トヨタが、コンパクトカー「ヤリス」のフルモデルチェンジを予定しています。
新世代となり性能をアップするトヨタ新型ヤリスについて、スペック、価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新技術搭載!トヨタ「新型ヤリス」フルモデルチェンジ発売!
- トヨタ新型ヤリスの【変更点まとめ】
- 洗練!新型ヤリスの外装(エクステリア)デザインは?
- 小変更!新型ヤリスのボディサイズは?
- 機能UP!新型ヤリスの内装(インテリア)デザインは?
- 新世代!新型ヤリスのパワートレインとスペックは?
- 改善!トヨタ新型ヤリスの燃費は?
- 最新システム!トヨタ新型ヤリスの安全装備は?
- アップ!トヨタ新型ヤリスの価格は?
- いつ?トヨタ新型ヤリスの発売日は?
- トヨタ・ヤリスを「おさらい」
【最新情報】新技術搭載!トヨタ「新型ヤリス」フルモデルチェンジ発売!
トヨタ・ヤリスはブランドの主力コンパクトカーとして設定され、モデル名は2020年2月の現行モデル登場時に「ヴィッツ」から海外と同じ「ヤリス」に変更。2024年1月にはデザイン変更を含むマイナーチェンジが実施されていました。
フルモデルチェンジする新型ヤリスでは、2024年5月に新開発が発表されていた新世代エンジンを採用。
新世代エンジンでは、現行モデルで採用されていた直列3気筒から直列4気筒に変更。直列3気筒エンジンより体積を10%、全高を10%低減することで、効率的なパワートレインの配置が可能とされ、ボンネットの位置をダウンした新世代のエクステリアデザインにより空力性能を引き上げ、燃費を改善。
また、直列3気筒エンジンより燃焼効率を高めることで2028年以降に欧州で導入が予定されている厳しい排ガス規制「ユーロ7」にも対応する環境性能を確保しながら、既存エンジンより出力をアップ。ハイブリッドシステムとの組み合わせによる効率も向上。
加えて、新型ヤリスでは装備に、最新のAI対応インフォテインメントシステムを採用することで使い勝手もアップします。
フルモデルチェンジする新型ヤリスは、2025年12月の発売が予定されています。
▼トヨタ・ヤリスクロス
【トヨタ新型ヤリスクロス】フルモデルチェンジ「新直4エンジン化!」発売!
トヨタ新型ヤリスの【変更点まとめ】
▼トヨタ新型ヤリスの変更点
- 新世代エクステリアデザインにより空力性能を向上
- 新開発直列4気筒エンジンを搭載
- 最新AI対応インフォテインメントシステムを採用
洗練!新型ヤリスの外装(エクステリア)デザインは?
via:Spyder7
▼参考:ヤリス(現行モデル)
トヨタ新型ヤリスの外装は、最新のデザインを採用することにより質感が高められます。
フロントは、新世代パワートレインの採用により低く配置することが可能となるボンネットにより空力性能を高め、薄型のヘッドライトにより強調。
車体は空力性能に考慮しながらも、ワイドなスタンスとすることで存在感と走行安定性をアップ。
高効率と鋭い走りを実現する、機能にそったデザインとされます。
小変更!新型ヤリスのボディサイズは?
▼新型ヤリスのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:3950×1695×1495mm
- ホイールベース:2550mm
- 参考
▽ヤリス(現行モデル)
・全長×全幅×全高:3940×1695×1500mm
※4WD車の全高は1515mm
・ホイールベース:2550mm
新型ヤリスのボディサイズは、現行モデルから小幅の変更に抑えられます。
しかし、最新プラットフォームにより剛性を高め、効率的に室内空間を拡大することで快適性が高められます。
機能UP!新型ヤリスの内装(インテリア)デザインは?
新型ヤリスの内装は、新世代の装備を採用することにより使い勝手をアップします。
インフォテインメントシステムは、最新のAIを搭載することで機能を高めた音声認識に対応し、会話をしながらさまざまな機能を利用できるように。
また、新型ヤリスではフロントにスポーティシートが設定され、座り心地を向上するほか、後席のニースペースを確保。
パワートレインのサイズを縮小し空間効率を高めた車体設計により、広く、使いやすい室内空間がつくられます。
新世代!新型ヤリスのパワートレインとスペックは?
▼新型ヤリスのパワートレインとスペック
- 【ガソリン】
直列4気筒1.5Lガソリン
出力:130ps/15.0kgm - 【ハイブリッド】
直列4気筒1.5L+電気モーターハイブリッド
エンジン出力:100ps/14.0kgm
フロントモーター出力:100ps/19.0kgm
リアモーター出力(4WD車のみ):45ps/9.1kgm - トランスミッション:CVT or 6速MT
- 駆動方式:FF or 4WD
新型ヤリスのパワートレインには、新開発されたエンジンが搭載されます。
▼参考:ヤリス(現行モデル)のスペック
- 直列3気筒1Lガソリン
出力:69ps/9.4kgm - 直列3気筒1.5Lガソリン「ダイナミックフォースエンジン」
出力:120ps/14.8kgm - 【ヤリスハイブリッド】
直列3気筒1.5L「ダイナミックフォースエンジン」+電気モーターハイブリッド
システム出力:116ps - 駆動方式:FF or 4WD
- トランスミッション:CVT「Direct Shift-CVT」or 6速MT(1.5Lガソリン)
搭載されるエンジンは、現行ガソリンモデルで採用されていた直列3気筒1.5Lから、ショートストローク化により同排気量ながら直列4気筒に変更。
燃焼効率を重視していたこれまでのロングストロークエンジンから、シミュレーションを用い、複数のボア×ストロークの組み合わせやインジェクターの位置などをテストすることで、ビッグボア、ショートストロークによるネガティブを払しょく。出力を既存エンジンよりアップしながら、直列3気筒エンジンから体積10%、全高10%を低減。
これにより2028年以降に欧州で導入が予定されている厳しい排ガス規制「ユーロ7」にも対応する環境性能を確保し、車体設計の自由度をあげ、ハイブリッドシステムとの組み合わせでも効率を向上。
最適化された車両レイアウトにより、軽快な走りを楽しむことができるようになります。
改善!トヨタ新型ヤリスの燃費は?
▼トヨタ新型ヤリスの燃費
- ハイブリッド:38.0km/L
- ガソリン:22.5km/L
トヨタ新型ヤリスの燃費は、最新パワートレインの採用によりアップします。
現行モデルはガソリン車で21.6km/L、ハイブリッド車で36.0km/Lとされていましたが、新型ヤリスでは1km/L~2km/Lほどの改善となります。
▼参考:トヨタ・ヤリス(現行モデル)の燃費
- 1Lガソリン:20.2km/L
- 1.5Lガソリン
6速MT&FF:19.6km/L
CVT&FF:21.6km/L
CVT&4WD:19.2km/L - 1.5ハイブリッド
FF:36.0km/L
4WD:30.2km/L
※全車WLTCモード値
最新システム!トヨタ新型ヤリスの安全装備は?
新型ヤリスの安全装備には、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が標準装備されます。
トヨタセーフティセンスは、昼間の自転車や夜間の歩行者検知にも対応する「プリクラッシュセーフティ」や、前方にいる車両との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」の作動時に車線維持に必要なステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」を搭載。
さらに、後退時に左右後方から接近してくる車両を検知すると、ドアミラー内のインジケーター点滅とブザーにより警告する「リヤクロストラフィックアラート(RCTA)」や、駐車場など低速時に壁や車両を検知し衝突被害の軽減に寄与する「インテリジェントクリアランスソナー」、「パーキングサポートブレーキ(静止物)」、「ドライバー異常時対応」、「プロアクティブドライビングアシスト」、「発進遅れ告知機能」も採用することで安心感がアップされます。
アップ!トヨタ新型ヤリスの価格は?
▼トヨタ新型ヤリスの価格
- 160万円~280万円
トヨタ新型ヤリスの価格は、最新技術を採用することによりアップします。
しかし、ブランドのエントリーモデルとして装備を厳選し価格を抑えたエントリーグレードを設定することで160万円ほどからが見込まれています。
▼参考:トヨタ・ヤリス(現行モデル)の価格
- 【1Lガソリン】(全グレードCVT&FF)
・X:1,501,000円
・G:1,799,000円 - 【1.5Lガソリン】
・X
CVT FF:1,655,000円、4WD:1,888,000円
6MT FF:1,579,000円
・G
CVT FF:1,953,000円、4WD:2,151,000円
6MT FF:1,877,000円
・Z
CVT FF:2,154,000円、4WD:2,352,000円
6MT FF:2,050,000円 - 【1.5Lハイブリッド】
・HYBRID X
FF:2,044,000円、E-Four:2,287,000円
・HYBRID G
FF:2,299,000円、E-Four:2,507,000円
・HYBRID Z
FF:2,496,000円、E-Four:2,694,000円
いつ?トヨタ新型ヤリスの発売日は?
新世代となる新型ヤリスは、2025年12月の発売が予定されています。
トヨタはヤリスを新世代とすることで、最新技術をアピールしていく予定です。
トヨタ・ヤリスを「おさらい」
▼トヨタ・ヤリス(初代)
▼トヨタ・ヤリス(2代目)
トヨタ・ヤリス(Yaris)は、国内で販売される「ヴィッツ」の海外仕様として初代が1999年に登場したコンパクトカーです。
「ヤリス」の車名の由来は、ギリシャ神話の美の女神「カリス(Charites)」の単数形「Charis」からの造語になっています。
日本名「ヴィッツ」の由来は英語の「Vivid」(鮮やか)とドイツ語の「Witz」(機知・発想の転換)を掛け合わせた造語になっていました。
初代は、登場前に販売されていた「スターレット」の後継車として開発され、コンパクトカーながらデザインや機能性を高めたモデルとすることで大人気になりました。
▼トヨタ・ヤリス(3代目)
3代目は日本で2010年、海外で2011年にフルモデルチェンジ。
欧州では2012年にヤリスハイブリッドが新設定されていましたが、日本では「アクア」が人気になっていたことから2017年に導入されました。
モータースポーツのベース車としても使用され、ワンメイクレースのほか、2017年からは世界最高峰ラリーにも「ヤリスWRC」にて参戦。
トヨタの新スポーツブランドとして2017年に発表された「GR」では、ブランド最上位の限定モデル「GRMN」が一番最初に設定された車種にもなりました。
▼トヨタ・ヤリス(4代目)
4代目は2020年に登場し、日本でのモデル名を「ヴィッツ」から海外と同じ「ヤリス」に変更。
トヨタの車両作りシステム「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)」のコンパクトカー用「GA-Bプラットフォーム」を最初に採用し、運動性能や快適性を向上。
▼トヨタ・ヤリスクロス(初代)
派生モデルとしてクロスオーバーSUVの「ヤリスクロス」も新設定され、ラインナップを拡大しました。
新型ヤリスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!