ジープが、コンパクトSUV「レネゲード(Renegade)」のPHVモデル「レネゲード4xe」日本発売を発表しました。
さらなるジープユーザー拡大を狙う新型レネゲードのスペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】PHV!ジープ新型「レネゲード4xe」日本発売!
- ジープ新型レネゲードの【主な変更点まとめ】
- 控えめ!ジープ新型レネゲードの価格は?
- タフに!ジープ新型レネゲードの外装(エクステリア)デザイン
- 取り回しやすく!ジープ新型レネゲードのボディサイズは?
- 最新装備!ジープ新型レネゲードの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!ジープ新型レネゲードのエンジンとスペックは?
- 悪路走破!ジープ・レネゲードの走行性能は?
- 良好!ジープ新型レネゲードの燃費は?
- 最新装備!ジープ新型レネゲードの安全装備は?
- いつ?ジープ新型レネゲードの発売日は?
- ジープ・レネゲードを「おさらい」
【最新情報】PHV!ジープ新型「レネゲード4xe」日本発売!
▼ジープ新型レネゲード4xeの画像
▼ジープ新型レネゲード4xeのスペック
- パワートレイン:直列4気筒1.3Lターボ+電気モーター×2
- システム合計出力(2種類)
「Limited」:191ps
「Trailhawk」:239ps - トランスミッション:6速AT
- 駆動方式:4WD
- バッテリー容量:11.4kWh
- EV航続距離:48km
- 燃費(WLTCモード値)
「Limited」:17.3km/L
「Trailhawk」:16.0km/L
ジープが、小型SUV「レネゲード」のプラグインハイブリッドモデル「レネゲード Limited 4xe(フォー・バイ・イー)」、「レネゲード Trailhawk 4xe」の日本発売を発表しました。
ジープは2022年までの5か年の中期経営計画において、電動化を推進する予定としており、レネゲード4xeはその1モデルとなります。
新型レネゲード4xeは、パワートレインに直列4気筒1.3Lターボエンジンと前後1基ずつの電気モーターが搭載され、前輪をエンジンとモーター、後輪をモーターが駆動する4WDシステムを採用。
システム合計出力は、「Limited」で191ps、「Trailhawk」で239psを発生。
EV航続距離は48kmと実用性に優れた設定になっており、電気モーターの大きなトルクを使用することで走行パフォーマンスも高められています。
走行モードは「Hybrid」「Electric」「E-Save」の3パターンが設定され、「Electric」は電力のみで走行、「E-Save」ではエンジンを使用し80%まで電力を充電することができるように。
また、改良型セレクテレイン回転スイッチ(4WD Lock、4WD Low、ヒルディセントコントロール付)を備え、回転スイッチによりドライブモード(AUTO、SNOW、MUD&SAND、ROCK[Trailhawk 4×eのみ])の選択に対応し、レネゲード 4xe専用モードとして、スロットルレスポンスとステアリングをシャープにする「SPORT」モードが新設定されています。
新型レネゲード4xeは2020年11月28日に発売。価格は「レネゲード Limited 4xe」が498万円、「レネゲード Trailhawk 4xe」が503万円となっています。
▼ジープ新型レネゲード4xeの試乗動画
▼ジープ・コンパス
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▼ジープ・アベンジャー
【ジープ新型アベンジャー】「電気自動車SUV!」最新情報、航続距離、価格は?
ジープ新型レネゲードの【主な変更点まとめ】
▼ジープ新型レネゲードの変更点
- プラグインハイブリッドモデルとなる「レネゲード4xe」を設定。
1.3Lガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせた4WDシステムを採用
▽2019年5月改良
- 1.3Lエンジンを採用する「トレイルホーク」「ロンジチュード」を新設定
▽2019年2月日本仕様改良
- エクステリアを最新デザインにリフレッシュ
- デイタイムランニングライト、ハイビーム、ロービーム、フォグランプのすべてをLEDに統一
- 新開発した1.3Lガソリンエンジンを搭載
- 大型化した8.4インチ最新インフォテインメントシステムを採用
- ドアミラーにオート格納機能を追加
- オーディオナビゲーションシステムUconnectに、地上デジタルTVチューナーを標準装備
控えめ!ジープ新型レネゲードの価格は?
▼ジープ新型レネゲードの価格
- ロンジチュード(1.3L/6速DCT/FF):299万円
- リミテッド(1.3L/6速DCT/FF):362万円
- トレイルホーク(1.3L/9速AT/4WD):387万円
- リミテッド4xe(1.3L/PHV/4WD):498万円【新設定】
- トレイルホーク4xe(1.3L/PHV/4WD):503万円 【新設定】
ジープ新型レネゲードの価格は、エントリーモデルとなるロンジチュードで299万円からとなっています。
新設定されたプラグインハイブリッド「4xe」は、トレイルホークグレードで内燃機関モデルから126万円のアップとなっています。
タフに!ジープ新型レネゲードの外装(エクステリア)デザイン
ジープ新型レネゲードの外装は2019年の改良時に、人気の丸型ヘッドライトの内部を横長に変更、シャープになったブランドデザインの7スロットグリルが装備されています。
バンパー形状も変更されており、新しいエアスクープをデイタイムランニングライトのトリムが取り囲むようにデザインされています。
リアでも変更が行われ、テールライトのグラフィックやリアバンパーに最新デザインを採用。
テールライトは「X」デザインの中心だけがクリアとなり、「X」の延長部分はクリアからレッドに変更されました。
リアではその他にも、テールゲートのハンドルがドア下部に移動され、”道具”的デザイン性をアップしています。
▼新型レネゲードトレイルホーク
新型レネゲードでも通常モデルのほか、車高をあげて専用装備をプラスするオフロード最強モデルのレネゲードトレイルホークが設定されています。
ジープ新型レネゲードを前モデルと比較!
▼ジープ・レネゲード(前モデル)
ジープ新型レネゲードを前モデルと比較すると、人気要素を維持しながらも力強いデザインに変化しています。
ライト内部やグリルのデザインを変更することで、印象をリフレッシュしています。
取り回しやすく!ジープ新型レネゲードのボディサイズは?
▼ジープ新型レネゲードのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4255×1805×1695mm(トレイルホークは全高1725mm)
- ホイールベース:2570mm
- 最低地上高:170mm(トレイルホーク:200mm)
- 車重:1400kg(トレイルホーク:1560kg)
- 参考
・ジープ・コンパス
全長×全幅×全高:4400×1810×1640mm
ホイールベース:2635mm
最低地上高:180mm
車重:1630kg
ジープ新型レネゲードのボディサイズは、レネゲードの上位に位置するモデルとしてフルモデルチェンジした「コンパス」と比較しコンパクトで、都市部から細い林道のようなオフロードまで取り回しやすい設計になっています。
オフロード性能を高めたレネゲードトレイルホークは車高を30mmアップ、駆動方式が4WDとなることで車重がアップしますが、ハイスペックなエンジンにより走行性能が向上しています。
最新装備!ジープ新型レネゲードの内装(インテリア)デザイン
▼ジープ新型レネゲード(ベースモデル)
▼ジープ新型レネゲードトレイルホーク
ジープ新型レネゲードの内装は2019年の改良時に、快適さを向上するためにデザイン性や機能が引き上げられています。
以前搭載されていた6.5インチインフォテインメントシステムは8.4インチに大型化され、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応することでスマートフォンとの連携を強化。
地上デジタルTVチューナーを標準装備することで、使い勝手もアップされています。
収納にはスマートフォンホルダーや再設計されたカップホルダー、追加のスペースが用意され、実用性が向上しています。
その他、走行状況を確認できるメーターや開放感あるルーフなど、SUVの魅力を楽しむことができる室内空間になっています。
パワフル!ジープ新型レネゲードのエンジンとスペックは?
▼ジープ新型レネゲードのエンジンとスペック
▽ガソリンモデル
- エンジン:直列4気筒1.3Lターボ
- 出力
ロンジチュード/リミテッド:151ps/27.5kgm
トレイルホーク:179ps/27.5kgm - トランスミッション:6速DCT or 9速AT(トレイルホーク)
- 駆動方式:FF or 4WD(トレイルホーク)
▽PHEV【レネゲード4xe】
- パワートレイン:直列4気筒1.3Lターボ+電気モーター×2
- システム出力(2種類)
「リミテッド」:191ps
「トレイルホーク」:239ps - トランスミッション:6速AT
- 駆動方式:4WD
- バッテリー容量:11.4 kWh
- EV航続距離:48km
▽欧州仕様
- 【レネゲード E-Hybrid】
直列4気筒1.5Lガソリンターボ+モーター
エンジン出力:130ps/24.5kgm
モーター出力:20ps/13.7kgm
トランスミッション:7速DCT
駆動方式:FF
ジープ新型レネゲードには、新開発された1.3Lガソリンエンジンが採用されています。
▼参考:ジープ・レネゲードのスペック(前モデル)
- エンジン:直列4気筒1.4Lターボ「マルチエア」
出力:140ps/23.5kgm
駆動方式:FF - エンジン:直列4気筒 2.4L「マルチエア」
最高出力:175ps/23.5kgm
駆動方式:4WD
前モデルのレネゲードは、ベースモデルに140psを出力する1.4Lターボエンジン、トレイルホークに2.4Lエンジンが搭載されていましたが、新開発されたエンジンでは排気量を縮小。
1.3Lエンジンはこれまでより11ps/4kgm出力が大きい151ps/27.5kgmを出力し、走行性能をあげながら高い環境性能も両立されています。
上位モデルとなる新型レネゲードトレイルホークは専用チューニングとなり、出力を179psまでアップ。
トランスミッションはベースモデルで6速デュアルクラッチ、トレイルホークでは9速オートマチックとされ、エンジンの性能を最大限活かすことができるようになっています。
プラグインハイブリッドモデル「レネゲード4xe」では、直列4気筒1.3Lターボの新開発エンジンと電気モーターを組み合わせ、前輪をエンジンとモーターが、後輪駆動をモーターが駆動する4WDシステムを採用。
充電した電力のみを使用した走行も可能となっています。
また、欧州仕様にはもう1つのハイブリッドモデルとして「E-Hybrid」も設定され、ミラーサイクルや12.5:1の高圧縮比、デュアル可変バルブタイミング、高タンブル吸気ダクトなどにより燃焼効率を高めた新開発1.5Lターボエンジンに、始動時や低速時、クルージング時、駐車操作時に、EV走行を可能とする電気モーターを組み合わせ。
加えて、新開発7速デュアルクラッチトランスミッションや48Vベルトスタータージェネレーター、効率を向上させた回生ブレーキを使用した「オートチャージ」機能付きのインテリジェントブレーキシステムも採用することで、ガソリンエンジン車から最大15%の燃費改善が可能となっています。
悪路走破!ジープ・レネゲードの走行性能は?
レネゲードは、トレイルホークの4WDシステムに「Jeepアクティブドライブロー」が採用され、走行状況に応じて自動で4×2から4×4に切り替えることができるようになっています。
またセレクテレインシステムも標準装備することで、走行モードを 「AUTO」「SNOW」「SAND」「MUD」「ROCK」の5つのいずれかに切り替え、あらゆる路面状況で優れた走行安定性が確保されます。
レネゲードトレイルホークは、ジープが市販車のテストを行う米国オフローダーの聖地「ルビコントレイル」を走破することが可能な証である「トレイルレイテッド」バッジも装着しその性能がアピールされています。
良好!ジープ新型レネゲードの燃費は?
▼ジープ新型レネゲードの燃費(WLTCモード)
- 1.3Lターボ:13.5km/L
- 1.3L PHV
リミテッド(191ps):17.3km/L
トレイルホーク(239ps):16.0km/L
ジープ新型レネゲードの燃費は、より実燃費に近い新燃費規格WLTCモードの値が発表され1.3Lターボエンジン車で13.5km/Lとなっています。
新設定されたPHVはハイスペックモデルのトレイルホークでも16.0km/Lとされ、充電した電力を使用することで実燃費を伸ばすことができるようになっています。
▼参考:ジープ・レネゲードの燃費(前モデル)
- FFモデル:15.5km/L
- レネゲードトレイルホーク(4WD):10.4km/L
※いずれも前燃費規格JC08モード値
最新装備!ジープ新型レネゲードの安全装備は?
ジープ新型レネゲードの安全装備は2019年の改良時に、スピードアシストや交通標識認識などが採用されています。
安全システムの標準装備グレードもミッドレンジまで拡大され、より選びやすくなっています。
▼ジープ新型レネゲードの安全装備
- エアバッグシステム
- LaneSense車線逸脱警報プラス
- 前面衝突警報
- アダプティブ クルーズ コントロール
- エレクトロニック・スタビリティ・コントロール
- Parkviewリアバックアップカメラ
- ParkSenseリアパークアシスト
- Parkviewリアバックアップカメラ
- キーレス Enter’N Go
- 雨量感知機能ワイパー
- オートヘッドライト
いつ?ジープ新型レネゲードの発売日は?
ジープ新型レネゲードに設定されたプラグインハイブリッドモデル「レネゲード4xe」は、2020年11月28日に日本で発売されます。
ジープはより魅力的なつくりとした新型レネゲードを発売することで、競合モデルが増えているコンパクトSUV市場で、ジープ独自のスタイルや走行性能をアピールする予定です。
ジープ・レネゲードを「おさらい」
ジープ・レネゲード(RENEGADE)は、初代となる現行モデルが2015年に登場したコンパクトSUVです。
モデル名は英語で「反逆者」を意味し、過去にラングラーやチェロキーなどに使用されたグレード名を新モデルに使用することで、新世代のジープを表現するものとされています。
開発は同グループで基礎を共有するフィアットのSUV「500X」と共同で行われましたが、4WDシステムはジープが担当することでノウハウが活かされています。
▼ウィリスMB
デザインは、ジープの原点となったウィリスMBの現代版をイメージして製作され、ブランド伝統のセブンスロットグリルや台形のホイールアーチを採用。
デザインアクセントに、ガソリンの運搬に使用されたジェリー缶をモチーフにした「X」の形が内外装に使用されています。
新型レネゲードについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!