉価と開発の効率化を両立 - 【「車両の進化」「パワートレーンの進化」「先進安全の進化」の3つの進化を実現】
新開発アンダーボディや新開発エンジン、全車速追従機能付ACC対応安全システムなどを採用 - 【将来の電動化やコネクトサービスの実現など「CASE対応を見据えた設計構想」を織込み】
将来の電動化を見据えた諸元設定、スマートアシストの進化やコネクトサービスの提供を見据えた電子プラットフォームの設定など、「先進技術をみんなのものに」すべく今後さらに開発を加速
新型ライズは、幅広い新世代車に対応できるDNGAプラットフォームを採用することで、走行性能や燃費性能がアップされます。
最新システム!トヨタ新型ライズの安全装備は?
新型ライズの安全装備には、これまで他モデルで採用されていたダイハツ・スマートアシスト3をベースに、ステレオカメラの特性を余すことなく使い切る独自の制御ロジックを構築することで機能をアップした新世代スマートアシストが採用されています。
▼スマートパノラマパーキングアシスト
新世代スマートアシストには、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)」のほか、左右のカメラが駐車枠の白線を検知し、音声と画面ガイドに加えてステアリング操作をアシストする「スマートパノラマパーキングアシスト」などを搭載。
歩行者や車両を検知対象とした「衝突警報機能および衝突回避支援ブレーキ機能」、
駐車場などでのアクセルとブレーキの踏み間違い時における衝突被害軽減に寄与する「ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)」も採用することで、運転がアシストされます。
また、隣接する車線の死角を走る車両を検知してミラーインジケーターを点灯させドライバーに知らせる「ブラインドスポットモニター」と、後方を横切る車両を検知してミラーインジケーターとブザー音で注意喚起する「リヤクロストラフィックアラート」の2機能が新たに追加され、後方確認時の安全性がアップしています。
▼ダイハツ新世代スマートアシストの機能
- 全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)
先行車の車速や距離をステレオカメラが検知し、車間距離や車速を維持、先行車に追従し停車まで制御 - 駐車支援機能「スマートパノラマパーキングアシスト」
左右のカメラが駐車枠の白線を検知し、音声と画面ガイドに加えて、ステアリング操作をアシスト。
ドライバーはシフトレバー/アクセル・ブレーキの操作と周囲の安全確認に専念することができ、駐車が苦手な方でも安心して駐車可能。また、並列駐車・縦列駐車ともに対応可能 - 「LKC(レーンキープコントロール)」
車線をステレオカメラが検知し、車線の中央を走行するよう、ステアリング操作をアシスト - 「車線逸脱抑制制御機能」
クルマが車線をはみ出しそうになると、メーター内表示とともに、車線内に戻すようステアリング操作をアシスト - 「ADB(アダプティブドライビングビーム)」
ハイビームで走行中に対向車を検知すると、対向車の部分のみ自動で遮光 - 「標識認識機能(進入禁止)」
進入禁止の標識をステレオカメラが検知すると、メーター内表示でお知らせ - 「ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)」
従来のエンジン出力抑制に加え、ブレーキ制御を付加することで、急発進を防止 - 「サイドビューランプ」
夜間の右左折時、通常のヘッドランプに加え、左右方向を照らす補助灯を追加点灯させることで、ステアリングを切った方向を明るく照射
お値段控えめ!トヨタ新型ライズの価格は?
▼トヨタ新型ライズの価格
- X
FF:167万9000円、4WD:191万8800円 - XS
FF:174万5000円、4WD:198万5000円 - G
FF:189万5000円、4WD:213万3700円 - Z
FF:206万6000円、4WD:228万2200円
新型ライズの価格は、コンパクトSUVとして手に入れやすい設定となり、167万9000円からとなっています。
前世代のラッシュは198~226万円とされていましたが、新型ライズでは大きく価格をダウン。
トヨタは軽自動車から普通車へのサイズアップも意識したラインナップを進めており、軽自動車とも比較できる価格設定となっています。
トヨタ新型ライズの発売日は?
フルモデルチェンジする新型ライズは、2019年10月1日から予約受付を開始、11月5日に発売されました。
月販目標台数は4100台、取り扱いはトヨタ系全ディーラーとなっています。
トヨタ新型ライズは前モデルと同じくダイハツからOEM供給され、両ブランドのコンパクトSUVを強化することになります。
前モデルのトヨタ・ラッシュを【おさらい】
▼トヨタ・ラッシュ(初代)
トヨタ・ラッシュ(Rush)は、初代が2005年の東京モーターショーで公開され、2006年1月から2016年3月までの10年間ロングライフ販売されたコンパクトSUVです。
車名の「Rush」の由来は、「勢いよく進む」と言う意味の英語からとなっています。
ダイハツ「テリオス」OEM車だったトヨタ「キャミ」の後継車として企画され、スズキ「ジムニーシエラ」や三菱「パジェロジュニア」などと同じく、本格的悪路走破性能を持つオフローダーとして開発されました。
車体には、高剛性を確保できるラダーフレームとモノコックボディを一体化させた「ビルトインラダーフレーム式モノコック」を採用し、コンパクトカーでは希少な縦置きエンジン、FR駆動をベースにした4WDも用意。
トランスミッションには4速ATのほか、5速MTも用意され幅広いニーズに対応していました。
新型トヨタ・ライズについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!