ランドローバーが、クロスカントリーSUV「ディフェンダー」の2023年モデルの日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップしたランドローバー新型ディフェンダーについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ブランド最大ボディ!「新型ディフェンダー130」日本発売!
- ランドローバー新型ディフェンダーの【変更点まとめ】
- 597万円から!ランドローバー新型ディフェンダーの価格は?
- タフ!新型ディフェンダーの外装(エクステリア)デザイン
- 3タイプ!新型ディフェンダーのボディサイズは?
- 最新装備!新型ディフェンダーの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!ランドローバー新型ディフェンダーのスペックは?
- ランドローバー新型ディフェンダーを試乗動画でチェック!
- 悪路走破!ランドローバー新型ディフェンダーの走行性能は?
- 走り重視!ランドローバー新型ディフェンダーの燃費は?
- 充実!ランドローバー新型ディフェンダーの安全装備は?
- ランドローバー新型ディフェンダーの発売日は?
- ランドローバー・ディフェンダーを「おさらい」
【最新情報】ブランド最大ボディ!「新型ディフェンダー130」日本発売!
▼新型ディフェンダー130の画像
ランドローバーが「ディフェンダー」の2023年モデルの日本発売を発表しました。
ランドローバー・ディフェンダーは、ブランドのクロスカントリーSUVとしてラインナップされ、現行モデルは2020年4月にフルモデルチェンジ。これまで3ドアモデルの「ディフェンダー90」、5ドアモデルの「ディフェンダー110」が設定されていました。
2023年モデルでは新たにロングボディモデルの「ディフェンダー130」を設定し、ホイールベースを「ディフェンダー110」と共通としながら、全長を5018mmから5358mmまで大幅に延長。
ブランドのフラッグシップSUV「レンジローバー」のロングホイールベースモデルの全長5252mmを超えるブランド最大のサイズに。
これによりシートレイアウトは3列目を3人乗りとした8人乗りに対応。大人が余裕を持って座ることができる足元空間を確保したほか、2列目と3列目シートでは高さをアップすることで良好な視界を提供。
また、どの座席でも快適な温度を保つ4ゾーンクライメートコントロールも採用。
ラゲッジスペースは、2列目と3列目のシートを折りたたむことで最大2291Lが利用できるようになっています。
その他、2023年モデルの新型ディフェンダーでは、キーフォブが1.5m以内に近づいた時点で自動的にロックが解除され、1.5m以上離れると自動的にロックされるウォークアウェイエントリー&ロック機能を備えたキーレスエントリーを標準装備。
さらに、空気清浄システムプラスや、ノンレザーの新素材アバンテックを使用したレジストシートが選択できるようになっています。
ランドローバー新型ディフェンダーは2022年6月7日に日本での受注を開始。日本価格は5,970,000円~13,640,000円とされています。
▼新型ディフェンダー130の動画
▼ランドローバー・レンジローバースポーツ
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ランドローバー新型ディフェンダーの【変更点まとめ】
▼ランドローバー新型ディフェンダーの変更点
- ロングボディモデル「ディフェンダー130」を設定
- ウォークアウェイエントリー&ロック機能を備えたキーレスエントリーを標準装備
- 空気清浄システムプラス、ノンレザーの新素材アバンテックを使用したレジストシートを設定
▽2021年6月の変更点
- 「X-ダイナミック」を、ショートボディの「ディフェンダー90」に新設定
- 新しいビジュアルパック「エクステンデッドブラックエクステリアパック」、「ブライトエクステリアパック」、「エクステンデッドブライトエクステリアパック」を設定
- 2022年モデル限定グレード「XSエディション」を、「ディフェンダー90」と「ディフェンダー110」に設定
▽2020年11月の変更点
- マイルドハイブリッドシステムを組み合わせた3Lディーゼルエンジン「D300」を新設定
- ブラインドスポットアシスト、アダプティブクルーズコントロール、360°パーキングエイドなどの安全運転支援システムを標準装備
- オプションに「ファミリーパック」、空気イオン化テクノロジー(PM2.5フィルター付き)などを新設定
- 5ドアの「ディフェンダー 110」にファブリックルーフを設定
▼ランドローバー新型ディフェンダーの動画
597万円から!ランドローバー新型ディフェンダーの価格は?
▼ランドローバー新型ディフェンダーの価格
▽DEFENDER 90(3ドア)
- ▽2Lガソリン「P300」
DEFENDER 90:5,970,000円
DEFENDER 90 S:6,770,000円
DEFENDER 90 SE:7,250,000円
DEFENDER 90 X-DYNAMIC SE:7,950,000円
DEFENDER 90 X-DYNAMIC HSE:8,800,000円
DEFENDER 90 XS EDITION:8,410,000円
▽DEFENDER 110(5ドア)
- ▽2Lガソリン「P300」
DEFENDER 110:6,740,000円
DEFENDER 110 S:7,400,000円
DEFENDER 110 SE:7,850,000円
DEFENDER 110 XS EDITION:9,020,000円 - ▽3LディーゼルMHEV「D300」
DEFENDER 110 S:8,050,000円
DEFENDER 110 X-DYNAMIC SE:9,120,000円
DEFENDER 110 X-DYNAMIC HSE:9,730,000円
DEFENDER 110 X:12,340,000円
▽DEFENDER 130(5ドアロングボディ)【新設定】
- ▽3LディーゼルMHEV「D300」
DEFENDER 130 SE:10,410,000円
DEFENDER 130 X‑DYNAMIC HSE:11,420,000円
DEFENDER 130 X:13,640,000円
【導入記念モデル】【30台限定】
DEFENDER 130 LAUNCH EDITION:11,590,000円
ランドローバー新型ディフェンダーの日本価格は、597万円からとなっています。
新設定されたロングボディモデル「ディフェンダー130」は1041万円からとされ、「ディフェンダー110」のディーゼルモデルから236万円のスタート価格アップとなっています。
タフ!新型ディフェンダーの外装(エクステリア)デザイン
ランドローバー新型ディフェンダーの外装は、長年製造された前モデルから重厚感を維持し、最新のデザインと融合されたものになっています。
ボディスタイルは高さとワイドさを強調し、同時に悪路走破性能を向上。
前後のランプには最新のLED技術が使用され、四角のモチーフを採用することで新型ディフェンダーのタフな走行性能を表現。
ルーフは300kgまでの荷物に対応し、純正で用意されるさまざまなカスタムパーツにより、さらに使いやすく仕上げることもできるようになっています。
ランドローバー新型ディフェンダーを前モデルと比較!
▼ランドローバー・ディフェンダー(前モデル)
ランドローバー新型ディフェンダーを前モデルと比較すると、イメージが引き継がれています。
前モデルは、ランドローバーの第1号車となった「ランドローバー・シリーズ1」からモデル名の変更はありましたが、67年間大きなデザインの変更がなく製造されていました。
新型ディフェンダーでは、前モデルの生産終了の原因になった環境性能を高める目的で、空気抵抗の少ない丸みをもったボディラインに変化していますが、ユーザーの期待にこたえる使用感がアピールされています。
3タイプ!新型ディフェンダーのボディサイズは?
▼新型ディフェンダー90(上段)、110(中段)、130(下段)
▼ランドローバー新型ディフェンダーのボディサイズと比較
- 【ディフェンダー90】
全長×全幅×全高:4583×2105×1974mm
ホイールベース:2587mm
乗員:5人乗り or 6人乗り - 【ディフェンダー110】
全長×全幅×全高:5018×2008×1967mm
ホイールベース:3022mm
乗員:5人乗り or 6人乗り or 7人乗り - 【ディフェンダー130】
全長×全幅×全高:5358×2008×1967mm
ホイールベース:3022mm
乗員:5人乗り or 8人乗り - ※参考
・ディフェンダー(前モデル)
全長:3886mm~5182 mm
全幅:1778mm
全高:2032mm~2286mm
ホイールベース:2362mm~3226mm
・レンジローバーイヴォーク
全長×全幅×全高:4370×1985×1635mm
ホイールベース:2680mm
ランドローバー新型ディフェンダーのボディサイズには、「90」「110」「130」の3モデルが設定されています。
「ディフェンダー90」は悪路走行を重視するユーザーに向けて制作された3ドアモデルとされ、ブランドのコンパクトSUVである「レンジローバーイヴォーク」より全長を短縮しながら、前席にベンチシートを採用することで最大6人乗りに対応。
「ディフェンダー110」は主力の5ドアモデルとなり、3列目シートを選択することで7人乗りとすることができるように。
最大サイズとなる「ディフェンダー130」は、「110」をベースにボディ後部を延長することで3列目シートの快適性を高め、8人乗りにも対応しています。
新型ディフェンダーの車体は、ジャガー・ランドローバーの新開発プラットフォームを採用。
このプラットフォームは多彩な車種に柔軟に対応できるほか、軽量オールアルミニウムモノコック構造により従来の3倍の車体の剛性を確保。
2025年まで、グループにほぼすべての車種に採用されるプラットフォームとして設計されています。
最新装備!新型ディフェンダーの内装(インテリア)デザイン
ランドローバー新型ディフェンダーの内装は、最新技術を採用し使い勝手が高められています。
メーターは、デジタル式とすることで多彩な情報の表示に対応。
インフォテインメントには最新の「Pivi Pro」が採用され、ワイヤレスソフトウェアアップデート「SOTA(Software-Over-The-Air)」に対応することで、常に最新の機能を提供。
操作感も見直され、処理が高速になっているほか、ユーザーが何かをするために必要なステップの数が平均で50%削減されています。
その他、バックミラーには「ClearSight Rear View」を採用し、スイッチを押すだけでミラーをHDディスプレイに変更、リアウィンドウの上に取り付けられたカメラからの映像を表示。
リアに荷物を積みこんだ時や外の光が弱い場合でも、より見やすく広い視野で安全確認をすることができるようになっています。
シートレイアウトは、フロントにベンチシートを採用することで3ドアの新型ディフェンダー90で6人乗りに対応。
5ドアの新型ディフェンダー110では3列シートにより7人乗り、ロングボディのディフェンダー130では最大8人乗りが可能となっています。
ラゲッジスペースはディフェンダー110で、2列目シート使用時に1075L、2列目シートを収納することで最大2390Lにまで拡大。
▼ディフェンダー130
ディフェンダー130では、2列目と3列目のシートを折りたたむことで最大2291Lが利用できるようになっています。
パワフル!ランドローバー新型ディフェンダーのスペックは?
▼ジャガー・ランドローバー製INGENIUM(インジニウム)エンジン
▼新型レンジローバーイヴォークのエンジンとスペック
▽日本仕様
- 【P300】
直列4気筒2Lガソリンターボ
出力:300ps/40.8kgm
0-100km/h加速:8.0秒 - 【D300】
直列6気筒3Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッド
出力:300ps/66.3kgm
0-100km/h加速:6.3秒 - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:4WD
▽欧州仕様
- 【D200】
直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力:200ps/43.9kgm
0-100km/h加速:10.3秒 - 【P400】
直列6気筒3Lガソリン+マイルドハイブリッド
出力:400ps/56.1kgm
0-100km/h加速:6.4秒 - 【P400e】
直列4気筒2Lガソリン+プラグインハイブリッド
出力:400ps/66.3kgm
0-100km/h加速:5.4秒
EV航続距離:43km - V型8気筒5Lスーパーチャージャー
出力:525ps/63.7kgm
0-100km/h加速:4.9秒
ランドローバー新型ディフェンダーには、ジャガー・ランドローバーが設計から生産まで手がけた「INGENIUM(インジニウム)エンジン」が搭載されています。
日本には直列4気筒2Lガソリンターボのほか、マイルドハイブリッドを組み合わせた3Lディーゼルエンジンが導入され、力強い走りを実現。
新型ディフェンダーの足まわりは、3ドア車にコイルサスペンション、5ドア車にエアサスペンションが採用されています。
ランドローバー新型ディフェンダーを試乗動画でチェック!
ランドローバー新型ディフェンダーは、試乗動画が公開されています。
高い悪路走破性能と最新システムが評価されています。
悪路走破!ランドローバー新型ディフェンダーの走行性能は?
▼ランドローバー新型ディフェンダーの悪路走破性能
- 最低地上高:218mm
エアサスペンション装着車:291mm - アプローチアングル:30.1度(エアサスペンション車:38度)
- ランプブレークオーバーアングル:22度(エアサスペンション車:28度)
- デパーチャーアングル:37.7度(エアサスペンション車:40度)
- 渡河水深:900mm
- 最大牽引力:3720kg
ランドローバー新型ディフェンダーの悪路走破性能は、オフロード性能を重視した車体設計や、4WDシステムにより高められています。
独立懸架によりオンロードでも高い乗り心地を発揮する足回りにはエアサスペンションが設定され、最大で地上高291mmを確保。
これにより対障害角度は「クラストップレベル」とされているほか、走行が可能な水深は900mmにもなっています。
新型ディフェンダーではこのほか、4WDシステムに車両システムを統合制御しさまざまな路面状況に対応できる「コンフィギュラブル・テレインレスポンス」を採用し、ローギヤを備えたトランスファーを採用。
加えて、手動ロックセンターディファレンシャルと自動ロックリアデフも備え、スタックするような状況でも脱出が容易になっています。
走り重視!ランドローバー新型ディフェンダーの燃費は?
▼ランドローバー新型ディフェンダーの燃費
- 2Lガソリン「P300」:8.3km/L
- 3Lディーゼル「D300」:9.9km/L
※WLTCモード値
ランドローバー新型ディフェンダーの燃費は、3LディーゼルモデルでWLTCモード値9.9km/Lとなっています。
新型ディフェンダーではクロスカントリーSUVとして悪路走破性能を重視しながら、最新パワートレインにより環境性能が高められています。
充実!ランドローバー新型ディフェンダーの安全装備は?
ランドローバー新型ディフェンダーの安全装備には、ブランドの先進システムが採用されています。
2020年の改良では、ブラインドスポットアシスト、クリアイグジットモニター、アダプティブクルーズコントロール、ドライバーコンディションモニター、レーンキープアシスト、360°パーキングエイド、リアトラフィックモニター、トラフィックサインレコグニション&アダプティブスピードリミッターなどのドライバー支援システムが標準装備され、安全性がアップしています。
ランドローバー新型ディフェンダーの発売日は?
改良されたランドローバー新型ディフェンダーは、2022年6月7日に日本での受注が開始されました。
ランドローバーはディフェンダーのラインナップを拡大することで、ブランド力をアップしていきたい考えです。
ランドローバー・ディフェンダーを「おさらい」
▼ランドローバー・シリーズ1
ランドローバー・ディフェンダー(Land Rover Defender)は、1948年にランドローバーの1号車として登場した「ランドローバー・シリーズ1」の流れをくむ四輪駆動車に、1990年の改良によりつけられた車名です。
ランドローバー・シリーズ1は1983年まで改良モデルのシリーズ3として販売され、改良によりホイールベースのインチ数をモデル名にしたランドローバー110(ホイールベース:2794mm)が登場。
その後、ホイールベースが93インチ(2362mm)のランドローバー90と、127インチ(3226mm)のランドローバー127もラインナップ。
業務用としての積載性向上のため、バンやピックアップ、キャブシャシーなどのボディタイプが用意されました。
ランドローバー110の販売時は、ランドローバーの他の販売車種がレンジローバーのみだったことからモデルの判別は簡単でしたが、1989年に新モデルとなるディスカバリーが登場したことで、ディフェンダーというモデル名で区別されることになりました。
ディフェンダーとなったあとは、安全や環境規制に対応するためエンジンやドライブトレイン、デザインなどを改良しながら製造を継続。
2015年に環境規制への対応が難しいことから生産が終了となりましたが、同年にディフェンダーの生産台数が200万台を突破したことを記念する「ディフェンダー#2 000 000」を製造。
2015年12月のボナムスオークションに出品し、収益は慈善団体に寄付されました。
▼ディフェンダー#2 000 000の動画
新型ランドローバー・ディフェンダーについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!