スズキが、SUV「エスクード」のマイナーチェンジを発表しました。
改良により魅力をアップしたスズキ新型エスクードについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】最新装備採用!「新型エスクード」マイナーチェンジ発表!
- スズキ新型エスクードの【変更点まとめ】
- 洗練!スズキ新型エスクードの外装(エクステリア)デザイン
- 使いやすく!スズキ新型エスクードの内装(インテリア)デザイン
- 軽快!新型エスクードのパワートレインとスペックは?
- どこへでも!スズキ新型エスクードの走行システムは?
- 実用的!スズキ新型エスクードの燃費は?
- 新システム!スズキ新型エスクードの安全装備は?
- 広く!スズキ新型エスクードのボディサイズは?
- アップ!スズキ新型エスクードの価格は?
- いつ?スズキ新型エスクードの発売日は?
- スズキ・エスクードを「おさらい」
【最新情報】最新装備採用!「新型エスクード」マイナーチェンジ発表!
▼スズキ新型エスクードの画像
スズキが、「エスクード」のマイナーチェンジを発表しました。
スズキ・エスクードはブランドの上級SUVとしてラインナップされ、海外でも「ビターラ」のモデル名で販売。日本では2022年4月にハイブリッドモデルを追加するなど、大幅改良が実施されていました。
マイナーチェンジした新型エスクードでは、新しいエクステリアデザインを採用したほか、インフォテインメントディスプレイを8インチから9インチに拡大。車内Wi-FiやApple CarPlay、Android Auto、スマートフォンからのリモート操作にも対応。
安全システムはこれまで採用されていた第1世代「デュアルセンサーブレーキサポート」から、車両や歩行者に加え、自転車や自動二輪車の検知にも対応した衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII(DSBSII)」にアップデートされ、「アダプティブハイビームシステム(AHS)」、「ドライバーモニタリングシステム(DMS)」など数多くの先進安全技術が搭載されています。
改良された新型エスクードは2024年4月2日に発表。販売は欧州で2024年夏に開始される予定です。
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スズキ新型エスクードの【変更点まとめ】
▼スズキ新型エスクードの変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- インフォテインメントディスプレイを8インチから9インチに拡大し、最新システムを採用
- 安全システムに新世代「デュアルセンサーブレーキサポートII(DSBSII)」を搭載
▽2022年4月の変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- 新開発1.5Lストロングハイブリッドを採用
- 回生協調ブレーキ、後退時のEV走行をスズキ初採用
- ハイビーム時のヘッドランプ、フロントフォグランプをLEDに変更
- マルチインフォメーションディスプレイにハイブリッド関連の表示を追加し、シフトノブの加飾をサテンメッキオーナメントに変更
- 日本仕様から1.4Lターボ車を廃止
洗練!スズキ新型エスクードの外装(エクステリア)デザイン
▼新型エスクードの画像
▼参考:エスクード(前モデル)
スズキ新型エスクードの外装は、最新のデザインを採用することでより洗練されたスタイルとされています。
▼新型エスクードの画像
フロントバンパーは、サイドのデイタイムランニングライトがスリム化され、新デザインのグリルと開口部を拡大したバンパーにより、押し出し感をアップ。
足元には空気力学的に最適化したホイールを採用することで、質感が高められています。
使いやすく!スズキ新型エスクードの内装(インテリア)デザイン
スズキ新型エスクードの内装は、最新の装備を採用することにより使い勝手が高められています。
改良では、インフォテインメントディスプレイをこれまでの8インチから9インチに拡大。
車内Wi-FiやApple CarPlay、Android Auto、スマートフォンからのリモート操作にも対応することで快適性が高められています。
その他、新型エスクードではメーターに、高精細のカラーディスプレイを装備し、多くの情報をドライバーに提供。
インテリアトリムに、ソフトタッチ素材を使うことで質感をアップ。
ステアリングにはチルト機能に加えて前後位置を調節するテレスコピック機能も装備し、シートに本革&スエード調表皮を採用することで上質なドライビング体験が可能とされています。
ラゲッジスペースは、ラゲッジボードを上下2段に調整でき、上段にすることでリアシートを畳んだときにフラットな空間をつくることできるようになっています。
軽快!新型エスクードのパワートレインとスペックは?
▼スズキ新型エスクードのパワートレインとスペック
▽日本仕様
- 【1.5Lストロングハイブリッド】
直列4気筒1.5L+ストロングハイブリッド
エンジン出力:101ps/13.5kgm
モーター出力:33ps/6.1kgm
トランスミッション:6速AGS - 駆動方式:4WD
▽海外仕様
- 【1.4ターボマイルドハイブリッド】
直列4気筒1.4Lターボ+48Vマイルドハイブリッド
エンジン出力:129ps/24.0kgm
モーター出力:13.6ps/5.1kgm
トランスミッション:6速AT
スズキ新型エスクードのパワートレインには、1.5Lストロングハイブリッドが設定されています。
▼1.5Lストロングハイブリッドシステムの動画
1.5Lストロングハイブリッドでは、1.5L「K15C型デュアルジェット」エンジンに、多段化した自動変速トランスミッション「6速オートギアシフト(AGS)」を組み合わせることでダイレクト感のある走りを実現。
電気モーターは出力を33psにアップすることにより作動シーンを拡大したほか、変速時も違和感のないスムーズな走行が可能に。
また、EV走行の頻度を高めた「エコモード」と、力強くキビキビした走りの「標準モード」が選択できるようになっています。
▼スズキ製1.4Lターボ「ブースタージェット」エンジン
その他、新型エスクードでは、海外仕様にマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた1.4Lターボエンジンを設定。
1.4Lターボエンジンは、小排気量ながら2L自然吸気エンジンなみの出力と高いレスポンスを実現。
組み合わせるトランスミッションは6速ATとされ、パドルシフトを使用しワインディングでもドライバーのイメージにあわせた走行が可能となっています。
どこへでも!スズキ新型エスクードの走行システムは?
スズキ新型エスクードには、4WDシステムに「ALLGRIP」が採用されています。
「ALLGRIP」には、「AUTO」「SPORT」「SNOW」「LOCK」の4つのモードを用意。
▼スズキ「ALLGRIP」の走行モード
- 「AUTO」
走行状況にあわせ、燃費を重視したFFから4WDへ自動で変更 - 「SPORT」
4WDとエンジンの高回転を積極的に使用し、気持ちのいい加速やコーナリングを実現 - 「SNOW」
雪道やアイスバーンなどでグリップ力を重視し、トラクションコントロールや後輪へのトルク配分を制御し、走行安定性を向上 - 「LOCK」【エスクード専用セッティング】
ぬかるみや雪でスタックした時の緊急脱出時に、空転している車輪にブレーキをかけ、駆動輪を直結に近い状態で固定、前後輪へ最大限の駆動力を伝達
エスクードでは「LOCK」モードが専用のセッティングとされ、対角スタック状況下で電子制御カップリング制御により空転していないタイヤに多くのトルクを伝え、走破性がアップされています。
その他、エスクードではフロントサスペンションのピストン径の最適化によりストラットの横剛性を強化。ステアリングギヤボックスをサスペンションフレームに直接固定することで操縦安定性をアップ。
ブレーキは4輪にディスクブレーキを採用し、リヤはアルミ製キャリパーを装備することで軽量化。
急なカーブや下り坂でも安定した制動力を発揮できるようになっています。
実用的!スズキ新型エスクードの燃費は?
▼スズキ新型エスクードの燃費
- 1.5Lストロングハイブリッド(WLTCモード値)
4WD:19.6km/L - ※参考
1.4Lターボマイルドハイブリッド
FF:18.5km/L、4WD:16.9km/L(欧州値)
スズキ新型エスクードの燃費は、2022年の改良時に最新のパワートレインを採用することにより改善しています。
前モデルは1.4Lターボエンジン4WD車でWLTCモード値16.0km/Lとされていましたが、1.5Lストロングハイブリッドでは19.6km/Lまで燃費をアップしています。
▼参考:スズキ・エスクードの燃費(前モデル)
- 1.4ターボ(WLTCモード値)
4WD:16.0km/L
新システム!スズキ新型エスクードの安全装備は?
スズキ新型エスクードには、車両や歩行者に加え、自転車や自動二輪車の検知にも対応した最新システム「デュアルセンサーブレーキサポートII(DSBSII)」が搭載されています。
加えて、新型エスクードでは「アダプティブハイビームシステム(AHS)」、「ドライバーモニタリングシステム(DMS)」など数多くの先進安全技術を搭載することで安全性が高められています。
広く!スズキ新型エスクードのボディサイズは?
▼スズキ新型エスクードのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4175×1775×1610mm
- ホイールベース:2500mm
- 最低地上高:185mm
- 車重:1320kg
スズキ新型エスクードのボディは、スズキが製造・販売するモデルで国内で最も大きいサイズとなっています。
エスクードでは悪路走破性能も重視され、前世代から続くオフロードに適した設計が採用されています。
アップ!スズキ新型エスクードの価格は?
▼スズキ新型エスクードの価格
- 320万円
スズキ新型エスクードの価格は、最新システムの採用によりアップします。
アップ幅は20万円ほどが見込まれ、高い機能性がアピールされます。
▼参考:エスクード(前モデル)の価格
- 1.5Lハイブリッド:297万円
いつ?スズキ新型エスクードの発売日は?
マイナーチェンジしたスズキ新型エスクードは、2024年4月2日に発表。販売は欧州で2024年夏に開始される予定です。
スズキはエスクードに最新システムを採用することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
スズキ・エスクードを「おさらい」
▼スズキ・エスクード(初代)
スズキ・エスクード(Escudo)は、初代が1988年に登場したSUVです。
車名は、過去にスペインで使用されていた通貨「エスクード」に由来し、スペイン金貨や大航海時代のロマン、冒険心などがイメージされ採用されました。
海外では、ビターラ(Vitara)の車名で販売されています。
初代は、本格4輪駆動車の走破性能を持ちながら、低燃費で街乗りや高速道路での走行性能も高めた乗用車として「クロスカントリーセダン」をコンセプトに製作され、現在のSUVにつながるライトクロカンとして人気になりました。
走行システムには、従来の4輪駆動車と同じく高い剛性を持つラダーフレームに、パートタイム4WD、2速の副変速機を搭載。
▼スズキ・エスクード(2代目)
▼スズキ・エスクード(3代目)
2005年に登場した3代目ではセパレートフレーム構造から、モノコックボディーにラダーフレームを溶接した「ラダーフレームビルトインモノコックボディ構造」に変更することで、車体剛性をさらにあげました。
現行モデルとなる4代目は2015年に発売され、製造をハンガリー子会社のマジャールスズキが担当することで、日本では自社ブランドの輸入車として販売されています。
初代から続いてきたラダーフレーム+後輪駆動の設計を、FFレイアウトと高張力鋼板を多用したボディに変更することで、前モデルから410kgと大幅に軽量化されました。
3代目からの変更が大きかったことから、4代目の発売後も3代目が「エスクード2.4」として継続販売されましたが、2017年4月に販売を終了しました。
新型スズキ・エスクードについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!