トヨタが、電気自動車SUV「bZ4X」の改良発売を発表しました。
改良により魅力をアップしたトヨタ新型bZ4Xについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】進化!トヨタ「新型bZ4X」改良日本発売!
- トヨタ新型bZ4Xの【変更点まとめ】
- 550万円から!トヨタ新型bZ4Xの価格は?
- トヨタ新型bZ4Xを試乗動画でチェック!
- スマートに!トヨタ新型bZ4Xの外装(エクステリア)デザイン
- 新型bZ4Xに「GR SPORT」も!
- 広く!トヨタ新型bZ4Xの車体設計、サイズは?
- 新世代装備!トヨタ新型bZ4Xの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!トヨタ新型bZ4Xのスペック、走行性能は?
- 567km!トヨタ新型bZ4Xの走行距離と充電時間は?
- 最新システム!トヨタ新型bZ4Xの安全性能は?
- いつ?トヨタ新型bZ4Xの発売日は?
【最新情報】進化!トヨタ「新型bZ4X」改良日本発売!
▼トヨタ新型bZ4Xの画像
トヨタが、電気自動車SUV「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」の改良日本発売を発表しました。
トヨタbZ4Xは、「Beyond Zero」に由来する「bZ(ビーズィー)」のモデル名を持ち、2025年までに7車種の導入を予定するトヨタの新しい電気自動車シリーズの1モデルとして2022年5月に新設定。
同じく電動化にちからを入れるスバルと共同で開発した「e-TNGA」プラットフォームを使用し、スバルの電気自動車SUV「ソルテラ」と基礎を共有するモデルとなっています。
改良された新型bZ4Xは、冷間時のバッテリ暖機性能向上等により、低外気温下における充電時間を短縮(駆動用電池充電警告灯点灯から充電量約80%までの充電時間を最大30%削減)。
また、電費向上に貢献するAUTO(ECO)モードを自動起動化。消費電力が高いエアコンへの依存度を下げ、シートヒーター・ステアリングヒーター等を通じて直接的に乗員を暖めることで省電力を実現するとともに、空調制御の最適化を行なって消費電力を抑制(含、AUTO[ECOモード]時以外)。
さらに湿度センサーを採用することでフロントガラスの曇りを検知し、外気取り込みのタイミングをより精密にコントロールできるようにするなど、消費電力の抑制と空調制御の最適化により、実航続距離の延伸に成功しています。
その他、新型bZ4Xでは、後席シートヒーター、助手席8Wayパワーシート、ブラック塗装のホイールアーチモールをZグレードに標準装備するほか、フラッシュハザードランプ(後方車両への接近警告)を全車に標準装備。
さらに必要な機能や装備を厳選し、価格を抑えたGグレードを新設定。Gグレード(2WD)のWLTC一充電走行距離は567kmとなっています。
トヨタ新型bZ4Xは2023年10月25日に発表され、11月13日に発売。価格は550万円~650万円となっています。
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トヨタ新型bZ4Xの【変更点まとめ】
▼トヨタ新型bZ4Xの特徴
- 低外気温下における充電時間を短縮
- 消費電力の抑制と空調制御の最適化により、実航続距離を延伸
- 後席シートヒーター、助手席8Wayパワーシート、ブラック塗装のホイールアーチモールをZグレードに標準装備
- フラッシュハザードランプを全車に標準装備
- 価格を抑えたGグレードを新設定
▽新設定時の特徴
- スバルと共同で新開発した「e-TNGA」プラットフォームを採用
- モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化した「e-Axle」と、充電機能、電力分配機能を集約した「Electricity Supply Unit(ESU)」をトヨタ初採用
- より直感的で簡便な操作を実現した「ダイヤル式シフト」をトヨタ初採用
- スマートフォンを携帯していれば画面操作なしでロック、アンロック、システムスタートが可能となる「デジタルキー」を設定
- トヨタ初となる前席乗員足元の輻射ヒーターを採用
- 4WD車に「Grip-Control」を搭載したSUBARUのAWD技術「X-MODE」をトヨタ初採用
- ルーフソーラーパネルを設定
- 安全システムに、「Toyota Safety Sense」と高度運転支援技術「リモート機能付きアドバンスト パーク」を設定
550万円から!トヨタ新型bZ4Xの価格は?
▼トヨタ新型bZ4Xのグレード・価格
- Gグレード【新設定】
FWD 5,500,000円 4WD 6,000,000円 - Zグレード
FWD 6,000,000円 4WD 6,500,000円
トヨタ新型bZ4Xの価格は、新たにエントリーグレード「G」が設定されたことで、50万円スタート価格がダウンしています。
装備を充実した「Z」グレードも価格は据え置きとされ、魅力がアップしています。
トヨタ新型bZ4Xを試乗動画でチェック!
スマートに!トヨタ新型bZ4Xの外装(エクステリア)デザイン
▼トヨタbZ4Xの画像
トヨタ新型bZ4Xの外装は、専用のデザインを採用することにより、電気自動車としての先進性がアップされています。
ボディラインは鋭いエッジをもったものとされ、硬質感をもったデザインに仕上げ。
フロントは、電動パワートレインの搭載により冷却に余裕ができることからグリルが閉じられ、下部やサイドにグロスブラックのパーツを採用することにより引き締め。
ボディタイプにはスポーティなクーペSUVスタイルを採用し、空気抵抗も低減することにより航続距離の延長にも貢献しています。
新型bZ4Xに「GR SPORT」も!
▼bZ4X GR SPORT コンセプト
トヨタ新型bZ4Xには、「GR SPORT」の設定も予定され、コンセプトモデルが公開されています。
bZ4X GR SPORTは環境性能と走る楽しさを両立し、大径タイヤやスポーツシートのほか、マットブラックのボディカラーを採用することで、より走行性能の高さが感じられる仕上げとされます。
広く!トヨタ新型bZ4Xの車体設計、サイズは?
▼トヨタ新型bZ4Xのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4690×1860×1650mm
- ホイールベース:2850mm
- 室内長×室内幅:1940×1515mm
- 室内高
ノーマル/ソーラールーフ仕様:1160mm
パノラマルーフ仕様:1145mm - 車重
FWD車:1920kg、4WD車:2010kg - 最小回転半径:5.6m
- 乗員:5人
- ※参考
・トヨタRAV4
全長×全幅×全高:4600×1855×1685mm
ホイールベース:2690mm
・トヨタ・ハリアー
全長×全幅×全高:4740×1855×1660mm
ホイールベース:2690mm
トヨタ新型bZ4Xのボディサイズは、主力SUVとしてラインナップされている「RAV4」と「ハリアー」の中間となる全長に設計されています。
しかし、ホイールベースは2850mmまで大きく延長され、空間効率をアップ。
車体にはスバルと共同開発した「e-TNGA」プラットフォームを使用し、バッテリーを床下に配置したほか、モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化した「e-Axle」と、充電機能、電力分配機能を集約した「Electricity Supply Unit(ESU)」をトヨタ初採用することで低重心化。
前後重量配分や慣性モーメントの最適化などにより、優れた運動性能を実現。
また、事故発生時の衝撃からバッテリーを保護するボディ構造が採用されています。
新世代装備!トヨタ新型bZ4Xの内装(インテリア)デザイン
トヨタ新型bZ4Xの内装は、最新の装備を採用することで使い勝手がアップされています。
シフト操作には、より直感的で簡便な操作を実現した「ダイヤル式シフト」をトヨタ初採用。
マルチメディアシステムには、クラウド上の地図情報を活用し、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビを採用。通常のナビゲーション機能に加え、移動支援、充電施設表示、航続可能エリア表示等、BEV専用の機能にも対応。
また、音声認識機能も充実し、ワイパーやエアコンなども動作可能に。
クルマがWi-Fiスポットとなる「車内Wi-Fi」も採用され、全車標準装備のDCMを通じ、データ通信容量無制限でスマートフォンやゲーム機などのインターネット接続に対応。
OTA(Over the Air、無線通信)によるソフトウェアアップデートにより、販売店へ入庫することなく性能を向上することもできるように。
スマートフォンを携帯していれば画面操作なしでロック、アンロック、システムスタートが可能となる「デジタルキー」も設定され、スマートフォン間でデジタルキーの受け渡しが可能なため、家族や友人間で離れた場所での車両の貸し借りもできるようになっています。
メーターには、ステアリングホイールの上側を通して見えるように配置したトップマウントメーターをトヨタ初採用。視線移動を少なく遠視点化し、見やすさをアップ。
また、ステアリングコラムを含めた運転操作系を操作しやすいようモジュール化、手元からメーターの視線誘導を促す羽衣のような形状を採用。
加えて、大開口パノラマルーフや遮音性の高いガラス、落ち着いた室内を演出するファブリック張りのインストルメントパネルにより快適性もアップ。
前後シート間の距離は、Dセグメントセダン並みとなる1,000mmが確保され、足元の広さも、前後ともミディアムセグメントSUVクラストップレベルに。
暖房は冬場の消費電力を減らすため、ヒートポンプ式エアコンとシートヒーター、ステアリングヒーターのほか、トヨタ初となる前席乗員足元の輻射ヒーターが採用されています。
その他、新型bZ4Xでは、ステアリングホイールとタイヤの間にメカニカルな結合のない「ステアバイワイヤシステム」と「異形ステアリングホイール」を組み合わせた「ワンモーショングリップ」の設定を予定。
ワンモーショングリップは、ステアリングの回転角度を持ち替え不要な約±150°に設定し、ドライバーが感じる操舵トルクと、タイヤの転舵角度を独立に制御することにより操舵感を向上。
タイヤからの不要な振動は遮断しながら、ロードインフォメーションなど必要な振動のみ伝達。ドライビングポジションの自由度や乗降性も向上しています。
パワフル!トヨタ新型bZ4Xのスペック、走行性能は?
▼トヨタ新型bZ4Xのパワートレインとスペック
- 【FWD車】
電気モーター×1基
出力:204ps/27.1kgm
0-100km/h加速:7.5秒 - 【4WD車】
電気モーター×2基
前後モーター出力:109ps/17.2kgm
システム合計出力:218ps/34.4kgm
0-100km/h加速:6.9秒
トヨタ新型bZ4Xには、新世代電気自動車に向けて開発された最新のEVパワートレインが採用されています。
新世代EVパワートレインは、最新の電気モーターを搭載することで、素早いレスポンス、リニアな加速感、高精度な出力制御を実現。
4WD車では、前後モーターの独立制御により回頭性や操縦安定性を高めるほか、新たな機能として「Grip-Control」を搭載したSUBARUのAWD技術「X-MODE」をトヨタ初採用することで、高い走破性が実現されています。
567km!トヨタ新型bZ4Xの走行距離と充電時間は?
▼トヨタbZ4Xの航続距離と充電時間
- バッテリー容量:71.4kWh
- 航続距離
Gグレード:FWD 567km、4WD 551km
Zグレード:FWD 559km、4WD 540km - AC充電器最大出力:6.6kW
- DC充電最大出力:最大150kW
- 充電時間
90kW急速充電使用時:40分(80%まで)
普通充電(200V/6kW/30A)使用時:約12時間(100%まで)
トヨタ新型bZ4Xの航続距離は、大容量リチウムイオンバッテリーを搭載することでGグレードのFWD車で567kmが確保されています。
バッテリーは低温・高温の状況でも正常な動作を可能とするため温度調節機能を搭載し、過充電防止システムをはじめとする多重監視のセーフティネットを用意することで高い信頼性がつくられています。
▼ルーフソーラーパネル
また、EVならではの環境性能をさらに上積みするルーフソーラーパネルを採用することで、1日最大で約11.6km、1年間で走行距離1,750kmに相当する発電量を生成し、優れた航続可能距離に貢献。
充電スタンドがない駐車場等でも充電可能なほか、災害などの緊急時でも太陽光により充電、DC外部給電機能により住宅や家電に供給することが可能になっています。
最新システム!トヨタ新型bZ4Xの安全性能は?
トヨタ新型bZ4Xの安全システムには、最新の「Toyota Safety Sense」が採用されています。
「Toyota Safety Sense」は、車両、歩行者、自転車運転者に自動二輪(昼)を加え検知範囲を拡張し、衝突回避または被害軽減に寄与。事故割合が高い交差点での支援を拡大。
加えて、「歩行者の横断」や「飛び出してくるかもしれない」など、運転の状況に応じたリスクの先読みを行うことで、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないようにステアリング・ブレーキ操作をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」も搭載。
また、高度運転支援技術「リモート機能付きアドバンスト パーク」も設定され、利便性がアップされています。
いつ?トヨタ新型bZ4Xの発売日は?
改良されたトヨタ新型bZ4Xは、2023年10月25日に発表され、11月13日に発売されます。
トヨタはbZ4Xを改良することで、世界的な電気自動車のニーズに対応していきたい考えです。
新型トヨタbZ4Xについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!