メルセデスAMGが、スポーツモデル「AMG GT」の新モデルを発表しました。
新モデルにより魅力を伸ばす新型AMG GTについて、スペックや発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】最強!メルセデス「新型AMG GTブラックシリーズ」発表!
- メルセデス新型AMG GTの【主な変更点・特徴まとめ】
- メルセデス新型AMG GTの外装(エクステリア)デザイン
- メルセデス新型AMG GTのボディサイズは?
- メルセデス新型AMG GTの内装(インテリア)デザイン
- 高性能オープン!メルセデス新型AMG GT Rロードスター発表!
- メルセデス新型AMG GTのエンジンとスペックは?
- メルセデス新型AMG GTの走行システム、グレードの違いは?
- メルセデスAMG GTの走りを試乗動画でチェック!
- メルセデス新型AMG GTの燃費は?
- メルセデス新型AMG GTの安全装備は?
- メルセデス新型AMG GTの価格は?
- メルセデス新型AMG GTの日本発売日は?
- メルセデスAMG GTを「おさらい」
【最新情報】最強!メルセデス「新型AMG GTブラックシリーズ」発表!
▼メルセデス新型AMG GTブラックシリーズの画像・動画
メルセデスAMGが、スポーツモデル「AMG GT」に設定する「AMG GT Black Series(ブラックシリーズ)」を発表しました。
新型AMG GTブラックシリーズのエンジンは、これまでと同じくV型8気筒4Lターボとなっていますが、フラットプレーンクランクを採用するなど内部を大幅に強化した新開発エンジン「M178 LS2」を搭載。
これにより、これまで最上位モデルとされていた「AMG GT R」の585psを大幅に上回る730psものパワーを発揮。
加えて、2000rpmから6000rpmの広い範囲で81.6kgmもの大トルクを発生させることが可能に。
トランスミッションには7速DCTが組み合わせられ、0-96km/h加速タイムは3.1秒、200km/hまで9秒未満で到達、最高速度は325km/hとなっています。
AMG GTブラックシリーズのエクステリアには専用のエアロが採用され、フロントには手動で調整可能なスプリッターを装備。
フードとフェンダーには大きなエアベントも装備することで、冷却と空力性能が高められています。
リアでは上下2段となる大型のウイングを装備し、いずれのウイングも手動での調整に対応するほか、上部のウイングは電動で最大20度まで角度を変更することができるように。
また、ウイングやルーフ、リアハッチ、トランスミッションマウントやクロストンネルはカーボンファイバー製とされ、高い剛性を獲得。
足回りには、「AMG GT R」に採用されていた調整可能なコイルオーバーセットアップや「AMGライドコントロール」がブラックシリーズ用にアップデートして装備され、ドライブモードとキャンバー、スウェイバーの設定などにより、サーキットで高い性能を発揮することができるようになっています。
その他、ブラックシリーズではインテリアにオレンジの専用デザインを採用。
タイヤにはフロント19インチ、リア20インチとなる、Blackシリーズ専用カスタマイズのMichelin Pilot Sport Cup 2 R MOタイヤが装備されます。
新型AMG GTRブラックシリーズの価格は欧州で335,240ユーロ(約4100万円)からとなっています。
▼メルセデス新型AMG GTブラックシリーズの試乗動画
▼AMG GT4ドアクーペ
【新型AMG GT4ドアクーペ】マイナーチェンジ日本発売!最新情報、スペック、燃費、価格は?
メルセデス新型AMG GTの【主な変更点・特徴まとめ】
▼メルセデス新型AMG GTの変更点
- 最高峰のモデルとなる「AMG GT Rブラックシリーズ」を設定。
専用チューニングエンジンやエアロパーツなどにより、走行性能を向上
▽2019年2月改良での変更点
- 「AMG GT4ドアクーペ」からくる最新のエクステリアデザインを採用
- 12.3インチデジタルメーター、10.25インチインフォテイメントシステムを標準装備
- 「AMGダイナミックプラスパッケージ」を新規オプション設定。
専用セッティングのレザーDINAMICA仕様ステアリング、サスペンションのほか、パワートレーンとシャーシを一体化する「AMGダイナミックエンジントランスミッションマウント」を装備 - 「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」「トラフィックサインアシスト」「ブラインドスポットアシスト」をセットにした「レーダーセーフティパッケージ」を採用
- サーキットをターゲットとした「AMG GT R Pro」を20台限定日本発売
ニュルブルクリンク北コースで7分4秒632を記録
メルセデスAMG GTは、ハイパフォーマンスカーを手がけるAMGを代表するスポーツカーとしてラインナップされ、前モデルの「SLS AMG」からくるスタイルや高い走行性能が人気になっています。
2019年2月にはマイナーチェンジが実施され、魅力がアップしていました。
▼メルセデス新型AMG GTの動画
メルセデス新型AMG GTの外装(エクステリア)デザイン
▼AMG GT(ベースモデル)
メルセデス新型AMG GTの外装は、ブランドの最新デザインコンセプトをスポーツクーペに最適化することで、スポーティなスタイルに仕上げられています。
2019年の改良では、新モデルとして発表された「AMG GT4ドアクーペ」からくる最新の「マルチビームLEDヘッドライト」を採用し、後部ディフューザーやテールパイプのデザインも同じく変更されています。
その他ホイールには、新しく設計されたチタングレーの鍛造製10ダブルスポークホイールが採用されています。
▼AMG GTロードスター
オープンバージョンとなるAMG GTロードスターもクーペと同じく改良され、最新のデザインイメージに仕上げられています。
メルセデス新型AMG GTのボディサイズは?
▼メルセデス新型AMG GTのボディサイズ
- AMG GT(ベースモデル)
全長×全幅×全高:4545×1940×1290mm
ホイールベース:2630mm
車重:1680kg - AMG GTR
全長×全幅×全高:4550×1995×1285mm
ホイールベース:2630mm
車重:1660kg
メルセデス新型AMG GTのボディサイズは、運動性能を高めるために全長が短縮され、ロー&ワイドのスタイルに仕上げられています。
上位モデルとなるAMG GTRはベースモデルから全幅を拡大しますが、ルーフ、フロントフェンダー、トルクチューブなどに軽量・高剛性なカーボンファイバー、AMGパフォーマンス工グソーストシステムにチタン製リアサイレンサーを装備することで軽量化されています。
メルセデス新型AMG GTの内装(インテリア)デザイン
メルセデス新型AMG GTの内装は、搭載されるV型8気筒エンジンをイメージしたセンターコンソールデザインになっています。
2019年の改良では、12.3インチのデジタルメーターと10.25インチマルチメディアディスプレイが標準装備とされ、使いやすさを向上。
ステアリングも他モデルで採用されていた最新バージョンとなり、フラットボトム形状を採用し、インフォテイメントシステムなどを手元で操作できる小型タッチコントローラーが装備されています。
シートは、スムーズな手触りが特徴のナッパレザーを使用するAMGスポーツシートを標準装備するほか、さらにスポーティなデザインのAMGパフォーマンスシート、上質なドライビング空間を創造するフルレザー仕様も用意されています。
ピュアスポーツカーらしく2人乗りレイアウトになっていますが、ラゲッジ容量は350Lと実用的なスペースが確保されています。
高性能オープン!メルセデス新型AMG GT Rロードスター発表!
▼メルセデス新型AMG GT Rロードスターの画像
メルセデス新型AMG GTでは、新モデル「AMG GTRロードスター」が発表されています。
AMG GTRロードスターは、これまでオープントップ最上位として設定されていた「AMG GTCロードスター」を超えるモデルとされ、クーペのAMG GTRと同じハイスペックエンジンを搭載。
車体には迫力あるハイパフォーマンスなエアロパーツを装備し、高い走行性能とラグジュアリー性を両立するマシンとして制作されています。
メルセデス新型AMG GTのエンジンとスペックは?
▼メルセデス新型AMG GTのエンジンとスペック
- エンジン:V型8気筒4Lツインターボ
- 最高出力
AMG GT:476ps/64.2kgm
AMG GTS:522ps/68.3kgm
AMG GTC:557ps/69.3kgm
AMG GTR:585ps/71.4kgm
AMG GTブラックシリーズ:730ps/81.6kgm - トランスミッション:7速AT
- 駆動方式:FR
メルセデス新型AMG GTには、AMGの主力エンジンになっているV型8気筒4Lツインターボエンジンが搭載されています。
スペックは用意される「GT」「GTS」「GTC」「GTR」のバリエーションですべて違っており、「GT」と「GTR」では109ps/7.2kgmもの違いがあります。
また、限定モデルとなる「AMG GTブラックシリーズ」では、フラットプレーンクランクを採用した新開発エンジン「M178 LS2」により、730psもの出力がつくられています。
組み合わせるトランスミッションは7速ATとされ、乗員のすぐ後ろに配置される後輪を駆動します。
2019年の改良では新たに「AMGダイナミックプラスパッケージ」が設定され、ステアリングが専用セッティングとなり、引き締められたサスペンションを採用。
パワートレーンとシャーシを一体化する「AMGダイナミックエンジントランスミッションマウント」が与えられて俊敏でスポーティな走りを実現するほか、インテリアにレザーDINAMICA仕様の「AMGパフォーマンスステアリング」が装着されます。
メルセデス新型AMG GTの走行システム、グレードの違いは?
▼AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション
メルセデス新型AMG GTの走行システムには、2019年に、改良された「AMG DYNAMICS」システムが採用されました。
新しい「AMG DYNAMICS」システムは横方向の動きを最適化し、よりハイパフォーマンスな横方向加速度と荷重変化を提供。
システムは、ドライバーの行動と一連のセンサに基づいて車両挙動を予測し、よりリニアにシステムを最適化。気持ちのいいドライビングが可能になっています。
その他、新型AMG GTには電子制御ダンピングシステムを持つAMG RIDE CONTROLスポーツサスペンションが採用されています。
AMG RIDE CONTROLは「C」「S」「S+」の3つのモードを選ぶことができ、サーキットやワインディングでのダイナミックなドライビングと、街中や長距離移動時の快適性を高い次元で両立します。
▼AMGリア・アクスルステアリング
上位モデルの「GTS」「GTC」「GTR」には、前輪の操舵と連動して後輪も操舵する「AMGリア・アクスルステアリング」を採用。
電子制御コントロールユニットが、車速、フロントステアリングアングル、サイドスリップアングルなどのデータから運転状況を判断して、最適な後輪操舵量を計算。
約100km/h以下での走行時は、前輪と逆方向に後輪をステア(最大約1.5°)しコーナリング時の回頭性を高めるとともに、駐車時などの取り回しやすさを向上。
約100km/h以上での走行時は前輪と同じ方向に後輪をステア(最大約0.5°)することで、安定性の高い高速コーナリングやレーンチェンジを実現。サーキットにおけるラップタイム向上に貢献します。
▼AMGリミテッド・スリップ・デフ
トラクションを高めるAMGリミテッドスリップデフは、「GT」に機械式、「GT S」「GT C」「GT R」には電子制御式を採用。
電子制御式は、走行状況と路面の摩擦係数に応じて可変ロッキング機構をより素早くきめ細かに作動することで、ダイナミックなハンドリングが実現されています。
メルセデスAMG GTの走りを試乗動画でチェック!
▼メルセデスAMG GT Rの試乗動画
メルセデスAMG GTは、注目度の高さから多数の試乗動画が公開されています。
スポーツ走行に最適化された車体設計やちから強いエンジンが評判になっています。
▼メルセデスAMG GTロードスターの試乗動画
メルセデス新型AMG GTの燃費は?
▼メルセデス新型AMG GTの燃費
- AMG GT:9.3km/L
- AMG GTS:9.1km/L
メルセデス新型AMG GTの燃費は、最高9.3km/Lとされています。
エンジンは全グレードで共通しアイドリングストップ機能も搭載され、日常的な使用方法では大きな差がでないようになっています。
メルセデス新型AMG GTの安全装備は?
メルセデス新型AMG GTには、先進運転支援システム「ADAS」として「レーダーセーフティパッケージ」が採用されています。
レーダーセーフティパッケージは、レーダーにより先行車を認識し最適な車間距離をキープする「ディスタンスパイロット・ディストロニック」、車両の斜め後方をモニターし警告する「ブラインドスポットアシスト」、カメラが車線を認識し逸脱を防止する「レーンキーピングアシスト」などの機能により、安全性が高められています。
新型AMG GTではさらに、テレマティクスサービスとして「Mercedes me connect」も設定され、より快適に運転を楽しむことができるようになっています。
メルセデス新型AMG GTの価格は?
▼新型メルセデスAMG GTの価格
- メルセデスAMG GT:16,980,000円
- メルセデスAMG GT S:20,300,000円
- メルセデスAMG GT C:22,430,000円
- メルセデスAMG GT R:24,260,000円
- メルセデスAMG GT ロードスター:18,440,000円
- メルセデスAMG GT S ロードスター:21,770,000円
- メルセデスAMG GT C ロードスター:23,520,000円
メルセデス新型AMG GTの価格は、1698万円からとされています。
2019年改良前のモデルでは日本で1709万円からとなっていましたが、新型AMG GTは価格が見直されています。
メルセデス新型AMG GTの日本発売日は?
マイナーチェンジしたメルセデス新型AMG GTは、2019年2月14日に日本で発売されました。
シリーズ最高峰のAMG GTRブラックシリーズは2020年夏から順次販売が開始されます。
メルセデスAMG GTを「おさらい」
▼参考:SLS AMG
メルセデスAMG GTは、初代となる現行モデルが2014年に登場したスポーツカーです。
登場前に販売された「SLS AMG」の後継車にあたりますが、セグメントを「スーパーカー」から「スポーツカー」に下げることで、ポルシェ911などがライバルに設定されました。
全体的なデザインイメージをSLS AMGから引き継ぎつつも、ドアがガルウィングからスイング式に、リアスタイルをトランクからリフトバックとするなど、実用性を重視した変更が行われています。
ライバル車に対抗する多彩なモデル展開も特徴になっており、「GT」「GTS」「GTC」「GTR」のグレードのほか、クーペとロードスターのボディタイプが用意されています。
新型AMG GTについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!