プジョーが、主力モデル「308」のマイナーチェンジを発表しました。
改良により魅力をアップするプジョー新型308について、スペックや燃費、価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】プジョー新型308マイナーチェンジ日本発売!
- プジョー新型308の【主な変更点まとめ】
- プジョー新型308の外装(エクステリア)デザイン
- プジョー新型308のボディサイズは?
- プジョー新型308の内装(インテリア)デザイン
- 最上位スポーツ!プジョー新型308GTiも設定!
- プジョー新型308のパワートレインとスペックは?
- プジョー新型308を試乗動画でチェック!
- プジョー新型308の燃費は?
- プジョー新型308の安全装備は?
- プジョー新型308の価格は?
- プジョー新型308の発売日は?
- プジョー308を「おさらい」
【最新情報】プジョー新型308マイナーチェンジ日本発売!
▼プジョー新型308の画像
プジョーは、改良を行った新型308の日本発売を発表しました。
プジョー308は、ブランドの主力となるミドルクラスモデルとしてラインナップされ、ハッチバックのほかワゴンの「308SW」、スポーツの「308GTi」も設定されます。
マイナーチェンジでは新世代のパワートレインを導入することで、走行性能や環境性能を改善し、魅力をアップしています。
▼プジョー3008
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プジョー新型308の【主な変更点まとめ】
▼プジョー新型308の変更点
- 新型直列3気筒1.2Lガソリンと新世代電子制御8速オートマティック「EAT8」を搭載
- 運転支援機能やアクティブ・クルーズコントロールを標準搭載した特別仕様車「308 GTライン」を設定
▽2018年改良
- クリーンディーゼルモデル「BlueHDi」に新開発1.5Lエンジン「DV5」と新世代電子制御8速オートマチック「EAT8」を搭載
- ガソリンエンジンに新インジェクションシステムを採用し、250barの高圧燃料噴射ポンプや2つのセンサー、ガソリン専用GFPを搭載したほか、ターボチャージャーの制御を電子制御式に変更
- アクティブクルーズコントロールを全車標準装備、Apple CarPlayに対応するスマートフォン接続機能「プジョーミラースクリーン」を採用
プジョー新型308の外装(エクステリア)デザイン
▼プジョー新型308の画像(ベースモデル)
▼プジョー新型308SWの画像(ワゴン)
プジョー新型308の外装は、上質さを高めた最新のブランドデザインにより仕上げられています。
ボディタイプにはベースモデルのハッチバックのほか、ワゴンの「308SW」が設定され、用途にあわせて選択することができるようになっています。
グリルは多面体グリッドで構成したチェッカーをイメージしたデザインとされ、両サイドに大型エアインテークを備えたスポーティバンパーはヘッドライトから連なる鋭いラインとソリッドな造形で構成。走行性能の高さが表現されています。
両サイドエアインテーク上部には”光が流れるウインカー”「シーケンシャルインジケーター」を装備することで、先鋭的な印象とされています。
▼プジョー新型308GTの画像
上位グレードとなる「308GT」には、ダイナミックな印象を持つサイド・リアの専用バッジ、専用フロントバンパーのほか、ブラックドアミラー、サイドスカート、リアアンダーガーニッシュ、18インチ大径ホイールなどが採用されています。
プジョー新型308のボディサイズは?
▼プジョー新型308のボディサイズ
- 全長×全幅×全高
308(ハッチバック):4275×1805×1470mm
308SW(ワゴン):4600×1805×1470mm
308GTi:4275×1805×1455mm
プジョー新型308のボディサイズは、ミドルクラスハッチバックとして全長4275mmに設計されています。
しかし、全幅は1805mmとワイドになっており、室内空間の拡大にも貢献。
ワゴンの新型308SWは、ハッチバック+325mmの全長により使い勝手をアップ。
それぞれに用意されるスポーツモデルのGTグレードは、全高-10mmとされています。
最上位の308GTiは、GTからさらに5mm車高をダウンした1455mmとされ、運動性能がアップされています。
プジョー新型308の内装(インテリア)デザイン
プジョー新型308の内装は、最新のブランドデザイン「i-Cockpit」により作られています。
「i-Cockpit」は4つのコンポーネントで構成され、機敏なステアリングフィールを生む小径ステアリングホイール、ダッシュボードの最上部に前方視界と連なるようにレイアウトされたヘッドアップインストルメントパネル、質感を高めたハイセンターコンソール、ほとんどの操作系を集約したデジタルタッチスクリーンが採用されています。
サテンクロームで縁取られた7インチの大型ディスプレイにはエアコン、オーディオ、ドライビングアシストなどほとんどの操作系を集約。
画面の左右には常時バックライトで点灯するショートカットボタンが配置されており、まるでスマートフォンのように、スピーディで直感的に操作することができるようになっています。
改良では、Apple CarPlayに対応するスマートフォン接続機能「プジョーミラースクリーン」が搭載されました。
シートも車両の動きを感じながら快適性を高めた形状とされています。
▼プジョー新型308GTの画像
上位グレードとなる新型308GTでは、シート素材にテップレザー&アルカンタラを採用。
GTロゴ入り革巻小径スポーツステアリングホイールとインテリア、シートには、鮮やかなレッドステッチが施されています。
▼プジョー新型308の画像
▼プジョー新型308SWの画像
ラゲッジスペースは、ハッチバックでも余裕のある空間が確保されていますが、ワゴンとなる新型308SWではボディの拡大により長尺物にも対応できるようになっています。
最上位スポーツ!プジョー新型308GTiも設定!
▼プジョー新型308GTiの画像
プジョー新型308には、最上位スポーツモデルとなる「308GTi」が設定されています。
新型308GTiは、エンジンに270馬力を出力する1.6Lターボエンジンを搭載することで高いパフォーマンスを発揮。
ボディカラーには、“クープ・フランシュ”と呼ばれるレッド&ブラック、ブルー&ブラックのレーシングカーをイメージさせる個性的配色の2トーンボディカラーが設定されています。
フロントブレーキは380mmの大径とされ、4ポッドレッドキャリパーとの組み合わせにより大きなストッピングパワーを安定して発生。
ディファンシャルにはトルセンLSDを採用することで、高いトラクション性能を獲得しています。
レッドを取り入れた専用の内装には、操作ひとつでスポーツモードへ切り替えられるスイッチを装備。
モード変更を行うことで、アクセルレスポンスが高まり、パワーステアリングもよりダイレクトなフィールへと切り替え。
またメーターバックライトが赤に変わると同時に、マルチファンクションディスプレイにはパワー、ターボブースト、トルク、前後左右にかかるGの数値がリアルタイムでグラフィカルに表示されるようになっています。
プジョー新型308のパワートレインとスペックは?
▼プジョー製1.2Lガソリンエンジン「EB2」
▼プジョー新型308のパワートレインとスペック
- 【Allure】
直列3気筒1.2Lガソリンターボ
出力:130ps/23.5kgm - 【Allure BlueHDi】
直列4気筒1.5Lディーゼルターボ
出力:130ps/30.6kgm - 【GT BlueHDi】
直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力:177ps/40.8kgm - 【GTi】
直列4気筒1.6Lガソリンターボ
出力:270ps/33.7kgm - トランスミッション:8速AT or 6速MT(GTiのみ)
- 駆動方式:FF
プジョー新型308のパワートレインには新しく、1.2Lのガソリン「EB2」と1.5Lのディーゼルターボエンジン「DV5」が搭載されました。
直列3気筒1.2Lガソリンエンジンは、新しい欧州環境規制ユーロ6.2に対応するべく、各部に改良がほどこされ、新しいインジェクション・システムを採用。
走行性能を維持しながら、さらなる排ガス基準に対応するために燃料噴射ポンプの圧力は250バールに高められています。
また、センサーを2基に増強し、ガソリン専用のGPF(GasolineParticle Filter)を採用するとともに、ターボチャージャーは電子制御式に変更されました。
▼プジョー製1.5Lディーゼルエンジン「BLUE HDi」
「DV5」1.5Lディーゼルは、新設計のシリンダーヘッドや燃焼室形状、2000barの新インジェクション、新排気浄化システムSCRFなどの採用や、各部DLC(ダイヤモンドライクコーティング)処理によるフリクション軽減で性能を向上。
前モデルの1.6L「DV6」からダウンサイジング化したにもかかわらず、最高出力は10馬力アップした130馬力とされ、低回転から高回転まで従来型エンジンを上回るパワーとトルクを発揮。
排ガス規制についても「ユーロ6.2」をクリアし、今後のより厳しい規制にも対応できるポテンシャルを持ったエンジンになっています。
▼8速オートマチックトランスミッション「EAT8」
組み合わせるトランスミッションは新世代電子制御8速AT「EAT8」とされ、3つのドライブモードを用意。
「エコモード」はエアコンの最適化、フリーホイール機能により低燃費走行に貢献。
「通常モード」はシフトタイミング、ドライバビリティ、コンフォートを最適化。
「スポーツモード」は、シフトアップポイントの高速化、アクセルレスポンスの向上、ステアリングフィールの変更を行うことができるようになっており、新型308では全車にパドルシフトが採用されています。
▼プジョー製1.6Lガソリンターボエンジン
最上位の308GTiに搭載される1.6Lガソリンエンジンは、モータースポーツ部門「プジョースポール」のノウハウを活かし仕上げられ、鍛造アルミ、ポリマー強化ベアリング、増強ボルトなど強靭なパーツが過酷な負荷に対応。
さらに1,000℃の高温にも耐える鋼製エキゾーストマニホールドの採用、1900rpmから最大トルクを発生する特性などにより、高いパフォーマンスを連続して発揮できるようになっています。
プジョー新型308を試乗動画でチェック!
プジョー新型308は、試乗動画が公開されています。
新世代プラットフォームやパワートレインによる質感の高い走りが評価されています。
プジョー新型308の燃費は?
▼プジョー新型308の燃費
- 1.2Lガソリン:17.0km/L
- 1.5Lディーゼル:24.3km/L
- 2Lディーゼル:18.7km/L
- 308GTi(1.6Lガソリン/6MT):15.9km/L
※1.2Lガソリンは未発表
プジョー新型308の燃費は、新開発された1.5Lディーゼルエンジンにより前モデルから15.7%も改善、24.3km/Lの低燃費になっています。
出力の高い2Lディーゼルも18.7km/Lと選びやすくなっており、最高峰のスポーツモデルとなる308GTiもマニュアルトランスミッションながら15.9km/Lと良好な数値に仕上げられています。
プジョー新型308の安全装備は?
プジョー新型308の安全装備には、ブランドの先進システムが採用されています。
安全システムには、歩行者検知にも対応するアクティブセーフティブレーキのほか、アクティブクルーズコントロール、レーンキープアシストなどを装備。
その他、死角を超音波センサーがカバーするアクティブブラインドスポットモニター、カメラにより運転状況をチェックし、ふらつきなどが多い場合に警告を発するドライバーアテンションアラートが採用されています。
プジョー新型308の価格は?
プジョー新型308に新設定された1.5Lディーゼルモデルの価格は304万9000円からとされました。
この価格はエントリーグレードとなる1.2Lガソリンから21万円アップとなっていますが、ワゴン308SWのスタート価格より安く、選びやすくなっています。
▼プジョー新型308の価格
- 308Allure(1.2Lガソリン):283万9000円
- 308Allure BlueHDi(1.5Lディーゼル):304万9000円
- 308GT Line(1.2Lガソリン):308万9000円
- 308GT Line BlueHDi(1.5Lディーゼル):329万9000円
- 308GT BlueHDi(2Lディーゼル):359万円
▽308SW
- 308SW Allure(1.2Lガソリン):308万7000円
- 308SW Allure BlueHDi(1.5Lディーゼル):329万7000円
- 308SW GT Line BlueHDi(1.5Lディーゼル):354万7000円
- 308SW GT BlueHDi(2Lディーゼル):383万8000円
▽308GTi
- 308 GTi by PEUGEOT SPORT(1.6Lガソリン):443万円
プジョー新型308の発売日は?
マイナーチェンジしたプジョー新型308は、2019年5月7日に日本で発売されました。
プジョーは人気モデルになっている308に経済性に優れた新開発エンジンを導入することで、幅広いユーザーにアピールしていきたい考えです。
プジョー308を「おさらい」
▼プジョー308(初代)
プジョー308は、初代が2007年に登場したミドルクラスハッチバック、ワゴン車です。
モデル名の「308」は、3桁目が車格、1桁目が世代を表しており、307の後継車として開発。同じ車格ナンバーを持つ1969年発表の「プジョー304」からは50年製造が継続されている車種になっています。
初代308は下位モデルとして販売していた「207」からボディサイズを拡大したミドルクラスとして設計され、プジョー初の「08」世代として登場。
エンジンにはBMWと共同開発した1.4Lおよび1.6L自然吸気エンジン、1.6L直噴ターボエンジンを採用。
トランスミッションには当初4速ATが採用されていましたが、マイナーチェンジにより全車6速ATにアップデートされました。
現行モデルの2代目308は2013年に登場し、それまで末尾の数字が増えていたネーミングルールを変更した初めての車種となりました。
外観デザインは上質を意識し大幅に変更され、前モデルに設定されていたオープンモデル「308CC」は廃止されました。
プラットフォームには新世代のモジュラー形式「EMP2」を採用することで、車重を前モデルから最大140kg軽量化。
2014年3月発表のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを獲得したことでも人気になり、先進技術が随時投入されるなどプジョーの主力車種になっています。
新型プジョー308については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!