トヨタが、クロスオーバー「ヤリスクロス」のビッグマイナーチェンジ日本発売を予定しています。
改良により魅力をアップするトヨタ新型ヤリスクロスについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】リフレッシュ!「新型ヤリスクロス」マイチェン日本発売!
- トヨタ新型ヤリスクロスの【変更点まとめ】
- 迫力!トヨタ新型ヤリスクロスの外装(エクステリア)デザイン
- 最新装備!トヨタ新型ヤリスクロスの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!トヨタ新型ヤリスクロスのスペック、走行性能は?
- 悪路走破!新型ヤリスクロスの走行システムは?
- 高効率!トヨタ新型ヤリスクロスの燃費は?
- 機能充実!トヨタ新型ヤリスクロスの安全装備は?
- 拡大!トヨタ新型ヤリスクロスのサイズは?
- アップ!トヨタ新型ヤリスクロスの価格は?
- いつ?トヨタ新型ヤリスクロスの日本発売日は?
- トヨタ・ヤリスを「おさらい」
【最新情報】リフレッシュ!「新型ヤリスクロス」マイチェン日本発売!
トヨタが、クロスオーバーSUV「ヤリスクロス(Yaris Cross)」の改良日本発売を予定しています。
トヨタ・ヤリスクロスは、コンパクトカー「ヤリス」をベースとしたSUVとして2020年8月に日本で発売され、力強い走りやデザインが人気になっています。
マイナーチェンジする新型ヤリスクロスでは、エクステリアに新しいデザインを採用。
パワートレインは1.5Lハイブリッドモデルに、これまでのシステム出力116psバージョンに加え、131psにアップした高出力バージョンを新設定。
内装では、メーターに採用するTFTディスプレイを「Z」グレードで7インチから12.3インチに大型化、他グレードに7インチをオプション設定。
ディスプレイオーディオは、センターから通信で取得した最新の情報で目的地検索やルート設定ができる「コネクティッドナビ」対応モデルに変更。
加えて、機能をアップデートした最新の安全システムが採用されます。
新型ヤリスクロスは、2024年1月の発売が予定されています。
▼トヨタ・ヤリス
▼レクサスLBX
【レクサス新型LBX】「新コンパクトSUV!」最新情報、サイズ、燃費、価格は?
トヨタ新型ヤリスクロスの【変更点まとめ】
▼トヨタ新型ヤリスクロスの変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- 高出力化した1.5Lハイブリッドモデルを新設定
- メーターディスプレイを「Z」グレードで7インチから12.3インチに変更、他グレードに7インチをオプション設定
- 「コネクティッドナビ」に対応
- 安全システムをアップデート
▽2022年8月の変更点
- 新グレード「Zアドベンチャー」を設定
- 「GR Sport」を新設定
- 「Z」グレードの内装色にブラックを新設定
- 「ドライブレコーダー付自動防眩インナーミラー」を全車にオプション設定
- ボディカラーに「プラチナホワイトパールマイカ」を新設定し、「ホワイトパールクリスタルシャイン」を廃止
- ガソリン車のエントリーグレード「X ”B Package”」を廃止
迫力!トヨタ新型ヤリスクロスの外装(エクステリア)デザイン
▼参考:ヤリスクロス(現行モデル)
トヨタ新型ヤリスクロスの外装は、新しいデザインを採用することにより質感が高められます。
フロントは、力強い印象をアップし、よりワイドなバンパーデザインを採用。
リアでは、バンパー下部を新スタイルとすることにより、軽快感が感じられる仕上げとされます。
最新装備!トヨタ新型ヤリスクロスの内装(インテリア)デザイン
トヨタ新型ヤリスクロスの内装は、最新の装備を採用することにより快適性が高められます。
改良では、メーターに採用するTFTディスプレイを「Z」グレードで7インチから12.3インチに大型化、他グレードに7インチをオプション設定。
ディスプレイオーディオは、センターから通信で取得した最新の情報で目的地検索やルート設定ができる「コネクティッドナビ」対応モデルに変更されます。
その他、新型ヤリスクロスでは、ラゲッジスペースは390Lを確保。
▼6:4分割アジャスタブルデッキボード


電動テールゲートが設定されるほか、高さを2段階に調整できる6:4分割アジャスタブルデッキボードを採用することで使いやすさをアップ。
ハイブリッド車にはアウトドアレジャーなどで便利に使うことができるAC100V 1500W電源も装備されます。
パワフル!トヨタ新型ヤリスクロスのスペック、走行性能は?
▼直列3気筒1.5L「ダイナミックフォースエンジン」
▼トヨタ新型ヤリスクロスのパワートレインとスペック
- 直列3気筒1.5Lガソリン「ダイナミックフォースエンジン」
出力:120ps/14.8kgm - 【ヤリスクロスハイブリッド】
直列3気筒1.5L「ダイナミックフォースエンジン」+電気モーターハイブリッド
システム出力:116ps or 131ps【新設定】 - 駆動方式:FF or 4WD
- トランスミッション:CVT「Direct Shift-CVT」
トヨタ新型ヤリスクロスのパワートレインには、最新のの直列3気筒1.5Lガソリンエンジンが搭載されます。
直列3気筒1.5Lエンジンは、ロングストロークやバルブ挟角拡大などの高速燃焼技術を採用し、低燃費と高出力を両立。
▼1.5Lハイブリッドシステム
あわせて設定される1.5Lハイブリッドでは、システム全体の高効率化とハイブリッドシステム専用のエンジン設計、リチウムイオンバッテリーや高出力モーターの採用により、ハイブリッドシステム出力を15%アップし、燃費を前世代から20%以上向上。
リアにモーターを搭載するハイブリッド4WD「E-Four」も設定されます。
加えて、ハイブリッド車では外部給電機能を持つアクセサリーコンセント(1,500W)にも対応し、家庭用と同じコンセントを通じて電化製品を使用できるほか、災害などの非常時には発電機として使用できるように。
▼トヨタ「Direct Shift-CVT」の技術解説動画
トランスミッションには「Direct Shift-CVT」が搭載され、従来のベルトとプーリーによる駆動に加え、発進用のギヤを追加することでダイレクトな発進・加速フィーリングを実現。
悪路など負荷の大きい路面での走行性能や耐久性にも優れたトランスミッションとなります。
悪路走破!新型ヤリスクロスの走行システムは?
新型ヤリスクロスの4WD車は、走行システムにより悪路走破性能が強化されます。
ハイブリッド車では、スタック時の脱出を実現する「TRAILモード」、雪路での安定した走行をサポートする「SNOWモード」を設定。
ガソリン車では「MUD&SAND」と「ROCK&DIRT」を選択できる「マルチテレインセレクト」を標準装備することで、悪路走破性が強化されます。
また、ガソリン、ハイブリッド車ともに4WD車には、降坂時の車速を一定の低車速に保つ「ダウンヒルアシストコントロール」を搭載することで、安定性が高められます。
高効率!トヨタ新型ヤリスクロスの燃費は?
▼トヨタ新型ヤリスクロスの燃費(WLTCモード値)
- ガソリン
WLTCモード値:FF 20.2km/L、4WD 18.5km/L - ハイブリッド
WLTCモード値:FF 30.8km/L、4WD 28.7km/L
JC08モード値:FF 31.3km/L、4WD 29.0km/L
トヨタ新型ヤリスクロスの燃費は、最新パワートレインを搭載することで高められています。
1.5Lハイブリッド車は、実燃費に近いWLTCモード値でも30.8km/Lを実現。
ガソリン車でも、走行抵抗が大きくなるSUVながら20.2km/Lが確保されています。
機能充実!トヨタ新型ヤリスクロスの安全装備は?
新型ヤリスクロスの安全装備には、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が標準装備されます。
「Toyota Safety Sense」は、歩行者検知(昼間・夜間)および自転車運転者検知(昼間)を行い、衝突回避支援または被害軽減に寄与する「プリクラッシュセーフティ」を採用。右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者も検知対象とし、万が一の交差点事故への対応範囲を拡大。
また、低速時の事故予防をサポートする「低速時加速抑制」機能を採用。
自車の直前にいる歩行者、自転車運転者、車両をミリ波レーダーと単眼カメラで認識し、前方に対象物がある状態で、停車または徐行状態からアクセルペダルが必要以上に強く踏み込まれた場合には、エンジン出力を抑制または弱いブレーキをかけることで加速を抑制し、衝突回避または被害軽減をサポート。
高度駐車支援システム「Advanced Park」も設定され、ハンドルだけでなく、アクセルやブレーキも制御し、駐車に必要な操作を支援。
カメラと超音波センサーによって周辺を監視し、万一の場合は警報とブレーキ制御で接触回避をサポート。さらに事前に駐車位置を登録することで、白線のない駐車場でも使用を可能とする「メモリ機能」が採用されます。
加えて、横風対応制御付き「S-VSC(steering-assisted vehicle stability control)」を搭載。
高速走行中の強い横風を検知して作動することで車線からの逸脱を抑制し、安全な走行がサポートされます。
拡大!トヨタ新型ヤリスクロスのサイズは?
▼トヨタ新型ヤリスクロスのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4180×1765×1590mm
- ホイールベース:2560mm
- 最低地上高:175mm
- ※参考
・トヨタ ヤリス(ベースモデル)
全長×全幅×全高:3940×1695×1500mm
ホイールベース:2550mm
・トヨタ ライズ
全長×全幅×全高:3995×1695×1620mm
ホイールベース:2525mm
・トヨタ C-HR
全長×全幅×全高:4385×1795×1550~1565mm
ホイールベース:2640mm
トヨタ新型ヤリスクロスのボディサイズは、ベースモデルの「ヤリス」から全長が240mm延長され、最低地上高は30mmアップされています。
これにより、SUV「ライズ」と「C-HR」の中間のボディサイズとなっています。
全長の延長は、フロントオーバーハングに60mm、リアに180mmを追加することでより多くの居住空間が確保されています。
▼トヨタTNGA「GA-B」プラットフォーム
プラットフォームにはベースモデルとなった「ヤリス」にも採用された新世代「トヨタ・ニューグローバルアーキテクチャー」の「GA-B」プラットフォームを使用することで車両重量を軽量化しながら、ボディ剛性を向上。
悪路への対応力をアップするために最低地上高を上げながらも、重心高を低く設定することで軽快な走りがつくられています。
アップ!トヨタ新型ヤリスクロスの価格は?
▼トヨタ・ヤリスクロスの価格
- 【1.5Lガソリン車】
・X:FF 189万6000円、4WD 212万7000円
・G:FF 202万円、4WD 225万1000円
・Z:FF 223万2000円、4WD 246万3000円
・Zアドベンチャー:FF 233万1000円、4WD 256万2000円
・GR Sport:FF 236万7000円 - 【1.5Lハイブリッド車】
・HYBRID X:FF 228万4000円、4WD 251万5000円
・HYBRID G:FF 239万4000円、4WD 262万5000円
・HYBRID Z:FF 260万6000円、4WD 283万7000円
・HYBRID Zアドベンチャー:FF 270万5000円、4WD 293万6000円
・HYBRID GR Sport:FF 275万円
トヨタ新型ヤリスクロスは、最新装備を採用することによりアップします。
しかし、主力コンパクトSUVであることからアップ幅は抑えられ、エントリーグレードで7万円ほどの変更となります。
いつ?トヨタ新型ヤリスクロスの日本発売日は?
マイナーチェンジする新型ヤリスクロスは、2024年1月の発売が予定されています。
トヨタは人気モデルのヤリスクロスをリフレッシュすることで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
トヨタ・ヤリスを「おさらい」
▼トヨタ・ヤリス(初代)
▼トヨタ・ヤリス(2代目)
トヨタ・ヤリス(Yaris)は、国内で販売されていた「ヴィッツ」の海外仕様として初代が1999年に登場したコンパクトカーです。
「ヤリス」の車名の由来は、ギリシャ神話の美の女神「カリス(Charites)」の単数形「Charis」からの造語になっています。
日本名「ヴィッツ」の由来は英語の「Vivid」(鮮やか)とドイツ語の「Witz」(機知・発想の転換)を掛け合わせた造語となっていました。
初代は、登場前に販売されていたスターレットの後継車として開発され、コンパクトカーながらデザインや機能性を高めたモデルとすることで大人気になりました。
前モデルは3代目として日本で2010年、海外で2011年にフルモデルチェンジ。
欧州では2012年にヤリスハイブリッドが新設定されていましたが、日本では「アクア」が人気になっていたことから2017年に導入されました。
モータースポーツでのベース車としても使用され、ワンメイクレースのほか、2017年からは世界最高峰ラリーにも「ヤリスWRC」にて参戦。
トヨタの新スポーツブランドとして2017年に発表された「GR」では、ブランド最上位の限定モデル「GRMN」が一番最初に設定された車種にもなりました。
新型トヨタ・ヤリスクロスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!