ダイハツが、軽ハイトワゴン「タント」のマイナーチェンジ発売を発表しました。
改良により魅力をアップした新型タントについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】クロスオーバー新設定!「新型タント」マイナーチェンジ発売!
- ダイハツ新型タントの【変更点まとめ】
- 138万円から!ダイハツ新型タントの価格は?
- 存在感UP!ダイハツ新型タントの外装(エクステリア)デザイン
- 多彩!新型タントのボディカラーは?
- 質感UP!ダイハツ新型タントの内装(インテリア)
- 最新!ダイハツ新型タントのエンジンとスペックは?
- 改善!ダイハツ新型タントの燃費は?
- 最新システム!ダイハツ新型タントの安全装備は?
- 広く!ダイハツ新型タントのサイズ、車体設計は?
- いつ?ダイハツ新型タントの発売日は?
- ダイハツ・タントを「おさらい」
【最新情報】クロスオーバー新設定!「新型タント」マイナーチェンジ発売!
▼新型タントカスタムの画像
ダイハツが、軽自動車「タント」のマイナーチェンジ発売を発表しました。
ダイハツ・タントは、助手席側ピラーレスの大開口ドアをセールスポイントに制作され、現行モデルは2019年7月にフルモデルチェンジ。2021年9月には電動パーキングブレーキを採用するなど、改良されていました。
マイナーチェンジした新型タントでは、エンジン制御の最適化により燃費性能を向上し、WLTCモード燃費1.5km/Lアップとなる22.7㎞/Lを実現。
タントカスタムでは、エクステリアにさらなる存在感をプラス、インテリアではブラック基調の室内に深みのあるブルーを配色し、レザー面積を増やしたシート表皮やメッキ加飾により質感をアップ。
▼9インチスマホ連携ディスプレイオーディオ
インフォテインメントシステムは、音声認識とCarPlayのワイヤレス接続に対応した9インチスマホ連携ディスプレイオーディオが採用されています。
また新型タントでは、上下2段調節式デッキボード、ラゲッジからの後席スライド用レバーを標準装備。
「カスタムRS」「カスタムX」「Xターボ」「X」グレードでは、アームレストボックスを採用し、「運転席ロングスライドシート」と「アダプティブクルーズコントロール&レーンキープコントロール」をオプションに変更。
「カスタムX」「X」には、前回の改良時にターボ車に標準採用されていた「電動パーキングブレーキ」を拡大設定。
エントリーグレード「L」はスマートアシスト非装着車を廃止し、オートエアコン、リアシートスライド、キーフリーシステム、プッシュボタンスタートを採用、格納式リヤドアサンシェードを廃止。
あわせて新型タントでは、「X“スペシャル”」グレード、専用のメッキアクセントなどを採用していた「タントカスタム スタイルセレクション」を廃止。
▼新型タントのボディカラー
▼新型タントカスタムのボディカラー
ボディカラーでは、「タント」にサンドベージュメタリック、2トーンカラーのホワイト×アイスグリーン、ホワイト×サンドベージュメタリックを新設定。
「タント カスタム」では、クールバイオレットクリスタルシャインとクロムグレーメタリックが新設定されています。
▼新型タントファンクロスの画像
さらに新モデルとして、生産終了を決定した「ウェイク」のアクティブなイメージを引き継ぐ「タントFUNCROSS(ファンクロス)」を設定。
ルーフレールや防水加工ラゲッジルーム、オレンジ内装アクセントのほか、ラゲッジにUSBソケット、ライトを追加することでレジャーでの使い勝手をアップしています。
マイナーチェンジした新型タントは2022年10月3日に発売。価格は1,386,000円~1,991,000円となっています。
▼新型タントの動画
▼ダイハツ・ムーヴキャンバス
▼ダイハツ・タフト
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▼スバル・シフォン(OEMモデル)
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ダイハツ新型タントの【変更点まとめ】
▼ダイハツ新型タントの変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- レジャー装備を充実した新モデル「ファンクロス」を設定
- 燃費性能を向上
- 上下2段調節式デッキボード、ラゲッジからの後席スライド用レバーを標準装備
- 「カスタムRS」「カスタムX」「Xターボ」「X」グレードに、アームレストボックスを採用。
「運転席ロングスライドシート」と「アダプティブクルーズコントロール&レーンキープコントロール」をオプションに変更 - 「カスタムX」「X」グレードに「電動パーキングブレーキ」を採用
- 「L」グレードに、リアシートスライド、オートエアコン、キーフリーシステム、プッシュボタンスタートを採用、格納式リヤドアサンシェードを廃止
- ボディカラーに新色を設定
- 「タントカスタム スタイルセレクション」、スマートアシスト非装着車、「X“スペシャル”」を廃止
▽2021年9月の変更点
- ターボ車に、電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドのほか、「コーナリングトレースアシスト(CTA)」機能をダイハツ初採用
- 自然吸気エンジン車に、ターボ車に採用される「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」、電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド、コーナリングトレースアシストなどをセットとした「スマートクルーズパック」をオプション設定
- ボディカラーで、タントに「プラムブラウンクリスタルマイカ」、タントカスタムに「ターコイズブルーマイカメタリック」を新設定
138万円から!ダイハツ新型タントの価格は?
▼ダイハツ・タントの価格
▽タント
- L
FF:1,386,000円、4WD:1,512,500円 - X
FF:1,540,000円、4WD:1,661,000円 - X ターボ
FF:1,650,000円、4WD:1,771,000円
▽タントカスタム
- カスタム X
FF:1,782,000円、4WD:1,903,000円 - カスタム RS
FF:1,870,000円、4WD:1,991,000円
▽タントファンクロス【新設定】
- FUNCROSS
FF:1,721,500円、4WD:1,842,500円 - FUNCROSS TURBO
FF:1,809,500円、4WD:1,930,500円
新型タントの価格は、これまで設定されていたスマートアシスト非装着車を廃止するなどグレードラインナップを見直し、エントリーグレード「L」の装備を充実することで、スタート価格が14万3000円アップしています。
また、自然吸気エンジンを搭載する「X」「カスタムX」グレードでは、電動パーキングブレーキや快適装備を標準採用することで、「X」で4万9500円、「カスタムX」で6万500円価格をアップ。
新設定されたクロスオーバー「タントファンクロス」は、ベースモデルとタントカスタムの中間の価格設定になっています。
▼参考:タント(前モデル)の価格
▽タント
- L スマートアシスト非装着車
FF:1,243,000円、4WD:1,369,500円 - L
FF:1,342,000円、4WD:1,468,500円 - X“スペシャル”
FF:1,408,000円、4WD:1,534,500円 - X
FF:1,490,500円、4WD:1,617,000円 - X ターボ
FF:1,666,500円、4WD:1,787,500円
▽タントカスタム
- カスタム X
FF:1,721,500円、4WD:1,842,500円 - カスタム X“スタイルセレクション”
FF:1,749,000円、4WD:1,870,000円 - カスタム RS
FF:1,875,500円、4WD:1,996,500円 - カスタム RS“スタイルセレクション”
FF:1,903,000円、4WD:2,024,000円
存在感UP!ダイハツ新型タントの外装(エクステリア)デザイン
▼新型タントカスタムの画像
▼参考:タントカスタム(前モデル)
▼参考:タントカスタム「スタイルセレクション」(前モデル)
ダイハツ新型タントの外装は、新しいデザインを採用することにより存在感をアップしています。
スポーティモデルのタントカスタムでは、曲線的に構成されていたフロントデザインを、角を強調したスタイルに変更することで押し出し感をアップ。
▼新型タントカスタム「Premium Plan」アクセサリー
▼新型タントカスタム「Premium」アクセサリー
あわせて、メッキアクセントなどを採用していた「スタイルセレクション」を廃止し、新しいアクセサリーを設定。
▼新型タントファンクロスの画像
新モデルとして、クロスオーバーデザインの新型タントファンクロスも設定され、タフなデザインの樹脂製専用エクステリアパーツを装備。
▼新型タントファンクロス「RUGGED」アクセサリー
▼新型タントファンクロス「CASUAL ACTIVE」アクセサリー
力強さや使い勝手をアップする専用アクセサリーも設定。
▼ダイハツ・タント(ベースモデル)
ベース車では、高い機能性と初代をイメージする親しみやすいデザインが維持され、それぞれの個性がアピールされています。
多彩!新型タントのボディカラーは?
▼新型タントのボディカラー
▼新型タントカスタムのボディカラー
▼新型タントファンクロスのボディカラー
新型タントのボディカラーは、外観の違う3モデルそれぞれでモノトーンと2トーンを選択できるようになっています。
新設定されたタントファンクロスでは、オフロードイメージをアップする「フォレストカーキメタリック」も設定され、デザインを楽しむことができるようになっています。
質感UP!ダイハツ新型タントの内装(インテリア)
新型タントの内装は、装備を充実することにより使い勝手が高められています。
タントは2021年の改良時に、これまで足踏み式とされていたパーキングブレーキに、新しく電動パーキングブレーキとオートブレーキホールド機能を採用し、ターボ車に標準装備、自然吸気エンジン車にオプション設定することにより使いやすさを向上していました。
最新の改良では、「カスタムX」「X」グレードにも標準採用を拡大することで機能性をアップしています。
▼新型タントカスタム
▼参考:タントカスタム(前モデル)
また、スポーティモデルのタントカスタムでは、新カラーのシートを採用することでシックなデザインに仕上げ。
▼新型タントファンクロス
新設定されたタントファンクロスでは、防水加工ラゲッジルーム、オレンジ内装アクセントのほか、ラゲッジにUSBソケット、ライトを追加することでレジャーでの使い勝手をアップしています。
その他、タントでは助手席側ドアに特徴となっているピラーレスの「ミラクルオープンドア」を採用、前後の空間を仕切らない広い開口部を実現。
シートは、運転席と助手席でロングスライドに対応することで、助手席側から運転席までスムーズに乗り降りすることができるように。
加えて、パワースライドドアには「ウェルカムオープン機能」を搭載し、降車時に予約をしておくことで、両手がふさがっている場合でも車に近づくだけでドアを自動でオープン。
室内には、ラゲッジスペースのほか機能的な収納が各所に配置され、使い勝手が高められます。
最新!ダイハツ新型タントのエンジンとスペックは?
▼ダイハツ新型タントのエンジンとスペック
- 【自然吸気(NA)エンジン】
直列3気筒660cc
出力:52ps/6.1kgm - 【ターボエンジン】
直列3気筒660ccターボ
出力:64ps/10.2kgm - トランスミッション:D-CVT
- 駆動方式:FF/4WD
新型タントのパワートレインには、DNGAプラットフォームにあわせ性能をアップした660ccエンジンが搭載されています。
エンジンは、性能の根幹となる燃焼素性を改善することで、燃費性能や走行性能に加え、環境性能などすべての要素で性能を向上。
「マルチスパーク(複数回点火)」を採用することで、シリンダー内での燃焼速度を早め、ノッキングを抑制することで燃費性能をアップ。
その他、噴射する燃料の形状を粒状から霧状に変更することでポート内や燃焼室内への燃料付着を低減し、シリンダー内への燃料直入率を向上。
また高タンブルストレートポートにより、燃焼室内での混合気の縦方向回転をより強化し、燃焼速度アップが実現されています。
▼ダイハツ「D-CVT」
組み合わせるトランスミッションは新世代の「D-CVT」とされ、ギヤを組み込むことで、従来CVT同様の「ベルト駆動」に加え、より伝達効率の良い「ベルト+ギヤ駆動」が可能となる「パワースプリット技術」を採用。
高速域では「ベルト+ギヤ駆動」となり、伝達効率を約8%向上。
変速比幅をロー側、ハイ側ともに広げ、従来の5.3から7.3まで拡大することで、低速域でのパワフルでスムーズな加速と、高速域での低燃費で静かな走りが実現されています。
改善!ダイハツ新型タントの燃費は?
▼ダイハツ新型タントの燃費
- 660cc自然吸気エンジン
・WLTCモード値
FF:22.7km/L、4WD:21.4km/L - 660ccターボエンジン
・WLTCモード値
FF:21.2km/L、4WD:19.6km/L
新型タントの燃費は、パワートレインの改良によりWLTCモード値で22.7km/Lとなっています。
前モデルは21.2km/Lとなっていましたが、新型タントでは最大1.5km/Lの改善となっています。
▼参考:タント(前モデル)の燃費
- 660cc自然吸気エンジン
・WLTCモード値
FF:21.2km/L、4WD:20.2km/L - 660ccターボエンジン
・WLTCモード値
FF:20.0km/L、4WD:18.8km/L
最新システム!ダイハツ新型タントの安全装備は?
新型タントの安全装備には、ステレオカメラの特性を余すことなく使い切る独自の制御ロジックを構築することで機能をアップした新世代スマートアシストが採用されています。
▼スマートパノラマパーキングアシスト
新世代スマートアシストには、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)」のほか、左右のカメラが駐車枠の白線を検知し、音声と画面ガイドに加えてステアリング操作をアシストする「スマートパノラマパーキングアシスト」などを搭載。
「レーンキープコントロール」や「車線逸脱抑制制御機能」も採用することで、運転をアシスト。
2020年12月の改良では、2020年6月に発売されたクロスオーバー「タフト」に搭載された最新バージョンの安全システムを採用されており、衝突被害軽減ブレーキに夜間の歩行者検知機能を追加し、路側逸脱警報機能、ふらつき警報、標識認識機能(最高速度/一時停止)も採用することで安全性をアップしています。
▼ダイハツ新世代スマートアシストの機能
- 全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)
先行車の車速や距離をステレオカメラが検知し、車間距離や車速を維持、先行車に追従し停車まで制御 - 駐車支援機能「スマートパノラマパーキングアシスト」
左右のカメラが駐車枠の白線を検知し、音声と画面ガイドに加えて、ステアリング操作をアシスト。
ドライバーはシフトレバー/アクセル・ブレーキの操作と周囲の安全確認に専念することができ、駐車が苦手な方でも安心して駐車可能。また、並列駐車・縦列駐車ともに対応可能 - 「LKC(レーンキープコントロール)」
車線をステレオカメラが検知し、車線の中央を走行するよう、ステアリング操作をアシスト - 「車線逸脱抑制制御機能」
クルマが車線をはみ出しそうになると、メーター内表示とともに、車線内に戻すようステアリング操作をアシスト - 「ADB(アダプティブドライビングビーム)」
ハイビームで走行中に対向車を検知すると、対向車の部分のみ自動で遮光 - 「標識認識機能(進入禁止)」
進入禁止の標識をステレオカメラが検知すると、メーター内表示でお知らせ - 「ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)」
従来のエンジン出力抑制に加え、ブレーキ制御を付加することで、急発進を防止 - 「サイドビューランプ」
夜間の右左折時、通常のヘッドランプに加え、左右方向を照らす補助灯を追加点灯させることで、ステアリングを切った方向を明るく照射
広く!ダイハツ新型タントのサイズ、車体設計は?
▼ダイハツ新型タントのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:3395×1475×1755mm
(4WD車は全高1775mm) - ホイールベース:2460mm
- 室内長×室内幅×室内高:2180×1350×1370mm
- 車重:880kg
- ※参考
・ダイハツ・タント(前モデル)
全長×全幅×全高:3395×1475×1750mm
室内長×室内幅×室内高:2200×1350×1365mm
ホイールベース:2455mm
車重:920kg
新型タントのボディサイズは、全長と全幅が前世代で軽自動車規格いっぱいまでつかった設計となっていたため変更はありませんが、全高が+5mm、ホイールベースが+15mm拡大されています。
▼ダイハツ新旧プラットフォームの比較
プラットフォームには、最新の「DNGAプラットフォーム」を採用し、サスペンションやアンダーボディの構造合理化による各部の板厚最適化や部品点数の削減、アッパーボディのハイテン率10%向上、樹脂部品の活用、外板や隔壁の板厚最適化などにより車体で80kg、装備の充実分を吸収し40kg軽量化。
フロア高も前モデルから16mm低床化して、子供や高齢者などの乗降性、ラゲッジスペースに対する荷物の積載性が向上されています。
また、上下曲げ剛性を従来比30%アップした「新開発アンダーボディ」や、新開発サスペンションをあわせることで、乗り心地がアップされています。
いつ?ダイハツ新型タントの発売日は?
マイナーチェンジしたダイハツ新型タントは、2022年10月3日に発売されました。
ダイハツは主力車であるタントをリフレッシュすることで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
ダイハツ・タントを「おさらい」
▼ダイハツ・タント(初代)
ダイハツ・タントは、2003年に初代が発売されたダイハツのモアスペース系と言われる軽自動車ワゴンです。
軽自動車にも大きな室内空間を求めるユーザーが増えたことから、販売台数では「ムーヴ」を抜いてダイハツの主力車種になっています。
▼ダイハツ・タント(2代目)
車名の「tanto」の由来は、イタリア語の「とても広い、たくさんの」という意味からきており、日本語にも似た意味をあらわす「たんと」があることから、クルマの性格をイメージしやすい車名として採用されました。
車名とおなじく広い室内空間を軽自動車に盛り込んだタントは、軽自動車の規格ぎりぎりまでサイズを拡大し室内空間の効率も改善することで、部活に通う子供が車内で着替えることもできるようにしたことで評判をアップ。
▼ダイハツ・タント(3代目)
あわせて、ダイハツの主力車種として安全装備も充実。
2015年に「スマートアシスト2」が搭載されたあと、2016年後半には進化版の「スマートアシスト3」が採用され、安心して運転できることも好調な販売につながりました。
新型ダイハツ・タントについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!