ホンダが、フラッグシップスポーツNSXのハイスペックモデルとなるNSXタイプRの開発を進行しています。
最新の性能をさらに進化させる新型NSXタイプRについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】最高峰の走り!ホンダ新型NSXタイプRを設定へ!
- ホンダ新型NSXタイプRの【主な変更点まとめ】
- 迫力!ホンダ新型NSXタイプRの外装(エクステリア)デザインは?
- 空力デザインがリーク!ホンダが米国で特許取得!
- 高出力!ホンダ新型NSXタイプRのパワートレインとスペックは?
- ホンダ新型NSXタイプRの走行性能は?ニュル走行テストを開始!
- ホンダ新型NSXタイプRの燃費は?
- アップ!ホンダ新型NSXタイプRの価格は?
- いつ?ホンダ新型NSXタイプRの発売日は?
- ホンダNSXを「おさらい」
【最新情報】最高峰の走り!ホンダ新型NSXタイプRを設定へ!
ホンダが、フラッグシップスポーツ「NSX」のハイパフォーマンスモデルとなる「NSXタイプR」の設定を予定しています。
ホンダ新型NSXタイプRは、サーキット走行を重視したハイスペックモデルとして開発。
マシンは、専用のエアロパーツやエンジンなどにより、ベースモデルからストイックに性能を向上します。
▼ホンダNSX(ベースモデル)
【ホンダ新型NSX】2020年型日本発売!最新情報、スペックやサイズ、燃費、価格は?
ホンダ新型NSXタイプRの【主な変更点まとめ】
▼ホンダ新型NSXタイプRの変更点
- ベースモデルから空力性能を強化したエアロパーツを装備
- ハイブリッドシステムを非搭載とし車重を軽量化
- V型6気筒3.5Lツインターボエンジンの出力を向上
- 剛性を強化したサスペンションにより、サーキットタイムを短縮
迫力!ホンダ新型NSXタイプRの外装(エクステリア)デザインは?
▼ホンダ新型NSXタイプRの予想CG
ホンダ新型NSXタイプRの外装は、サーキット走行を重視した専用のエアロパーツにより空力性能が強化されます。
ボディパネルの素材にはカーボンも使用することで、車重を軽量化。
▼ホンダNSX(ベースモデル)
ベースモデルと比較してカラーリングも独自のものとなり、ホンダ”タイプR”の歴史も感じられる仕上がりになります。
空力デザインがリーク!ホンダが米国で特許取得!
▼ホンダ新型NSXタイプRの特許画像
ホンダ新型NSXタイプRは、採用されるとみられる特許が公開されています。
公開された特許は、ホンダが2016年6月28日に米国特許庁に申請していたもので、メッシュが使用されている車体全面のエア取入口に、新しい構造のパーツを追加することで空気の取り入れ量をアップ。
気流も最適化することで、空力性能にも優れたものとされています。
高出力!ホンダ新型NSXタイプRのパワートレインとスペックは?
▼ホンダ新型NSXタイプRのパワートレインとスペック
- パワートレイン
V型6気筒 3.5Lツインターボ(ドライサンプ潤滑) - 最高出力:650ps
- トランスミッション:9速デュアルクラッチ
- 駆動:MR
- 車重:1500kg
ホンダ新型NSXタイプRのパワートレインには、レーシングカーのNSX GT3に搭載されいたものをベースとしたハイスペックなエンジンが搭載されます。
▼ホンダNSX GT3
ホンダは2017年7月にFIA-GT3カテゴリに対応したレーシングカー「NSX GT3」の販売を開始しており、マシンはベースモデルに採用されていたハイブリッドシステム「SH-AWD」を非搭載としたこともあわせ車重を1240kgまで軽量化していました。
サーキット走行をターゲットに開発されるNSXタイプRもレーシングカーと同様のコンセプトを採用することで、駆動方式をMRに変更しナチュラルな走りを追求。
専用パーツを使用し過給圧もあげたエンジンにより、最高出力は650馬力までアップします。
▼参考:ホンダNSX(ベースモデル)のスペック
- パワートレイン
V型6気筒 3.5Lツインターボ(ドライサンプ潤滑)+モーター×3(前2基、後1基) - 最高出力:581ps
- 最大トルク:65.9kgm
- トランスミッション:9速デュアルクラッチ
- 駆動:4WD「SH-AWD」
- 車重:1780kg
ホンダ新型NSXタイプRの走行性能は?ニュル走行テストを開始!
ホンダ新型NSXタイプRの走行性能は、世界一タフと言われるニュルブルクリンクで行われている走行テストにより煮詰められています。
サスペンションは幅広い状況に対応できるキャパシティを意識しながらもベースモデルよりハードな設定とされ、強化される空力性能とあわせ高速度でのコーナリングが可能に。
アクセルレスポンスも向上することで、ドライバーが限界までマシン性能を引き出すことができるようになります。
ホンダ新型NSXタイプRの燃費は?
▼ホンダ新型NSXタイプRの燃費と比較
- 燃費:9.5km/L(予想値)
- ※参考
NSX(ベースモデル)
燃費:12.4km/L
ホンダ新型NSXタイプRの燃費は、ハイスペック化とハイブリッドシステムの除去によりベースモデルから低下します。
しかし、ハイブリッドシステムを非搭載とすることで車重も軽くなるため、低下幅は小さくなり、9.5km/Lほどになるとみられています。
アップ!ホンダ新型NSXタイプRの価格は?
▼ホンダ新型NSXタイプRの価格
- 価格:2800万円(予想値)
- ※参考
・NSX(ベースモデル)
価格:2420万円
ホンダ新型NSXタイプRの価格は、最上級モデルとなることでベースモデルから価格がアップします。
日本では2370万円で販売されているNSXですが、米国ではベースモデルが約1900万円、装備を充実したフルスペックモデルが2500万円から販売されているため、新型NSXタイプRは2800万円ほどの設定になるとみられています。
いつ?ホンダ新型NSXタイプRの発売日は?
ホンダ新型NSXタイプRの発売日は、ベースモデルが発売された2016年から時間がとられ、2022年が予定されています。
北米でアキュラの販売を担当するアキュラブランドの副社長ジョン・イケダ氏は、NSXタイプRについて「私達は車好きなのでより速いクルマについていつも話している」と存在を認めるコメントをしています。
ホンダNSXを「おさらい」
▼ホンダNSX-R
ホンダNSXは、1990年に初代が登場したホンダのフラッグシップスポーツカーです。
車名の由来は、ホンダの新しいスポーツカーとして大きな可能性を持つことから「ニュー(New)」「スポーツカー(SportsCar)」の頭文字と、未知数を表す「X」があわせてつけられました。
初代はオールアルミボディとすることで高い剛性を確保しながら1350kgまで軽量化され、3LのV型6気筒VTECエンジンをMRレイアウトで搭載。
2006年まで16年間の長い販売期間中に、II型、III型へのビッグマイナーチェンジが実施され、エンジンが3.2Lに排気量アップ、ライトのデザインもリトラクタブルから固定式になるなど変更されました。
ハイスペックモデルとしてI型にはNSXタイプR、III型にはNSX-Rが用意され、フィーリングをアップしたエンジンや専用のエアロ、足回りなどが装備されました。
現行モデルは2016年に10年ぶりに復活し、ハイブリッドパワートレインを採用することで最高峰の動力性能を持つスポーツカーとして製作。
製造はすべて、専用工場として設立されたオハイオ州メアリズビルの「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター(PMC)」で行われ、全世界に供給されています。
新型NSXタイプRについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!