ホンダが、フラッグシップスポーツ「NSX」の2020年モデルマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
魅力をさらにアップする新型NSXについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新カラー!ホンダ新型NSX2020年モデルにマイナーチェンジ!
- ホンダ新型NSXの【主な変更点まとめ】
- 走り最重視!ホンダ新型NSXの外装(エクステリア)デザインは?
- ホンダ新型NSXのボディカラーは?(全9色)
- ワイド&ロー!ホンダ新型NSXのサイズ、車体設計は?
- ダイナミック!ホンダ新型NSXの内装(インテリア)は?
- 速く!ホンダ新型NSXのスペック、走行性能は?
- ホンダNSXの走りを試乗動画でチェック!
- 走り両立!ホンダ新型NSXの燃費は?
- アップ!ホンダ新型NSXの価格は?
- 春から!ホンダ新型NSXの発売日は?
- ホンダNSXを「おさらい」
【最新情報】新カラー!ホンダ新型NSX2020年モデルにマイナーチェンジ!
▼ホンダ新型NSX2020年モデル「インディイエロー・パールII」の画像
ホンダが、スポーツカー「NSX」の2020年モデルへの改良日本発売を発表しました。
ホンダNSXは、日本ではホンダ、米国ではホンダの上級ブランドであるアキュラから販売されているブランドのフラッグシップスポーツカーです。
2020年モデルとなる新型NSXでは、2019年モデルへの改良時に追加されていたボディカラー「サーマルオレンジ・パール」に続く“エキサイティングカラーシリーズ”の第2弾となる新色「インディイエロー・パールII」を追加。
初代NSXのインディイエロー・パールにインスピレーションを受けながらクリアで鮮やかな発色へ進化させ、スーパーカーとしての佇まいと力強い存在感が表現されています。
▼ホンダ新型NSX2020年モデルの動画
ホンダ新型NSXの【主な変更点まとめ】
▼ホンダ新型NSXの変更点
- ボディカラーに新色「インディイエロー・パールII」を追加設定
▽2019年モデル改良時の変更点
- 走行性能を向上し、鈴鹿サーキットでラップタイムを約2秒短縮
- タイヤを従来のコンチネンタル「ContiSportContact 5P」から新開発の専用タイヤ「ContiSportContact 6」に変更
- サスペンション各部の見直しを行ない、フロントスタビライザーを26%、リアスタビライザーを19%、リアコントロールアームブッシュを21%、リアハブを6%、それぞれ剛性を高めてクルマの基本性能を向上
- 「QUIET」「SPORT」「SPORT+」「TRACK」の4モードを設定する「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム」の各モードの制御を最適化し、アクティブ・ダンパー・システム、VSA、EPSの各制御や「SPORT HYBRID SH-AWD」の駆動配分制御を熟成することで、走行性能を向上
- フロントグリルを従来のシルバーからボディ同色へと変更し、フロントとリアのメッシュパーツ、オプション設定の各種カーボンパーツ(リアデッキリッドスポイラーと、「カーボンファイバーエクステリアスポーツパッケージ」に含まれるフロントスポイラー、サイドシルガーニッシュ、リアディフューザー)を従来のマット仕上げからグロス仕上げに変更
- 新しいボディカラー「サーマルオレンジパール」を設定
- インテリアに上質感を追求した新色「インディゴ」を追加したほか、セミアニリンフルレザーパワーシート(オプション)でもレッドカラーを選択できるように変更
- これまで「カーボンファイバーインテリアスポーツパッケージ」(オプション)の一部だったアルミ製スポーツペダル&フットレストを標準装備に変更
▼ホンダ新型NSX2019年モデルの動画
走り最重視!ホンダ新型NSXの外装(エクステリア)デザインは?
▼ホンダ新型NSXの画像
ホンダ新型NSXの外装は、ワイド&ローのスタイリングを際立たせるデザインとされ、フロントグリルは2019年モデルで従来のシルバーからボディ同色へ変更されました。
その他、フロントとリアのメッシュパーツ、オプション設定の各種カーボンパーツ(リアデッキリッドスポイラーと、「カーボンファイバーエクステリアスポーツパッケージ」に含まれるフロントスポイラー、サイドシルガーニッシュ、リアディフューザー)が従来のマット仕上げからグロス仕上げに変更されました。
ホンダ新型NSXのボディカラーは?(全9色)
▼インディイエロー・パールⅡ(新色)
▼ホンダ新型NSXのボディカラー一覧
- インディイエロー・パールⅡ(新色)
- クルバレッド
- ベルリナブラック
- 130Rホワイト
- ソースシルバー・メタリック
- カジノホワイト・パール
- サーマルオレンジ・パール
- バレンシアレッド・パール
- ヌーベルブルー・パール
ホンダ新型NSXのボディカラーには「インディイエロー・パールⅡ」が新採用され、全9色が設定されています。
2019年モデルで追加された「サーマルオレンジ・パール」は、初代NSXのプレミアムカラーだった「イモラオレンジ・パール」にインスピレーションを受けて制作され、オプション設定の「カーボンセラミックブレーキローター」にもブレーキキャリパーの新色としてオレンジが設定されていました。
ワイド&ロー!ホンダ新型NSXのサイズ、車体設計は?
▼ホンダ新型NSXのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4490×1940×1215mm
- ホイールベース:2630mm
- 車重:1780kg
- 前後重量配分:42:58
- タイヤサイズ:F 245/35Z R19/R 295/30Z R20
ホンダ新型NSXのボディサイズは、ハイパフォーマンスカーとしての高い性能を追求し、全長が約4.5mに抑えられています。
しかし全幅は1940mmまで拡大、全高も1215mmまで低くし、ワイド&ローを追求。
車体は、アルミニウム、超高張力鋼板、カーボンを使用することで車重が抑えられ、同時に高い剛性を確保。
前後重量配分を42:58とすることで、鋭いコーナリング性能が実現されています。
ダイナミック!ホンダ新型NSXの内装(インテリア)は?
ホンダ新型NSXの内装は、プレミアムスポーツとしての魅力を高めるダイナミックなデザインに仕上げられています。
ドライバー前には、走行モードや車両状況をわかりやすく表示する大型ディスプレイを搭載。
NSXはリアにエンジンを搭載するミッドシップレイアウトを採用していますが、利便性を高めるためにトランクが用意され、ロングドライブを楽しむこともできるようになっています。
2019年モデルへの改良時には、上質感を追求した新色「インディゴ」を追加したほか、セミアニリンフルレザーパワーシート(オプション)でもレッドカラーが選択できるようになりました。
そのほか、これまで「カーボンファイバーインテリアスポーツパッケージ」(オプション)の一部だったアルミ製スポーツペダル&フットレストが標準装備に変更されています。
速く!ホンダ新型NSXのスペック、走行性能は?
▼ホンダ新型NSXのパワートレインとスペック
- パワートレイン
V型6気筒 3.5Lツインターボ(ドライサンプ潤滑)+モーター×3(前2基、後1基) - 最高出力:581ps
- 最大トルク:65.9kgm
- トランスミッション:9速デュアルクラッチ
- 駆動:4WD「SH-AWD」
- 0-96km/h加速:3.0秒
- 最高速度:307km/h
ホンダ新型NSXのパワートレインには、V型6気筒3.5Lツインターボエンジンに3つの電気モーターをあわせたハイブリッドシステムが搭載されています。
ハイブリッドシステムは、前輪をモーター2基で、後輪をエンジン+モーター1基で駆動する構成とすることで、電気モーターの大トルクを活かした高い加速力を実現。
ステアリング操作にあわせ4輪の駆動力配分を変化させる4WDシステム「SH-AWD」により、コーナーの中側に切り込むような走りが可能になっています。
2019年モデルへの改良では、タイヤを従来のコンチネンタル「ContiSportContact 5P」から新開発の専用タイヤ「ContiSportContact 6」に変更。
これにあわせ、スタビライザーバーをフロント26%、リア19%剛性アップ、トーリンクブッシュの剛性を21%、リアハブの剛性を6%向上。
スポーツハイブリッドシステム「SH-AWD」、アクティブ磁気ダンパー、電動パワーステアリング、VSAのセッティングをアップデートすることで、鈴鹿サーキットのラップタイムを約2秒短縮しています。
NSXは、高いパフォーマンスを発揮し続けるため、冷却にはラジエーター3基、インタークーラー2基、空冷式熱交換器10基、9速DCT用熱交換器2基を採用。
走行モードは「Quiet」「Sport」「Sport+」「Track」の4モードに切り替え可能な「インテグレーテッド ダイナミックシステム」を装備し、状況にあわせた最適なモードを選択できるようになっています。
ブレーキはフロントに6ピストン、リアに4ピストンのカーボンセラミックブレーキを装備することで、大きなストッピングパワーを連続して使用する場合でも安定した制動が可能とされています。
ホンダNSXの走りを試乗動画でチェック!
ホンダNSXは、注目度の高さから試乗動画が公開されています。
最新パワートレインや車体の仕上げなど、高いパフォーマンスが高評価を受けています。
走り両立!ホンダ新型NSXの燃費は?
▼ホンダ新型NSXの燃費
- JC08モード:12.4km/L
- WLTCモード:10.6km/L
ホンダ新型NSXの燃費は、ハイスペックながら最新のハイブリッドシステムと組み合わせることで良好な数値になっています。
燃費値はJC08モードで12.4km/L、より実燃費に近いWLTCモードで10.6km/Lとされ、10km/Lを切ることが多いハイパフォーマンスカーの中でトップクラスの数値に仕上げられています。
アップ!ホンダ新型NSXの価格は?
▼ホンダ新型NSXの価格
- 24,200,000円
ホンダ新型NSXの価格は、消費増税などにより前モデルからアップされました。
改良前の2019年モデルでは2370万円とされていましたが、2020年モデルでは50万円引き上げられています。
春から!ホンダ新型NSXの発売日は?
2020年モデルとしてマイナーチェンジしたホンダ新型NSXは、2019年12月5日に受注が開始されました。
発売日は、2020年4月が予定されています。
日本での初年度の販売計画台数は100台でしたが、発表から2年で400台のオーダーを受注したことから納期見通しは約半年から1年となっており、詳細は販売を行なう「NSX PERFORMANCE DEALER」で確認することができます。
ホンダNSXを「おさらい」
▼ホンダNSX-R
ホンダNSXは、1990年に初代が登場したホンダのフラッグシップスポーツカーです。
車名の由来は、ホンダの新しいスポーツカーとして大きな可能性を持つことから「ニュー(New)」「スポーツカー(SportsCar)」の頭文字と、未知数を表す「X」があわせてつけられました。
初代はオールアルミボディとすることで高い剛性を確保しながら1350kgまで軽量化され、3LのV型6気筒VTECエンジンをMRレイアウトで搭載。
2006年まで16年間の長い販売期間中に、II型、III型へのビッグマイナーチェンジが実施され、エンジンが3.2Lに排気量アップ、ライトのデザインもリトラクタブルから固定式になるなど変更されました。
ハイスペックモデルとしてI型にはNSX、III型にはNSX-Rが用意され、フィーリングをアップしたエンジンや専用のエアロ、足回りなどが装備されました。
現行モデルは2016年に10年ぶりに復活し、ハイブリッドパワートレインを採用することで最高峰の動力性能を持つスポーツカーとして製作。
製造はすべて、専用工場として設立されたオハイオ州メアリズビルの「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター(PMC)」で行われ、全世界に供給されています。
新型ホンダNSXについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!