スズキが、SUV「エスクード」のマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップしたスズキ新型エスクードについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新開発1.5L HV!「新型エスクードハイブリッド」日本発売!
- スズキ新型エスクードの【変更点まとめ】
- 297万円!スズキ新型エスクードの価格は?
- タフ!スズキ新型エスクードの外装(エクステリア)デザイン
- 使いやすく!スズキ新型エスクードの内装(インテリア)デザイン
- 新開発!新型エスクードのパワートレインとスペックは?
- どこへでも!スズキ新型エスクードの走行システムは?
- 改善!スズキ新型エスクードの燃費は?
- 充実!スズキ新型エスクードの安全装備は?
- 広く!スズキ新型エスクードのボディサイズは?
- いつ?スズキ新型エスクードの発売日は?
- スズキ・エスクードを「おさらい」
【最新情報】新開発1.5L HV!「新型エスクードハイブリッド」日本発売!
▼スズキ新型エスクードの画像
スズキが、「エスクード」のマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
スズキ・エスクードはブランドの上級SUVとしてラインナップされ、海外でも「ビターラ」のモデル名で販売。日本では2021年9月に改良前モデルの販売が終了されていました。
マイナーチェンジした新型エスクードでは、新しいエクステリアデザインを採用し、新開発のストロングハイブリッドを搭載。
ストロングハイブリッドでは、1.5L「K15C型デュアルジェット」エンジンに、これまでの5速から多段化した自動変速トランスミッション「6速オートギアシフト(AGS)」と、出力を33psにアップした電気モーターを組み合わせた独自システムを採用し、燃費はWLTCモード値で19.6km/Lまで改善。
また、ブレーキをかけた際に効率よくバッテリーが充電できる回生協調ブレーキ、後退時のEV走行をスズキで初採用。
安全装備には、最高速度や車両進入禁止などの標識を認識できる標識認識機能を追加するとともに、ハイビーム時のヘッドランプ、フロントフォグランプをLEDに変更。
改良にあわせ日本仕様では、これまで設定されていた1.4Lターボエンジン車が廃止されています。
新型エスクードは2022年4月21日に日本発売。価格は297万円となっています。
▼新型エスクードハイブリッドの試乗動画
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スズキ新型エスクードの【変更点まとめ】
▼スズキ新型エスクードの変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- 新開発1.5Lストロングハイブリッドを採用
- 回生協調ブレーキ、後退時のEV走行をスズキ初採用
- ハイビーム時のヘッドランプ、フロントフォグランプをLEDに変更
- マルチインフォメーションディスプレイにハイブリッド関連の表示を追加し、シフトノブの加飾をサテンメッキオーナメントに変更
- 日本仕様から1.4Lターボ車を廃止
297万円!スズキ新型エスクードの価格は?
▼スズキ新型エスクードの価格
- 1.5Lハイブリッド:297万円
スズキ新型エスクードの価格は、最新システムの採用によりアップしています。
アップ幅は1.4Lターボエンジンを搭載していた前モデルから26万1800円とされ、ハイブリッド化による環境性能の高さがアピールされています。
▼参考:エスクード(前モデル)の価格
- エスクード(1.4Lターボ):2,708,200円
タフ!スズキ新型エスクードの外装(エクステリア)デザイン
▼新型エスクードの画像
▼参考:エスクード(前モデル)
スズキ新型エスクードの外装は、最新のデザインを採用することでより力強いスタイルとされています。
▼新型エスクードの画像
フロントには、新しいヘッドライトを採用。
足元には、新デザインのホイールを装備することで質感をアップ。
ボディカラーは2トーンを含め、全6パターンが設定されています。
使いやすく!スズキ新型エスクードの内装(インテリア)デザイン
スズキ新型エスクードの内装は、最新の装備を採用することにより使い勝手が高められています。
メーターには、高精細のカラーディスプレイを装備し、多くの情報をドライバーに提供。
改良では、マルチインフォメーションディスプレイにハイブリッド関連の表示を追加したほか、シフトノブの加飾がサテンメッキオーナメントに変更されています。
その他、新型エスクードはインテリアトリムに、ソフトタッチ素材を使うことで質感をアップ。
ステアリングにはチルト機能に加えて前後位置を調節するテレスコピック機能も装備し、シートに本革&スエード調表皮を採用することで上質なドライビング体験が可能とされています。
ラゲッジスペースは、ラゲッジボードを上下2段に調整でき、上段にすることでリアシートを畳んだときにフラットな空間をつくることできるようになっています。
新開発!新型エスクードのパワートレインとスペックは?
▼スズキ新型エスクードのパワートレインとスペック
▽日本仕様
- 【1.5Lストロングハイブリッド】【新開発】
直列4気筒1.5L+ストロングハイブリッド
エンジン出力:101ps/13.5kgm
モーター出力:33ps/6.1kgm
トランスミッション:6速AGS - 駆動方式:4WD
▽海外仕様
- 【1.4ターボマイルドハイブリッド】
直列4気筒1.4Lターボ+48Vマイルドハイブリッド
エンジン出力:129ps/24.0kgm
モーター出力:13.6ps/5.1kgm
トランスミッション:6速AT
スズキ新型エスクードの日本仕様のパワートレインには、新開発された1.5Lストロングハイブリッドが設定されています。
▼1.5Lストロングハイブリッドシステムの動画
1.5Lストロングハイブリッドでは、1.5L「K15C型デュアルジェット」エンジンに、これまでの5速から多段化した自動変速トランスミッション「6速オートギアシフト(AGS)」を組み合わせることでダイレクト感のある走りを実現。
電気モーターは出力を33psにアップすることにより作動シーンを拡大したほか、変速時も違和感のないスムーズな走行が可能に。
また、EV走行の頻度を高めた「エコモード」と、力強くキビキビした走りの「標準モード」が選択できるようになっています。
▼スズキ製1.4Lターボ「ブースタージェット」エンジン
その他、新型エスクードでは、海外仕様にマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた1.4Lターボエンジンを設定。
1.4Lターボエンジンは、小排気量ながら2L自然吸気エンジンなみの出力と高いレスポンスを実現。
組み合わせるトランスミッションは6速ATとされ、パドルシフトを使用しワインディングでもドライバーのイメージにあわせた走行が可能となっています。
どこへでも!スズキ新型エスクードの走行システムは?
スズキ新型エスクードには、4WDシステムに「ALLGRIP」が採用されています。
「ALLGRIP」には、「AUTO」「SPORT」「SNOW」「LOCK」の4つのモードを用意。
▼スズキ「ALLGRIP」の走行モード
- 「AUTO」
走行状況にあわせ、燃費を重視したFFから4WDへ自動で変更 - 「SPORT」
4WDとエンジンの高回転を積極的に使用し、気持ちのいい加速やコーナリングを実現 - 「SNOW」
雪道やアイスバーンなどでグリップ力を重視し、トラクションコントロールや後輪へのトルク配分を制御し、走行安定性を向上 - 「LOCK」【エスクード専用セッティング】
ぬかるみや雪でスタックした時の緊急脱出時に、空転している車輪にブレーキをかけ、駆動輪を直結に近い状態で固定、前後輪へ最大限の駆動力を伝達
エスクードでは「LOCK」モードが専用のセッティングとされ、対角スタック状況下で電子制御カップリング制御により空転していないタイヤに多くのトルクを伝え、走破性がアップされています。
その他、エスクードではフロントサスペンションのピストン径の最適化によりストラットの横剛性を強化。ステアリングギヤボックスをサスペンションフレームに直接固定することで操縦安定性をアップ。
ブレーキは4輪にディスクブレーキを採用し、リヤはアルミ製キャリパーを装備することで軽量化。
急なカーブや下り坂でも安定した制動力を発揮できるようになっています。
改善!スズキ新型エスクードの燃費は?
▼スズキ新型エスクードの燃費
- 1.5Lストロングハイブリッド(WLTCモード値)
4WD:19.6km/L - ※参考
1.4Lターボマイルドハイブリッド
FF:18.5km/L、4WD:16.9km/L(欧州値)
スズキ新型エスクードの燃費は、最新のパワートレインを採用することにより改善しています。
前モデルは1.4Lターボエンジン4WD車でWLTCモード値16.0km/Lとされていましたが、新開発された1.5Lストロングハイブリッドでは、19.6km/Lまで燃費をアップしています。
▼参考:スズキ・エスクードの燃費(前モデル)
- 1.4ターボ(WLTCモード値)
4WD:16.0km/L
充実!スズキ新型エスクードの安全装備は?
▼スズキ デュアルセンサーブレーキサポート
スズキ新型エスクードには、安全システム「デュアルセンサーブレーキサポート」が搭載されています。
「デュアルセンサーブレーキサポート」は、フロントガラスに設置されているセンサーとカメラにより、障害物のほか、前方の歩行者や車、走行レーンなども検知。
以前のシステムでは対応が難しかった、オートハイビーム機能も採用されています。
その他、新型エスクードには、隣接車線の後方から接近する車両を検知する「ブラインドスポットモニター[車線変更サポート付]」、駐車場などで自車の後方左右から接近する車両を検知する「リヤクロストラフィックアラート」、全車速での追従機能を備えた「アダプティブクルーズコントロール[全車速追従機能付]」を標準装備。
改良では、最高速度や車両進入禁止などの標識を認識できる標識認識機能を追加することで、安全性が高められています。
広く!スズキ新型エスクードのボディサイズは?
▼スズキ新型エスクードのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4175×1775×1610mm
- ホイールベース:2500mm
- 最低地上高:185mm
- 車重:1320kg
スズキ新型エスクードのボディは、スズキが製造・販売するモデルで国内で最も大きいサイズとなっています。
エスクードでは悪路走破性能も重視され、前世代から続くオフロードに適した設計が採用されています。
いつ?スズキ新型エスクードの発売日は?
マイナーチェンジしたスズキ新型エスクードは、欧州で2022年1月に発売。日本では2022年4月21日に発売されました。
スズキは新開発したハイブリッドシステムを採用することで、高い環境性能をアピールしていく予定です。
スズキ・エスクードを「おさらい」
▼スズキ・エスクード(初代)
スズキ・エスクード(Escudo)は、初代が1988年に登場したSUVです。
車名は、過去にスペインで使用されていた通貨「エスクード」に由来し、スペイン金貨や大航海時代のロマン、冒険心などがイメージされ採用されました。
海外では、ビターラ(Vitara)の車名で販売されています。
初代は、本格4輪駆動車の走破性能を持ちながら、低燃費で街乗りや高速道路での走行性能も高めた乗用車として「クロスカントリーセダン」をコンセプトに製作され、現在のSUVにつながるライトクロカンとして人気になりました。
走行システムには、従来の4輪駆動車と同じく高い剛性を持つラダーフレームに、パートタイム4WD、2速の副変速機を搭載。
▼スズキ・エスクード(2代目)
▼スズキ・エスクード(3代目)
2005年に登場した3代目ではセパレートフレーム構造から、モノコックボディーにラダーフレームを溶接した「ラダーフレームビルトインモノコックボディ構造」に変更することで、車体剛性をさらにあげました。
現行モデルとなる4代目は2015年に発売され、製造をハンガリー子会社のマジャールスズキが担当することで、日本では自社ブランドの輸入車として販売されています。
初代から続いてきたラダーフレーム+後輪駆動の設計を、FFレイアウトと高張力鋼板を多用したボディに変更することで、前モデルから410kgと大幅に軽量化されました。
3代目からの変更が大きかったことから、4代目の発売後も3代目が「エスクード2.4」として継続販売されましたが、2017年4月に販売を終了しました。
新型スズキ・エスクードについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!