BMWが、フラッグシップセダン「7シリーズ」のフルモデルチェンジを発表しました。
新世代となり性能をアップしたBMW新型7シリーズについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】i7 EVも!「新型7シリーズ」フルモデルチェンジ発表!
- BMW新型7シリーズ / i7の【変更点まとめ】
- 迫力!BMW新型7シリーズ / i7の外装(エクステリア)デザイン
- 1タイプに!BMW新型7シリーズ / i7のボディサイズは?
- 最新装備!BMW新型7シリーズ / i7の内装(インテリア)デザイン
- パワフル!新型7シリーズ / i7のパワートレインとスペックは?
- 走り両立!BMW新型7シリーズの燃費は?
- 充実!BMW新型7シリーズ / i7の安全装備は?
- アップ!BMW新型7シリーズ / i7の価格は?
- いつ?BMW新型7シリーズ / i7の発売日は?
- BMW7シリーズを「おさらい」
【最新情報】i7 EVも!「新型7シリーズ」フルモデルチェンジ発表!
▼BMW新型i7の画像
BMWが「7シリーズ」のフルモデルチェンジを発表しました。
BMW7シリーズは、ブランドのフラッグシップサルーンとしてラインナップされ、最新鋭の装備や最上級の素材などが特徴となっています。
新世代となった新型7シリーズでは、ハイブリッドシステムを組み合わせたガソリン車のほか、航続距離625kmを確保した電気自動車「i7」を新設定。
内装にはフロントワイドスクリーンに加え、リヤシート用として31.3インチ8Kシアタースクリーンディスプレイも設定され、快適性を向上。
ボディタイプは前世代のロングホイールベースモデルから拡大した1タイプに集約され、広い室内空間が確保されています。
BMW新型7シリーズは、新設定された電気自動車モデル「i7」とあわせ、2022年4月20日に発表。納車の開始は米国で2022年冬を予定。
価格は、内燃機関を搭載する「7シリーズ」が94,295ドル(約1200万円)から、電気自動車の「i7」が120,295ドル(約1540万円)からとされています。
▼BMW新型7シリーズの動画
▼BMW8シリーズ
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BMW新型7シリーズ / i7の【変更点まとめ】
▼BMW新型7シリーズ / i7の変更点
- 新デザインのエクステリアを採用
- 新世代パワートレインを採用し、V型12気筒エンジンを廃止
- 第8世代の「BMW iDrive」を搭載し、湾曲大型ディスプレイを採用
- 標準ボディとロングホイールベースモデルを統合し、ボディサイズを拡大
迫力!BMW新型7シリーズ / i7の外装(エクステリア)デザイン
▼BMW新型7シリーズの画像
▼参考:7シリーズ(前モデル)
BMW新型7シリーズの外装には、存在感をアップする最新のデザインが採用されています。
フロントは大型化されたキドニーグリルのほか、上下2段のライトを採用。
ライトは、上部がデイタイムライトとターンランプ、ブラックアウトされた下部がヘッドライトとして機能します。
リアは前モデルからスタイルを維持しながら、テールライトの形状と内部のグラフィックを変更することで先進的な印象に。
▼BMW新型i7の画像
電気自動車の新型i7では、エクステリアにブルーのアクセントを採用することにより、内燃機関搭載車と差別化されています。
1タイプに!BMW新型7シリーズ / i7のボディサイズは?
▼BMW新型7シリーズ / i7のボディサイズ
- 全長×全幅×全高:5391×1950×1544mm
- ホイールベース:3215mm
- ※参考
・7シリーズ(前世代標準ボディ)
全長×全幅×全高:5125×1900×1480mm
ホイールベース:3070mm
・7シリーズLi(前世代ロングホイールベース)
全長×全幅×全高:5265×1900×1485mm
ホイールベース:3210mm
BMW新型7シリーズのボディは、前モデルに設定されていた標準ホイールベースとロングホイールベースモデルが統合され、1タイプとなっています。
ボディサイズは前モデルのロングホイールベースモデルから全長、全幅、全高を大きく拡大していますが、ホイールベースの延長は+5mmに抑え、リアホイールステアリングシステムも設定することにより、都市部での取り回しにも配慮したつくりとなっています。
最新装備!BMW新型7シリーズ / i7の内装(インテリア)デザイン
BMW新型7シリーズの内装には新世代の装備が採用され、質感と使い勝手が高められています。
装備には第8世代の「BMW iDrive」が搭載され、12.3インチのデジタルメーターと14.9インチタッチ対応インフォテインメントディスプレイをあわせた湾曲ワイドスクリーンを採用し、ヘッドアップディスプレイとあわせ、多彩な情報をドライバーに提供。
iDrive 8では、より洗練されたインターフェースやホーム画面を採用し使い勝手を高めたほか、これまでより多くの機能の音声やジェスチャーでの制御に対応。
シフトレバーは小型のトグルに変更することで、センターコンソールのデザイン性を向上しています。
加えて、新型7シリーズでは、リヤシート用として31.3インチ8Kシアタースクリーンディスプレイをオプション設定。
ディスプレイは通常時ルーフ部分に収納され、多彩な機能のコントロールが可能なドア部分の5.5インチタッチディスプレイを操作することにより展開。
Amazon FireTVやその他のオンラインサービスにも対応。
音響には、標準で18台のスピーカー、オプションで36台のスピーカーを搭載するBowers&Wilkinsダイヤモンドサラウンドサウンドシステムが設定され、4Dオーディオ機能を楽しむことができるようになっています。
パワフル!新型7シリーズ / i7のパワートレインとスペックは?
▼BMW新型7シリーズ / i7のパワートレインとスペック
▽内燃機関車
- 【740i】
直列6気筒3Lガソリンターボ+48V MHEV
出力:380ps/55.0kgm
0-96km/h加速:5.0秒
トランスミッション:8速AT
駆動:FR - 【760i xDrive】
V型8気筒4Lガソリンターボ+48V MHEV
出力:543ps/76.5kgm
0-96km/h加速:4.2秒
トランスミッション:8速AT
駆動:4WD「xDrive」 - 【750e xDrive】(2023年追加予定)
直列6気筒3Lガソリンターボ+PHEV
出力:490ps/71.4kgm
EV航続距離:89km - 【M760e xDrive】(2023年追加予定)
直列6気筒3Lガソリンターボ+PHEV
出力:571ps/81.6kgm
EV航続距離:84km
▽電気自動車
- 【i7 xDrive60】
電気モーター×2
出力:544ps/75.9kgm
0-96km/h加速:4.5秒
航続距離:625km
バッテリー容量:101.7kWh
駆動:4WD「xDrive」 - 【i7 M70 xDrive】(2023年追加予定)
電気モーター×2
出力:600ps/102.0kgm
0-96km/h加速:4.0秒
BMW新型7シリーズには、ハイブリッドシステムを組み合わせた内燃機関車と電気自動車が設定されています。
内燃機関車は「740i」で直列6気筒3Lターボ、「760i xDrive」でV型8気筒4Lターボエンジンを48Vマイルドハイブリッドシステムと組み合わせ、高い走行性能と環境性能を両立。
2023年には、直列6気筒3Lターボエンジンにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせたPHEV車の設定も予定されています。
電気自動車の「i7 xDrive60」は、V型8気筒マイルドハイブリッドの「760i xDrive」と同等の出力を発揮する上位モデルとして設定。
よりハイスペックの「BMW M」モデルとして、「i7 M70 xDrive」の設定も予定されています。
新型7シリーズではその他、標準でエアサスペンションとアダプティブダンパーを採用し、オプションでリアホイールステアリングシステムとアクティブアンチロールパッケージを設定することにより、走行性能や快適性が高められています。
走り両立!BMW新型7シリーズの燃費は?
▼BMW新型7シリーズの燃費
- ガソリン:11.5km/L
BMW新型7シリーズの燃費は、ボディサイズを拡大しながら、最新のパワートレインを採用することで近い数値が確保されます。
前モデルはガソリン車で12.2km/Lとなっていましたが、新型7シリーズでは11.5km/Lほどがが見込まれています。
▼参考:7シリーズ(前モデル)の燃費
- 3Lガソリン:12.2km/L
- 3Lディーゼル:15.4km/L
- 4.4Lガソリン:9.8km/L
- 6.6Lガソリン:7.6km/L
充実!BMW新型7シリーズ / i7の安全装備は?
BMW新型7シリーズには、ブランドの最新システムが搭載されています。
システムには、ステアリングアシストとレーンコントロールアシストを含むドライビングアシスタントプロフェッショナルを採用。
新型7シリーズでは、システムに使用する多くのセンサーを、キドニーグリル内に配置し、先進的なデザインと融合。
計算能力はこれまでのモデルの20倍となり、各種センサーからのデータを以前の2倍の早さで処理することができるようになっています。
アップ!BMW新型7シリーズ / i7の価格は?
▼BMW新型7シリーズ / i7の価格(米国価格)
- 【7シリーズ】(内燃機関車)
740i:94,295ドル(約1200万円)
760i xDrive:114,995ドル(約1470万円) - 【i7】(電気自動車)
i7 xDrive60:120,295ドル(約1540万円)
BMW新型7シリーズの価格は、最新の装備を採用することでアップします。
現行モデルは日本で1110万円からとされていましたが、新型7シリーズは米国で約1200万円からとされています。
▼参考:BMW7シリーズ(前モデル)の価格
▽標準ボディ
- 740i:11,100,000円
- 740i Luxury:11,800,000円
- 740i M Sport:13,010,000円
- 740d xDrive Luxury:12,280,000円
- 740d xDrive M Sport:13,490,000円
- 745e Luxury Edition Joy+:11,860,000円
- 745e Luxury:12,410,000円
- 745e M Sport Edition Joy+:13,120,000円
- 745e M Sport:13,680,000円
- 750i xDrive Luxury:16,170,000円
- 750i xDrive M Sport:17,340,000円
▽ロングホイールベース
- 740Li Excellence:15,140,000円
- 740Li M Sport:15,140,000円
- 740Ld xDrive Excellence:15,620,000円
- 740Ld xDrive M Sport:15,620,000円
- 745Le xDrive Excellence Edition Joy+:15,480,000円
- 745Le xDrive Excellence:16,040,000円
- 745Le xDrive M Sport Edition Joy+:15,480,000円
- 745Le xDrive M Sport:16,040,000円
- 750Li xDrive Excellence:18,940,000円
- 750Li xDrive M Sport:18,940,000円
- M760Li xDrive:26,130,000円
- M760Li xDrive V12 Excellence:26,130,000円
いつ?BMW新型7シリーズ / i7の発売日は?
フルモデルチェンジしたBMW新型7シリーズは、2022年4月20日に発表。発売は米国で2022年冬が予定されています。
BMWはフラッグシップモデルの7シリーズを新世代とすることで、よりブランド力をアップしていきたい考えです。
BMW7シリーズを「おさらい」
▼BMW7シリーズ(初代)
BMW 7シリーズ(7Series)は、初代が1977年に登場したBMWのフラッグシップセダンです。
ライバル車には、メルセデス・ベンツSクラス、アウディA8が設定されています。
ライバル車の多くが専従の運転手が操縦する「ショーファードリヴンカー」としてアピールする中、BMW7シリーズはオーナーがハンドルを握る車「オーナードリヴンカー」としての性能を強くセールスしています。
現行モデルとなる6代目は2015年に登場し、型式はG11が通常のホイールベース、G12がロングホイールベースとなっています。
BMWの高環境性能ブランドであるBMW iで採用されたカーボンを使用したボディ構造「カーボン・コア」により、前モデルから最大130kgと大幅に軽量化。
クルマから降り、外部からリモートキーを操作することで駐車できる世界初の「リモートパーキング」を搭載したことで話題になりました。
新型BMW7シリーズについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!