日産が、電気自動車「リーフ」の価格改定日本発売を発表しました。
価格が変更された新型リーフについて、最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】価格大幅アップ!日産「新型リーフ」日本発売!
- 日産新型リーフの【変更点まとめ】
- 408万円から!日産新型リーフの価格、グレードは?
- スマート!日産新型リーフの外装(エクステリア)デザイン
- 最新装備!日産新型リーフの内装(インテリア)デザイン
- 上質!日産新型リーフオーテック設定!
- スポーツ!日産「新型リーフNISMO」も!
- 力強く!日産新型リーフのパワートレインとスペック、走行性能は?
- どれくらい?日産新型リーフの走行距離と充電時間は?
- 最新システム!日産新型リーフの安全装備は?
- キビキビ!日産新型リーフのサイズ、車体設計は?
- いつ?日産新型リーフの日本発売日は?
- 日産リーフを「おさらい」
【最新情報】価格大幅アップ!日産「新型リーフ」日本発売!
日産が、電気自動車「リーフ」の価格改定日本発売を発表しました。
日産リーフは、ブランドを代表する電気自動車としてラインナップされ、力強い走りや使い勝手が人気になっており、2022年4月にはデザイン変更を含む改良が実施されていました。
2022年9月22日に受注が停止されていたリーフの再発売となる今回は、原材料費や物流費などの高騰に伴い価格を改定。
価格アップ幅は40kWhバッテリー搭載モデルで37万1800円、60kWhバッテリー搭載モデルで102万8500円に。
あわせて、これまで標準設定されていた充電ケーブルが、ブランドの他の電気自動車「サクラ」「アリア」と同じくオプションに変更されています。
日産新型リーフは2022年12月22日に日本発売。価格は4,081,000円~5,834,400円となっています。
▼日産サクラ
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▼日産アリア
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日産新型リーフの【変更点まとめ】
▼日産新型リーフの変更点
- 原材料費の高騰により価格をアップ
- 充電ケーブルをオプションに変更
▽2022年4月の変更点
- エクステリアに新デザインを採用
- ボディカラーに「ピュアホワイトパール」、「ミッドナイトブラック」、「オペラモーブ/スーパーブラック」を新設定
- インテリジェントルームミラーの解像度を向上
- 「NISMO」専用のフロントバンパーやサイドシルプロテクター、リヤバンパー、18インチアルミホイールのカラーリングを変更
- 「AUTECH」のインテリアデザインを一新し、ブラックでコーディネート。
エアコン吹き出し口にシルバーフィニッシャーを採用 - 選びやすい価格設定に変更
- 「日産リーフ アーバンクロム」と、バッテリーサイズ40kWhのSグレードを廃止
▽2021年4月の変更点
- ブラックの専用装備を採用する「アーバンクロム」を新設定
- プラズマクラスター搭載フルオートエアコン、抗菌仕様のステアリングとシート、高性能フィルター(花粉、におい、アレルゲン対応)を採用
- エンブレムに、新しい日産のブランドロゴを装備
- 「リーフ」のボディカラーに、新色「バーガンディ」と「暁(アカツキ)」のブラックルーフ2トーンを採用
- 「リーフオーテック」のボディカラーに、「ステルスグレー」と「ガーネットレッド」のブラックルーフ2トーンを採用
408万円から!日産新型リーフの価格、グレードは?
▼日産新型リーフの価格
- 【40kWhバッテリー】
X:4,081,000円
XV セレクション:4,318,600円
G:4,448,400円
NISMO:4,642,000円
AUTECH:4,444,000円 - 【60kWhバッテリー】
e+ X:5,253,600円
e+ G:5,834,400円
e+ AUTECH:5,616,600円
日産新型リーフの価格は、4,081,000円からとなっています。
価格アップは、原材料費や物流費などの高騰に伴い、40kWhバッテリー搭載モデルで37万1800円、60kWhバッテリー搭載モデルで102万8500円とされています。
▼参考:日産リーフのグレードと価格(前モデル)
- 【40kWhバッテリー】
X:3,709,200円
XV セレクション:3,946,800円
G:4,076,600円
NISMO:4,182,200円
AUTECH:4,061,200円 - 【60kWhバッテリー】
e+ X:4,225,100円
e+ G:4,805,900円
e+ AUTECH:4,577,100円
スマート!日産新型リーフの外装(エクステリア)デザイン
▼新型リーフの画像
▼参考:リーフ(前モデル)
日産新型リーフの外装は2022年4月の改良時に、新しいデザインを採用することにより質感がアップされています。
▼新型リーフの画像
▼参考:リーフ(前モデル)
フロントは、新たにイルミネーション付きのブランドエンブレムを採用したほか、グリル内のグラフィックやグリルフレームのデザインを変更することで洗練されたスタイルに。
▼新型リーフの画像
▼参考:リーフ(前モデル)
リアでは、フロントとあわせバンパーに採用していたブルーのアクセントカラーを廃止。
▼16インチアルミホイール
▼17インチアルミホイール
新型リーフでは、ホイールにも新世代のデザインを採用することにより引き締められています。
最新装備!日産新型リーフの内装(インテリア)デザイン
日産新型リーフの内装は、優れた空間性と機能性を両立させた日産ブランドの共通インテリアデザインテーマ「グライディング・ウイング」により仕上げられています。
2022年4月の改良では、インテリジェントルームミラーの解像度を上げて視認性を向上させ、より安心して運転ができるようになっています。
リーフは2021年の改良で、プラズマクラスター搭載フルオートエアコン、抗菌仕様のステアリングとシート、高性能フィルター(花粉、におい、アレルゲン対応)を採用することで快適性をアップ。
2020年の改良では、それまで7インチとされていたインフォテイメントシステムのサイズを9インチに大型化。
大画面に美しい表面処理を施した「EV専用NissanConnectナビゲーションシステム(地デジ内蔵)」を標準装備し、地図やメニュー画面の見やすさ、操作のしやすさが向上しています。
メーター内には7インチのフルカラーTFTディスプレイを装備することで、多彩な情報を表示。
ディスプレイは画面レイアウトが刷新され、セーフティ・シールドの作動状況やモーターの出力や回生状況を表示するパワーゲージやオーディオやナビゲーションシステムの情報などの主要機能がわかりやすくなっています。
その他、日産リーフでは大型のバッテリーを床下に配置することにより、リアシートは広く、開放的な空間に仕上げられています。
▼日産新型リーフの室内サイズ
- 室内長×室内幅×室内高:2030×1455×1185mm
- 乗員:5人
上質!日産新型リーフオーテック設定!
日産新型リーフには、上級スポーティモデルとなる「リーフオーテック」が設定されています。
日産リーフ「AUTECH」は、セレナ、ノート、エクストレイルに続く「AUTECH」ブランドの第4弾としてラインナップ。
リーフオーテックは、オーテックジャパン創業の地である湘南・茅ヶ崎の「海」と「空」のイメージから想起したブルーをブランドのアイコニックカラーに採用。
エクステリアは、メタル調フィニッシュの専用パーツを採用し、上質さと先進性を表現。
また、フロントバンパーには、色にこだわって開発した専用ブルーに輝くシグネチャーLEDを採用するとともに、その周囲に「AUTECH」ブランド車共通の表現であるドットパターンのフィニッシャーを施し、昼夜問わず一目で「AUTECH」とわかる、個性豊かなスタイルに仕上げられています。
▼新型リーフAUTECH
▼参考:リーフAUTECH(前モデル)
2022年4月の改良ではインテリアデザインを一新し、上質な素材や「AUTECH」ブランドを象徴するブルーステッチによるプレミアムな仕立てはそのままに、全体をブラックでコーディネート。
エアコン吹き出し口にシルバーフィニッシャーを採用することで、エレガントさをより追求した室内空間とされています。
スポーツ!日産「新型リーフNISMO」も!
▼日産新型リーフNISMOの画像
▼参考:リーフNISMO(前モデル)
日産リーフには、スポーツモデル「リーフNISMO(ニスモ)」が設定されています。
▼日産新型リーフNISMOの画像
▼参考:リーフNISMO(前モデル)
2022年4月の改良では、専用のフロントバンパーやサイドシルプロテクター、リヤバンパー、18インチアルミホイールが、新世代のNISMOデザインのカラーリングに変更されています。
リーフNISMOは2020年の改良時に、ステアリングのギヤ比をそれまでの18.3から、スポーツクーペ「フェアレディZ」と同等となる14.9へ変更し、EPS(電動パワーステアリング)の制御定数を再チューニングすることで、これまでより少ない操舵角でのコーナリングを可能にするとともに、しっかりとした操舵力を実現。
また、IDM(インテリジェントトレースコントロール)も、ステアリングのギヤ比の変更に合わせて再セッティングされ、S字コーナーなどステアリングの切り替えしが発生するシーンでの初期応答の向上と巻き込み向上によりロール量の低減が行われています。
さらにサスペンションでは、スプリングをフロント28N/mmから32N/mmへと14%アップ、リアは48N/mmから60N/mmへと25%アップ、減衰力はフロントを伸び縮みともに10%アップ、リアは伸び側を30%アップ、縮み側を10%アップ。また、リアのバンプラバーをノーマルのゴムからウレタン製へと変更することで、コーナリングスピードがアップされています。
加えて、油圧コントロールをチューニングすることで、ブレーキの効き始めをより鋭くし、制動力とブレーキフィーリングを向上。
ABS(アンチロックブレーキシステム)およびTCS(トラクションコントロールシステム)を含めたVDC(ビークルダイナミクスコントロール)も専用チューニングすることで、スポーティな走行に合わせてTCSの制御解除を早め、ドライ路面の限界走行シーンでの性能を向上。より素早いコーナー出口からの加速が可能となっています。
また、オプションとして、ドライバーのホールド性を高めたレカロ製専用シートも設定され、走りを楽しむことができるようになっています。
力強く!日産新型リーフのパワートレインとスペック、走行性能は?
▼日産新型リーフのパワートレインとスペック
- パワートレイン:電気モーター「EM57」
- 出力
ベースモデル&リーフNISMO:150ps/32.6kgm
リーフeプラス:218ps/34.7kgm - 駆動方式:FF
新型リーフのパワートレインには、3.2L自然吸気エンジン以上の大トルクを発生する電気モーターが搭載されています。
電気モーターは、エンジンのように回転数をあげる必要なく瞬時に最大トルクを発揮し、出だしから力強い加速を実現。
60kWhモデルのリーフEプラスでは出力が218ps/34.7kgmにまでアップされ、ギアボックスも強化。
80km/hから100km/hへの加速時間は約15%短縮、さらに最高速度も約10%向上することで、より快適なクルージングを楽しむことができるようになっています。
その他、新型リーフでは、アクセルペダルの操作だけで発進、加速、減速、停止までをコントロールすることができる「e-Pedal」を採用。
アクセルペダルから足を離すと、回生ブレーキと通常のブレーキ双方を自動的に制御し、クルマを減速、停車。
リーフe+ではe-Pedalの制御を車両重量の変化に合わせて最適化し、さらに後退時の制御を見直すことで駐車時の操作がよりスムーズになっています。
これらにより、坂道でも停止状態を保持する「1ペダルドライブ」が可能になっています。
▼リーフニスモ専用サスペンション
スポーツモデルとなるリーフニスモでは、専用チューニングが施されたVCMによりアクセルレスポンスをアップし、Bレンジ&e-Pedal OFFの状態で胸をすく加減速が楽しめるようにセッティング。
足回りには、専用の18インチハイグリップタイヤと、高いスタビリティとフラットな乗り心地を両立するフロント25%、リア33%減衰力をアップさせた専用サスペンションを装備。
加えて専用チューニングされた電動パワーステアリングやインテリジェント トレースコントロールにより、S字コーナーといったステアリングの切り返しが必要なシチュエーションで高い安定性とライントレース性が実現されています。
どれくらい?日産新型リーフの走行距離と充電時間は?
▼日産リーフの航続距離と充電時間
- バッテリー
リーフ:40kWhリチウムイオンバッテリー
リーフE+:60kWhリチウムイオンバッテリー
リーフNISMO:40kWhリチウムイオンバッテリー - 航続距離
リーフ(40kWh):400km(WLTCモード:322km)
リーフE+(60kWh):550km(WLTCモード:450km)
リーフNISMO:350km(WLTCモード:281km) - 充電時間
【40kWh】
普通充電:16時間(3kW)/ 8時間(6kW)
80%まで充電するのにかかる時間(急速充電):40分
【60kWh】
普通充電:12時間30分(6kW)
80%まで充電するのにかかる時間(急速充電):60分
日産新型リーフには、40kWhバッテリーに加え、大容量の60kWhバッテリーが設定され、航続距離を選択できるようになっています。
▼60kWhバッテリー
リーフ60kWhは、蓄電容量を増やすことで40kWhバッテリーでJC08モード値400kmとされていた航続距離を550kmまで延長。
1タンクで500kmが目安とされるガソリン車同等の走行距離を実現するモデルになっています。
最新システム!日産新型リーフの安全装備は?
日産新型リーフの安全装備には、部分自動運転技術「プロパイロット」が採用されています。
プロパイロットは同一車線自動運転を実用化したシステムで、車両が走行レーンを認識し、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動で制御。
渋滞時には、前走車の動きにあわせてストップと再発進を行い、ドライバーをサポートするシステムになっています。
2020年の改良では、ドライバーのストレスをさらに軽減するため、下り坂での設定速度保持や、よりスムースな減速を可能とするブレーキ操作などに対応。
また、ワイパー作動時の作動範囲も拡大されています。
▼日産プロパイロットパーキング
その他、新型リーフには自動駐車機能「プロパイロット パーキング」も装備。
駐車枠を指定するだけで車両が自動でハンドルやアクセル操作を行い、枠の中への駐車をサポートし、車庫入れや縦列駐車にも対応。
駐車時の発進や切り返しの際の待ち時間を短縮、さらに据え切りを減らすなど、制御を最適化することで、車庫入れや前向き駐車の時間が約20%短縮されています。
新型リーフではその他、車線変更時に斜め後方の車両との接触回避をアシストする「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」を採用することで、ドライバーが気づきにくい危険を察知することも可能になっています。
キビキビ!日産新型リーフのサイズ、車体設計は?
▼日産新型リーフのボディサイズ
- 日産リーフ
・全長×全幅×全高
40kWh:4480×1790×1560mm
60kWh:4480×1790×1565mm
・ホイールベース:2700mm
・車重
40kWh:1520kg
60kWh:1670kg
・最低地上高
40kWh:150mm
60kWh:135mm - リーフNISMO
・全長×全幅×全高:4510×1790×1550mm
・ホイールベース:2700mm
・車重:1520kg
・最低地上高:165mm
日産新型リーフのボディサイズは、大容量バッテリーのリーフeプラス60kWhで全高+5mm、最低地上高-15mmと変更することで、大きなバッテリーでも室内空間に影響がでないようになっています。
60kWhバッテリーでは車重が150kg増加していますが、車体のねじり剛性を8%向上、サスペンションストラットのベアリングを低抵抗なボールベアリングに変更し、重心高も10mmダウンしたことで0.4Gでコーナリングした際の車体ロール角も約5%低減。
あわせて、モーター出力をアップすることで軽快な走りに仕上げられています。
スポーツモデルのリーフNISMOは、ベースモデルから全長+30mmと変更することでデザイン性をアップ。
リーフNISMOは最低地上高と全高も、機敏さとしなやかさを両立した専用サスペンションの採用によりアップしています。
いつ?日産新型リーフの日本発売日は?
価格改定された日産新型リーフは2022年12月22日に発売されました。
日産は主力電気自動車であるリーフの設定を見直し、ユーザーにアピールしていく予定です。
日産リーフを「おさらい」
▼日産リーフ(初代)
日産リーフ(LEAF)は、初代が2010年に登場した5ドアハッチバック型の電気自動車です。
車名「リーフ」の由来は、英語で「葉」を意味することから、植物の葉が大気を浄化する様子と高環境車のイメージを重ねて採用されました。海外では先に商標が登録されていましたが、交渉により商標権利を取得し世界統一名で販売されています。
型式には初代がZE0型、2代目の現行モデルにはZE1型が採用されていますが、ZEは「Zero Emisson」の頭文字から取られています。
航続距離は、初代の前期モデルで容量24kWhのバッテリーが搭載され200kmでしたが、2012年の中期モデルへの改良により228kmまで延長、2015年の後期モデルでは30kWhの新型バッテリー搭載モデルを追加し280kmに。
フルモデルチェンジを受けた現行モデルでは40kWhのバッテリーで、400kmにまでアップされました。
新型リーフについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!