マツダが、SUV「MX-30」の改良日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップした新型MX-30のスペックや価格などについて、最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】アップデート!マツダ「新型MX-30」改良日本発売!
- マツダ新型MX-30の【変更点まとめ】
- 264万円から!マツダ新型MX-30の価格は?
- 先進的!マツダ新型MX-30の外装(エクステリア)デザインは?
- 取り回し良好!マツダ新型MX-30のサイズ、車体設計は?
- 室内もエコ!マツダ新型MX-30の内装(インテリア)デザイン
- 人馬一体!マツダ新型MX-30のパワートレインとスペックは?
- 乗り心地UP!マツダ新型MX-30の走行システムは?
- マツダ新型MX-30を試乗動画でチェック!
- 走り両立!マツダ新型MX-30の燃費は?
- 最新機能!マツダ新型MX-30の安全装備は?
- 新世代!新型MX-30「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」とは?
- PHEV!新型MX-30にロータリーエンジンレンジエクステンダーも設定!
- いつ?マツダ新型MX-30の日本発売日は?
【最新情報】アップデート!マツダ「新型MX-30」改良日本発売!
マツダが、SUV「MX-30」の改良日本発売を発表しました。
マツダMX-30は、「マツダ3」「CX-30」に続く新世代モデル第3弾として開発。「CX-30」をベースにしたクーペSUVとして、ハイブリッドシステムを組み合わせたガソリン車のほか、電気自動車が設定されるモデルとなっています。
改良された新型MX-30では、ベース車にパッケージオプションを組み合わせていたこれまでの販売形態を、他モデルと同じグレードとしてのラインナップに変更。
▼新型MX-30「Industrial classic(インダストリアルクラシック)」
▼新型MX-30「Modern confidence(モダンコンフィデンス)」
グレードではベースモデルのほか、内装の質感を高めた「Industrial classic(インダストリアルクラシック)」、「Modern confidence(モダンコンフィデンス)」が設定されます。
▼参考:MX-30(前モデル)
その他、新型MX-30では、新世代ラージSUV「CX-60」に採用されていた最新デザインのシフトレバーを採用。
▼マツダ新型MX-30の新ボディカラー
ボディカラーには、「ソウルレッドクリスタルメタリック」、「ジェットブラックマイカ」、「ジルコンサンドメタリック」にマルチトーンのボディカラーを新たに設定。
MX-30の特徴であるキャビンとフリースタイルドアを際立たせる「フレームドトップ」をブラック単色とすることでキャビンをより軽快に見せ、アクティブなライフスタイルにマッチした表現に。
電気自動車モデルでは、新たにAC1500W/AC150W電源を設定し、AC1500W電源はラゲッジルーム、AC150W電源はフロントコンソールに装備。
また、車の駆動用バッテリーに蓄えられた電力を、建物に設置されているV2H充放電設備に接続することで建物へ給電できる、V2H(Vehicle to Home)機能を全機種標準採用。
加えて、フロントフェンダーにバッチを追加、バックドアのバッチが新デザインに変更されています。
マツダ新型MX-30は2022年10月20日に発表され、11月初旬以降に発売。価格は2,640,000円~5,016,000円となっています。
▼マツダ3
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マツダ新型MX-30の【変更点まとめ】
▼マツダ新型MX-30の変更点
- 販売形態をパッケージオプションからグレードに変更
- 最新デザインのシフトレバーを採用
- ボディカラーに、「ソウルレッドクリスタルメタリック」、「ジェットブラックマイカ」、「ジルコンサンドメタリック」のマルチトーンを新設定
- 「フレームドトップ」をブラック単色に変更
- EVモデルに、AC1500W/AC150W電源を設定。「V2H(Vehicle to Home)」機能を全機種標準採用。
フロントフェンダーにバッチを追加、バックドアのバッチを新デザインに変更
▽MX-30新設定時の特徴
- スポーティなクーペSUVスタイルを採用
- マイルドハイブリッドガソリンエンジン「e-SKYACTIV G」を搭載
- 新世代電動技術「e-SKYACTIV」を採用した電気自動車モデルを設定
- ドア構造に観音開きとなる「フリースタイルドア」を採用
- 次世代車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」を採用
- エアコン操作パネルにタッチパネル式をマツダ車で初採用
- 被害軽減ブレーキ技術「スマート・ブレーキ・サポート(SBS)」に、交差点での衝突事故回避・被害軽減を支援する機能をマツダで初めて採用し、オプション設定
264万円から!マツダ新型MX-30の価格は?
▼マツダ新型MX-30の価格
- 【2Lマイルドハイブリッド】
・MX-30
FF車:2,640,000円、4WD:2,876,500円
・Industrial classic
FF車:2,761,000円、4WD:2,997,500円
・Modern confidence
FF車:2,761,000円、4WD:2,997,500円 - 【MX-30 EV MODEL】
・EV:4,510,000円
・EV Basic Set:4,587,000円
・EV Highest Set
Industrial classic:5,016,000円
Modern confidence:5,016,000円
マツダ新型MX-30は、改良によりこれまでのパッケージオプションがグレードとして設定されています。
価格は改良にあわせアップし、264万円からとされています。
▼参考:マツダMX-30(前モデル)の価格
- 【2Lマイルドハイブリッド】
FF車:2,420,000円、4WD:2,665,500円 - 【MX-30 EV MODEL】
EV:4,510,000円
EV Basic Set:4,587,000円
EV Highest Set:4,950,000円
先進的!マツダ新型MX-30の外装(エクステリア)デザインは?
マツダ新型MX-30の外装は、マツダブランド共通の「魂動」デザインを採用しながら、EVパワートレインにも対応する先進性が表現されています。
フロントでは、他のマツダ車で採用されているシグネチャーウイングをあえて廃止し、クルマの中心軸へ向けてすべてのエレメントが収れんしていく作りに。
新しい魂動デザインの表現としながら、マツダらしい生命感のある新しいフロントデザインを実現されています。
ドアは以前販売されていたスポーツクーペ「RX-8」にも採用されていた観音開きの「フリースタイルドア」とされ、前ドアに続いて後部ドアを開くことで、後部座席へアクセスすることができるようになっています。
リアは、スポーティなクーペSUVスタイルとすることで軽快な印象とし、走行効率のアップにも貢献。
クロスオーバーモデルとなる新型MX-30では、走破性能をあげる車高のアップとともに車体下部を障害物から守る専用のガードなどが採用され、タフさもあわせ持ったデザインに仕上げられています。
取り回し良好!マツダ新型MX-30のサイズ、車体設計は?
▼マツダ新型MX-30のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4395×1795×1550mm
- ホイールベース:2655mm
- 車重:1460kg
- タイヤ:215/55R18
- 参考
・マツダ CX-30
全長×全幅:4395×1795×1540mm
ホイールベース:2655mm
・マツダ CX-3
全長×全幅×全高:4275×1765×1550mm
ホイールベース:2570mm
・マツダ CX-5
全長×全幅×全高:4545×1840×1690mm
ホイールベース:2700mm
マツダ新型MX-30のボディサイズはベースモデルの「CX-30」と同等とされ、快適な室内空間を確保しながら、取り回しにも優れた設計となっています。
これにより、「CX-3」より大きく、「CX-5」よりコンパクトなサイズを求めるユーザー向けの車体に。
MX-30の車体はセンターピラーレスのフリースタイルドアを採用しながらも、高強度かつ効率的なエネルギー吸収構造により、高い衝突安全性能が実現されています。
室内もエコ!マツダ新型MX-30の内装(インテリア)デザイン
マツダ新型MX-30の内装は、外装と同じくブランドデザインの「魂動」を進化したダイナミックかつ上質なデザインとされています。
ディスプレイは、インフォテインメントシステムに横長の8.8インチを採用したほか、エアコン操作パネルに、直感的で安全に操作が可能な7インチタッチパネルをマツダ車として初採用。
7インチディスプレイには、ドアを開けて乗り込む際に日時や気温に応じてさりげなく変化していくグラフィックが表示されます。
コンソールトレイに採用されたヘリテージコルクは、素材そのものの触感と温かみのある表情を活かして仕上げ。
また、ドアトリムには繊維素材が使用され、空気を含んだかのような風合いにより、室内空間に素材による開放感を表現。
使用される繊維素材はペットボトルからのリサイクル原料からできており、またコルクも伐採ではなく木の表皮を収穫することで作られる環境負荷の少ない素材とされています。
インテリアコーディネートには、モダンをテーマにしたホワイト系の「モダン コンフィデンス」と、ブラウン系の「インダストリアル クラシック」を設定。
室内空間は前席で乗員間の間隔を「CX-5」同等に確保し、幅広のセンターアームレストとドアアームレストの採用により、着座姿勢を快適に。
後席は前席との距離を長めに取るとともに、着座位置の高さとフロア高を調整することで、体格の大きな人でも余裕を持って座ることができるヘッドスペースを創出。
音響システムには、必要な音だけが心地よく耳に届くオーディオシステム「Mazda Harmonic Acoustics(マツダ・ハーモニック・アコースティックス)」(8スピーカー)を標準設定。また、音の立体感や明瞭度を磨き上げたボーズサウンドシステム(12スピーカー)がオプションで設定されています。
ラゲッジスペースは、機内持ち込みサイズ(縦・横・高さの合計が115cm以内)のスーツケース4個を積める荷室容量を確保し、フロア下にはサブトランクも設定。
リアシートバックを倒した際の荷室フロア面との段差を最小化するなど、使い勝手が高められています。
人馬一体!マツダ新型MX-30のパワートレインとスペックは?
▼マツダ新型MX-30のパワートレインとスペック
▽ガソリン車
- 【e-SKYACTIV G】
直列4気筒2Lガソリン+マイルドハイブリッド「e-SKYACTIV G」
出力:156ps/20.3kgm
モーター出力:6.9ps/5.0kgm - トランスミッション:6速AT
- 駆動:FF or 4WD
▽電気自動車
- 【e-SKYACTIV】
- パワートレイン:電気モーター×1
- 最高出力:145ps
- 最大トルク:27.5kgm
- 駆動:FF
- バッテリー容量:35.5kWh
- 航続距離:256km
新型MX-30には、2LのガソリンエンジンとEVパワートレインが搭載されています。
2Lガソリンエンジンは、新世代エンジン「スカイアクティブX」で採用されていたマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた「e-SKYACTIV G」とされ、減速エネルギーを充電しエンジンをアシストします。
▼新型MX-30のEVパワートレイン
電気自動車仕様には、最新の電動パワートレイン「e-SKYACTIV」を採用。
搭載される電気モーターは最高出力145psとされ、最大トルクは2.5Lエンジン以上となる27.5kgmを発揮。
操作性は、マツダが追求してきた人馬一体の考えに基づき、電気モーターならではの瞬間的な動きを抑制し、内燃機関に近いナチュラルにトルクがアップするフィーリングにチューニング。
ドライバーの感覚にあわせた、滑らかなドライビングが可能となっています。
新型MX-30の航続距離は、35.5kWhの走行用バッテリーにより256kmに設定。
この数値は他の電気自動車より抑えた数値になっていますが、これについてマツダは「環境性能と利用方法を考慮したベストな容量」とし、日常使用に不足なく、CO2を抑えるために極力バッテリーを小さくしたことが発表されています。
乗り心地UP!マツダ新型MX-30の走行システムは?
マツダ新型MX-30には、ドライバーのハンドル操作に応じて駆動トルクやブレーキを制御し安定性を高める「Gベクタリングコントロールプラス(GVCプラス)」が採用されています。
電気自動車で搭載される「e-GVCプラス」は専用にチューニングされ、レスポンスに優れる電気モーターの特徴を制御に活かすことで、より安定した走行が可能となっています。
マツダ新型MX-30を試乗動画でチェック!
走り両立!マツダ新型MX-30の燃費は?
▼マツダ新型MX-30の燃費(WLTCモード値)
- 【e-SKYACTIV G】
FF:15.6km/L、4WD:15.1km/L
マツダ新型MX-30の燃費は、マイルドハイブリッドシステムを搭載することにより良好な数値が確保されています。
燃費値は、実燃費に近い新燃費規格WLTCモード値でFF車15.6km/L、4WD車でも15.1km/Lとなっています。
最新機能!マツダ新型MX-30の安全装備は?
マツダ新型MX-30の安全装備には、機能をアップした先進安全システム「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」が採用されています。
新型i-ACTIVSENSEでは、被害軽減ブレーキ技術「スマート・ブレーキ・サポート(SBS)」に交差点での衝突事故防止を図る機能をオプションとして新たに設定。
また、ステアリング操作をアシストして、白線が引かれていない道路(縁石など)での逸脱回避をサポートする機能や、後側方から接近する車両との衝突を回避または被害軽減をはかる新技術を導入。
さらに新型MX-30では車載通信機を全車標準設定し、コネクテッドサービスとスマホアプリ「MyMazda(マイ・マツダ)」との連携で利便性を向上するとともに、緊急通報サービスの提供など、24時間さまざまな場面でユーザーをサポートできるようになっています。
新世代!新型MX-30「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」とは?
マツダ新型MX-30には、新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブビークルアーキテクチャー)」が採用されています。
スカイアクティブビークルアーキテクチャーは、人間が持つ本来の能力をクルマに乗っているときにも発揮できる状態にするため、ドライバーの体をしっかりと支え、理想の姿勢で座り続けられるシートを開発。
さらに、テレスコピックの調整幅を拡大するなど各種機構の調整幅を広げ、多様な体格において最適なポジションが取れるようになっています。
シャシーは、基本骨格のストレート化と環状構造を基本とするマツダ独自のボディをさらに進化させ、これまでの上下左右方向だけでなく、前後方向にも骨格を連続する構造に変更。
これにより剛性アップと伝達の遅れ低減を実現し、タイヤやダンパーの機能を最大限発揮できる形に。
また、路面からのエネルギーを特定の部位に集中させることが可能となるため、その部位に新開発の減衰構造を持たせることで、騒音の原因を効率よく低減させることを可能に。
サスペンションは、フロントで従来のマクファーソンストラット式を進化させつつ、リアには新開発のトーションビーム式サスペンションを採用することで、路面からの入力を正しく、そしてリニアに伝えるサスペンションに。
ブレーキは、効き始めの分かりやすさ、ペダルの踏み戻しによる減速度の調整のしやすさ、強いブレーキを踏み続けたときの剛性の高さに注力し、自然かつ綿密なコントロール性が造り込まれています。
PHEV!新型MX-30にロータリーエンジンレンジエクステンダーも設定!
新型MX-30には、電気自動車にロータリーエンジンを組み合わせるマルチ電動化技術「ロータリーレンジエクステンダーEV」の設定が予定されています。
ロータリーレンジエクステンダーEVは、2013年に「デミオ」をベースにシステムを搭載したプロトタイプを公開。
同システムは、軽量コンパクトで振動が少ないロータリーエンジンの特性を生かし、駆動力ではなく発電専用とすることでエネルギー効率を向上。
エクステンダーは「拡張する」を意味し、発電専用ロータリーエンジンを使うことで、電気自動車の航続距離を気にせず走行が可能な電気自動車ハイブリッドになります。
2013年のプロトタイプでは、330㏄と小型なシングルロータリーエンジンをラゲッジルームの下側に搭載。
市販バージョンでも同様のパッケージングとすることで、コンパクトカーにも対応する最適な次世代電動システムになります。
いつ?マツダ新型MX-30の日本発売日は?
改良されたマツダ新型MX-30は、2022年10月20日に発表され、11月初旬以降に発売されます。
マツダは電気自動車も設定するMX-30を改良することにより、ブランド力をアップしていきたい考えです。
新型マツダMX-30については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!