日産が、スカイラインのマイナーチェンジモデルを発表しました。
改良により魅力を大きくあげた新型スカイラインについて、デザインやスペック、安全装備などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】日産新型スカイラインにマイナーチェンジ発表!
- 日産新型スカイラインの【主な変更点】
- 日産新型スカイラインの外装(エクステリア)デザイン
- 最上位スポーツ!日産新型スカイライン400Rを設定!
- 日産新型スカイラインのボディカラーは?(全10色)
- 日産新型スカイラインのボディサイズは?
- 日産新型スカイラインの内装(インテリア)デザイン
- 日産新型スカイラインのパワートレインとスペックは?
- 新型スカイラインの走行システムは?
- 日産新型スカイラインを試乗動画でチェック!
- 日産新型スカイラインの燃費は?
- 日産 新型スカイラインの安全装備は?
- 日産 新型スカイラインの価格は?
- 日産新型スカイラインの発売日は?
- 日産スカイラインを「おさらい」
【最新情報】日産新型スカイラインにマイナーチェンジ発表!
▼日産新型スカイライン400Rの画像
日産が「スカイライン」のマイナーチェンジを発表しました。
日産スカイラインは、ブランドの主力セダンモデルとしてラインナップされ、海外では上級ブランドであるインフィニティから「Q50」として販売。
アグレッシブなデザインや走行性能などが評価されています。
マイナーチェンジした日産新型スカイラインでは、最新のデザインや世界初となる安全システム、ハイパフォーマンスモデル「400R」を採用することで魅力がアップされています。
▼日産次期型スカイライン
【日産新型スカイライン最新情報】フルモデルチェンジ!ハイブリッド燃費、プロパイロット、サイズ、価格や発売日は?
日産新型スカイラインの【主な変更点】
▼日産新型スカイラインの変更点
- 新設計のエクステリアを採用し、エンブレムをインフィニティから日産に変更
- 2Lターボエンジンを廃止し、V型6気筒ターボエンジンを搭載
- 405馬力を出力するV型6気筒3Lターボエンジンを搭載する「スカイライン400R」を設定
- 高速道路の同一車線内でハンズオフが可能となる世界初の運転支援システム「プロパイロット2.0」を採用
- インテリジェントダイナミックサスペンションを採用し、ダイレクトアダプティブステアリングの性能向上
- インテリアに、国内販売の日産車初となるカラーヘッドアップディスプレイ、7インチアドバンスドドライブアシストディスプレイ、電動パーキングブレーキを採用
- ボディカラーに新色の「カーマインレッド」を追加して、全10色をラインアップ
- 新しいNissanConnectサービスを設定。
通信によりナビの地図更新が自動で行える「OTA(Over The Air)自動地図更新」や、ナビとスマートフォンの連携によりクルマに乗る前の現在地から車を降りてからの最終目的地までのシームレスな道案内を可能にする「ドアtoドアナビ」、車内がWi-Fi環境になる「docomo In Car Connect」など、多彩なサービスを提供
日産新型スカイラインの外装(エクステリア)デザイン
日産新型スカイラインの外装は、日産のブランドデザイン「Vモーション」を採用し、アグレッシブなスタイルとされました。
同時にエンブレムは、これまで採用されていた日産の北米上級ブランド「インフィニティ」のものから、日産のエンブレムに変更。
リアにはスポーツエキゾーストフィニッシャーが装着され、ランプもスカイラインで伝統的に使用されていた丸型4灯とすることで、特徴的なデザインがつくられています。
▼日産新型スカイラインの動画
日産新型スカイラインを前モデルと比較!
▼参考:日産スカイライン(前モデル)
日産新型スカイラインを前モデルと比較すると、大きくデザインコンセプトが変更されていることがわかります。
前モデルでは上級セダンとしての質感が重視されていましたが、新型スカイラインでは走行性能の高さが表現されています。
最上位スポーツ!日産新型スカイライン400Rを設定!
▼日産新型スカイライン400Rの画像
日産新型スカイラインには、最上位スポーツモデルとなる「スカイライン400R」が設定されました。
新型スカイライン400Rは、新しく搭載されたV型6気筒3Lターボエンジンの出力を405psまでアップし、歴代スカイラインで最高の出力を獲得。
新採用された「IDS(インテリジェントダイナミックサスペンション)」を標準装備し、走行性能を向上。
専用デザインの19インチホイールとレッド塗装のブレーキキャリパー、ブラックドアミラーなどによりベースモデルと差別化。
インテリアもキルティング加工のシートやレッドステッチを使う400R専用となっています。
日産新型スカイラインのボディカラーは?(全10色)
▼日産新型スカイラインのボディカラー一覧
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カーマインレッド
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- HAGANEブルー
- ブリリアントホワイトパール
- ブリリアントシルバー
- ラディアントレッド
- オーロラフレアブルーパール
- メテオフレークブラックパール
- ダークメタルグレー
- スーパーブラック
日産新型スカイラインのボディカラーは、新色の「カーマインレッド」を加え、全10色が設定されました。
「カーマインレッド」は、光の当たり具合による鮮やかな発色と深みのある陰影のコントラストにより、スポーティな走りが表現されています。
日産新型スカイラインのボディサイズは?
▼日産新型スカイラインのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4815×1820×1440mm
- ホイールベース:2850mm
- 車重
V型6気筒ターボ:1700kg
ハイブリッド:1820kg
日産新型スカイラインのボディサイズは、ミドルクラス上級セダンとしての取り回しを考慮した設計になっています。
新設定された3Lターボエンジンは、 軽量設計により以前設定されていた2Lターボエンジンからの車重の増加を30kgに抑え、高い走行性能を活かすことができるようになっています。
日産新型スカイラインの内装(インテリア)デザイン
日産新型スカイラインの内装は、高品質素材を採用することでセダンとしての質感が高められています。
改良では、ハイブリッドモデルにプロパイロット2.0で必要なプロパイロットスイッチやドライバーモニター、国内販売の日産車初となるカラーヘッドアップディスプレイを採用。
その他、7インチアドバンスドドライブアシストディスプレイ、電動パーキングブレーキなどを採用することで使いやすさがアップされています。
日産新型スカイラインのパワートレインとスペックは?
▼日産V型6気筒3Lツインターボ「VR30DDTT」エンジン
▼新型スカイラインのパワートレインとスペック
- V型6気筒3Lツインターボ「VR30DDTT」【新設定】
出力(2種)
ベースモデル:304ps/40.8kgm
スカイライン400R:405ps/48.4kgm - スカイラインハイブリッド
パワートレイン:V型6気筒3.5L+電気モーター
エンジン出力:306ps/35.7kgm
モーター出力:68ps/29.6kgm - トランスミッション:7速AT
- 駆動:FR or 4WD「アテーサE-TS」
日産新型スカイラインのパワートレインには、以前搭載されていた2Lターボエンジンに代え、最新の3Lツインターボエンジンが採用されました。
▼スカイライン(前モデル)搭載エンジンのスペック
- スカイライン200GT-t
パワートレイン:直列4気筒2Lターボ
最高出力:211ps/5500rpm
最大トルク:35.7kgm/1250-3500rpm
3Lターボエンジンはこれまで海外仕様にのみ設定され、ベースモデルで304ps/40.8kgmと2Lターボエンジンを大幅に凌ぐ出力を発揮。
最上位スポーツモデルとなる新型スカイライン400Rでは、歴代スカイラインで最高となる405ps/48.4kgmにまでスペックが高められています。
システムには、スロットルスピードを向上させた新型モーターをバルブタイミングシステムに組み込んでレスポンスを向上させる「アドバンスタイミングコントロール」を採用。
タービンブレードのデザインを最適化し、新型のタービンスピードセンサー、インタークーラーシステム、電動アクチュエーターを採用してパフォーマンス、レスポンス、燃費を向上させる「新型ツインターボシステム」を搭載。
エンジン重量は、シリンダーヘッド一体型エキゾーストマニホールドの採用により、従来エンジンから14.1kg軽量化。
生産は、日本のいわき工場が担当しています。
新型スカイラインでは3Lターボエンジンのほか、高環境性能を持つ3.5Lハイブリッドシステムが設定され、幅広いラインナップから選択できるようになっています。
新型スカイラインの走行システムは?
新型スカイラインには、新搭載となる「インテリジェント ダイナミックサスペンション」と改良された「ダイレクトアダプティブステアリング」が採用されました。
「インテリジェント ダイナミックサスペンション」は、ソレノイドアクチュエーターで減衰力を可変制御するセミアクティブタイプのショックアブソーバーを備えるシステムとなっており、通常時は減衰力を低くして乗り心地を高め、コーナーリングなどのシーンでは減衰力を高めて操縦安定性を向上。
また、ダイレクトアダプティブステアリングから舵角などの情報がサスペンションシステムに瞬時に送られ、タイヤが動き始める前にロールの発生を抑えるといった制御も行なわれます。
▼ダイレクトアダプティブステアリング解説動画
「ダイレクトアダプティブステアリング」は、現行モデルで世界初搭載されていたステアバイワイヤ技術となっており、パワーステアリングなどの技術を進化させ、ステアリングホイールとステアリング機構を電気信号により接続し、クルマを操縦。
機械的に接続し油圧や電気モーターでパワーをアシストする方式と比較して、凹凸のある路面などでのステアリング取られやキックバックなどを抑制し、安定したシャープなハンドリングに。
複数の制御ユニットでシステムを監視し、異常時は瞬間的に機械的接続に切り替えることができるようになっています。
改良では、ステアリングの切り始めのレスポンスを向上させ、ライントレース性を向上。
さらに低速から中速での操舵の過敏さを軽減しながら、クルマの応答性をアップすることで気持ちのいいハンドリングが追求されています。
日産新型スカイラインを試乗動画でチェック!
日産新型スカイラインは試乗動画が公開されています。
質感の高い走りが高評価を受けています。
日産新型スカイラインの燃費は?
▼日産新型スカイラインの燃費
- 3Lターボエンジン:10.0km/L(WLTCモード値)
※ベースモデル、400R同値 - 3.5Lハイブリッド:14.4km/L(JC08モード値)
日産新型スカイラインの燃費は、3.5Lハイブリッドモデルで14.4km/Lの低燃費になってます。
新設定された3Lターボエンジンは、出力を大幅にあげながらも最新技術により燃費の低下が抑えられており、より実燃費に近い最新規格のWLTCモード値で10.0km/Lとなっています。
日産 新型スカイラインの安全装備は?
日産新型スカイラインの安全装備には、日産の部分自動運転システムの最新バージョンとなる「プロパイロット2.0」が採用されました。
「プロパイロット2.0」は、高速道路の同一車線内でハンズオフが可能となる世界初の運転支援システムとして開発。
これまで搭載されていた「プロパイロット」の進化版となり、車両に搭載されたカメラ、レーダー、ソナー、GPS、3D高精度地図データ(HDマップ)を組み合わせることで、車両の周囲360度の情報と道路上の正確な位置を把握するとともに、ドライバーモニターカメラを装備してドライバーが前方を注視しているか常に監視。
そのうえで「高速道路の複数車線をナビゲーションシステムと連動して設定したルートを走行し、ドライバーが常に前方に注意して道路・交通・自車両の状況に応じ、直ちにハンドルを確実に操作できる状態にある限り」において、同一車線内でハンズオフが可能となります。
操作は、カーナビで目的地を設定し、高速道路の本線に合流するとナビ連動ルート走行を開始。
ルート走行を開始すると、追い越しや分岐なども含めてシステムがルート上にある高速道路の出口までの走行を支援。
▼プロパイロット2.0「車線変更支援」
また、ナビゲーションと周囲360度のセンシング情報に基づいて、ルート走行中の分岐や追い越しのための車線変更の適切な開始タイミングをシステムが判断し、ドライバーに提案。
ドライバーがハンドルに手を添え、スイッチ操作で承認することで車線変更支援が開始されます。
▼日産「プロパイロット2.0」の主な作動シーン
- ナビゲーションシステムで設定したルート上の高速道路の本線に合流し、ナビ連動走行が可能になるとディスプレイの表示と音でドライバーに通知。
- ドライバーがスイッチ操作でナビ連動走行を開始すると、ドライバーが設定した速度を上限に、先行車両との車間距離を一定に保ちながら車線中央を走行するよう支援。同一車線走行時にはドライバーが常に前方に注意し、道路・交通・自車両の状況に応じ直ちにハンドルを確実に操作できる状態にある限りにおいて、ハンズオフが可能に。
- 前方にドライバーが設定した速度より遅い車両が走行している場合、システムが追い越し可能と判断するとディスプレイへの表示と音でドライバーに提案。ドライバーがハンドルに手を添えてスイッチ操作で承認すると、右側の車線へ車線変更する。追い抜きが完了すると、車線変更可能なタイミングをシステムが判断し、同様の操作で元の車線へと戻る。
- ドライバーが自分の意思で車線変更を行ないたいときには、ハンドルに手を添えて方向指示器を操作し、システムが車線変更可能と判断すると車線変更。
- ルート上の高速道路出口に近づくとディスプレイの表示と音でドライバーに知らせ、連絡路へ分岐した後、ナビ連動ルート走行を終了。
日産 新型スカイラインの価格は?
▼日産新型スカイラインの価格
▽3.5Lハイブリッド
- GT
FR:5,474,520円、4WD:5,754,240円 - GT Type P
FR:5,711,040円、4WD:5,990,760円 - GT Type SP
FR:6,048,000円、4WD:6,327,720円
▽3Lターボ(全車FR駆動)
- GT(304ps):4,274,640円
- GT Type P(304ps):4,554,360円
- GT Type SP(304ps):4,818,960円
- 400R(405ps):5,523,120円
日産新型スカイラインのスタート価格は、新設定された3Lターボモデルで427万4640円からとされました。
この価格は前モデルに設定されていた2Lターボエンジンのスタート価格から11万円ほどアップしており、ハイブリッドモデルでは約52万円アップ。
最上位スポーツモデルとなるスカイライン400Rは552万3120円からと、他の3Lターボモデルから+70万円ほどとなっています。
▼参考:日産スカイラインハイブリッドの価格(前モデル)
- 350GT HYBRID Type SP(FR):5,559,840円
- 350GT HYBRID Type P(FR):5,223,960円
- 350GT HYBRID(FR):4,955,040円
- 350GT FOUR HYBRID Type SP(4WD):5,840,640円
- 350GT FOUR HYBRID Type P(4WD):5,504,760円
- 350GT FOUR HYBRID(4WD):5,235,840円
▼参考:新型スカイライン(ガソリン)の価格(前モデル)
- 200GT-t Type SP(FR):4,713,120円
- 200GT-t Type P(FR):4,433,400円
- 200GT-t(FR):4,164,480円
日産新型スカイラインの発売日は?
マイナーチェンジした日産新型スカイラインは、2019年7月16日に発表され、発売日は2019年9月とされました。
日産はハイパフォーマンスモデルや先進安全システムの追加、日産エンブレムへの変更により、再度”日産スカイライン”のブランドをユーザーにアピールしていきたい考えです。
日産スカイラインを「おさらい」
▼プリンス・スカイライン(初代SI型/S2型)
日産スカイライン(SKYLINE)は、初代となるプリンス・スカイラインが1957年に登場した主力ミドルクラスモデルです。
車名の「SKYLINE」の由来は「山並みと青空を区切る稜線」からとなっており、名付け親の桜井眞一郎氏がこの名前を思いついた群馬県草津町の山小屋「芳ヶ平ヒュッテ」に「スカイライン命名の地」のプレートが設置されています。
初代は、富士精密工業(のちのプリンス自動車)の主力車種として生産を開始。
エンジンは、当時の日本の小型乗用車規格に合わせ当初1,500ccのみとされましたが、後に1900ccエンジンを搭載したモデルが「グロリア」としてラインナップされました。
▼日産プリンス・スカイライン(2代目S5型)
2代目は、当時の欧米自動車業界で重要視されはじめたメンテナンスフリー化を積極的に進め、4万kmまたは2年間保障のエンジンや、1年間3万km無給油シャシーなどを採用。
1966年には、製造していたプリンス自動車が日産自動車と合併したため、車名がニッサン・プリンス・スカイラインに変更されました。
▼日産スカイライン(3代目C10型/通称:ハコスカ)
1968年にフルモデルチェンジした3代目では車名を「日産スカイライン」とし、現在と同じモデル名に。
このモデルから1989年に登場する「R32型スカイライン」までは、型式毎にCMキャッチコピーなどに基づく愛称(通称)を採用。
2Lの「S20型エンジン」を搭載したスポーツモデル「スカイラインGT-R」が初設定され、レースでの活躍によりスカイラインの走行性能の高さがアピールされました
▼日産スカイライン(4代目C110型/通称:ケンメリ)
4代目は、若いカップルであるケンとメリーが日本各地をスカイラインにより旅をするCMが話題となり、4ドアセダンも”4マイドアのケンメリ”から「ヨンメリ」と呼ばれました。
▼日産スカイライン(5代目C210型/通称:ジャパン)
5代目は、「日本の風土が生んだ名車」として広告キャンペーンを展開し、キャッチコピーに「SKYLINE JAPAN」を採用。
エンジンは、自動車排出ガス規制の影響を大きく受け、発売当初はDOHCもターボも設定されませんでした。
▼日産スカイライン(6代目R30型/通称:ニューマンスカイライン、後期:RS型”鉄仮面”)
1981年に発表された6代目は型式の頭文字を「R」に変更し、広告にはアメリカの俳優「ポール・ニューマン」を起用。
ボディタイプには5ドアハッチバックが新設定され、新しい使い勝手がアピールされました。
▼日産スカイライン(7代目R31型/通称:7th”セブンス”)
7代目は、エンジンに「ケンメリGT-R」に搭載されていたS20型エンジン以来の直列6気筒4バルブDOHCエンジンが採用され、Z31型フェアレディZに搭載された180PSを発生するRB20DET型を搭載することで走行性能を向上。
上級グレードには、4輪独立操舵システムであるHICASを搭載したモデルも設定されました。
▼日産スカイライン(8代目R32型/通称:超感覚スカイライン)
8代目は、最上級スポーツグレード「スカイラインGT-R」を復活したことで人気となり、エンジンには前モデルに採用されていたRB20型エンジンを進化させたRB26型を採用。
駆動システムには、前後の駆動トルクを自動で変更する先進4WDシステム「アテーサE-TS」が採用され、後に日産のフラッグシップスポーツとして独立した「日産GT-R」にも搭載されました。
▼日産スカイライン(9代目R33型)
9代目は”グランドツーリングカー”としてボディサイズを大型化し、全車を3ナンバー化。
スカイラインGT-Rは直進安定性の高さがアピールされましたが、車重が増加したことにより販売では苦戦しました。
▼日産スカイライン(10代目R34型)
10代目は、前モデルの反省からキャッチコピーを”ドライビングボディ”とし、ボディ剛性を大幅に強化してコーナリング性能と直進安定性を両立。
スカイラインGT-Rも人気になりましたが、平成12年排出ガス規制の非適合車種に設定された生産猶予期限が切れるため、2002年に販売が終了されました。
▼日産スカイライン(11代目V35型)
11代目は前モデルのGT-Rの販売が続く2001年に登場し、型式の頭文字を「V」に変更。
それまでスカイラインの象徴とされていた直列6気筒エンジン「RB型」に代え、新世代のV型6気筒エンジン「VQ型」を搭載。
2ドアモデルは新たに「スカイラインクーペ」としてラインナップされました。
▼日産スカイライン(12代目V36型)
12代目は、前モデルで”おとなしい”と評価されたデザインをアグレッシブに変更し、スポーツセダンとしてアピール。
ボディタイプには新たにSUVとなる「スカイラインクロスオーバー」も設定されました。
▼日産スカイライン(13代目V37型)
現行モデルは13代目として2014年に登場。
日本登場より前に、日産の北米での上級ブランドであるインフィニティから「Q50」として発表され、日本でもエンブレムにはインフィニティのものが採用されました。
エンジンには、協力関係にあるメルセデスから供給される直列4気筒2Lターボエンジンがラインナップされ、スカイラインでは8代目R32型以来となる4気筒エンジンの復活となりました。
新型日産スカイラインについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!