マツダが、軽自動車「キャロル」のフルモデルチェンジ発売を発表しました。
フルモデルチェンジにより性能を伸ばしたマツダ新型キャロルについて、燃費や価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新世代!マツダ「新型キャロル」フルモデルチェンジ発売!
- マツダ新型キャロルの【変更点まとめ】
- 3グレード!マツダ新型キャロルの価格は?
- 親しみやすく!マツダ新型キャロルの外装(エクステリア)デザイン
- 魅力UP!マツダ新型キャロルの内装(インテリア)デザイン
- ハイブリッド!マツダ新型キャロルのパワートレインとスペックは?
- 軽自動車トップ!マツダ新型キャロルの燃費は?
- 最新システム!マツダ新型キャロルの安全装備は?
- 広く!マツダ新型キャロルのボディサイズは?
- いつ?マツダ新型キャロルの発売日は?
- マツダ・キャロルを「おさらい」
【最新情報】新世代!マツダ「新型キャロル」フルモデルチェンジ発売!
▼マツダ新型キャロルの画像
マツダが軽自動車「キャロル」のフルモデルチェンジ発売を発表しました。
マツダ・キャロルは、スズキ・アルトのOEMモデルとなっており、マツダの軽自動車ラインナップの中でエントリーラインとして設定され、その軽快さと低価格設定が魅力になっています。
フルモデルチェンジした新型キャロルでは、新しいデザインを採用しボディ高を50mmアップすることで室内空間を拡大。新たに2トーンルーフを設定。
パワートレインには、これまで採用されていた「エネチャージ」に加え、エンジンのアシストが可能となる「マイルドハイブリッド」システム搭載グレードを新設定。
WLTCモード燃費値は軽自動車トップとなる27.7km/Lを達成。
安全システムには、夜間の歩行者検知などにも対応した「デュアルカメラブレーキサポート」のほか、カーテンエアバッグ、ヘッドアップディスプレイ、全方位モニターを採用することで安全性が高められています。
新型キャロルは2021年12月23日に発表、2022年1月中旬に発売。価格は998,800円~1,303,500円となっています。
▼スズキ・アルト(ベースモデル)
【スズキ新型アルト】フルモデルチェンジ発売!最新情報、スペックや燃費、価格は?
マツダ新型キャロルの【変更点まとめ】
▼マツダ新型キャロルの変更点
- 新しい内外装デザインを採用し、2トーンルーフを設定
- 全高を50mmアップし、室内空間を拡大
- ホイールサイズを13インチから14インチに拡大
- マイルドハイブリッド搭載グレードを新設定
- 安全装備に「デュアルカメラブレーキサポート」を採用
- カーテンエアバッグ、ヘッドアップディスプレイ、全方位モニターを設定
- 最新プラットフォームにより、室内空間を拡大しながら、走行性能を向上
3グレード!マツダ新型キャロルの価格は?
▼マツダ新型キャロルのグレード・価格
- 【グレード】
・GL(660ccエネチャージ)
FF:998,800円、4WD:1,129,700円
・HYBRID GS(660ccマイルドハイブリッド)
FF:1,097,800円、4WD:1,228,700円
・HYBRID GX(660ccマイルドハイブリッド)
FF:1,259,500円
マツダ新型キャロルには、エネチャージを搭載する「GL」のほか、新たにマイルドハイブリッドシステムを搭載する「HYBRID GS」と「HYBRID GX」グレードが設定されています。
ベースとなるスズキ「アルト」との比較では、エントリーグレードのほか、最上位グレードの4WDモデルが非設定となっていますが、その他グレードでは同価格となっています。
▼参考:マツダ・キャロルの価格(前モデル)
- GF
5MT:FF 863,500円 - GL
CVT:FF 979,000円、4WD 1,089,000円 - GS
CVT:FF 1,097,800円、4WD 1,200,100円 - GX
CVT:FF 1,193,500円
親しみやすく!マツダ新型キャロルの外装(エクステリア)デザイン
▼新型キャロルの画像
▼参考:キャロル(前モデル)
マツダ新型キャロルの外装は、前モデルからキープコンセプトとされ、軽快さと親しみやすさをもった仕上げとされています。
ボディラインは、角を強調して実用性の高さを表現していた前モデルから滑らかなラインに変更することでデザイン性をアップ。
▼新型キャロルのボディカラー
ボディカラーには新たに2トーンルーフが設定され、デザインを楽しむことができるなっています。
魅力UP!マツダ新型キャロルの内装(インテリア)デザイン
▼新型キャロルの画像
▼参考:キャロル(前モデル)
マツダ新型キャロルの内装は、前モデルから基本レイアウトを維持しながら、質感や使い勝手が高められています。
収納には、ドリンクホルダー(運転席&助手席)、トレイ(助手席)、センターポケット、ショッピングフックのほか、フロアコンソールトレイ、後席用ドリンクホルダー(2個)など、豊富な収納スペースを配置。
加えて、運転席と助手席でそれぞれ使うことができる2口のUSBソケットも装備されています。
シート表皮は、新開発したデニムをイメージした生地を採用し、綾織りを思わせるバイアス柄と濃淡のある縦糸表現を採用。背面をブラウンとすることで、デザイン性が高められています。
室内空間は、室内幅+25mm、室内高+45mm拡大とすることで、軽自動車で最も小さいクラスながら、4人が余裕をもって乗り込むことができるように。
また、ヘッドクリアランスは前席+39mm、後席+27mm高め、身長の高い人でも余裕のある空間を実現。
その他、ショルダールームを前席+21mm、後席+19mm広げたほか、フロントドア開口部も20mm拡大することで乗り降りがしやすく。
ラゲッジスペースは、荷室開口部の地上高を660mmと前モデルから30mm下げ、荷室開口高を710mmと20mm広げることで、高さのある荷物にも対応。
荷室床面長は、リアシートを倒すことで最長1225mm(通常時:425mm)を確保。床下にはアンダーボックスも設定されています。
ハイブリッド!マツダ新型キャロルのパワートレインとスペックは?
▼マツダ新型キャロルのパワートレインとスペック
- 【エネチャージ】
エンジン:直列3気筒660cc「R06A」+エネチャージ
最高出力:46ps/5.6kgm
トランスミッション:CVT - 【マイルドハイブリッド】【新設定】
直列3気筒660ccエンジン「R06D」+マイルドハイブリッド
最高出力:49ps/5.9kgm
モーター出力:2.6ps/4.1kgm - トランスミッション:CVT
- 駆動方式:FF or 4WD
マツダ新型キャロルのパワートレインには、新設定されたマイルドハイブリッドモデルに、最新の自然吸気エンジンが採用されています。
搭載される「R06D」エンジンは、デュアルインジェクションシステムやクールドEGRを採用するほか、急速燃焼や高圧縮比化により広い範囲で熱効率を向上。
マイルドハイブリッドシステムは、これまで採用していた減速時のエネルギーを電装品やアイドリングストップからのエンジン再始動に使用する「エネチャージ」モデルから、最新のリチウムイオンバッテリーと2.6ps/4.1kgmを出力するISG(モーター機能付発電機)を採用することでエンジンのアシストに対応しています。
軽自動車トップ!マツダ新型キャロルの燃費は?
▼マツダ新型キャロルの燃費(WLTCモード値)
- キャロル
エネチャージモデル:25.2km/L
マイルドハイブリッドモデル:27.7km/L
マツダ新型キャロルは、新世代パワートレインの採用により燃費を向上しています。
前モデルはWLTCモード値で25.8km/Lとされていましたが、新型キャロルではボディサイズを拡大しながら、新設定されたマイルドハイブリッドシステム搭載車で軽自動車トップとなる27.7km/Lになっています。
▼参考:キャロル(前モデル)の燃費
- 25.8km/L
※WLTCモード値
最新システム!マツダ新型キャロルの安全装備は?
マツダ新型キャロルには、夜間歩行者検知機能を備えた「デュアルカメラブレーキサポート」が採用されています。
その他、新型キャロルでは、後退時ブレーキサポートや前後の誤発進抑制機能を採用。
車線逸脱警報機能やハイビームアシスト、カーテンエアバッグ、ヘッドアップディスプレイ、全方位モニター、すれ違い支援機能なども採用し、安全性が高められています。
広く!マツダ新型キャロルのボディサイズは?
▼マツダ新型キャロルのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:3395×1475×1525mm
- ホイールベース:2460mm
- 最小回転半径:4.4m
- タイヤサイズ:155/65R14
- 車重:700kg
- ※参考
・キャロル(前モデル)
全長×全幅×全高:3395×1475×1475mm
ホイールベース:2460mm
最小回転半径:4.2m
タイヤサイズ:145/80R13
車重:650kg
マツダ新型キャロルのボディサイズは、全長と全幅が軽自動車規格を一杯につかったサイズとなっていることから維持されています。
しかし、全高は前モデルから50mmアップすることで、余裕がある室内空間が確保されています。
いつ?マツダ新型キャロルの発売日は?
フルモデルチェンジしたマツダ新型キャロルは、2021年12月23日に発表、2022年1月中旬に発売されます。
マツダはエントリーモデルであるキャロルを新世代とすることで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
マツダ・キャロルを「おさらい」
▼マツダ・キャロル(初代)
マツダ・キャロル(CAROL)は、初代が1962年に登場した軽自動車です。
車名の「CAROL」の由来は英語の「頌歌」「賛美歌」からきており、現在マツダが使用する商標の中で、最も歴史を持つものとなっています。
初代はマツダの前身である東洋工業により、360cc車で軽自動車初の4ドアセダンタイプのモデルとして企画。
東洋工業は当時マツダ・R360クーペで軽乗用車業界に参入していましたが、4人乗りながら後部座席が極めて狭かったことから、完全4人乗りで人気車となっていたスバル・360に対抗するためキャロルでは設計を大きく変更。
パワートレーンにも軽規格の360ccながら水冷4ストローク直列4気筒OHVのアルミシリンダーエンジンを奢り、リアに横置き搭載した後輪駆動車とされました。
派生車として排気量の大きなエンジンを搭載した小型乗用車規格のキャロル600も販売され、人気モデルになりました。
▼マツダ・キャロル(2代目)
▼マツダ・キャロル(3代目)
1970年まで製造された初代から19年後となる1989年に発表された2代目では、自社生産ながらスズキ・アルトとプラットフォームやエンジンを共用。
レトロモダンな専用の内外装は女性から人気となり、1995年にスズキ・アルトの4代目へのフルモデルチェンジにあわせ発表された3代目キャロルでもデザインコンセプトを維持。
1998年まで販売が継続されました。
▼マツダ・キャロル(4代目)
▼マツダ・キャロル(5代目)
▼マツダ・キャロル(6代目)
1998年に登場した4代目以降は、軽自動車規格が変更されたことからスズキ・アルトのOEMモデルとすることでコストを削減。
6代目では、エンブレムのほかマツダ車の特長である五角形のロアグリルを採用することで、デザインに差がつけられていました。
前モデルの7代目は2014年に登場。
ベース車のスズキ・アルトとは装備や設定が異なる部分があり、ウレタンステアリングは全グレードシルバー加飾付、アルトに用意されている自動変速マニュアルトランスミッション(5速AGS)やインタークーラーターボ付エンジン搭載のスポーツモデルはキャロルに未設定となっていました。
新型マツダ・キャロルについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!