日産が、スポーツクーペ「フェアレディZ」の新モデルとなる「フェアレディZ CUSTOMIZED EDITION」の発売を予定しています。
新モデルにより魅力をアップする新型フェアレディZについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】人気カスタム市販化!「新型フェアレディZ CUSTOMIZED EDITION」設定!
- 日産新型フェアレディZの【変更点まとめ】
- 歴代から!新型フェアレディZの外装(エクステリア)デザインは?
- 延長!日産新型フェアレディZのボディサイズは?
- 最新装備!日産新型フェアレディZの内装(インテリア)デザイン
- ハイパワー!日産新型フェアレディZのエンジンとスペックは?
- 新型フェアレディZを試乗動画でチェック!
- 改善!日産新型フェアレディZの燃費は?
- 日産新型フェアレディZの価格、グレードは?
- いつ?日産新型フェアレディZの発売日は?
- 日産フェアレディZを「おさらい」
【最新情報】人気カスタム市販化!「新型フェアレディZ CUSTOMIZED EDITION」設定!
▼日産新型フェアレディZ CUSTOMIZED EDITIONの画像
▼参考:フェアレディZ(標準モデル)
日産が、クーペ「新型フェアレディZ」の新モデルとなる「フェアレディZカスタマイズドエディション(CUSTOMIZED EDITION)」の発売を予定しています。
日産フェアレディZは、ブランドを代表する歴史あるスポーツクーペとして海外でも「Z-car(ズィーカー)」の愛称でファンが多いモデルになっており、現行車は日本で2022年8月に最新モデルとなっていました。
新設定される新型フェアレディZカスタマイズドエディションは、「東京オートサロン2022」内で開催されていた、「東京国際カスタムカーコンテスト2022」でグランプリを受賞した「FAIRLADY Z CUSTOMIZED PROTO」を市販車として忠実に再現。
グリルを上下2段に分割した専用バンパーを装備するほか、伝説の「フェアレディZ432R」を彷彿とさせるオレンジのボディカラーを基調にエンジンフード、ルーフ、テールなど、ブラックでコンビネーションされたカラーリングが採用されています。
新型フェアレディZカスタマイズドエディションは、東京オートサロン2023に出展後、オプションとしての市販が予定されています。
▼日産新型フェアレディZ CUSTOMIZED EDITIONの動画
▼日産GT-R
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日産新型フェアレディZの【変更点まとめ】
▼日産新型フェアレディZの変更点
- 「フェアレディZカスタマイズドエディション」を設定
▽2022年8月大幅改良時の変更点
- 新設計したエクステリアデザインを採用
- 最新のV型6気筒3Lターボエンジンを搭載
- 9速AT、6速MTを設定
- 日産の後輪駆動車として初めて、「アドバンストローンチアシストコントロールシステム」を搭載
- 12.3インチデジタルメーターと新世代のインフォテインメントシステムを装備
- 新設計の大径モノチューブダンパーを採用し、走行性能を向上
歴代から!新型フェアレディZの外装(エクステリア)デザインは?
▼日産新型フェアレディZの画像
日産新型フェアレディZの外装は、過去のモデルからくるデザインアクセントを採用することにより魅力がアップされています。
フロントは初代「S30型」からくるイメージと新世代デザインを融合し、ハイパフォーマンスなエンジンに対応するため開口部を拡大。
ヘッドライトは、上下にわけたデイタイムライトで曲線を描くことで、ヘッドライトのドーム型レンズによって円状のリフレクションを作り出すデザインを採用していた「240ZG」をイメージ。
ボディスタイルは初代フェアレディZから続く特徴を維持し、ドライバーをリア寄りに配置することで後輪のグリップを直接感じるようなドライビングが可能に。
▼参考:Z32型フェアレディZ
リアは、Z32型フェアレディZを思わせる水平なテールランプを使用することで、低重心なスタイルに仕上げ。
新たに3DシグネチャーLEDテールランプを採用し、「Z」らしさを表現。
上位グレードにはリアスポイラーを装備することで、走行性能がアップされています。
日産新型フェアレディZを前モデルと比較!
▼日産フェアレディZ(前モデル)
▼日産フェアレディZ NISMO(前モデル)
日産新型フェアレディZを前モデルと比較すると、歴史を持つスポーツモデルとしての魅力がアップされています。
前モデルではラグジュアリースポーツモデルとしてのボリューム感が重要視されていましたが、新型フェアレディZではレトロテイストを取り入れることで軽快なイメージが引き上げられています。
延長!日産新型フェアレディZのボディサイズは?
▼日産新型フェアレディZのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4380×1845×1315mm
- ホイールベース:2550mm
- ホイール/タイヤサイズ
フロント:245/45R18 9J or 255/40R19 9.5J
リア:245/45R18 9J or 275/35R19 10J - 車重:1570kg
- ※参考
・フェアレディZ(前モデル)
全長×全幅×全高:4250×1845×1315mm
ホイールベース:2550mm
日産新型フェアレディZのボディサイズは、前モデルから全長+130mmと延長することで伸びやかなデザインに仕上げられています。
車体は剛性を向上し、ラックアシストタイプ電動パワーステアリングやワイドフロントタイヤなどを採用することで、コーナリング性能が最大13%アップされています。
最新装備!日産新型フェアレディZの内装(インテリア)デザイン
▼日産新型フェアレディZの画像
日産新型フェアレディZの内装は、新しい装備やデザインを採用することにより魅力がアップされています。
インテリアは、プロのレーシングドライバーと共に理想的なデザインや室内空間が検討され、メーターには3連メーター(ブースト計、ターボスピード計、電圧計)や12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイを搭載。
エンジン回転計の針が真上を示すと同時にシフトアップインジケーターが点滅することでドライバーにシフトアップを促し、スポーツドライビングをアシストすることができるようになっています。
また、新たにデザインされたZ専用のステアリングは、スポーツカーであることを表現するディープコーン形状とし、操作性のよいグリップ形状や視認性良くまとまったスイッチ類によってスポーツカーとしての性能を最大限引き出すことが可能に。
インテリアトリムにはアルカンターラとレザーが使用され、ボディカラーに合わせたステッチをインストルメントパネルの各所に施すことで、スポーティーなインテリアが演出されています。
ハイパワー!日産新型フェアレディZのエンジンとスペックは?
▼日産製V型6気筒3Lツインターボエンジン「VR30DDTT」
▼日産新型フェアレディZのエンジンとスペック
- 【400Z】
V型6気筒3Lツインターボ「VR30DDTT」
出力:405ps/48.4kgm - 【フェアレディZニスモ】【設定予定】
エンジン:V型6気筒3Lツインターボ「VR30」
出力:450ps/50.1kgm - トランスミッション:6速MT or 9速AT
- 駆動方式:FR
日産新型フェアレディZには、新世代の3Lターボエンジンが搭載されています。
▼フェアレディZ(前モデル)のスペック
- エンジン:V型6気筒3.7L「VQ37VHR」
- 出力
ベースモデル:336ps/37.2kgm
NISMO:355ps/38.1kgm
3Lターボエンジン「VR30」は、以前搭載されていたV型6気筒3.7L自然吸気「VQ37VHR」を置き換えるエンジンとして開発され、出力を405psにアップ。
VR30エンジンは、スロットルスピードを向上させた新型モーターをバルブタイミングシステムに組み込む「アドバンスタイミングコントロール」を採用し、レスポンスを向上。
ツインターボシステムは、タービンブレードのデザインを最適化、新しいタービンスピードセンサー、インタークーラーシステム、電動アクチュエーターを採用してパフォーマンス、レスポンス、燃費が引き上げられています。
重量もエンジンブロックのミラーボアコーティング、シリンダーヘッド一体型エキゾーストマニホールドの採用によりコア構造の重量を194.8kgとし、従来エンジンから14.1kg軽量化。
走行システムには、日産の後輪駆動車として初めて、停止状態から加速性能のポテンシャルを最大限発揮する「アドバンストローンチアシストコントロールシステム」を搭載。
サスペンションには、新設計の大径モノチューブダンパーが採用し、減衰力を前モデルから約20%低減させることで路面突起乗り越し時のショックを低減。モノチューブ式の強みである高応答性を活かすことで路面追従性がアップされています。
その他、新型フェアレディZではトランスミッションに、新設計のシンクロナイザーシステムの採用やシフトプロファイルの変更により、ドライバーの意のままのスムーズなシフトチェンジを可能とした6速MTを設定。
加えて、新開発の9速ATもラインナップされ、幅広いギアレンジにより、ダイレクトで素早いレスポンスを実現。また、通勤や高速道路でのロングドライブに最適なスタンダードモードと、ポテンシャルを最大限に引き出すスポーツモードを搭載。
スポーツモードでは、より速い加速制御に加え、ステアリングやVDCに専用制御を採用することで、ワインディングロードをキビキビと駆け抜けることができるようになっています。
新型フェアレディZを試乗動画でチェック!
改善!日産新型フェアレディZの燃費は?
▼日産新型フェアレディZの燃費
- 3Lターボ
9速AT:10.2km/L、6速MT:9.5km/L
日産新型フェアレディZの燃費は、前モデルの3.7L自然吸気エンジンの9.2km/Lから、3Lターボエンジンに変更することで改善しています。
新設定された9速AT車では10.2km/L、6速MT車でも9.5km/Lが確保され、前モデルよりも高いパワーと環境性能を両立しています。
日産新型フェアレディZの価格、グレードは?
▼日産新型フェアレディZのグレード・価格
- 日本仕様グレード(6速MT or 9速AT)
・「ベースモデル」(6速MT or 9速AT):524万1500円
・「Version S」(6速MT):606万3200円
・「Version T」(9速AT):568万7000円
・「Version ST」(6速MT or 9速AT):646万2500円
日産新型フェアレディZのグレードは前モデルから引き継がれますが、価格は性能の向上や装備の充実によりアップしています。
日本では前モデルが397万9800円から設定され、量販グレードは400万円台後半となっていましたが、新型フェアレディZではスタート価格が524万1500円からに設定されています。
▼参考:フェアレディZ(前モデル)の価格
- ベースモデル
6速MT:3,979,800円、7速AT:4,059,000円 - Version T
7速AT:4,802,600円 - Version S
6速MT:4,848,800円 - Version ST
6速MT:5,198,600円、7速AT:5,308,600円 - NISMO
6速MT:6,409,700円、7速AT:6,519,700円
いつ?日産新型フェアレディZの発売日は?
新型フェアレディZに新設定される「フェアレディZカスタマイズドエディション」は、東京オートサロン2023に出展後、市販が予定されています。
日産は人気カスタムモデルを市販化することにより、ブランドのプレミアムスポーツをアピールしていく予定です。
日産フェアレディZを「おさらい」
▼日産フェアレディ(初代S30型)
日産フェアレディZ(FAIRLADY Z)は、初代が1969年に登場したスポーツクーペです。
フェアレディZのモデル名は、ミュージカル映画「マイ・フェア・レディ」からきたものと言われ、日産は流麗なボディラインを「美しいお嬢さん」に例え、「Z」は未知への可能性と夢を表すサブネームとしています。
海外では「フェアレディ」のモデル名は使用されず、「DATSUN」もしくは「NISSAN」のブランド名のあとに「240Z」や「370Z」などのモデル名をあわせていることで、「Z-car(ズィーカー)」という愛称でファンに親しまれています。
▼日産フェアレディ(2代目S130型)
初代と2代目の型式には「S」が使用され、ヨーロッパ製高級スポーツカーに匹敵する性能とボディラインを持ちながら、低価格であったことから人気に。
▼日産フェアレディ(3代目Z31型)
▼日産フェアレディ(4代目Z32型)
3代目からの型式は現行モデルにも続く「Z」に変更され、搭載される主力エンジンもそれまでの直列6気筒「L型」から、V型6気筒の「VG型」になりました。
▼日産フェアレディ(5代目Z33型)
▼日産フェアレディ(6代目Z34型)
5代目からは、4代目までと同じV型6気筒ながら「VQ型」エンジンとし、排気量は5代目で3.5L、6代目の前モデルで3.7Lに。
▼日産フェアレディ(6代目後期RZ34型)
2022年に登場した最新モデル「RZ34型」は、型式に「リファイン」を意味する「R」がプラスされたものの前モデルと同じく「Z34」型とされ、一般的には大幅改良扱いとなりますが、日産は「8割の部品が新しくなった紛れもないフルモデルチェンジ」とコメントしており、型式が維持された理由は「企画を通りやすくするためにマイナーチェンジとしてスタートしたため」としてしています。
新型フェアレディZについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!