スズキが、軽トラック「キャリイ」の新モデル発売を発表しました。
新モデルにより魅力をアップしたスズキ新型キャリイについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】精悍!スズキ「新型スーパーキャリイXリミテッド」発売!
- スズキ新型キャリイの【変更点まとめ】
- 75.2万円から!スズキ新型キャリイの価格は?
- 使いやすく!スズキ新型キャリイの外装(エクステリア)デザイン
- 小回りラクラク!スズキ新型キャリイのボディサイズは?
- 快適に!スズキ新型キャリイの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!スズキ新型キャリイのスペックは?
- 改善!スズキ新型キャリイの燃費は?
- 充実!スズキ新型キャリイの安全装備は?
- いつ?スズキ新型キャリイの発売日は?
- スズキ・キャリイを「おさらい」
【最新情報】精悍!スズキ「新型スーパーキャリイXリミテッド」発売!
▼スズキ新型スーパーキャリイ「Xリミテッド」の画像
スズキが、軽トラック「キャリイ」のロングキャビンモデル「スーパーキャリイ」の特別仕様車となる「スーパーキャリイX リミテッド」の発売を発表しました。
スズキ・キャリイは、軽トラックを代表する車種として人気があり、マツダ「スクラム」、三菱「ミニキャブ」、日産「クリッパー」として他メーカーにもOEM供給されています。
▼スーパーキャリイXリミテッドの特別装備
新設定された特別仕様車「スーパーキャリイXリミテッド」は、「スーパーキャリイ X LEDヘッドランプ装着車」をベースに、専用のデカールを追加したほか、メッキ部分のフロントガーニッシュやフォグランプベゼルなどをブラックに変更。
さらにホイールやドアハンドル、ドアミラーもブラックにすることにより、タフで精悍な印象に仕上げ。
▼スーパーキャリイXリミテッドのボディカラー
ボディカラーには、「モスグレーメタリック」、「シルキーシルバーメタリック」、「クールカーキパールメタリック」、「ブルーイッシュブラックパール3」の計4色が設定されています。
スズキ新型スーパーキャリイXリミテッドは2023年12月13日に発売。価格は1,513,600円~1,612,600円となっています。
▼スズキ新型スーパーキャリイ「Xリミテッド」の動画
▼スズキ・エブリイ
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スズキ新型キャリイの【変更点まとめ】
▼スズキ新型キャリイの変更点
- 特別仕様車「スーパーキャリイXリミテッド」を設定
▽2023年7月の変更点
- ボディカラーに新色「モスグレーメタリック」を追加
▽2022年4月の変更点
- 3速ATに代えて新たに4速ATを搭載し、4速AT車に停車時アイドリングストップシステムを採用
- キャリイの「KX」と特別仕様車「KCスペシャル」、スーパーキャリイの「X」グレードに「LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機構付)」をメーカーオプション設定
- 「キャリイ特装車」に「スズキセーフティサポート」を装備
- ダンプシリーズ、垂直式ゲートリフターに、パワーウインドー、電波式キーレスエントリー、パワードアロックを追加
- 5速AGS車を廃止
▽2021年8月の変更点
-
「KCエアコン・パワステ」「KCエアコン・パワステ農繁」「スーパーキャリイL」にメッキフロントガーニッシュを追加
- 「ぬかるみ脱出アシスト(ブレーキLSDコントロール)」「ヒルホールドコントロール」に加え、「KCエアコン・パワステ農繁」、特別仕様車「農繁スペシャル」に強化スプリング(4枚リーフスプリング)を標準装備
- 「KCエアコン・パワステ農繁」、特別仕様車「農繁スペシャル」に3速AT車を新設定
- 特別仕様車「60周年記念車」を新設定し、キャリイ初となる4速ATを採用
75.2万円から!スズキ新型キャリイの価格は?
▼スズキ新型キャリイの価格
- 【スズキ キャリイKC】
・2WD/5MT:752,400円
・4WD/5MT:904,200円
・2WD/5MTエアコンパワステ:882,200円
・2WD/4ATエアコンパワステ:994,400円
・4WD/5MTエアコンパワステ:1,034,000円
・4WD/4ATエアコンパワステ:1,146,200円 - 【スズキ キャリイKC農繁仕様】
・高低速4WD/5MTパワステ農繁仕様:970,200円
・高低速4WD/5MTエアコンパワステ農繁仕様:1,067,000円
・4WD/4ATエアコンパワステ農繁仕様:1,239,700円 - 【スズキ キャリイKX】
・2WD/5MT:1,069,200円
・2WD/4AT:1,181,400円
・高低速4WD/5速MT:1,221,000円
・4WD/4AT:1,333,200円
▽スーパーキャリイ(ロングキャビン)
- 【スーパーキャリイL】
・2WD/5MT:1,058,200円
・2WD/4AT:1,170,400円
・4WD/5MT:1,210,000円
・4WD/4AT:1,322,200円 - 【スーパーキャリイX】
・2WD/5MT:1,183,600円
・2WD/4AT:1,295,800円
・4WD/5MT:1,335,400円
・4WD/4AT:1,447,600円 - 【特別仕様車】【新設定】
スーパーキャリイXリミテッド
・4WD/5MT:1,513,600円
・4WD/4AT:1,612,600円
スズキ新型キャリイの価格は、75万2400円からとなっています。
新設定された特別仕様車「スーパーキャリイXリミテッド」は4WD車のみとされ、ベースモデルの「スーパーキャリイX」で55,000円とされているLEDヘッドランプの価格を除き、専用装備により11万円~12万円ほどのアップとなっています。
使いやすく!スズキ新型キャリイの外装(エクステリア)デザイン
▼スズキ新型スーパーキャリイ
▼スズキ新型キャリイ
スズキ新型キャリイのボディは2018年まで標準タイプのみでしたが、「スーパーキャリイ」の追加により大型キャビンモデルがラインナップされています。
新型スーパーキャリイはキャビンを後方へ460mm拡大しながら、キャビン後部下側の空間を荷台として使用できるようにすることで、長尺物の積載にも対応。
スズキ・キャリイは現行モデルへのフルモデルチェンジ時に、ボディ表面の100%とフレームの要所に防錆鋼板を採用し、荷台を含むボディ外板穴あき錆保証5年、ボディ外板表面錆保証3年を提供し、安心して使用できるようになっています。
小回りラクラク!スズキ新型キャリイのボディサイズは?
▼スズキ新型キャリイのボディサイズ
- 全長×全幅×全高
キャリイ:3395×1475×1765mm
スーパーキャリイ:3395×1475×1765mm - ホイールベース:1905mm
- 荷台長×荷台幅×荷台高
キャリイ:1940×1410×290mm
スーパーキャリイ:1480×1410×290mm - 荷台フロア長
ベースモデル:2030mm
スーパーキャリイ:1975mm - 最小回転半径:3.6m
- 車重:680kg
スズキ・キャリイのサイズは、現行モデル登場時にフロントタイヤ上部に乗員を配置するフルキャブ仕様に統一したことで、1905mmのショートホイールベースになっています。
これにより最小回転半径は3.6mとスズキ・アルトから1mも短縮した数値とされ、小さなスペースでも簡単に転回することができるようになっています。
キャビンを拡大した「スーパーキャリイ」は荷台長がベースモデルより短くなりますが、キャビン下の空間を活用したフロア長により、1975mmまでの荷物に対応できるようになっています。
快適に!スズキ新型キャリイの内装(インテリア)デザイン
▼スズキ新型スーパーキャリイ
▼スズキ新型キャリイ
スズキ新型キャリイの内装は、スーパーキャリイのラインナップにより使い勝手を選択できるようになっています。
スーパーキャリイでは、ベースモデルで140mmだったシートスライド幅を180mmまで拡大し、最大40度のシートリクライニングにも対応。
▼スズキ新型スーパーキャリイ
また、スーパーキャリイはシートバックスペースとして、高さ920mm×横幅1,235mm×長さ250mmの空間も持ち、大きめの荷物も室内に置くことができるように。
2019年の改良では、車内に装備されるヒーターコントロールパネルがダイヤル式に変更されています。
パワフル!スズキ新型キャリイのスペックは?
▼スズキ新型キャリイのエンジンとスペック
- 直列3気筒660cc「R06A」
- 最高出力:50ps/5700rpm
- 最大トルク:6.0kgm/3500rpm
- トランスミッション
5速MT or 4速AT - 駆動方式:FR or パートタイム4WD or 高低速切替え式パートタイム4WD
スズキ・キャリイのエンジンには、可変バルブタイミング機構を採用することで、ライバルのダイハツ・ハイゼットから4ps出力が大きく、軽トラックでトップの最高出力を持つ660ccエンジンが搭載されています。
駆動方式にはバリエーションが設定され、2輪駆動とパートタイム4WDのほか、ローギアをもったパートタイム4WDを設定し、傾斜のきつい道にも対応できるようになっています。
改善!スズキ新型キャリイの燃費は?
▼スズキ新型キャリイの燃費(WLTCモード値)
- 【キャリイ】
5速MT:18.2km/L
4速AT:15.7km/L - 【スーパーキャリイ】
5速MT:17.7km/L
4速AT:15.4km/L
スズキ新型キャリイは2022年の改良にあわせ、燃費が改善されています。
改善幅はキャリイの5速MT車で0.6km/L、3速から4速に変更されたAT車ではアイドリングストップも採用することで1.5km/Lとなっています。
▼参考:キャリイ(前モデル)の燃費
- 【キャリイ】
5速MT:17.6km/L
3AT:14.2km/L
4AT(60周年記念車):15.3km/L - 【スーパーキャリイ】
5速MT:17.5km/L
3AT:14.2km/L
5速AGS:16.1km/L
充実!スズキ新型キャリイの安全装備は?
スズキ新型キャリイは安全システム「スズキ セーフティ サポート」に、フロントウィンドウに2つのカメラを備える衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」が採用されています。
これにより、軽トラックとして初めて夜間の歩行者検知に対応。
このほか「車線逸脱警報機能」「ふらつき警報機能」「先行車発進お知らせ機能」「ハイビームアシスト」が搭載されています。
これに加え、2018年の改良時で軽トラックで初採用されていた「誤発進抑制機能」「後方誤発進抑制機能」により、スズキセーフティサポート装着車は経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」に該当しています。
いつ?スズキ新型キャリイの発売日は?
スズキ・キャリイに新設定された「スーパーキャリイXリミテッド」は、2023年12月13日に発売されました。
スズキはキャリイのラインナップを拡大することにより、ダイハツがラインナップするハイゼットトラックに対抗したい考えです。
スズキ・キャリイを「おさらい」
▼スズキ・スズライトキャリイ
スズキ・キャリイ(CARRY)は、初代が1961年に登場した軽トラックです。
車名は英語の「運ぶ」が由来になっており、カナ表記は英語の発音から「キャリー」や「キャリィ」の誤りが多くみられますが、車名の正式な表記は最後の「イ」が大文字になっています。
キャリイは現在スズキで販売されているモデルで最長の歴史を持っており、2010年には累計販売台数400万台を達成。
▼スーパーキャリイ(海外モデル)
海外でも排気量やボディサイズを拡大した仕様が販売されており、日本でも設定される「スーパーキャリイ」は、インドでマルチスズキが生産する1.2Lガソリン、800ccディーゼルエンジンを搭載する別モデルになっています。
現在は独立し「エブリイ」とされているバンとワゴンも、1981年の8代目まではキャリイシリーズにラインナップされていました。
現行モデルのキャリイは、11代目として14年9か月ぶりのフルモデルチェンジにより2013年に登場しました。
11代目ではセミキャブとフルキャブの2タイプあったボディはフルキャブに統一され、室内空間の拡大、ドア足元高のダウンなどによりユーザーの快適性を向上。
荷台はフロア長を2030mmと広くとり、床面地上高を650mmに低床化することで積み下ろし作業がしやすくなりました。
錆対策も強化され、防錆鋼板、中塗りを加えた3層塗装、ホイールハウスやフレーム側面アンダーコート、アオリヒンジ合わせ面外周のシーラー、フロントドアヒンジ防錆油の採用などにより前モデルの「重防錆仕様」以上の性能とし、最大5年の長期錆保証も標準提供されています。
その他、バンパー地上高を45mmあげることでアプローチアングルを3度広くし、悪路走破性も向上しました。
新型スズキ・キャリイについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!