トヨタが、コンパクトカー「ヤリス」のビッグマイナーチェンジ日本発売を予定しています。
改良により魅力をアップするトヨタ新型ヤリスについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】リフレッシュ!トヨタ「新型ヤリス」マイチェン日本発売!
- トヨタ新型ヤリスの【変更点まとめ】
- 洗練!トヨタ新型ヤリスの外装(エクステリア)デザイン
- 最新装備!トヨタ新型ヤリスの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!トヨタ新型ヤリスのスペック、走行性能は?
- 高効率!トヨタ新型ヤリスの燃費は?
- 機能充実!トヨタ新型ヤリスの安全装備は?
- 軽く!トヨタ新型ヤリスのボディサイズ、プラットフォームは?
- アップ!トヨタ新型ヤリスの価格は?
- いつ?トヨタ新型ヤリスの発売日は?
- トヨタ・ヤリスを「おさらい」
【最新情報】リフレッシュ!トヨタ「新型ヤリス」マイチェン日本発売!
トヨタが、コンパクトカー「ヤリス」の改良日本発売を予定しています。
トヨタ・ヤリスは、前世代まで「ヴィッツ」のモデル名で販売され、現行モデルは2020年2月にフルモデルチェンジし新世代となっていました。
マイナーチェンジする新型ヤリスでは、エクステリアに新しいデザインを採用。
パワートレインは1.5Lハイブリッドモデルに、これまでのシステム出力116psバージョンに加え、131psにアップした高出力バージョンを新設定。
内装では、メーターに採用するTFTディスプレイを「Z」グレードで4.2インチから12.3インチに大型化、他グレードに7インチをオプション設定。
ディスプレイオーディオは、センターから通信で取得した最新の情報で目的地検索やルート設定ができる「コネクティッドナビ」対応モデルに変更。
加えて、機能をアップデートした最新の安全システムが採用されます。
新型ヤリスは、2023年12月の発売が予定されています。
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トヨタ新型ヤリスの【変更点まとめ】
▼トヨタ新型ヤリスの変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- 高出力化した1.5Lハイブリッドモデルを新設定
- メーターディスプレイを「Z」グレードで4.2インチから12.3インチに変更、他グレードに7インチをオプション設定
- 「コネクティッドナビ」に対応
- 安全システムをアップデート
▽2022年8月の変更点
- ドライブレコーダー付自動防眩インナーミラーを全グレードにオプション設定
- 1.5Lガソリン&CVT車にシーケンシャルシフトマチックを採用
- 「Z」グレードにステアリングヒーターを標準装備
- ボディカラー「プラチナホワイトパールマイカ」を新設定し、「ホワイトパールクリスタルシャイン」「サーモテクトライムグリーン」を廃止
- エントリーグレード「X“B Package”」を廃止
洗練!トヨタ新型ヤリスの外装(エクステリア)デザイン
トヨタ新型ヤリスの外装は、新しいデザインを採用することにより質感が高められます。
フロントは、力強い印象をキープしながら、より安定感のあるバンパーデザインを採用。
リアでは、バンパー下部を新スタイルとすることにより、軽快感が感じられる仕上げとされます。
最新装備!トヨタ新型ヤリスの内装(インテリア)デザイン
トヨタ新型ヤリスの内装は、最新の装備を採用することにより快適性が高められます。
改良では、メーターディスプレイを「Z」グレードで4.2インチから12.3インチに変更、他グレードに7インチをオプション設定。
ディスプレイオーディオは、センターから通信で取得した最新の情報で目的地検索やルート設定ができる「コネクティッドナビ」対応モデルに変更されます。






その他、ヤリスでは、車内に豊富な収納スペースも用意することで使い勝手を向上。
室内空間は、ヤリスハイブリッドで駆動用バッテリーをリヤシート下部に置くことで、ガソリン車と同等の居住空間、荷室の広さを確保。
ラゲッジスペースは、フロアを2段として使い勝手をアップする「アジャスタブルデッキボード」を設定。
ラゲッジスペース右側面にAC100V 1500Wのコンセントを追加する「アクセサリー コンセント」もハイブリッドモデルにオプション設定されます。
パワフル!トヨタ新型ヤリスのスペック、走行性能は?
▼トヨタ新型ヤリスのパワートレインとスペック
- 直列3気筒1Lガソリン
出力:69ps/9.4kgm - 直列3気筒1.5Lガソリン「ダイナミックフォースエンジン」
出力:120ps/14.8kgm - 【ヤリスハイブリッド】
直列3気筒1.5L「ダイナミックフォースエンジン」+電気モーターハイブリッド
システム出力:116ps or 131ps【新設定】 - 駆動方式:FF or 4WD
- トランスミッション:CVT「Direct Shift-CVT」or 6速MT(1.5Lガソリン)
トヨタ新型ヤリスのパワートレインには、最新の直列3気筒ガソリンエンジンが搭載されます。
▼直列3気筒1.5L「ダイナミックフォースエンジン」
搭載される「ダイナミックフォースエンジン」は、直列3気筒1.5Lエンジンでロングストロークやバルブ挟角拡大などの高速燃焼技術を採用し、低燃費と高出力を両立。
直列3気筒1.0Lエンジンは、高タンブル流や高EGR(排気再循環)率、フリクション低減などの改良により、軽快な走りと低燃費が両立されます。
▼1.5Lハイブリッドシステム
また、1.5Lハイブリッドシステムでは、システム全体の高効率化とハイブリッドシステム専用のエンジン設計、リチウムイオンバッテリーや高出力モーターの採用により、ハイブリッドシステム出力を15%アップし、燃費も20%以上向上。
外部給電機能を持つアクセサリーコンセント(1,500W)がオプション設定され、家庭用と同じコンセントを通じて電化製品を使用できるほか、災害などの非常時には発電機として使用できるように。
▼トヨタ「Direct Shift-CVT」の技術解説動画
トランスミッションは、1.5Lガソリン車で「Direct Shift-CVT」が搭載され、従来のベルトとプーリーによる駆動に加え、発進用のギヤを追加することでダイレクトな発進・加速フィーリングを実現。
1.0Lエンジン用CVTは、従来型より小型軽量化し、燃費性能を向上します。
高効率!トヨタ新型ヤリスの燃費は?
▼トヨタ新型ヤリスの燃費
- 1Lガソリン:20.2km/L
- 1.5Lガソリン
6速MT&FF:19.6km/L
CVT&FF:21.6km/L
CVT&4WD:19.2km/L - 1.5ハイブリッド
FF:36.0km/L
4WD:30.2km/L
※全車WLTCモード値
トヨタ新型ヤリスの燃費は、最新パワートレインを搭載することで高められています。
1.5Lハイブリッド車は、20%の燃費改善が可能となった新世代パワートレインにより、実燃費に近い新燃費規格WLTCモード値でも前モデルから1km/L以上アップ。
ガソリン車は全モデルで高効率な直列3気筒に集約されたことから、前モデルのJC08モード値からダウン幅が小さく、実燃費では向上しています。
▼参考:トヨタ・ヴィッツの燃費(前モデル)
※JC08モード値
- ヤリスハイブリッド:34.4km/L
- 1Lガソリン:24.0km/L
- 1.3Lガソリン:25.0km/L
機能充実!トヨタ新型ヤリスの安全装備は?
新型ヤリスの安全装備には、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が標準装備されます。
「Toyota Safety Sense」は、歩行者検知(昼間・夜間)および自転車運転者検知(昼間)を行い、衝突回避支援または被害軽減に寄与する「プリクラッシュセーフティ」を採用。右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者も検知対象とし、万が一の交差点事故への対応範囲を拡大。
また、低速時の事故予防をサポートする「低速時加速抑制」機能を採用。
自車の直前にいる歩行者、自転車運転者、車両をミリ波レーダーと単眼カメラで認識し、前方に対象物がある状態で、停車または徐行状態からアクセルペダルが必要以上に強く踏み込まれた場合には、エンジン出力を抑制または弱いブレーキをかけることで加速を抑制し、衝突回避または被害軽減をサポート。
高度駐車支援システム「Advanced Park」は、ハンドルだけでなく、アクセルやブレーキも制御し、駐車に必要な操作を支援。
カメラと超音波センサーによって周辺を監視し、万一の場合は警報とブレーキ制御で接触回避をサポート。さらに事前に駐車位置を登録することで、白線のない駐車場でも使用を可能とする「メモリ機能」が採用されます。
その他、新型ヤリスでは、前方車両の追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール」、レーダークルーズコントロール使用時に同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する「レーントレーシングアシスト[LTA]」、ハイビームとロービームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム[AHB]」、カメラで認識した道路標識をディスプレイに表示することで道路標識の見落としを減らす「ロードサインアシスト[RSA]」を採用。
▼プラスサポート用スマートキー
加えて、専用キーでドアロックを解錠するだけで、障害物の有無にかかわらず、アクセルの踏みすぎや踏み間違いを抑制する「プラスサポート用スマートキー」に対応することで安全性を向上します。
軽く!トヨタ新型ヤリスのボディサイズ、プラットフォームは?
▼トヨタ新型ヤリスのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:3940×1695×1500mm
※4WD車の全高は1515mm - ホイールベース:2550mm
- 車重:940kg~1090kg
- タイヤサイズ:185/55R16(14~16インチを設定)
- 最小回転半径:4.8m
- 参考
・トヨタ ヴィッツ(前モデル)
全長×全幅×全高:3945×1695×1500mm
ホイールベース:2510mm
車重:970kg
トヨタ新型ヤリスのボディサイズは前モデルと同じく、日本で5ナンバー、欧州でBセグメントに分類されるコンパクトカーとして設計されています。
▼トヨタ新型ヤリス用TNGA「GA-B」プラットフォーム
プラットフォームには新世代「トヨタ・ニューグローバルアーキテクチャー」の「GA-B」プラットフォームを採用することで従来型に比べ車両重量を50kg軽量化、ねじり剛性を30%以上強化、重心高を15mmダウン。
車両前方から衝突した時の衝撃を分散して受け取るトヨタコンパクト初の「フロントサイドメンバ×メンバリヤ結合」などの新しい構造も導入されています。
アップ!トヨタ新型ヤリスの価格は?
▼トヨタ・ヤリスの価格
- 【1Lガソリン】(全グレードCVT&FF)
・X:1,470,000円
・G:1,645,000円 - 【1.5Lガソリン】
・X
CVT FF:1,624,000円、4WD:1,857,000円
6MT FF:1,548,000円
・G
CVT FF:1,799,000円、4WD:1,997,000円
6MT FF:1,723,000円
・Z
CVT FF:2,008,000円、4WD:2,206,000円
6MT FF:1,904,000円 - 【1.5Lハイブリッド】
・HYBRID X
FF:2,013,000円、E-Four:2,256,000円
・HYBRID G
FF:2,145,000円、E-Four:2,353,000円
・HYBRID Z
FF:2,350,000円、E-Four:2,548,000円
トヨタ新型ヤリスは、最新装備を採用することによりアップします。
しかし、主力コンパクトカーであることからアップ幅は抑えられ、エントリーグレードで5万円ほどの変更となります。
いつ?トヨタ新型ヤリスの発売日は?
マイナーチェンジするトヨタ新型ヤリスは、2023年12月の発売が予定されています。
トヨタは人気モデルのヤリスをリフレッシュすることで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
トヨタ・ヤリスを「おさらい」
▼トヨタ・ヤリス(初代)
▼トヨタ・ヤリス(2代目)
トヨタ・ヤリス(Yaris)は、国内で販売される「ヴィッツ」の海外仕様として初代が1999年に登場したコンパクトカーです。
「ヤリス」の車名の由来は、ギリシャ神話の美の女神「カリス(Charites)」の単数形「Charis」からの造語になっています。
日本名「ヴィッツ」の由来は英語の「Vivid」(鮮やか)とドイツ語の「Witz」(機知・発想の転換)を掛け合わせた造語になっていました。
初代は、登場前に販売されていたスターレットの後継車として開発され、コンパクトカーながらデザインや機能性を高めたモデルとすることで大人気になりました。
前モデルは3代目として日本で2010年、海外で2011年にフルモデルチェンジ。
欧州では2012年にヤリスハイブリッドが新設定されていましたが、日本では「アクア」が人気になっていたことから2017年に導入されました。
モータースポーツでのベース車としても使用され、ワンメイクレースのほか、2017年からは世界最高峰ラリーにも「ヤリスWRC」にて参戦。
トヨタの新スポーツブランドとして2017年に発表された「GR」では、ブランド最上位の限定モデル「GRMN」が一番最初に設定された車種にもなりました。
新型トヨタ・ヤリスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!