ランドローバーが、SUV「レンジローバースポーツ」の2024年モデル日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップした新型レンジローバースポーツについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新世代最強!「新型レンジローバースポーツSV」設定!2024年MY日本発売!
- 新型レンジローバースポーツの【変更点まとめ】
- 1131万円から!新型レンジローバースポーツの価格は?
- 精悍!新型レンジローバースポーツの外装(エクステリア)デザイン
- 大きく!新型レンジローバースポーツのサイズ、車体設計は?
- 最新装備!新型レンジローバースポーツの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!新型レンジローバースポーツのスペックは?
- 改善!新型レンジローバースポーツの燃費は?
- 強化!新型レンジローバースポーツの安全装備は?
- いつ?新型レンジローバースポーツの発売日は?
- ランドローバー・レンジローバースポーツを「おさらい」
【最新情報】新世代最強!「新型レンジローバースポーツSV」設定!2024年MY日本発売!
▼新型レンジローバースポーツSVの画像
ランドローバーがSUV「レンジローバースポーツ」の2024年モデル日本発売を発表しました。
レンジローバースポーツは、ランドローバーブランドの上級SUVシリーズ「レンジローバー」の1モデルとして販売され、シリーズにはサイズの大きい順にレンジローバー、レンジローバースポーツ、レンジローバーヴェラール、レンジローバーイヴォークをラインナップ。
現行モデルは2022年5月にフルモデルチェンジし、新世代となっていました。
2024年モデルでは、前世代まで設定されていたハイパフォーマンスモデル「レンジローバースポーツSVR」の後継となる「レンジローバースポーツSV」を設定。
パワートレインは、これまで採用していたフォード製V型8気筒5Lスーパーチャージャーエンジンを、新たに協力関係となったBMW製の最新エンジンであるV型8気筒4.4Lツインターボに変更し、出力は575ps/71.4kgmから635ps/76.5kgmに大きくアップ。
ダイナミックローンチモード使用時には、組み合わせられるマイルドハイブリッドシステムにより短時間、最大トルクを81.6kgmまで向上。
これにより0-96km/h加速タイムは前世代「SVR」の4.3秒から3.6秒に短縮しながら、CO2排出量は15%削減されています。
加えて、新型ランドローバースポーツSVでは23インチのカーボンホイールや、ランドローバーSUVで初となるカーボンセラミックブレーキが設定され、ホイールは合計36.5kg、カーボンローターは合計34kg軽量化。
用意される「SVモード」を使用することで、ステアリング、トランスミッション、アクティブエグゾースト、サスペンションシステムをチューニングするほか、車高を他のレンジローバースポーツから10~25mmダウンすることができるようになっています。
その他、2024年モデルの新型レンジローバースポーツでは、530馬力のV型8気筒4.4Lツインターボエンジンを搭載する「P530」に新しくマイルドハイブリッドシステムを搭載。
また、これまで「P510e」として設定されていたプラグインハイブリッドモデルも「P550e」に変更され、最高出力は510psから550psに向上。
従来センターコンソールに配置されていたスイッチ類は、インフォテインメント「Pivi Pro」内に統合され、より洗練されたデザインが追求されています。
2024年モデルの新型レンジローバースポーツは2023年5月31日に公開され、6月1日に日本発売。日本価格は11,310,000円~18,500,000円となっています。
▼新型レンジローバースポーツSVの動画
▼レンジローバー
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新型レンジローバースポーツの【変更点まとめ】
▼新型レンジローバースポーツの変更点
- ハイパフォーマンスモデル「レンジローバースポーツSV」を設定
- V型8気筒4.4Lツインターボエンジンにマイルドハイブリッドシステムを採用
- プラグインハイブリッドモデルの出力を向上し「P510e」から「P550e」に変更
- センターコンソールのスイッチをインフォテインメント「Pivi Pro」に統合
▽2022年5月フルモデルチェンジ時の変更点
- 最新のブランドデザインを採用し、Cd値を0.29まで低減
- 前世代からボディサイズを拡大
- パワートレインに、PHEVやBMW製V型8気筒エンジンを設定
- マイルドハイブリッドパワートレインを採用し、燃費を向上
- 13.7インチデジタルメーターや13.1インチタッチスクリーンインフォテインメントを装備
- 「アダプティブオフロードクルーズコントロール」を初採用
- ダイナミックエアサスペンションにスイッチャブルボリュームエアスプリングを初採用し、全車標準装備
- リアステアリングシステムを設定
- 2024年までにフルEVバージョンの設定を予定
1131万円から!新型レンジローバースポーツの価格は?
▼レンジローバースポーツの日本価格
▽3.0L直列6気筒ディーゼルMHEV(300ps/66.3kgm)
- RANGE ROVER SPORT S:11,310,000円
- RANGE ROVER SPORT DYNAMIC SE:11,970,000円
- RANGE ROVER SPORT DYNAMIC HSE:12,990,000円
- RANGE ROVER SPORT AUTOBIOGRAPHY:14,600,000円
▽3.0L直列6気筒ガソリンMHEV(400ps/56.1kgm)
- RANGE ROVER SPORT AUTOBIOGRAPHY:14,990,000円
▽3.0L直列6気筒ガソリンPHEV(550ps)
- RANGE ROVER SPORT DYNAMIC SE:15,750,000円
- RANGE ROVER SPORT AUTOBIOGRAPHY:18,500,000円
▽4.4LV型8気筒ガソリンMHEV(635ps/76.5kgm)
- 【導入記念モデル】
RANGE ROVER SPORT SV EDITION ONE
英国価格:171,460ポンド(約2975万円)
※招待されたユーザーにのみ販売
新型レンジローバースポーツの価格は、最新の装備やパワートレインの採用によりアップしています。
前モデルは1068万円からとされていましたが、新型レンジローバースポーツでは1131万円からに。
新設定されたハイパフォーマンスモデルのランドローバースポーツSVは、顧客へのセールスにより導入記念モデルが完売しており、英国で171,460ポンド(約2975万円)とされています。
▼参考:レンジローバースポーツ(前モデル)の価格
▽3.0L直列6気筒ディーゼルMHEV(300ps/66.3kgm)
- RANGE ROVER SPORT S:10,680,000円
- RANGE ROVER SPORT DYNAMIC S:11,190,000円
- RANGE ROVER SPORT DYNAMIC SE:12,610,000円
- RANGE ROVER SPORT DYNAMIC HSE:13,640,000円
- RANGE ROVER SPORT AUTOBIOGRAPHY:15,260,000円
▽3.0L直列6気筒ガソリンMHEV(400ps/56.1kgm)
- 【導入記念モデル】
RANGE ROVER SPORT LAUNCH EDITION:16,040,000円
精悍!新型レンジローバースポーツの外装(エクステリア)デザイン
▼新型レンジローバースポーツの画像
▼参考:レンジローバー
新型レンジローバースポーツの外装は、先にフルモデルチェンジした「レンジローバー」からくる、最新のブランドデザインが採用されています。
▼新型レンジローバースポーツの画像
▼参考:レンジローバースポーツ(前モデル)
フロントは前モデルより曲線的なボディラインとし、エアインテークを強調したデザインにより力強い印象を持つバンパーを組み合わせ。
▼新型レンジローバースポーツの画像
サイドには、フラットに格納することで空力性能を高めるフラッシュドアハンドルが装備し、空力性能を重視することでCd値を0.29まで低減しています。
▼新型レンジローバースポーツの画像
▼参考:レンジローバースポーツ(前モデル)
リアは、前モデルのボディスタイルが人気になっていたことからコンセプトをキープ。
テールランプは水平に広がるデザインとされ、先進的なイメージがアップされています。
大きく!新型レンジローバースポーツのサイズ、車体設計は?
▼新型レンジローバースポーツのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4946×2209×1820mm
- ホイールベース:2997mm
- 参考
▽レンジローバースポーツ(前モデル)
全長×全幅×全高:4855×1985×1800mm
ホイールベース:2920mm
▽レンジローバー
・全長×全幅×全高
ショートホイールベース:5052×2050×1870mm
ロングホイールベース:5252×2050×1870mm
・ホイールベース
ショートホイールベース:2997mm
ロングホイールベース:3197mm
新型レンジローバースポーツのボディサイズは、前モデルから一回り大きな設計となっています。
プラットフォームには、ジャガー・ランドローバーグループの新世代「MLA-Flex」を採用することでねじり剛性前世代から最大35%向上、設定を予定する電気自動車モデルにも対応。
足回りには電制アクティブアンチロールバーのほか、エアバッグ内の圧力を変化させることでサスペンションの帯域幅を広げるスイッチャブルボリュームエアスプリングを初採用し、幅広い走行シーンに対応。
後輪には、最大7.3度まで動かすことができるリアステアリングシステムも採用され、高速走行時の安定感を高めたほか、都市部での取り回しもしやすく。
最大渡河水深は、900mmが確保されています。
最新装備!新型レンジローバースポーツの内装(インテリア)デザイン
▼新型レンジローバースポーツの画像
▼参考:レンジローバースポーツ(前モデル)
新型レンジローバースポーツの内装は、最新の装備を採用することにより質感が高められています。
2024年モデルの改良では、従来センターコンソールに配置されていたスイッチ類がインフォテインメント「Pivi Pro」内に統合され、より洗練されたデザインが追求されています。
ディスプレイには、13.7インチのデジタルメーターのほか、触覚フィードバックを備えた13.1インチタッチスクリーンインフォテインメントを採用。
室内空間はボディサイズとあわせ拡大され、装備には22wayマッサージシート、最新の空気清浄システムなどを採用し、オプションとしてヘッドレストスピーカー4個を含みアクティブノイズキャンセレーションに対応する1430W 29スピーカーのMeridianサウンドシステムを設定。
後部座席は人間工学に基づいて設計され、前世代からレッグルームが31mm、ニークリアランスを20mm拡大することで快適性を向上。
バックミラーには「ClearSight Rear View」が採用され、スイッチを押すだけでミラーをHDディスプレイに変更。リアウィンドウの上に取り付けられたカメラからの映像を表示。
リアに荷物を積みこんだ時や外の光が弱い場合でも、より見やすく広い視野で安全確認をすることができるようになっています。
パワフル!新型レンジローバースポーツのスペックは?
▼新型レンジローバースポーツのパワートレインとスペック
- 【D300】
直列6気筒3Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッド
出力:300ps/66.3kgm - 【P400】
直列6気筒3Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
出力:400ps/56.1kgm - 【P550e】【改良】
直列6気筒3Lガソリンターボ+プラグインハイブリッド
システム出力:550ps - 【P530】【改良】
BMW製V型8気筒4.4Lガソリンツインターボ+マイルドハイブリッド
出力:530ps/76.5kgm - 【レンジローバースポーツSV】【新設定】
BMW製V型8気筒4.4Lガソリンツインターボ+マイルドハイブリッド
出力:635ps/76.5kgm(ローンチモード使用時:81.6kgm) - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:4WD
新型レンジローバースポーツのパワートレインには、48Vマイルドハイブリッドシステムをあわせた新世代エンジンのほか、PHEVやBMW製V型8気筒エンジンが搭載されています。
プラグインハイブリッドモデルでは、3Lエンジンに電気モーターを組み合わせ、容量38.2kWhのバッテリーを搭載することで日常では充電した電力のみで走行させることが可能に。
最上位モデルとなるV型8気筒エンジンは、これまで採用していたフォード製のV型8気筒5Lスーパーチャージャーエンジンを、新たに協力関係となったBMW製に変更。
改良では、V型8気筒4.4Lツインターボエンジンにマイルドハイブリッドシステムを採用。最上位グレード「SV」では、最高出力を635psまで大幅にアップ。
また、これまで「P510e」として設定されていたプラグインハイブリッドモデルも「P550e」に変更され、最高出力を510psから550psに向上しています。
改善!新型レンジローバースポーツの燃費は?
▼新型レンジローバースポーツの燃費
- 3Lディーゼルマイルドハイブリッド:37.7mpg(英国値/約16.0km/L)
- 3Lガソリンターボマイルドハイブリッド:29.9mpg(英国値/約12.7km/L)
新型レンジローバースポーツの燃費は、最新のマイルドハイブリッドシステムの採用により前世代から改善されています。
ディーゼルモデルは英国値で約16.0km/Lとされ、走行性能を重視するプレミアムSUVながら、高い環境性能が確保されています。
▼参考:レンジローバースポーツ(前世代)の燃費
- 3Lディーゼル:12.6km/L
- 5Lガソリン(525ps):7.3km/L
- 5Lガソリン(565ps):7.3km/L
強化!新型レンジローバースポーツの安全装備は?
新型レンジローバースポーツの安全システムには、自動緊急ブレーキ、レーンデパーチャーワーニング、360度ビュー&パーキングガイド機能付きサラウンドカメラシステムやブラインドスポットアシスト、レーンキープアシストなど、最新機能が採用されています。
その他、車両の旋回性能を高めるトルクベクタリングバイブレーキ、アダプティブダイナミクス、ダイナミックスタビリティーコントロールに、オフロード走破性を高めるヒルディセントコントロール、テレインレスポンスなどの走行システムも採用することで、安全性と走行性能が両立されています。
いつ?新型レンジローバースポーツの発売日は?
2024年モデルの新型レンジローバースポーツは2023年5月31日に公開され、6月1日に日本で発売されました。
ランドローバーは、主力モデルとなったレンジローバースポーツのラインナップを充実することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
ランドローバー・レンジローバースポーツを「おさらい」
▼ランドローバー・レンジローバースポーツ(初代)
ランドローバー・レンジローバースポーツ(Range Rover Sport)は、初代が2005年に登場したランドローバーブランドの上級SUVです。
初代開発時に増加傾向にあったプレミアムブランドのスポーツSUVを意識して企画され、最上位のレンジローバーが快適性を重要視したつくりなのに対し、レンジローバースポーツはその名の通り、舗装路で高い走行パフォーマンスを発揮することを意識した設計とされています。
2代目の前型は2013年に登場。2014年に新モデルとして発表された「レンジローバースポーツSVR」では、高性能をアピールするためにドイツ・ニュルブルクリンクでのタイムアタックが行われ、当時SUV最速タイムとなる8分15秒を記録。
渡河水深850mm、牽引力3000kgなどの高いSUV性能と、ハイパフォーマンススポーツカー同等の速さをもったマシンとして話題になりました。
新型ランドローバー・レンジローバースポーツについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!