日産が、ミドルクラスSUV「エクストレイル」の改良発売を発表しました。
改良により魅力を伸ばした新型エクストレイルについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ダーク外装標準!日産「新型エクストレイル」改良発売!
- 日産新型エクストレイルの【主な変更点まとめ】
- 248万円から!日産新型エクストレイルの価格は?
- 引き締め!日産新型エクストレイルの外装(エクステリア)デザイン
- 上質に!日産新型エクストレイルの内装(インテリア)デザイン
- カスタム!日産新型エクストレイルオーテック(AUTECH)設定!
- 力強く!日産新型エクストレイルのパワートレインとスペックは?
- 走破力UP!日産新型エクストレイルの走行システムは?
- WLTCモード値に!日産新型エクストレイルの燃費は?
- プロパイロット!日産新型エクストレイルの安全装備は?
- ちょうどよく!日産新型エクストレイルのサイズは?
- いつ?日産新型エクストレイルの発売日は?
- 日産エクストレイルを「おさらい」
【最新情報】ダーク外装標準!日産「新型エクストレイル」改良発売!
▼日産新型エクストレイルの画像
日産が、SUV「エクストレイル」の改良発売を発表しました。
エクストレイルは、タフギアをコンセプトとした日産の世界戦略ミドルクロスオーバーとしてラインナップされ、現行モデルは2020年1月に安全性能を大きくアップするなど改良されていました。
最新の改良では、外装のフロントグリル、フロント・リアバンパー下部、ドアロアモール、バックドアフィニッシャーをダーククロームに変更。
また、アウトドアハンドルをボディ同色とし、さらにアルミホイールを全車ダークカラーとすることで、落ち着きのある上品な外観に。
▼新型エクストレイル「エクストリーマーX」
よりタフなスタイルとした「エクストリーマーX」では、専用の漆黒フロントグリルを採用したほか、ボディ下部のパーツやアウトサイドドアハンドルを、アルミホイールと同様のグロスブラックとし、さらに精悍なスタイルとされています。
内装では「20S Vセレクション」以外で、運転席&助手席パワーシートを標準装備。
さらに「本革巻マニュアルモード付きシフトノブ」を全車標準装備し、快適性だけでなく、山道などのワインディングロードの走行時における操作性を向上。
▼レザーエディション(ブラック/新設定)
2020年1月に設定されていた「レザーエディション」には、これまでのタンカラーに加え、シックなブラックのレザーシートを設定。
グレード展開では、4WDガソリン車の全グレードを特別仕様車の「Vセレクション」とし、お得な価格設定に。
より実燃費に近い新燃費規格WLTCモード値にも対応しています。
改良された新型エクストレイルは2020年11月5日に発売。価格は3,161,400円~3,822,500円となっています。
▼エクストレイル(新世代モデル)
【日産新型エクストレイル】T33型フルモデルチェンジ!最新情報、発売日や価格、プロパイロット2.0、e-POWERハイブリッド燃費は?
日産新型エクストレイルの【主な変更点まとめ】
▼日産新型エクストレイルの変更点
- フロントグリル、フロント・リアバンパー下部、ドアロアモール、バックドアフィニッシャーをダーククロームに変更。
アウトドアハンドルをボディ同色とし、全車にダークカラーアルミホイールを装備 - 「20S Vセレクション」以外で、運転席&助手席パワーシートを標準装備
- 「本革巻マニュアルモード付きシフトノブ」を全車標準装備
- 「レザーエディション」に、ブラックレザーシートを新設定
- 4WDガソリン車の全グレードを特別仕様車の「Vセレクション」としてラインナップし、お得な価格設定に
- 「エクストリーマーX」に、専用の漆黒フロントグリル、グロスブラックのボディ下部パーツやアウトサイドドアハンドルを装備
- 新燃費規格WLTCモード値に対応
▽2020年1月の変更点
- 「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」にミリ波レーダーを採用し、夜間時の検知精度と、運転支援技術「プロパイロット」の性能を向上
- 「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」を全車標準装備
- 静音タイヤの採用と遮音性を高めることにより、室内の静粛性を向上
- シートなどの内装に上質なタンレザーを施した「20Xi レザーエディション」、「20Xi HYBRID レザーエディション」を新設定
- 「エクストレイルAUTECH」に、SACHS社製ショックアブソーバーを含む専用サスペンションを標準装備
▽2019年1月日本仕様改良
- 「ハイビームアシスト」「日産オリジナルナビ取付パッケージ」を全車標準装備
- 全車標準装備である「踏み間違い衝突防止アシスト」機能に前進時歩行者検知機能を追加
- 「20X」グレードにLEDヘッドライトを標準装備
- 上級スポーツモデルとなる「エクストレイルAUTECH」を新設定。
エクストレイルで唯一となる本革内装を採用
248万円から!日産新型エクストレイルの価格は?
▼日産新型エクストレイルの価格
▽ガソリンFF車
- 20Xi
2列シート:3,161,400円、3列シート:3,235,100円 - 20Xi レザーエディション:2列シート 3,359,400円
▽ガソリン4WD車
- 20S Vセレクション:2列シート 2,482,700円
- 20Xi Vセレクション
2列シート:3,256,000円、3列シート:3,329,700円 - 20Xi レザーエディションVセレクション:2列シート 3,503,500円
▽エクストレイルハイブリッド(全車2列シート)
- 20S HYBRID:4WD 2,975,500円
- 20Xi HYBRID
FF:3,414,400円、4WD:3,624,500円 - 20Xi HYBRID レザーエディション
FF:3,612,400円、4WD:3,822,500円
▽エクストレイル オーテック
- AUTECH i Package
FF:2列シート 3,584,900円、3列シート 3,680,600円
4WD:2列シート 3,679,500円、3列シート:3,775,200円 - AUTECH HYBRID i Package
2列シート:FF 3,914,900円、4WD:4,125,000円
▽エクストレイル エクストリーマーX
- 20Xi Vセレクション エクストリーマーX
4WD:2列シート 3,411,100円、3列シート 3,484,800円 - 20Xi HYBRID エクストリーマーX
4WD:2列シート 3,812,600円
日産新型エクストレイルの価格は、ガソリン4WD車が全車で特別仕様車「Vセレクション」とされたことで低価格となり、スタート価格は4WDの「20S Vセレクション」の2,482,700円からとなっています。
新型エクストレイルでは装備を充実しながら前モデルからの価格アップが抑えられ、手頃な価格と充実した機能がアピールされています。
▼参考:日産エクストレイルの価格(前モデル)
▽2Lガソリン車
- 20S
2列シート:4WD 2,482,700円 - 20Xi
2列シート:FF 3,045,900円、4WD 3,256,000円
3列シート:FF 3,119,600円、4WD 3,329,700円 - 20Xi レザーエディション
2列シート:FF 3,293,400円、4WD 3,503,500円 - AUTECH i Package
2列シート:FF 3,469,400円、4WD 3,679,500円
3列シート:FF 3,565,100円、4WD 3,775,200円 - 20Xi エクストリーマーX
2列シート:4WD 3,411,100円
3列シート:4WD 3,484,800円
▽エクストレイルハイブリッド(2Lハイブリッド)
- 20S HYBRID
2列シート:FF 2,671,900円、4WD 2,882,000円 - 20Xi HYBRID
2列シート:FF 3,298,900円、4WD 3,509,000円 - 20Xi HYBRID レザーエディション
2列シート:FF 3,546,400円、4WD 3,756,500円 - AUTECH HYBRID i Package
2列シート:FF 3,799,400円、4WD 4,009,500円 - 20Xi HYBRIDエクストリーマーX
2列シート:4WD 3,697,100円
引き締め!日産新型エクストレイルの外装(エクステリア)デザイン
▼新型エクストレイルの画像
▼参考:エクストレイル(改良前モデル)
日産新型エクストレイルの外装は、改良でフロントグリル、フロント・リアバンパー下部、ドアロアモール、バックドアフィニッシャーが、ダーククロームに変更されています。
またアウトドアハンドルは外装色と同色とし、さらにアルミホイールを全車ダークカラーとすることで、落ち着きのある上品な外観とされています。
エクストレイルでは、ボディ塗装に全色「スクラッチシールド」を採用し、軟質樹脂を配合したクリヤー塗装が洗車によるすりキズや日常での引っかきキズ程度なら、自動で傷を修復。
林道のブッシュも気にせず走行することができるようになっています。
上質に!日産新型エクストレイルの内装(インテリア)デザイン
日産新型エクストレイルの内装は、タフギアとしての使い勝手と高い上質さを両立した仕上げになっています。
改良では「20S Vセレクション」以外で、運転席&助手席パワーシートを標準装備。
「本革巻マニュアルモード付きシフトノブ」が全車に標準装備されています。
▼「レザーエディション」の内装
また、2020年1月に新設定された「レザーエディション」では、これまでのタンに加えブラックが設定され、高級感のあるインテリアを楽しむことができるようになっています。
エクストレイルのシートレイアウトには、2列シート5人乗りと3列シート7人乗りが設定され、用途にあわせた選択に対応。
シートには汚れても拭き取ることができる防水シートも設定し、アウトドアギアとしての使い勝手が高められています。
▼日産新型エクストレイルの室内サイズ
- 室内長×室内幅×室内高:2005×1535×1270mm
- 乗員:2列シート5人乗り、3列シート7人乗り
カスタム!日産新型エクストレイルオーテック(AUTECH)設定!
▼日産新型エクストレイルオーテックの画像
日産新型エクストレイルには、スポーツモデルとして「エクストレイルAUTECH」が設定されています。
AUTECHモデルは、第1弾のセレナ、第2弾のノートに続いてエクストレイルで3モデル目となり、上級を意識したスポーツモデルとなっています。
2020年1月の改良では、SACHS社製ショックアブソーバーを含む専用サスペンションが全車に標準装備され、よりスポーティな走りを楽しむことができるようになっています。
エクステリアは、プレミアムスポーティとして細部まで作り込まれたディティールと、メタル調フィニッシュの専用パーツによって上質と先進性を表現。
19インチに大径化した専用デザインのアルミホイールや左右2本出しタイプのマフラーなどを装備。
インテリアは、エクストレイル唯一となる本革シートを採用し、「AUTECH」のアイコニックカラーであるブルーを随所にあしらい、上質な素材とディティールにこだわった、個性的かつエレガントな空間を演出。
ボディカラーには、AUTECH専用となる「カスピアンブルー」を含む、全7色が設定されています。
▼日産新型エクストレイルAUTECHの試乗動画
▼日産新型エクストレイルAUTECHの専用装備
▽エクステリア
- フロントグリル、フロントプロテクター(メタル調フィニッシュ)
- サイドシルプロテクター
- リヤバンパー
- リヤプロテクター(メタル調フィニッシュ)
- AUTECH専用エンブレム
- 専用デュアルエキゾースト
- サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー(メタル調フィニッシュ)
- 専用19インチアルミロードホイール
▽インテリア
- 専用本革巻3本スポークステアリング(ブルーステッチ)
- ピアノ調パワーウインドウスイッチフィニッシャー
- 専用センタークラスターエンブレム
- レザー調インストパネル
- ドアトリム
- センターコンソール
- シフトフィニッシャーエンブレム
- カーペットインテリア
- クイックコンフォートシートヒーター
- PTC素子ヒーター(ガソリン車)
▽ボディカラー
- カスピアンブルー
- プレミアムコロナオレンジ
- ガーネットレッド
- インペリアルアンバー
- ブリリアントホワイトパール
- ダイヤモンドブラック
- ダークメタルグレー
力強く!日産新型エクストレイルのパワートレインとスペックは?
▼日産新型エクストレイルのパワートレインとスペック
- 直列4気筒2Lガソリン
出力:147ps/21.1kgm - 直列4気筒2Lガソリン+電気モーター
エンジン出力:147ps/21.1kgm
モーター出力:41ps/16.3kgm - トランスミッション:エクストロニックCVT
- 駆動方式:FF or 4WD
日産新型エクストレイルのパワートレインには、2Lのガソリンとハイブリッドが設定されています。
▼エクストレイルハイブリッドのパワートレインイメージ
新型エクストレイルハイブリッドは日産独自の1モーター2クラッチ式を採用し、発進から高速までの幅広いモーター走行や、エンジンで走行しながらの発電、減速エネルギーを電気に変換する回生ブレーキなどを高効率で実現。
FF駆動と4WD駆動のどちらにも対応することで、幅広いユーザーが力強い走りを低燃費で楽しむことができるハイブリッドシステムになっています。
走破力UP!日産新型エクストレイルの走行システムは?
日産新型エクストレイルには、幅広いシーンで走行性能を高める4WDシステム「インテリジェント4×4」が採用されています。
「インテリジェント4×4」は、スタックダッシュ時に前後トルク配分を50:50に固定する「LOCKモード」や、フロント100から50まで自動的に制御する「AUTOモード」、フロントを100に固定することで日常での燃費をアップする「2WDモード」を使用することができます。
システムは、新たに開発されたトランスファーなどにより小型、軽量とされ、2WD車からの燃費低下が抑えられています。
▼インテリジェント ライドコントロール
新型エクストレイルはその他、世界初の車体振動抑制システム「インテリジェント ライドコントロール」を装備。
車体の上下の動きを予測し、エンジン(駆動力)とブレーキを制御することでデコボコ道などでの車体振動を低減。
微細な振動から大きな揺れまでさまざまな起伏に対応することで、乗り心地と安心感の向上が図られています。
▼インテリジェント エンジンブレーキ
加えて、世界初の「インテリジェントエンジンブレーキ」も採用され、コーナーやブレーキ時に自動でエンジンブレーキを付加することで、コーナーでは速度調整を、ブレーキ時は減速をアシストし、ドライバーのフットブレーキの操作負荷を軽減。
長距離移動時の疲労も抑えられています。
WLTCモード値に!日産新型エクストレイルの燃費は?
▼日産新型エクストレイルの燃費(WLTCモード値)
- 2Lガソリン
FF:13.2km/L、4WD:12.6km/L - エクストレイルハイブリッド
FF:15.0km/L、4WD:13.8km/L
日産新型エクストレイルの燃費は、より実燃費に近い新燃費規格WLTCモード値に対応し、ハイブリッド車で15.0km/Lとなっています。
4WD車との燃費差が小さいのも特徴となっており、ガソリン車で0.6km/L、ハイブリッドで1.2km/Lと、低μ路での走行シーンがレジャー時などに限られるユーザーでも選びやすくなっています。
プロパイロット!日産新型エクストレイルの安全装備は?
日産新型エクストレイルの安全装備には、一部自動運転技術「プロパイロット」が採用されています。
2020年1月の改良では、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」にミリ波レーダーを採用することにより、夜間時の検知精度と「プロパイロット」の性能を向上。
また、前方を走行する2台前の車両を検知し、急な減速などにより 自車の回避操作が必要と判断した場合には、警報によってドライバーに注意を促す「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」が全車標準装備され、安全性が向上しています。
▼日産新型エクストレイルの安全装備
- プロパイロット
- 電動パーキングブレーキ
- オートブレーキホールド
- 踏み間違い衝突防止アシスト
- インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)
- 進入禁止標識検知
- SRSカーテンエアバッグシステム&サイドエアバッグシステム
ちょうどよく!日産新型エクストレイルのサイズは?
▼日産新型エクストレイルのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4690×1820×1730mm
- ホイールベース:2705mm
- 車重:1450kg(ハイブリッド:1570kg)
- 最低地上高:205mm
日産新型エクストレイルのボディサイズは、ミドルクラスSUVとしての使いやすさと実用性を両立した設計になっています。
車体は、ボディの構造やバンパーシステムの見直しに加え、樹脂バックドアの採用などにより軽量化を実現。
力強い走りと燃費の向上に貢献しています。
いつ?日産新型エクストレイルの発売日は?
改良された日産新型エクストレイルは、2020年11月5日に発売されます。
日産エクストレイルは海外でフルモデルチェンジした新世代モデルも発表されていますが、日本仕様はハイブリッド「e-POWER」の追加設定等により2021年の発売を予定。
日本仕様は今回の改良が現行型最終モデルとなる見込みです。
日産エクストレイルを「おさらい」
▼日産エクストレイル(初代)
日産エクストレイル(X-TRAIL)は、初代が2000年に登場したミドルサイズのクロスオーバーSUVです。
初代は「4人が快適で楽しい、200万円の使える四駆」をコンセプトとし開発され、アウトドアなどで使用する道具「タフギア」をイメージしたデザインが採用されました。
▼日産エクストレイル(2代目)
世界的に販売されるグローバルモデルとなっており、トヨタ・RAV4やホンダCR-Vなどのライバル車と販売を競っています。
パワートレインは排気量2Lのエンジンを中心とし、欧州モデルにはディーゼルエンジンも設定。
3代目として2013年に登場した現行モデルでは、それまでの角を強調したデザインから上質さを意識したものに変更。
主力SUVとして、3列シート7人乗り、エクストレイルハイブリッド、先進安全システムプロパイロットなどを用意することで、人気モデルになっています。
新型日産エクストレイルについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!