スズキが、軽自動車「ワゴンR」のマイナーチェンジ発売を発表しました。
改良により魅力をアップしたスズキ新型ワゴンRについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新デザイン!スズキ「新型ワゴンR」マイナーチェンジ発売!
- スズキ新型ワゴンRの【変更点まとめ】
- 121万円から!スズキ新型ワゴンRのグレード、価格は?
- 新デザイン!スズキ新型ワゴンRの外装(エクステリア)デザイン
- 最新装備!スズキ新型ワゴンRの内装(インテリア)デザイン
- 高効率!スズキ新型ワゴンRのスペックは?
- 走り両立!スズキ新型ワゴンRの燃費は?
- 最新システム!スズキ新型ワゴンRの安全装備は?
- 維持!スズキ新型ワゴンRのボディサイズは?
- いつ?スズキ新型ワゴンRの発売日は?
- スズキ・ワゴンRを「おさらい」
【最新情報】新デザイン!スズキ「新型ワゴンR」マイナーチェンジ発売!
▼新型ワゴンRの画像
スズキが、軽自動車「ワゴンR」のマイナーチェンジ発売を発表しました。
スズキ・ワゴンRは、スズキの軽自動車ラインナップの中でミドルラインとして設定され、現行モデルは2017年に登場。2021年にはスライドドアを採用する派生モデル「ワゴンRスマイル」が設定されていました。
▼新型ワゴンR「カスタムZ」
改良された新型ワゴンRではベースモデルに新デザインのグリル、バンパーを採用したほか、専用のエクステリアを採用したグレードとしてこれまで設定されていた「ハイブリッドFZ」に代え、新たに「ワゴンRカスタムZ」を設定。自然吸気エンジンの「HYBRID ZX」、ターボエンジンの「HYBRID ZT」グレードをラインナップ。
「ワゴンRカスタムZ」では、インテリアにブラックを基調とした内装を採用し、力強さと上質さを表現。
15インチアルミホイール、メッキドアハンドル、メッキインサイドドアハンドル、本革巻ステアリングホイール、本革巻シフトノブなどを採用する「アップグレードパッケージ」も設定されています。
また、新型ワゴンRでは、全方位モニター付7インチディスプレイオーディオが設定され、新たにコネクティッドサービス「スズキコネクト」を採用。
「SOSボタンや自動での緊急通報」、「スマートフォンでのエアコン作動や、ドアロック/ハザードランプ消灯」、「車両位置確認」、「セキュリティアラーム&エンジン始動通知」などに対応することで、使いやすさと安心感をアップ。
加えて、安全システムに最新の「デュアルカメラブレーキサポート」を全車標準装備。「ワゴンR FX」以外のグレードには、フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグ、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)、及び車線逸脱抑制機能も標準装備され、安全機能を充実。
▼「フォギーブルーパールメタリック」
▼「テラコッタピンクメタリック」
▼「ダスクブルーメタリック」
▼「デニムブルーメタリック」
ボディカラーには新色として「フォギーブルーパールメタリック」「テラコッタピンクメタリック」「ダスクブルーメタリック」の3色のほか、「カスタムZ」と「スティングレー」には「デニムブルーメタリック」が設定されています。
その他、新型ワゴンRではこれまでエントリーグレードとされていた「ワゴンR FA」が廃止され、安全システムを標準装備し、5速MT車も設定される自然吸気エンジンモデル「ワゴンR FX」を設定。
装備には、オートエアコン、キーレスプッシュスタートシステム、運転席シートヒーターを全車に標準採用。また、「ワゴンR FX」以外のグレードには、USB電源ソケット[Type-A/Type-C]も標準装備。
これまで設定されていた「HYBRID FX」は、「HYBRID FX-S」にグレード名を変更。
「ワゴンRスティングレー」では、マイルドハイブリッド自然吸気エンジンの「HYBRID X」が廃止されています。
新型ワゴンRは2022年8月2日に発表、8月30日に発売。価格は1,217,700円~1,811,700円となっています。
▼新型ワゴンRの試乗動画
▼ワゴンRスマイル
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スズキ新型ワゴンRの【変更点まとめ】
▼スズキ新型ワゴンRの変更点
- 標準モデルに新デザインのグリル、バンパーを採用
- 「ハイブリッドFZ」に代え、新たに「ワゴンRカスタムZ」を設定
- 7インチディスプレイオーディオを設定
- コネクティッドサービス「スズキコネクト」を採用
- 安全システムに「デュアルカメラブレーキサポート」を採用し全車標準装備
- ベースモデルのボディカラーに新色「ダスクブルーメタリック」「フォギーブルーパールメタリック」「テラコッタピンクメタリック」、「カスタムZ」と「スティングレー」に「デニムブルーメタリック」を設定
- 「FA」グレードを廃止し、「FX」グレードを設定
- 「HYBRID FX」を「HYBRID FX-S」にグレード名変更
- 「ワゴンRスティングレー」の「HYBRID X」を廃止
- オートエアコン、キーレスプッシュスタートシステム、運転席シートヒーターを全車に標準装備
- 「ワゴンR FX」以外のグレードに、フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグ、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線逸脱抑制機能、USB電源ソケット[Type-A/Type-C]を標準装備
▽2020年1月の変更点
- 新開発の自然吸気エンジン、新型CVTを採用
- 前後衝突被害軽減ブレーキ、後方誤発進抑制機能、リヤパーキングセンサーをCVT搭載車に設定
- 「ワゴンR FA」、「ワゴンR HYBRID FX」、「ワゴンR 昇降シート車 FX」のインパネカラーパネルにブラウンを採用
- 「ワゴンR HYBRID FZ」、「ワゴンR 昇降シート車 FZ」のインパネカラーパネルにブルー加飾を採用
- 「ワゴンRスティングレー」、「ワゴンRスティングレー 昇降シート車 X」のインパネカラーパネルにダークバイオレットパールにシルバー加飾を施したパネルを採用
121万円から!スズキ新型ワゴンRのグレード、価格は?
▼スズキ新型ワゴンRの価格
- ワゴンR FX(660cc自然吸気)
FF:5MT 1,217,700円、CVT 1,219,900円
4WD:5MT 1,340,900円、CVT 1,343,100円 - ワゴンR HYBRID FX-S
(660ccマイルドハイブリッド/CVT)
FF:1,386,000円、4WD:1,509,200円 - ワゴンR カスタムZ HYBRID ZX
(660ccマイルドハイブリッド/CVT)
FF:1,474,000円、4WD:1,597,200円 - ワゴンR カスタムZ HYBRID ZT
(660ccターボマイルドハイブリッド/CVT)
FF:1,633,500円、4WD:1,756,700円 - ワゴンRスティングレーHYBRID T
(660ccターボマイルドハイブリッド/CVT)
FF:1,688,500円、4WD:1,811,700円
スズキ新型ワゴンRの価格は、安全装備を全車に標準採用、装備を充実することによりアップしています。
グレードではエントリーグレード「ワゴンR FA」が廃止され、新たに、5速MT車も設定される自然吸気エンジンモデル「ワゴンR FX」を設定。
これまで設定されていた「HYBRID FX」は、最新安全システムを採用した「HYBRID FX-S」にグレード名を変更。
新設定された「ワゴンRカスタムZ」は、前モデルで独自デザインを採用していた「HYBRID FZ」と代わり、マイルドハイブリッドを組み合わせた自然吸気エンジン「HYBRID ZX」とターボエンジン「HYBRID ZT」が選択できるように。
「ワゴンRスティングレー」では、マイルドハイブリッド自然吸気エンジンの「HYBRID X」が廃止され、ターボエンジンのみとされています。
▼参考:ワゴンR(前モデル)の価格
- ワゴンR FA
FF:5MT 1,098,900円、CVT 1,163,800円
4WD:5MT 1,222,100円、CVT 1,289,200円 - ワゴンR HYBRID FX
FF:1,280,400円、4WD:1,403,600円 - ワゴンR HYBRID FZ
FF:1,421,200円、4WD:1,544,400円 - ワゴンRスティングレーHYBRID X
FF:1,501,500円、4WD:1,624,700円 - ワゴンRスティングレーHYBRID T
FF:1,653,300円、4WD:1,776,500円
新デザイン!スズキ新型ワゴンRの外装(エクステリア)デザイン
▼新型ワゴンRの画像
▼参考:ワゴンR(前モデル)
スズキ新型ワゴンRの外装は、新しいデザインを採用することで質感が高められています。
標準モデルでは、新デザインのグリルと水平のラインを持つ新しいバンパーを採用することでよりモダンな仕上げに。
▼新型ワゴンRカスタムZ
▼参考:ワゴンR「ハイブリッドFZ」(前モデル)
これまで設定されていた専用デザインの「ハイブリッドFZ」は、新モデル「ワゴンRカスタムZ」に変更され、存在感と質感を両立。
▼ワゴンRスティングレー
また、新型ワゴンRでは、スポーティグレードとしてワゴンRスティングレーも設定。
ボディカラーには新色としてベースモデルに「ダスクブルーメタリック」「フォギーブルーパールメタリック」「テラコッタピンクメタリック」の3色のほか、「カスタムZ」「スティングレー」に「デニムブルーメタリック」がラインナップされています。
最新装備!スズキ新型ワゴンRの内装(インテリア)デザイン
スズキ新型ワゴンRの内装は、最新の装備を採用することにより使い勝手が高められています。
インフォテインメントシステムには、7インチディスプレイオーディオを設定。
また、新たにコネクティッドサービス「スズキコネクト」を採用し、「SOSボタンや自動での緊急通報」、「スマートフォンでのエアコン作動や、ドアロック/ハザードランプ消灯」、「車両位置確認」、「セキュリティアラーム&エンジン始動通知」などに対応することで、使いやすさと安心感をアップ。
ドライバー前にはヘッドアップディスプレイが採用され、速度や安全システムの情報を表示することで、視点移動の少ない快適なドライブが可能に。
室内空間は設計を見直すことで拡大され、前席と後席間のスペースを広く。
ラゲッジスペースは、高さのある荷物にも対応することで使いやすく仕上げられています。
高効率!スズキ新型ワゴンRのスペックは?
▼スズキ新型ワゴンRのパワートレインとスペック
- 【自然吸気エンジン】
直列3気筒660ccエンジン
最高出力:49ps/6,500rpm
最大トルク:5.9kgm/5,000rpm - 【NAエンジン+マイルドハイブリッド】
直列3気筒660ccエンジン+マイルドハイブリッド
最高出力:49ps/6,500rpm
最大トルク:5.9kgm/5,000rpm
モーター最高出力:2.6ps/1,500rpm
モーター最大トルク:4.1kgm/100rpm - 【ターボエンジン+マイルドハイブリッド】
直列3気筒660ccエンジン+マイルドハイブリッド
エンジン出力:64ps/10.0kgm
モーター出力:3.1ps/5.1kgm - トランスミッション:CVT or 5速MT
- 駆動方式:FF or 4WD
スズキ新型ワゴンRのパワートレインには2020年の改良時に、最新のエンジンとCVT、マイルドハイブリッドシステムが採用されています。
▼「R06D型」エンジン
搭載される「R06D型」エンジンは、デュアルインジェクションシステムやクールドEGRを採用するほか、急速燃焼や高圧縮比化により広い範囲で熱効率を向上。
組み合わせられるCVTは、2ポートオイルポンプに加え、高効率ベルト、トルクコンバーターの採用、軽量化などを実施。
マイルドハイブリッドシステムは、最新のリチウムイオンバッテリーとISG(モーター機能付発電機)を採用することで性能をアップしています。
走り両立!スズキ新型ワゴンRの燃費は?
▼スズキ新型ワゴンRの燃費
- 660cc自然吸気エンジン
JC08モード値:CVT 26.8km/L
WLTCモード値:CVT 24.4km/L、5MT 24.8km/L - 660ccマイルドハイブリッド
JC08モード値:CVT 31.0km/L
WLTCモード値:CVT 25.2km/L - 660ccターボマイルドハイブリッド
WLTCモード値:CVT 22.5km/L
スズキ新型ワゴンRの燃費は2020年の改良時に、新しい自然吸気エンジンとCVTが採用されたことにより改善しています。
自然吸気エンジン搭載車は、前モデルのJC08モード値25.6km/Lから26.8km/Lまで燃費を向上。
自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド車はJC08モード値では前モデルより低下していますが、より実燃費を重視しセッティングすることで新燃費規格のWLTCモード値で25.2km/Lと良好な数値になっています。
▼スズキ・ワゴンR(前モデル)の燃費
※JC08モード値
- 660cc自然吸気エンジン:25.6km/L
- 660ccマイルドハイブリッド:33.4km/L
- 660ccターボマイルドハイブリッド:28.4km/L
最新システム!スズキ新型ワゴンRの安全装備は?
スズキ新型ワゴンRの安全装備には、予防安全技術「スズキセーフティサポート」としてブランドの最新システム「デュアルカメラブレーキサポート」が全車標準装備されています。
「デュアルカメラブレーキサポート」は、夜間の歩行者検知にも対応することで安全性を向上。
新型ワゴンRでは加えて、「ワゴンR FX」以外のグレードで、フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグ、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)、及び車線逸脱抑制機能が標準装備され、安全機能を充実しています。
維持!スズキ新型ワゴンRのボディサイズは?
▼スズキ新型ワゴンRのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:3395×1475×1650mm
- ホイールベース:2460mm
- ※参考
・スズキ ワゴンRスマイル
全長×全幅×全高:3395×1475×1695mm
ホイールベース:2460mm
スズキ新型ワゴンRのボディサイズは、全長と全幅が軽自動車規格を一杯につかったサイズとなっています。
スライドドアを採用したモデルとして2021年に新設定された「ワゴンRスマイル」からは全高-45mmとされ、軽快な走りが魅力となっています。
いつ?スズキ新型ワゴンRの発売日は?
マイナーチェンジしたスズキ新型ワゴンRは、2022年8月2日に発表、8月30日に発売されます。
スズキはワゴンRを改良することで、スライドドアを採用する新モデルとして設定された「ワゴンRスマイル」との相乗効果を高めていきたい考えです。
スズキ・ワゴンRを「おさらい」
▼スズキ・ワゴンR(初代)
スズキ・ワゴンR(Wagon R)は、初代が1993年に登場した軽トールワゴンです。
初代は、当時、低車高の常用型か商用車から派生したワンボックスしかなかった軽自動車の新しいボディタイプとして企画。
ルーフ高を高くすることで室内空間を拡大し、フロアパネルを低くすることで乗降性も向上。
面積の大きいウィンドウにより、運転時の開放感もアップ。
これにより、販売は当初の計画を大きく上回る人気となり、ライバル車としてダイハツ「ムーヴ」も制作されました。
▼スズキ・ワゴンR(2代目)
1998年に初のフルモデルチェンジを受けた2代目では、最小回転半径を4.6mから4.2mに短縮し、内装の質感も向上。
▼スズキ・ワゴンR(3代目)
2003年の3代目は、2代目で丸みがつけられていた外装デザインをスクエアに戻し、新しいプラットフォームを採用。
富士重工業(スバル)と共同開発したフロントサスペンションを採用することで、走行性能をアップ。
軽自動車初となる直噴式ターボエンジンが搭載されました。
▼スズキ・ワゴンR(4代目)
2008年にフルモデルチェンジした4代目では、初代からリアサイドドア後部に配置されていたクォーターウインドウを廃止。
ロングスライドすることができるリアシートが標準装備され、快適性を向上。
デザイン性も重視され、3代目まで設定されていたカスタムモデル「RR」は、「スティングレー」に統一されました。
▼スズキ・ワゴンR(5代目)
2012年の5代目では、燃費性能を改善するため、減速エネルギーを電装品に使用する「エネチャージ」を採用。
強度980MPaハイテン鋼の軽自動車初採用や、徹底的な素材の見直しにより、車重が70kg軽量化されました。
▼スズキ・ワゴンR(6代目)
現行モデルの6代目は、2017年に登場。
パワートレインには、5代目の後期モデルで設定されていたエンジンをアシストすることが可能なマイルドハイブリッド「Sエネチャージ」を進化させ、アシスト領域を拡大。
新世代プラットフォーム「HERTECT」を採用することで、剛性を大幅に高めながら、5代目から20kgの軽量化が実現されました。
新型スズキ・ワゴンRについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!