レクサスが、電気自動車SUV「RZ」の改良日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップしたレクサス新型RZについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】充電時間も短縮!レクサス「新型RZ」年次改良発売!
- レクサス新型RZの【変更点まとめ】
- 820万円から!レクサス新型RZの価格は?
- 洗練!レクサス新型RZの外装(エクステリア)デザイン
- 広く!レクサス新型RZの車体設計、サイズは?
- 新世代装備!レクサス新型RZの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!レクサス新型RZのスペック、走行性能は?
- 延長!レクサス新型RZの走行距離と充電時間は?
- レクサス新型RZを試乗動画でチェック!
- 最新システム!レクサス新型RZの安全性能は?
- いつ?レクサス新型RZの発売日は?
【最新情報】充電時間も短縮!レクサス「新型RZ」年次改良発売!
レクサスが、電気自動車SUV「RZ」の改良日本発売を発表しました。
レクサスRZは、2021年3月に公開されたコンセプトモデル「LF-Zエレクトリファイド」をベースとし、レクサスの電気自動車専用モデル第1弾として制作。2023年3月に日本で新設定されていました。
改良された新型RZでは、急速充電速度の向上に寄与する「電池急速昇温システム」を採用。
「電池急速昇温システム」は、空調用ヒーターの発熱を車両フロア下に搭載するバッテリーへ伝達する経路を改良し、熱損失を最小限にすることで、冷間時のバッテリーの温度を速やかに上げ、充電速度の向上を実現。低外気温下における急速充電時間を短縮することで、ユーザーの使い勝手を向上。
また、これまでデュアルモーターAWDの「RZ450e」のみとされていたパワートレインに、新たにシングルモーターFWDの「RZ300e」を設定。
新型RZ300eではリヤサスペンションメンバーをFWD向けに新たに開発し、ノイズや不快な振動を抑制することで、乗り心地を向上。
加えて、コイルスプリング、スタビライザー、ショックアブソーバーの設定をFWD専用に最適化。「RZ450e」と比べ約100kg軽量化した車両重量を活かし、軽快でリニアな車両挙動に。
フロントモータを駆動させるインバーターに、電力ロスの少ないSiC素子(シリコンカーバイド)を採用することで、航続距離は599kmが確保されています。
レクサス新型RZは2023年11月30日に発売。価格は8,200,000円~8,800,000円となっています。
▼レクサス新型RZ300eの動画
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▼レクサスUX300e
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レクサス新型RZの【変更点まとめ】
▼レクサス新型RZの変更点
- シングルモーターモデル「RZ300e」を設定
- 「電池急速昇温システム」を採用し、低外気温下における充電時間を短縮
▽2023年3月新設定時の特徴
- 新開発した「e-TNGA」プラットフォームを採用
- 電動全輪駆動システム「DIRECT4」を初採用
- システム出力を向上し、走行性能をアップ
- モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化した「e-Axle」と、充電機能、電力分配機能を集約した「Electricity Supply Unit(ESU)」を採用
- スマートフォンを携帯していれば画面操作なしでロック、アンロック、システムスタートが可能となる「デジタルキー」を設定
- 前席乗員足元の輻射ヒーターを採用
- 「ステアバイワイヤシステム」と「異形ステアリングホイール」を組み合わせた「ワンモーショングリップ」の設定を予定
820万円から!レクサス新型RZの価格は?
▼レクサス新型RZの価格
- RZ300e “Version L”:8,200,000円【新設定】
- RZ450e “Version L”:8,800,000円
レクサス新型RZの価格は、シングルモーターモデルの「RZ300e」が新設定されたことでスタート価格がダウンしています。
デュアルモーターの「RZ450e」は880万円からとされていましたが、新型RZ300eでは820万円からとなっています。
洗練!レクサス新型RZの外装(エクステリア)デザイン
レクサス新型RZの外装は、専用のデザインを採用することにより、電気自動車としての先進性がアップされています。
フロントは、電動パワートレインの搭載により冷却に余裕ができることからグリルを閉じた「スピンドルボディ」デザインが採用され、要素を絞り込むことで洗練。
ドアには、ドアのラッチ/アンラッチ機構をスイッチによる電気制御に置き換えた「e-ラッチシステム」を採用し、スムーズなドア操作と滑らかな操作フィーリングに。
ボディデザインはクーペSUVスタイルとされ、空気抵抗を低減。
ルーフには、航続距離を延長するソーラーパネルのほか、大型のガラスルーフを設定することで開放感あるドライブを楽しむことができるように。
▼ボディカラー「ソニックカッパー×ブラック」
▼ボディカラー「イーサーメタリック×ブラック」
▼ボディカラー「ソニッククロム×ブラック」
また、ボディカラーにはイーサーメタリック、ソニックカッパーなどを設定。
さらに、スピンドルボディ正面からボンネット、ルーフまでをソリッドブラックで塗り分ける特徴的な2トーンカラーもラインナップ。
▼18インチアルミホイール
▼20インチアルミホイール
ホイールには、18インチと20インチが設定されています。
広く!レクサス新型RZの車体設計、サイズは?
▼レクサス新型RZのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4805×1895×1635mm
- ホイールベース:2850mm
- 車重
RZ300e:1990kg
RZ450e:2100kg - ※参考
・トヨタbZ4X
全長×全幅×全高:4690×1860×1650mm
ホイールベース:2850mm
レクサス新型RZのボディサイズは、専用のデザインを採用することで基礎を共有するトヨタ「bZ4X」から拡大されています。
車体には新開発した「e-TNGA」プラットフォームを使用し、バッテリーを床下に配置するほか、モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化した「e-Axle」と、充電機能、電力分配機能を集約した「Electricity Supply Unit(ESU)」を採用することで低重心化。
操縦安定性や乗り心地向上のため、ボディ骨格の接合にはLSW(レーザースクリューウェルディング)や構造用接着剤、レーザーピーニング溶接技術を積極採用。
素材には、1.8GPaや1.5GPaの高張力鋼板、1470MPaの冷間圧延鋼板のほか、フードには軽量アルミ材を使用することで軽量化。
また、事故発生時の衝撃からバッテリーを保護するボディ構造が採用されています。
新世代装備!レクサス新型RZの内装(インテリア)デザイン
レクサス新型RZの内装は、最新の装備を採用することで使い勝手がアップされています。
シフト操作には、より直感的で簡便な操作を実現した「ダイヤル式シフト」をレクサス初採用。
14インチマルチメディアシステムには、クラウド上の地図情報を活用し、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビを採用。通常のナビゲーション機能に加え、移動支援、充電施設表示、航続可能エリア表示等、BEV専用の機能にも対応。
また、音声認識機能も充実し、ワイパーやエアコンなども動作可能に。
OTA(Over the Air、無線通信)によるソフトウェアアップデートにより、販売店へ入庫することなく性能の向上に対応。
スマートフォンを携帯していれば画面操作なしでロック、アンロック、システムスタートが可能となる「デジタルキー」も設定され、スマートフォン間でデジタルキーの受け渡しが可能なため、家族や友人間で離れた場所での車両の貸し借りもできるようになっています。
加えて新型RZでは、大開口パノラマルーフや遮音性の高いガラス、落ち着いた室内を演出するインテリアトリムにより快適性もアップ。
パノラマルーフではサンシェードを廃止し、遮熱・断熱・紫外線を99%カットする「Low-Eガラス」を採用。調光機能により、乗員のニーズに合わせて瞬時に遮光できるように。
前後シート間の距離は1,000mmまで拡大しながら、リヤシートでも圧迫感のないヘッドクリアランスが確保されています。
▼インテリアカラー「オラージュ」
▼インテリアカラー「ヘーゼル」
▼インテリアカラー「グレースケール」
インテリアカラーには、先進性とクリーンさをあわせ持つ「ORAGE(オラージュ)」、華やかな「HAZEL(ヘーゼル)」、モダンな「GRAYSCALE(グレースケール)」を設定。
また、冬場の暖房による消費電力を減らすため、ヒートポンプ式エアコンとシートヒーター、ステアリングヒーターのほか、前席乗員足元の輻射ヒーターを採用。
ラゲッジスペースは522Lを確保し、デッキサイドにはアクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付)を1つ設置することで、幅広いシーンでの利便性をアップ。
その他、新型RZでは、円形ステアリングに加え、ステアリングホイールとタイヤの間にメカニカルな結合のない「ステアバイワイヤシステム」と「異形ステアリングホイール」を組み合わせた「ワンモーショングリップ」の設定を予定。
ワンモーショングリップは、ステアリングの回転角度を持ち替え不要な約±150°に設定し、ドライバーが感じる操舵トルクと、タイヤの転舵角度を独立に制御することにより操舵感を向上。
タイヤからの不要な振動は遮断しながら、ロードインフォメーションなど必要な振動のみ伝達。ドライビングポジションの自由度や乗降性も向上します。
パワフル!レクサス新型RZのスペック、走行性能は?
▼レクサス新型RZのパワートレインとスペック
▽【RZ300e】【新設定】
- 電気モーター×1基
- フロントモーター出力:204ps/27.1kgm
- 駆動方式:FWD
▽【RZ450e】
- 電気モーター×2基
- フロントモーター出力:204ps/27.1kgm
- リアモーター出力:109ps/17.2kgm
- システム合計出力:313ps
- 0-100km/h加速:5.6秒
- 最高速度:160km/h
- 駆動方式:4WD「DIRECT4」
レクサス新型RZには、新世代電気自動車に向けて開発された最新のEVパワートレインが採用されています。
▼参考:トヨタ「bZ4X」のスペック
- 【FWD車】
電気モーター×1基
出力:204ps/27.1kgm
0-100km/h加速:7.5秒 - 【4WD車】
電気モーター×2基
前後モーター出力:109ps/17.2kgm
システム合計出力:218ps/34.4kgm
0-100km/h加速:6.9秒
新世代EVパワートレインは、最新の電気モーターを搭載することで、素早いレスポンス、リニアな加速感、高精度な出力制御を実現。
システム出力は「RZ450e」で、基礎を共有するトヨタ「bZ4X」より高出力のフロントモーターを搭載することにより313psにまでアップ。
▼レクサス「DIRECT4」の動画
加えて新型RZ450eでは、新開発した全輪駆動システム「DIRECT4」を採用し、前輪と後輪の駆動比を0:100~100:0の間でコントロール。
発進時や直進加速時は車両のピッチングを抑えダイレクトな加速感が得られるように前輪:後輪を40:60~60:40ほどで制御。
コーナリング時には車速、舵角などの状態に応じて、ステアリングの切り始めにはフロント寄りの駆動力配分(75:25~50:50)、コーナー脱出時はリア寄りの駆動力配分(50:50~20:80)とすることで気持ちのよい旋回フィーリングを実現。
また、システムの最大効率で前後駆動力をコントロールし消費電力を低減する「Range」モードもレクサスで初採用されています。
延長!レクサス新型RZの走行距離と充電時間は?
▼レクサスRZの航続距離と充電時間
- バッテリー容量:71.4kWh
- 航続距離
RZ300e:599km【新設定】
RZ450e:494km - AC充電器最大出力:6.6kW
- DC充電最大出力:最大150kW
- 充電時間
90kW急速充電使用時:40分(80%まで)
普通充電(200V/6kW/30A)使用時:約12時間(100%まで)
レクサス新型RZの航続距離は、大容量リチウムイオンバッテリーを搭載することで実用的な距離が確保されています。
バッテリーは低温・高温の状況でも正常な動作を可能とするため温度調節機能を搭載し、過充電防止システムをはじめとする多重監視のセーフティネットを用意することで信頼性を向上しています。
レクサス新型RZを試乗動画でチェック!
最新システム!レクサス新型RZの安全性能は?
レクサス新型RZの安全装備には、先進システム「Lexus Safety System +」が採用されています。
システムは、ミリ波レーダーおよび単眼カメラの検知範囲拡大により、交差する車両や右折時に前方からくる対向直進車、右左折時に前方から接近する横断歩行者/自転車運転者との衝突回避支援に対応。
ドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援に加え、システムが衝突の危険性が高いと判断した際に自動(被害軽減)ブレーキと操舵制御を行うアクティブ操舵支援機能が設定されています。
また、渋滞時支援機能「アドバンストドライブ」、駐車を支援する「アドバンストパーク」を採用し、「アドバンストパーク」では並列駐車シーンにおいて前向き駐車、バック出庫、前向き出庫が可能に。
加えて、車外からスマートキーを携帯したドライバーが専用のアプリケーションをインストールしたスマートフォンを車外から操作することで、遠隔操作での並列・縦列駐車および出庫が可能となっています。
いつ?レクサス新型RZの発売日は?
改良されたレクサス新型RZは、2023年11月30日に発売されました。
レクサスは電気自動車SUVのラインナップを拡大することで、世界的な電気自動車のニーズに対応していきたい考えです。
新型レクサスRZについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!