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一気5モデル改良!レクサス 2016新型 HS / RC / RC F / NX / LS 発売
レクサスがコンパクトSUV「NX」を発売
考え方がかわった?
レクサスNX、トヨタ ハリアーとの差は小さく大きい
▼レクサス NX 走行動画
▼レクサス NX “F SPORT”
レクサス NX スペック・グレード・価格
共通スペック(括弧内はトヨタ ハリアー比較)
- 全長×全幅×全高:4630(-90)×1845(+10)×1645(-45)mm
- ホイールベース:2660(±0)mm
- ステアリング操作連動「LEDコーナーリングランプ」をレクサス初装備
- 「キーシリンダーヒドンプルタイプドアハンドル(照明付き)」を世界初採用
- ルーフは、アルミルーフレール、パノラマルーフ、ムーンルーフから選択可能
- ボディカラーは全10色
- レーザースクリューウェルディングやスポット溶接の増し打ち、構造用接着剤の使用により高剛性化
- ハイブリッドモデルに「ばね上制振制御」を採用
参考:新型ハリアーはダウンサイズとばね上制振制御! - “F SPORT”のボディー前後にパフォーマンスダンパーを採用。
ソレノイド制御により減衰力調整を従来の9段階から30段階に増やしたNAVI・AI-AVSを採用。
ブラック塗装、切削加工18インチホイール専用オプション設定 - 車両を撮影したような映像を表示する「パノラミックビューモニター」、
「左右確認サポート」をレクサス初採用 - ミリ波レーダー式「プリクラッシュセーフティシステム」
- ブラインドスポットモニター
- タッチパッド式「リモートタッチ」、おくだけ充電装備
ハイブリッドモデル(NX300h)スペック(括弧内はハリアーハイブリッド比較。※FFモデルなし)
- パワートレイン:直列4気筒 2L+フロント・リアモーター(同ハリアー)
- エンジン最高出力:152ps/5700rpm
- モーター最高出力:F 143ps、R 68ps
- エンジン最大トルク:21.0kgm/4400-4800rpm
- 車重:1760kg~1850kg
- 4WDシステム:電気式4WD E-Four
(スリップ率フィードバック制御、ヨーレートフィードバック制御「低μ旋回時制御」を新採用) - 燃費:FF 21.0km/L、4WD 19.8km/L(ハリアHV 4WD 21.8km/L)
ターボモデル(NX200t)スペック(括弧内はハリアーNAガソリンモデルスペック※ターボモデルなし)
- エンジン:直列4気筒 2Lターボ
- 最高出力:238ps/4800-5600rpm(ハリアー 151ps/6100rpm)
- 最大トルク:35.7kgm/1650-4000rpm(ハリアー 19.7kgm/3800rpm)
- 車重:1710kg~1800kg
- 燃費:FF 12.8km/L、4WD 12.4km/L(ハリアー FF 16.0km/L、4WD 15.2km/L)
- 4WDシステム:前後トルク配分を100:0から50:50まで自動制御「ダイナミックトルクコントロールAWD」
- 世界初水冷式エキゾーストマニホールド一体シリンダーヘッド+ツインスクロールターボチャージャーを採用
- 4-2集合エキゾーストマニホールドを内蔵するシリンダーヘッドによって排気干渉を排除
- ターボチャージャーの効率を高めて加速レスポンスを向上、トルクバンドを拡大
- 排出ガスの冷却効果によって理論空燃費の運転領域を拡大
- 燃料噴射システム直噴D-4Sを進化、シリンダーヘッドの吸気ポートに高タンブル(強い縦渦)を生み出す形状を採用
- ファンスプレー式インジェクターとセットで使うことで高効率な高速燃焼を実現
グレード・価格(ハリアーは279万7714円~459万7714円)
ハイブリッド
- NX300h “version L”(FF):556万円
- NX300h “version L”(4WD):582万円
- NX300h “F SPORT”(FF):556万円
- NX300h “F SPORT”(4WD):582万円
- NX300h “l package”(FF):506万円
- NX300h “l package”(4WD):532万円
- NX300h(FF):492万円
- NX300h(4WD):518万円
ターボ
- NX200t “version L”(FF):492万円
- NX200t “version L”(4WD):518万円
- NX200t “F SPORT”(FF):492万円
- NX200t “F SPORT”(4WD):518万円
- NX200t “l package”(FF):442万円
- NX200t “l package”(4WD):468万円
- NX200t(FF):428万円
- NX200t(4WD):454万円
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海外試乗映像でも感じていたけれど、レクサスが新規参入する激戦区”コンパクトSUV”だけに、気合がもう…(笑)
それを表すかのようなライトデザインは、やはりNX一番のポイントだね
けれどサイズは、トヨタが昨年発売したハリアーを少し小さくしたくらいでほぼ同じ
その差はいったいどこにあるのか
まずは高級車ブランドのレクサスらしい豪華装備
快適さを追求し尽くしたとも感じる装備品は、ライバルの上級SUVと比べても遜色はないと思う
▼キーシリンダーヒドンプルタイプドアハンドル(照明付き)
▼パノラミックビューモニター
そして走行システム
ハイブリッドシステムはハリアーとまったく同じで、もう少し違いが欲しかった
でも目玉のターボエンジンは、同排気量のハリアーNAエンジンから、トルクで16.0kgmの大きな差
▼NX200t ターボエンジン
ハイブリッド、ターボともに燃費でハリアーに譲っているけれど、全長と全高が小さくなったわりに、装備で車重が増えてしまっているから仕方がない…のかな?
(車重差はハイブリッドモデルで10~50kg)
シャシー性能は、以前プリウスPHVのテコ入れのときにも採用していた、レーザースクリューウェルディングやスポット溶接増しなど、コストを充分にかけている
レーザースクリューウェルディングについて:プリウスPHVにレーザースクリューウェルディング
ハリアーとはまったく違う仕上がりになっていそう
“F SPORT”に採用されているパフォーマンスダンパーは、「プレミアムアーバンスポーツギア」とメーカーがいうだけあって、スポーツSUVらしい装備だね
▼レクサス NX 走行性能解説動画
▼“F SPORT”パフォーマンスダンパー
しかし、全体的にまとまりがあるNXも、トヨタグループのレクサス車としては気になるところも…
▼インテリア
昨年はNAをメインと考えていると話していたトヨタが、このレクサスNXではターボエンジンを採用
トヨタNAエンジンについて:NAのトヨタ対ターボのフォルクスワーゲン
開発者の方は動画で、ターボエンジンは「レクサスの強みになる」と語っている
▼レクサス NX チーフエンジニアインタビュー動画
しかし、ターボエンジンのFFモデルの燃費は12.8km/Lと魅力にはなっていない
日本メーカーは全体的に、ヨーロッパメーカーに比べてパワートレイン技術で遅れをとっているから厳しいと思うけれど、もう一押しも欲しかったところ
パワートレインについて:自動車8社が遂に!エンジン研究組合「AICE」設立!
NA、ターボ、ハイブリッドのすみ分けが、うまくいっていないんじゃないかな
ヨーロッパメーカーが得意とする走行性能では、ライバルに対抗できるようにターボやシャシーで個性を出した
けれど、得意のエコはハリアーと共通のハイブリッドシステムにまかせ、”らしくなさ”をみせたNX
発売したばかりだけど、ターボエンジンはこの後の改良も気になるね