メルセデス・ベンツが、「Eクラス」のハイスペックPHEVモデルとなる「メルセデスAMG E53 HYBRID 4MATIC+」の日本発売を2024年12月2日に発表しました。
新モデルにより魅力をアップした新型Eクラスについて、スペックや価格などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】PHEVでハイパワー!「新型AMG E53ハイブリッド4MATIC+」日本発売!
- メルセデスベンツ新型Eクラスの【変更点まとめ】
- AMG E53は1698万円から!メルセデスベンツ新型Eクラスの価格は?
- 先進的!新型Eクラスの外装(エクステリア)デザイン
- 延長!メルセデスベンツ新型Eクラスのボディサイズは?
- 最新装備!メルセデスベンツ新型Eクラスの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!新型Eクラスのパワートレインとスペックは?
- メルセデス・ベンツ新型Eクラスを試乗動画でチェック!
- 走り両立!メルセデスベンツ新型Eクラスの燃費は?
- 最新システム!メルセデスベンツ新型Eクラスの安全装備は?
- いつ?メルセデスベンツ新型Eクラスの発売日は?
- メルセデス・ベンツEクラスを「おさらい」
【最新情報】PHEVでハイパワー!「新型AMG E53ハイブリッド4MATIC+」日本発売!
▼メルセデスAMG新型E53 HYBRID 4MATIC+の画像
メルセデス・ベンツEクラスは、「Sクラス」に次ぐブランドの上級モデルとしてラインナップされ、余裕のある走りや充実した装備が人気に。現行モデルは日本で2024年1月にフルモデルチェンジし、新世代となっていました。
追加設定された「メルセデスAMG E53 HYBRID 4MATIC+」は、Eクラスのプラグインハイブリッドモデルのハイスペックバージョンとしてラインナップ。
直列6気筒3Lターボエンジンに高出力のモーターを組み合わせることにより、システム合計出力585ps/76.5kgm、RACE START選択時には612psの高出力を発揮。
加えて、大容量のバッテリーを搭載することで、EV航続距離はセダンで101km、ワゴンでも97kmを確保。
専用デザインのエクステリアは、標準モデルからフロント+20mmのワイドなプロポーションとされています。
▼メルセデスAMG新型E53 HYBRID 4MATIC+「Edition 1」の画像
また、導入記念車としてセダン120台、ワゴン30台の限定車「Edition 1」を設定。
「Edition 1」では、AMGレタリングが際立つブラックの専用デカールにフロントスプリッターやエグゾーストエンドなど各所がハイグロスブラックとなる「AMG ナイトパッケージ」に加え、フロントグリルやエンブレムなど各所がダーククロームとなる「AMG エクステリアナイトパッケージ ll」、ドアミラーやトランクリッドスポイラー(セダンのみ)がカーボンファイバーとなる「AMG カーボンパッケージ」、そしてマットブラックの 21インチAMG アルミホイール(鍛造)などが装備され、アグレッシブなスタイリングに仕上げ。
ボディカラーは、セダンにMANUFAKTURアルペングレー(ソリッド)と有償オプションとなるEdition 1専用のMANUFAKTUR オパリスホワイトマグノ(マット)の2色、ステーションワゴンは標準装備となるEdition 1専用MANUFAKTUR オパリスホワイトマグノ(マット)を設定。
インテリアは上質なブラックと随所にあしらわれたイエローアクセントのコントラストにより特別感を演出。
ヘッドレストにEdition1の刺繍が入ったブラックのAMGパフォーマンスシート(ナッパレザー、イエローステッチ入)やイエローシートベルト、イエローに輝くイルミネーテッドステップカバー、イエローステッチ入りのAMGパフォーマンスステアリング(ナッパレザー/MICROCUT)、そしてEdition1の刻印が入ったAMGカーボンファイバーセンタートリムなどが装備され、よりレーシーに。
そのほか、MBUXスーパースクリーンや専用インドアカーカバーなども装備されます。
▼メルセデスAMG新型E53 HYBRID 4MATIC+の動画
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メルセデスベンツ新型Eクラスの【変更点まとめ】
▼メルセデスベンツ新型Eクラスの変更点
▽最新の変更点
- 「AMG E53 HYBRID 4MATIC+」を設定
▽2024年3月の変更点
- 「E220dオールテレイン」と「E300エクスクルーシブ」を設定
▽2024年1月フルモデルチェンジ時の変更点
- エクステリアに最新のブランドデザインを採用
- 助手席用ディスプレイを採用する「スーパースクリーン」を設定
- ガソリンやディーゼルエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを採用
- PHEVモデルのバッテリー容量をアップ
- クーペとカブリオレを新モデル「CLEクラス」に統合
AMG E53は1698万円から!メルセデスベンツ新型Eクラスの価格は?
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスの価格
▽Eクラスセダン
- E 200 アバンギャルド:8,990,000円
- E 220 d アバンギャルド:9,260,000円
- E 300 エクスクルーシブ:11,350,000円
- E 350 e スポーツ Edition Star:10,200,000円
- 【新設定】
Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+:16,980,000円 - 【120台限定車】【新設定】
Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+ Edition 1:21,050,000円
▽Eクラスステーションワゴン
- E 200 ステーションワゴン アバンギャルド:9,330,000円
- E 220 d ステーションワゴン アバンギャルド:9,600,000円
- E 300 ステーションワゴン エクスクルーシブ:11,480,000円
- 【新設定】
Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+ステーションワゴン:17,260,000円 - 【30台限定車】【新設定】
Marcedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+ステーションワゴン Edition 1
21,680,000円
▽Eクラスオールテレーン
-
E 220 d 4MATIC オールテレイン:11,030,000円
メルセデス・ベンツ新型Eクラスの価格は、899万円からとなっています。
新設定された「AMG E 53 HYBRID 4MATIC+」は、同じくPHEVシステムを搭載する「E350eスポーツ Edition Star」から排気量や性能を引き上げ、セダンで678万円のアップとなっています。
先進的!新型Eクラスの外装(エクステリア)デザイン
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスの画像
▼参考:メルセデス・ベンツ Eクラス(前モデル)
メルセデス・ベンツ新型Eクラスの外装には、ブランドの最新デザインが採用されています。
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスの画像
フロントデザインには、小さな星がグリル内に配置される「プログレッシブ」と、伝統的なスラットグリルを採用する「クラシック」の2タイプを設定。
いずれのスタイルも新開発されたヘッドライトにより、洗練された印象に変化。
走行時に格納することで空力性能を高めるフラッシュドアハンドルや、18インチから21インチのホイールを採用。
リアには、左右を接続するクロームラインのほか、ブランドエンブレムのスリーポインテッドスターをデザインしたテールランプを装備。
▼新型Eクラスステーションワゴンの画像
▼参考:Eクラスステーションワゴン(前モデル)
Eクラスステーションワゴンでは、リアウインドウの傾斜を前モデルより大きくすることでスポーティなスタイルに。
▼メルセデスAMG E53の画像
▼メルセデスAMG E53ステーションワゴンの画像
ハイスペックモデルとなるAMG E53では、専用のデザインを採用することで迫力をアップ。
▼新型Eクラスオールテレインの画像
▼参考:Eクラスオールテレイン(前モデル)
ボディタイプには、ワゴンをベースとしたクロスオーバー「Eクラスオールテレイン」も設定。
新型Eクラスオールテレインでは専用のグリルのほか、悪路での耐久性を高めるガードを採用し、最低地上高もアップされています。
延長!メルセデスベンツ新型Eクラスのボディサイズは?
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4960×1880×1470mm
オールテレインは全幅1890mm、全高1495mm - ホイールベース:2960mm
- ※参考
▽Eクラス(前モデル)
全長×全幅×全高:4940×1850×1455mm
ホイールベース:2940mm
▽Sクラス
・全長×全幅×全高
ベースモデル:5180×1955×1505mm
ロング:5290×1955×1505mm
・ホイールベース
ベースモデル:3105mm
ロング:3215mm
メルセデス・ベンツ新型Eクラスは、全長とホイールベースを延長することにより室内空間が拡大されています。
変更にあわせて、リアステアリングシステムを採用することにより都市部の取り回しやすさが維持されています。
最新装備!メルセデスベンツ新型Eクラスの内装(インテリア)デザイン
▼メルセデスベンツ新型Eクラスの画像
メルセデス・ベンツ新型Eクラスの内装は、最新のデジタルメーターやインフォテインメントシステムが採用され、新世代のデザインとされています。
ディスプレイには、12.3インチの独立デジタルメーターと14.4インチのインフォテインメントディスプレイのほか、オプションとして、助手席用ディスプレイも採用した「スーパースクリーン」を設定。
ドライバーが走行中に助手席のディスプレイを覗き込んだことを室内のカメラが検知するとディスプレイが暗くなる安全機能も搭載。
インフォテインメントシステムは、乗員が一人のときにボイスコントロール機能で起動キーワード「Hey Mercedes」を不要とし、高度なAIシステムがドライバーのルーティンを学習。温度設定やライティングなどを、自動でコントロールすることもできるように。
また、ヘッドアップディスプレイにより仮想的に10m先に映像を表示するAR(拡張現実)ナビゲーションに対応。
▼新型Eクラスセダンの画像
▼新型Eクラスステーションワゴンの画像
ラゲッジスペースは、ステーションワゴンで通常時640L、後席を収納することで1830Lが利用できるようになっています。
パワフル!新型Eクラスのパワートレインとスペックは?
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスのパワートレインとスペック
▽日本仕様
- 【E200】
直列4気筒1.5Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
出力:204ps/32.6kgm - 【E220d】
直列4気筒2Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッド
出力:197ps/44.9kgm - 【E300】
直列4気筒2Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
出力:258ps/40.8kgm - 【E350e(PHEV)】
直列4気筒2Lガソリンターボ+電気モータープラグインハイブリッド
エンジン出力:204ps/32.6kgm
モーター出力:129ps/44.9kgm
EV航続距離:112km - 【AMG E53 HYBRID 4MATIC+(PHEV)】
直列6気筒3Lガソリンターボ+電気モータープラグインハイブリッド
システム合計出力:585ps/76.5kgm(RACE START時は612ps)
EV航続距離:101km - トランスミッション:9速AT
- 駆動方式:FR or 4WD「4MATIC」
▽海外仕様
- 【E400e(PHEV)】
直列4気筒2Lガソリンターボ+電気モータープラグインハイブリッド
出力:381ps - 【E450】
直列6気筒3Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
出力:380ps
メルセデス・ベンツ新型Eクラスには、マイルドハイブリッドシステムを組み合わせた最新パワートレインが搭載されています。
マイルドハイブリッドシステムは、燃費アップのほか、ターボラグを抑えるようにエンジンをアシスト。スムーズな加速やエンジンを止めた状態で走行するコースティング、エンジン始動時の低騒音、低振動を実現。
新型Eクラスではトランスミッションに、前世代から30%軽量化した9速トランスミッションを組み合わせることで、走行効率のアップや室内空間の拡大に貢献。
また、4WDシステム「4MATIC」では、システムがより前輪に多くのトルクを伝達することができるようになる新しいフロントアクスルを採用することで、走行性能をアップ。
プラグインハイブリッドモデルは、バッテリー容量を10.6kWhから24.1kWhに拡大し、最長112kmのEV航続距離を確保。
その他、新型Eクラスではエアサスペンションがオプション設定され、高速度域で車高をダウンすることで安定感のある走りが可能となっています。
メルセデス・ベンツ新型Eクラスを試乗動画でチェック!
▼E220dオールテレインの動画
▼E300エクスクルーシブの動画
走り両立!メルセデスベンツ新型Eクラスの燃費は?
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスの燃費
- 2Lディーゼルマイルドハイブリッド:18.5km/L
- 2Lガソリンマイルドハイブリッド:14.3km/L
- 2L PHEV:12.7km/L
メルセデス・ベンツ新型Eクラスの燃費は、最新のマイルドハイブリッドシステムを搭載することでアップしています。
2Lディーゼルモデルでは18.5km/Lとされ、使い勝手が高められています。
▼参考:Eクラス(前モデル)の燃費
- E200(1.5Lターボ):13.1km/L
- AMG E53 4MATIC+(3Lマイルドハイブリッド):10.4km/L
最新システム!メルセデスベンツ新型Eクラスの安全装備は?
メルセデス・ベンツ新型Eクラスの安全装備には、フラッグシップモデル「Sクラス」からくるブランドの最新システムが採用されています。
システムは、フロント長距離レーダー、フロントマルチモードレーダー、リアコーナーレーダー、ステレオマルチパーパスカメラ、360度カメラ、超音波センサーなどを採用。
これにより、搭載される各種機能で対応速度や検知範囲を大幅に拡大し、高い安全性が確保されています。
いつ?メルセデスベンツ新型Eクラスの発売日は?
メルセデス・ベンツ新型Eクラスに追加設定された「AMG E53 HYBRID 4MATIC+」は、2024年12月2日に日本で発売されました。
メルセデス・ベンツは主力となるEクラスのラインナップを拡大することで、ブランド力を高めていきたい考えです。
メルセデス・ベンツEクラスを「おさらい」
▼メルセデス・ベンツEクラス(初代)
メルセデス・ベンツ・Eクラス(Mercedes-Benz E-Class)は、初代が1985年に登場した上級乗用車(欧州:Eセグメント)です。
ボディタイプは、セダン、ステーションワゴン、2ドアクーペ、カブリオレと多くのバリエーションが制作されました。
初代は1985年から1993年までは「ミディアムクラス」の名称で販売されており、グレード名を表す3桁の数字のあとに「E(220Eなど)」がつけられていました。
初代はフラッシュサーフェイス (外板の平滑化) が推し進められ、メルセデス市販車では史上初となる低空気抵抗係数(Cd値)0.29が実現されました。
販売時は日本がバブル景気だったことから、正規輸入車・並行輸入車あわせて大量に導入され、メルセデス・ベンツの主力モデルとして知名度を高めました。
▼メルセデス・ベンツEクラス(2代目)
▼メルセデス・ベンツEクラス(3代目)
2代目と3代目では、ヘッドライトを4灯式とする個性を強調したデザインを採用。
後席空間を拡大することで、Sクラスに次ぐブランドの上位モデルとしての快適性がアップされました。
▼メルセデス・ベンツEクラス(4代目/写真上:前期型、写真下:後期型)
4代目では、前モデルの丸型からスクエアに変更された4灯式ヘッドライトが不評だったことから、後期型で2灯式風に変更。
前モデルの5代目は2016年に登場し、最先端の大型ディスプレイや安全システムにより機能が大幅に引き上げられました。
新型メルセデス・ベンツEクラスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!