ジープが、クロスカントリーピックアップトラックとなる「グラディエーター」を発表しました。
ジープブランドを代表する走破力を持つモデルとして登場した新型グラディエーターについて、スペックや燃費、価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ジープ新型グラディエーター発表!最強ピックアップトラックに!
- ジープ新型グラディエーターの【主な変更点まとめ】
- ジープ新型グラディエーターの外装(エクステリア)デザインは?
- ジープ新型グラディエーターの内装(インテリア)デザイン
- ジープ新型グラディエーターのボディサイズは?
- ジープ新型グラディエーターのエンジンスペックは?
- ジープ新型グラディエーターの悪路走破性能と走行システムは?
- ジープ新型グラディエーターの燃費は?
- ジープ新型グラディエーターの安全装備は?
- ジープ新型グラディエーターの価格は?
- ジープ新型グラディエーターの日本発売は?
【最新情報】ジープ新型グラディエーター発表!最強ピックアップトラックに!
▼ジープ新型グラディエーターの画像
ジープが、新モデルとなる「グラディエーター(Gladiator)」を発表しました。
ジープ・グラディエーターは、悪路走破性能をセールスポイントにするジープ車の中でも特に走行性能を重視した「ラングラー」をベースにつくられ、無骨なスタイルと高い耐久性をもったピックアップトラックとしてつくられています。
ジープとしては26年ぶりのピックアップトラックとなり、日本でもフルモデルチェンジが発表された新世代のラングラーからくる最新性能をもったマシンになっています。
ジープは2017年からブランドのラインナップを次々と改良しており、グランドチェロキーとチェロキーをマイナーチェンジ、コンパスとラングラーはフルモデルチェンジ、これにグラディエーターも続くことになります。
▼ジープ新型グラディエーターの動画
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ジープ新型グラディエーターの【主な変更点まとめ】
▼新型グラディエーターの変更点
- V型6気筒ガソリンとディーゼルエンジンに、8速ATと6速MTを組み合わせ
- ハイパフォーマンスモデルとなる「グラディエータールビコン」を設定
- アルミ製のボディパネルを使用することで軽量化
- ドアやルーフなどを外すことができるオープンエア仕様など多彩なスタイルを利用可能
ジープ新型グラディエーターの外装(エクステリア)デザインは?
▼新型グラディエーター(ベースモデル)
ジープ新型グラディエーターの外装は、ベースになったラングラーからくる、走行安定性能を重視しタイヤを張り出したスタイルになっています。
ヘッドライトおよびフォグライト、テールランプ、デイタイムランニングライトのすべてをLED化することで、先進的な印象もプラスされています。
ルーフには、ハードトップのほか、部分的に開くこともできるフリーダムトップを設定。
フリーダムトップは、軽量化や取付けメカニズムの見直しによりトップの取り外しを容易に行えるようにし、さらにトップ取り外し箇所のウェザーストリップを二重構造化することで、ピラーに水抜きのドレーンパイプを組み込むなど雨漏れ防止対策が強化されています。
荷台には725kgの荷物を積み込むことができ、錆や傷などへの耐久性も高められています。
リアはランプが張り出すような形状とされ、タフさを強調。
大型のバンパーには牽引フックも用意され、走行性能とあわせ、さまざまなシーンに対応できるようになっています。
▼ジープ新型グラディエータールビコン
上位モデルとして、ジープブランドで最上位とされる「ルビコン」も設定され、走破性能や耐久性を高めるエクステリアやオフロードタイヤを採用。
装備には、スキッドプレートやウインチ対応バンパーなども設定されています。
ジープ新型グラディエーターの内装(インテリア)デザイン
ジープ新型グラディエーターの内装は、デジタルディスプレイも取り入れ、機能性を向上させた新スタイルになっています。
シフトノブ周りには、後輪駆動から4H(センターデフロック)、4L(低速)を切りかえられるトランスファーノブを配置。
その前のパネルには、前後デフロック用のスイッチ(ルビコンに標準装備)を装着し、走行システムをすぐに切り替えることができるようになっています。
メーターとセンター8.4インチディスプレイには、水温などのほか、車両の前後や左右への傾き状況もわかりやすく表示することができ、走行状態を把握することが可能に。
インフォテインメントシステムはApple CarPlayとAndroid Autoにも対応することで、スマートフォンとの連携もよりしやすくなっています。
リアシートは6:4で分割され、前方への折りたたみのほか、座面の跳ね上げにも対応することで、室内空間に荷物をおくことも可能になっています。
鍵付きの収納ボックスも用意され、よく使う荷物を安全に搭載しておくこともできるようになっています。
ジープ新型グラディエーターのボディサイズは?
▼ジープ新型グラディエーターのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:5657×1895×1825mm
- ホイールベース:3503mm
- ※参考
ジープ ラングラー
・全長×全幅×全高
2ドア:4320×1895×1825mm
4ドア:4870×1855×1845mm
・車重
2ドア:1830kg、4ドア:1950kg
乗員:2ドア 4人乗り、4ドア 5人乗り
ジープ新型グラディエーターのボディサイズは、ラングラーから大幅に拡大されています。
ラングラーの4ドアモデルと比較して、グラディエーターは全長+787mm、ホイールベースは+493mmとすることで、快適な室内空間と大きな荷台を両立しています。
ボディパネルは軽量かつ高強度の素材で構成され、ドアパネルやフェンダー、ウインドシールドフレームにはアルミニウムを、スイングゲートの骨格部分や内側パネルにはマグネシウムを用いることで軽量化されました。
ジープ新型グラディエーターのエンジンスペックは?
▼ジープ新型グラディエーターのエンジンスペック
- V型6気筒3.6Lガソリン
最高出力:284ps
最大トルク:35.4kgm - 【2019年追加予定】V型6気筒3Lディーゼルターボ
最高出力:263ps
最大トルク:61.1kgm - トランスミッション:8速AT or 6速MT
- 駆動:4WD
ジープ新型グラディエーターには、V型6気筒のガソリンとディーゼルエンジンが搭載されています。
▼ジープ製3.6Lガソリンエンジン
3.6Lガソリンエンジンは他のジープ車にも搭載されている信頼性の高いエンジンとなっており、284馬力と35.4kgmの出力を発揮し、車体サイズの大きいグラディエーターにも対応。
追加が予定されるV型6気筒3Lディーゼルターボエンジンは、6L自然吸気ガソリンエンジンなみとなる61.1kgmものトルクを発揮する新開発エンジンとなっており、ピックアップトラックで最高峰のタフさを持つグラディエーターのパフォーマンスをフルに楽しむことができるエンジンになっています。
両エンジンのトランスミッションには、前モデルの5速から8速まで多段化したオートマチックトランスミッションを設定することで、オンロードからオフロードまで対応力をアップ。
手動で変速できる6速MTも用意されています。
ジープ新型グラディエーターの悪路走破性能と走行システムは?
▼新型グラディエーターの走行性能
- 渡河水深:760mm
- 最低地上高:282mm
- アプローチアングル:43.6度
- ランプブレークオーバーアングル:20.3度
- ディパーチャーアングル:26度
- 牽引可能重量:3470kg
ジープ新型グラディエーターは、ラダーフレーム上にモノコックボディを配置する車体や左右タイヤをつなぐリジットアクスルなど、悪路でも安心できる高い剛性と耐久性が確保されています。
ピックアップトラックながら水深760mmでも走行が可能とされ、対障害角度となるアプローチアングルも43.6度に設計。
牽引可能重量も3470kgと、クラス最高の数値になっています。
FR、4WDデフロック、4WDデフロックローギアが選択できる4WDシステムには、オプションでTrac-Lokリミテッドスリップリアディファレンシャルが用意され、砂、砂利、雪や氷の上などでも、高いトラクションを発揮。
最上位の悪路走破性能を持つ新型グラディエータールビコンでは、前車軸を支えるバーの動きをフリーとしストローク量を増やす「電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステム」も装着されています。
ジープ新型グラディエーターの燃費は?
ジープ新型グラディエーターの燃費は、ボディサイズを拡大したことでベースモデルのラングラーからダウンします。
ベースモデルのラングラーはアルミパネルや8速ATの採用などにより前モデルの7.5km/Lから9.2km/Lまで低燃費になっていましたが、新型グラディエーターでは8.0km/Lほどになるとみられています。
▼参考:ジープ・ラングラーの燃費
- 【3.6Lエンジン】
・2ドア:9.6km/L
・4ドア:9.2km/L
ジープ新型グラディエーターの安全装備は?
新型グラディエーターの安全装備は、新世代技術により大幅に強化されています。
ベースになったラングラーは前モデルでエアバッグやスタビリティコントロールなどの基本的機能のみでしたが、新型グラディエーターでは合計75種類の安全機能が搭載されています。
システムには自動ブレーキや衝突警告、ブラインドスポットモニタリング、リアクロスパスディテクションなどが搭載され、安全性能が進化しました。
ジープ新型グラディエーターの価格は?
ジープ新型グラディエーターの価格は、車体サイズを拡大したことでラングラーからアップします。
ラングラーは日本価格で4ドアモデルが494万円となっていますが、グラディエーターは550万円ほどになるとみられ、ピックアップトラックの中でも最高峰の悪路走破性能と耐久性能をもったモデルとしてアピールされます。
▼参考:ジープ・ラングラーの価格
- Sport(2ドア/3.6L):4,590,000円
- Unlimited Sport(4ドア/2.0L):4,940,000円
ジープ新型グラディエーターの日本発売は?
ジープ新型グラディエーターは、2019年前半に米国で発売されます。
ベースモデルとなっているラングラーは日本でも人気になっていることからグラディエーターの日本発売も期待されますが、 車体サイズを大幅に拡大しているため通常ラインナップは行われないとみられています。
ジープは限定導入が多いメーカーのため、日本で販売される際は数量を絞った導入になると予想されています。
新型ジープ・グラディエーターについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!