トヨタが、スポーツクーペ「スープラ」の改良日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップしたGR新型スープラについて、スペックや価格などをご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】6速MT50台限定車も!「新型GRスープラ」改良発売!
- 新型GRスープラの【変更点まとめ】
- 499.5万円から!新型GRスープラの価格は?
- スポーツ!新型GRスープラの外装(エクステリア)デザインは?
- 最新装備!新型GRスープラの内装(インテリア)デザインは?
- パワフル!新型GRスープラのスペック、走行性能は?
- トヨタGRスープラを試乗動画でチェック!
- 良好!新型GRスープラの燃費は?
- 最新システム!新型GRスープラの安全装備は?
- コンパクト!新型GRスープラのサイズ、車体設計は?
- いつ?新型GRスープラの日本発売日は?
- トヨタ・スープラを「おさらい」
【最新情報】6速MT50台限定車も!「新型GRスープラ」改良発売!
▼新型GRスープラの画像
トヨタが、「GRスープラ」の改良発売を発表しました。
トヨタGRスープラは2019年5月に日本で新世代モデルが発売され、予定導入台数を大きく超える反響から、追加受注を急遽決定するなど、人気モデルになっています。
改良された新型GRスープラでは、3Lターボエンジンを搭載する「RZ」グレードに、これまで設定していた8速ATに加え、新たに6速MTを設定。
シフトノブにはどの方向からも握りやすく操作のしやすい球体形状を採用。ノブトップにはGRロゴを配してスポーティなイメージに。
コンピューターがドライバーのクラッチ、シフト操作に合わせて、最適なエンジン回転数になるよう制御するiMTを採用。シフト操作時に自動ブリッピングし、ドライバーの意を汲んだスムーズで気持ちの良いスポーツ走行に貢献。
マニュアルトランスミッション専用の室内サウンドチューニングにより加速時の盛り上がりが演出されます。
加えて新型スープラでは、AVS(Adaptive Variable Suspension)の制御、アブソーバーの減衰特性チューニング、スタビライザーブッシュの特性変更により、ロールバランスや乗り心地、操舵初期の応答性を向上。
また、シャシー制御系(AVS、EPS、VSC)の見直しにより、操舵フィーリング、限界域でのコントロール性をアップ。
「RZ」グレードには、新デザインのホイール、タンカラー内装を設定。
「RZ」、「SZ-R」グレードでは、「JBLプレミアムサウンドシステム」のサウンドチューニング最適化により、音質を向上。
ボディカラーには、全グレードに「ボルカニックアッシュグレーメタリック」と「ドーンブルーメタリック」が新たにラインナップされています。
▼ボディカラー「マットアバランチホワイトメタリック」
加えて、6速MT車をベースとした50台限定車「RZ Matte White Edition(マットホワイトエディション)」が設定され、ボディカラーに専用色「マットアバランチホワイトメタリック」、インテリアにはタンカラー、レザーシート、おくだけ充電、充電用USB端子(2.1A)、専用オーナメントが採用されています。
新型GRスープラは2022年7月20日に日本での受注を開始し、2022年10月に発売。価格は4,995,000円~7,890,000円となっています。
▼新型GRスープラ6MT車の動画
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新型GRスープラの【変更点まとめ】
▼新型GRスープラの変更点
- 「RZ」グレードに6速MT車を新設定
- 「RZ」グレードに新デザインホイール、タンカラー内装を設定
- 50台限定車「RZ Matte White Edition」を設定
- 足回りやシャシーコントロールの見直しにより、コーナリング性能と乗り心地を向上
- ボディカラー「ボルカニックアッシュグレーメタリック」と「ドーンブルーメタリック」を新設定
- 「RZ」、「SZ-R」の「JBLプレミアムサウンドシステム」の音質を向上
▽2021年8月の変更点
- 「スープラ35周年記念限定車」を設定
▽2020年4月の変更点
- 3Lターボエンジンの出力を向上し、387馬力を発揮
- 3Lターボエンジン車のボディ剛性を強化し、車体制御システムを専用チューニング
- 3Lターボエンジン車に、「Supra」ロゴを持つレッドのブレンボ製ブレーキキャリパーを装備
- 限定ボディカラー「マットストームグレーメタリック」を27台追加導入
- 専用のブルーボディカラーを採用する限定車「RZ“Horizon blue edition”」を100台設定
- 全グレードに誤発進抑制機能を採用
- インフォテインメントシステムを6.5インチから8.8インチに大型化し標準装備
499.5万円から!新型GRスープラの価格は?
▼GR新型スープラの価格
- SZ(2Lエンジン/197ps/8速AT):4,995,000円
- SZ-R(2Lエンジン/258ps/8速AT):6,013,000円
- RZ(3Lエンジン/387ps/8速AT or 6速MT):7,313,000円
- 【50台限定車】
RZ Matte White Edition(3Lエンジン/387ps/6速MT):7,890,000円
GR新型スープラの価格は、変更なく維持されています。
最上位グレードの「RZ」では価格変更なく6速MTも選択できるようにすることで、ユーザーのニーズに対応しています。
スポーツ!新型GRスープラの外装(エクステリア)デザインは?
▼新型GRスープラの画像
GR新型スープラの外装は、ボディラインを「ロングノーズ&ショートデッキ」とし、伝統的スポーツカーのフォルムに仕上げられています。
バンパーにはカナードも装備することで、車体のリフトが抑えられています。
ルーフは、空気抵抗を減らすために前面投影面積を小さくしながら、左右に膨らみを持たせることで頭上の空間を確保するダブルバブルルーフを採用。
また、アグレッシブなデザインのサイドスカート、大型のデュフューザーやリアスポイラーにより、空力を積極的に利用する設計に。
ライトには3連LEDヘッドライトと細いラインを使用するテールLEDランプが採用されています。
最新装備!新型GRスープラの内装(インテリア)デザインは?
▼トヨタ新型GRスープラの画像
GR新型スープラの内装は、最新の装備を採用することで使いやすさがアップされています。
2020年の改良では、それまで搭載されていた6.5インチから8.8インチに拡大したインフォテインメントシステムを採用。
インフォテイメントシステムでは、車体セッティングの変更や状態の確認に対応。
これに加えて全車で車載通信機の「DCM」を標準装備しており、スープラ専用のコネクティッドサービス「Toyota Supra Connect」を搭載。
iPhoneに対応する専用アプリなどを利用して車両の遠隔操作や確認などができる「リモートサービス」、バッテリーの電圧低下を検知してメールで通知する「バッテリーガード」なども利用できるようになっています。
また、先進技術を使ったクルマの楽しみ方を提案するため、GAZOO Racingのテクノロジーをフィードバックした車両情報記録装置「TOYOTA GAZOO Racing Recorder」を販売店装着オプションとしてラインアップ。
アクセル、ブレーキ、ステアリング、シフトポジションといったドライバーの運転操作、車速、エンジン回転数、加速度などの各種センサー数値、車両の位置と方向などの各種情報をSDメモリーカードに保存。
カードに記録された情報は、専用アプリ「GAZOO Racing Data Viewer」を使って確認することができます。
動画は最大で2つの映像として表示でき、ソニー製のアクションカム「FDR-X3000」「FDR-X3000R」などの推奨アクションカムで録画した動画であれば、記録情報と自動で時間同期して再生可能。
さらに「Microsoft Bing Maps」上に走行軌跡を表示・再生することにも対応しています。
その他、新型スープラはクーペモデルながらラゲッジスペースも大きくとられ、長距離のドライブも楽しむことができるようになっています。
パワフル!新型GRスープラのスペック、走行性能は?
▼トヨタGR新型スープラのエンジンとスペック
- 【SZ】
BMW製直列4気筒2Lターボエンジン
出力:197ps/32.7kgm - 【SZ-R】
BMW製直列4気筒2Lターボエンジン
出力:258ps/40.8kgm - 【RZ】
BMW製直列6気筒3Lターボエンジン
出力:387ps/51.0kgm
0-100km/h加速:4.1秒 - トランスミッション:ZF製8速AT or 6速MT【新設定】
- 駆動方式:FR
GR新型スープラのパワートレインには、2020年の改良時に出力を大幅にアップした3Lターボエンジンが採用されています。
▼参考:前モデルの3Lターボエンジンのスペック
- 【RZ】
BMW製直列6気筒3Lターボエンジン
出力:340ps/51.0kgm
0-100km/h加速:4.3秒
新しい3Lターボエンジンは、新設計エキゾーストやピストンの採用によりブースト圧をアップすることにより、出力を47psもアップし387psを発揮。
これにより、0-100km/h加速タイムは0.2秒短縮されています。
加えて、最新の3Lターボモデルではシャシーのチューニングも行われ、フロントとリアのバンプストップと新しいダンパーチューニング、ストラットタワーをラジエーターサポートにつなぐ軽量アルミニウムブレースを追加することで剛性を向上。
また、電動パワーステアリング(EPS)、アダプティブバリアブルサスペンション(AVS)、車両安定性制御(VSC)、アクティブディファレンシャルのプログラミングも変更することで、複合ターンなどで鋭い走りを楽しむことができるように。
最新の改良ではトランスミッションに8速ATのほか、新たに6速MTを設定することでよりマシンコントロールを楽しむことができるようになっています。
トヨタGRスープラを試乗動画でチェック!
トヨタGRスープラは注目度の高さから多くの試乗動画が公開されています。
心地の良いエキゾーストノートや切れ味鋭い走りが高評価をうけています。
良好!新型GRスープラの燃費は?
▼トヨタGR新型スープラの燃費
- SZ(2Lターボ/197ps):14.5km/L
- SZ-R(2Lターボ/258ps):14.0km/L
- RZ(3Lターボ)
8速AT:12.1km/L
6速MT:11.0km/L
※全モデル新燃費規格WLTCモード値
トヨタGR新型スープラの燃費は、軽量なボディに2Lターボエンジンを搭載することで最高14.5km/Lとなっています。
2020年の改良により出力を大幅にアップした3Lターボモデル「RZ」でも、8速AT車で12.1km/L、新設定された6速MT車でも11.0km/Lが確保されています。
最新システム!新型GRスープラの安全装備は?
トヨタ新型GRスープラの安全装備には、ミリ波レーダーと単眼カメラを使って昼間の歩行者や自転車に乗る人を検知し、衝突回避支援、被害低減などを図る「プリクラッシュセーフティ」が採用されています。
このほか、隣接する車線で自車の死角を走る車両を検知する「ブラインドスポットモニター」、車線を逸脱しそうな状況でステアリング操作をアシストする「レーンディパーチャーアラート」、先行車の追従走行をアシストする「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」を搭載。
「アダプティブハイビームシステム」も標準装備し、経済産業省や国土交通省などが推進する安全運転サポート車のうち、高齢運転者にとくに推奨する「セーフティ・サポートカーS(通称:サポカーS)」の「ワイド」に該当。
2020年の改良では、全グレードに誤発進抑制機能を採用することで、安全性が高められています。
コンパクト!新型GRスープラのサイズ、車体設計は?
▼トヨタGR新型スープラのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4380×1865×1295mm
※RZグレードは全高1290mm - ホイールベース:2470mm
- タイヤサイズ
F:255/35 ZR19、R:275/35 ZR19 - 前後重量配分:50:50
- 車重
2Lターボ:1410kg
3Lターボ:1530kg - ※参考
・BMW Z4
全長×全幅×全高:4335×1865×1305mm
ホイールベース:2470mm
車重
2Lターボ:1490kg
3Lターボ:1570kg
・スープラ前モデル
全長×全幅×全高:4520×1810×1275mm
ホイールベース:2550mm
トヨタGR新型スープラのボディサイズは、前世代から全長を短縮しながらも、全幅は拡大されています。
ホイールベースは、2シーター仕様とすることでコンパクトスポーツカーの「86(ハチロク)」より100mm短い2470mmに設定。
「1に近づくほど機動性(回頭性)が高まる」とされるホイールベースとトレッドの比率はSZが1.54、SZ-RとRZが1.55となっており、ほかの量産スポーツカーと比較してトップレベルとなる低い数値が実現されています。
前後重量配分は前後均等の50:50とされ、これによりクイックなハンドリング性能と安定性を確保。さらにスポーティな走りに仕上げられました。
ボディはアルミニウムと鉄を用いた骨格構造と、異なる素材同士の接合強度を追求したことで、高いボディ剛性を実現。
これはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)キャビンを採用したレクサス「LFA」を上まわる数値になっています。
いつ?新型GRスープラの日本発売日は?
改良されたトヨタ新型スープラは、2022年4月28日に改良内容を公開、2022年7月20日に日本での受注を開始し、2022年10月に発売されます。
トヨタはスープラのラインナップを強化することで、ブランド力をアップしていきたい考えです。
トヨタ・スープラを「おさらい」
▼A70型スープラ(日本国内初代)
トヨタ・スープラ(SUPRA)は、トヨタが1978年から2002年まで製造・販売していたスポーツカーです。
モデル名は、ラテン語で「至上かつ最高」「上へ」「超えて」といった意味を持っています。
海外ではセリカXXがスープラの名前で販売され、日本で1978年から販売されたA40/50型が初代、1981年に発売したA60型が2代目になります。
日本では1986年から販売が開始され、海外で3代目にあたるA70型でセリカから独立。発売当時のキャッチコピーは1960年代の名車トヨタ・2000GTを意識した「TOYOTA 3000GT」が採用されました。
▼A80型スープラ(日本国内2代目)
日産スカイラインGT-RやホンダNSXなどとも競い自動車シーンを盛り上げた4代目A80型は、1993年から2002年に販売。
搭載された直列6気筒3Lターボエンジン「2JZ-GTE」型は、高出力に耐える耐久性でチューニングのベースとしても大人気に。
空力に優れたボディはチューナー自慢のエンジンを試す最高速度アタックなどにも適していましたが、「平成12年度排出ガス規制」に対応できなかったため生産が終了しました。
▼トヨタ歴代スープラの振り返り動画
GR新型スープラについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!