ホンダが、コンパクトミニバン「フリード」のハイブリッド車「フリード e:HEV」の改良を2025年1月20日に発表しました。発売日は2025年2月6日、価格は3,022,800円~3,602,500円となっています。
改良により変化したホンダ新型フリードについて、スペックや価格などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】早期仕様変更!ホンダ「新型フリードe:HEV」改良発売!
- ホンダ新型フリードの【変更点まとめ】
- e:HEVは302万円からに!ホンダ新型フリードのグレード、価格は?
- ホンダ新型フリードを試乗動画でチェック!
- 上質!ホンダ新型フリードの外装(エクステリア)デザイン
- 拡大!ホンダ新型フリードのボディサイズは?
- 開放感UP!ホンダ新型フリードの内装(インテリア)デザイン
- 自分好みにカスタム!ホンダ新型フリード用アクセサリーも充実!
- パワフル!ホンダ新型フリードのパワートレインとスペックは?
- 改善!ホンダ新型フリードの燃費は?
- 機能追加!ホンダ新型フリードの安全装備は?
- いつ?ホンダ新型フリードの発売日は?
- ホンダ・フリードを「おさらい」
【最新情報】早期仕様変更!ホンダ「新型フリードe:HEV」改良発売!
ホンダ・フリードは、ブランドのコンパクトミニバンとして販売され、「フィット」からくるセンタータンクレイアウトや4WDも選べるハイブリッドシステムなど、高い使い勝手が人気に。現行モデルは2024年6月にフルモデルチェンジし、新世代となっていました。
改良された新型フリードではハイブリッド車「フリード e:HEV」で、新たな外装塗料を採用。塗料に使用されるクリア材において、従来のアクリルメラミンクリア素材から、より機能が向上したクリア素材へ変更。これによりボディーの艶感が増し、耐久性を従来と比較し1.5倍以上に向上。
また、これまで「AIR EX」、「CROSSTAR」の6人乗り仕様において設定可能とされていた一部安全装備・運転支援機能(アダプティブドライビングビーム、後退出庫サポート、マルチビューカメラシステム、LEDアクティブコーナリングライト)について、ユーザーからの要望を踏まえ、「AIR EX」、「CROSSTAR」すべてのタイプとスロープ仕様車に適用可能範囲を拡大。
原材料価格や物流費などの世界的な高騰に伴い価格が改定されています。
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ホンダ新型フリードの【変更点まとめ】
▼ホンダ新型フリードの変更点
▽最新の変更点
-
【ハイブリッド車「フリード e:HEV」】
・新たな外装塗料を採用し、耐久性を向上
・アダプティブドライビングビーム、後退出庫サポート、マルチビューカメラシステム、LEDアクティブコーナリングライトの適用範囲を「AIR EX」、「CROSSTAR」すべてのタイプとスロープ仕様車に拡大
・車両価格を改定
▽2024年6月フルモデルチェンジ時の変更点
- 新世代のデザインを採用
- ボディサイズを拡大
- 「フリードAIR」と「フリードクロスター」を設定
- 1.5L 2モーター式ハイブリッドシステム「e:HEV」を新搭載
- 電動パーキングレーキを採用
- リアクーラーを設定
- 先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」に、トラフィックジャムアシスト、近距離衝突軽減ブレーキなどを追加し、全タイプで標準装備
- Honda車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を搭載
e:HEVは302万円からに!ホンダ新型フリードのグレード、価格は?
▼ホンダ新型フリードのグレード、価格
▽ガソリン
- フリードAIR
3列シート6人乗り:FF 250万8000円、4WD 273万9000円 - フリードAIR EX
3列シート6人乗り:FF 269万7200円、4WD 292万8200円
3列シート7人乗り:FF 274万1200円 - フリードクロスター
2列シート5人乗り:FF 281万2700円、4WD 304万3700円
3列シート6人乗り:FF 285万6700円、4WD 308万7700円 - フリード クロスター スロープ:FF 297万7000円
- フリード クロスター リフトアップシート(助手席):FF 295万5000円
▽ハイブリッド
- フリード e:HEV AIR
3列シート6人乗り:FF 302万2800円、4WD 325万3800円 - フリード e:HEV AIR EX
3列シート6人乗り:FF 321万2000円、4WD 344万3000円
3列シート7人乗り:FF 325万6000円 - フリード e:HEV クロスター
2列シート5人乗り:FF 332万7500円、4WD 355万8500円
3列シート6人乗り:FF 337万1500円、4WD 360万2500円 - フリード e:HEV クロスター スロープ:FF 344万5000円
※参考 フリード ハイブリッド車【前モデル】の価格
- フリード e:HEV AIR
3列シート6人乗り:FF 285万7800円、4WD 308万8800円 - フリード e:HEV AIR EX
3列シート6人乗り:FF 304万7000円、4WD 327万8000円
3列シート7人乗り:FF 309万1000円 - フリード e:HEV クロスター
2列シート5人乗り:FF 316万2500円、4WD 339万3500円
3列シート6人乗り:FF 320万6500円、4WD 343万7500円 - フリード e:HEV クロスター スロープ:FF 329万5000円
ホンダ新型フリードの価格は、改良によりハイブリッド車でアップしています。
アップ幅は、スロープ仕様で15万円、他グレードで16万5000円となっています。
ホンダ新型フリードを試乗動画でチェック!
上質!ホンダ新型フリードの外装(エクステリア)デザイン
▼ホンダ新型フリードAIRの画像
▼参考:フリード(前モデル)
ホンダ新型フリードの外装は、新しいデザインを採用することにより質感が高められています。
「フリードAIR」として設定されるベースモデルは、クリーンな造形や水平基調のベルトラインにより、上質で洗練された印象としながら、ボディーサイドは大きく張りのある面で構成。
フロントフードやバンパーもボリューム感を出すことで芯の通った力強さをプラス。
リアは台形基調のフォルムとすることでスタンスのよさを表現。広い室内空間を外観からイメージできるデザインとされています。
▼ホンダ新型フリードクロスターの画像
▼参考:フリードクロスター(前モデル)
モデルタイプには、クロスオーバーモデル「フリードクロスター」も設定され、ボディー下部に黒基調のガーニッシュを施し、アウトドアにも似合うタフなデザインに。
専用のフロントグリルやロアガーニッシュ、ルーフレールを採用することで、フリードのもつ個性を生かしながらもアクティブな活動を後押しする力強さが表現されています。
拡大!ホンダ新型フリードのボディサイズは?
▼ホンダ新型フリードのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4310×1695×1755mm
※クロスターは全幅+25mm - ホイールベース:2740mm
- 参考
・フリード(前モデル)
全長×全幅×全高:4265×1695×1710mm
ホイールベース:2740mm
・ホンダ フィット
全長×全幅×全高:3995×1695×1515mm
ホイールベース:2530mm
ホンダ新型フリードのボディサイズは、前モデルから全幅を維持しベースモデルで5ナンバーサイズとしながら、全長、全高を拡大することでさらなる使い勝手が追求されています。
クロスオーバーモデルとなるフリードクロスターは、全幅をベースモデルから+25mm、1700mm以上とすることで3ナンバーサイズに。
室内空間は、空間効率をあげるホンダ独自のセンタータンクレイアウトにより余裕を持ち、前モデル以上の快適性が確保されています。
開放感UP!ホンダ新型フリードの内装(インテリア)デザイン
ホンダ新型フリードの内装は、全面改良により基礎から構造を見直すことで効率をあげ、より快適な室内空間が確保されています。
インテリアは、7インチTFT液晶インホイールメーターの採用などにより水平基調でノイズレスな視界とすることで、ドライバーの運転のしやすさを向上したほか、乗員全員が開放感を感じられるように仕上げ。
インパネには大容量の収納や取り出しやすさを追求したトレーを配置、日常でストレスなく使用できるように。
インフォテインメントシステムには11.4インチの大型ディスプレイが採用され、「ホンダコネクト」を搭載。スマートフォンで離れた場所からクルマのエアコン操作やクルマの位置情報の確認に対応。
シートは、1列目のシート形状を工夫することで、ウォークスルーのしやすさをアップ。
また、荷室利用時などシートを跳ね上げて収納することも多い3列目シートは、座り心地の良さを維持しながらシートの軽量化と構造部の薄型化を行ったほか、跳ね上げ時のシート固定位置を低く、よりすっきりと収納できるつくりとし、使い勝手が良く、明るく、広い荷室空間を実現。
加えて、リアクーラーの採用やリアクォーターガラスの面積拡大などにより、2列目や3列目の快適性をアップしています。
▼新型フリードエアーの画像
インテリアトリムは「フリード エアー」で、肌に触れるパーツに優しい触感の素材と、丸みを帯びた形状を採用することで、安心を感じられるような空間を表現。
▼新型フリードクロスターの画像
「フリード クロスター」は、ブラックとカーキの2トーンカラーを採用し、アクティブな印象に仕上げ。
荷室には、ユーティリティーサイドパネルのほか、テールゲートにユーティリティーナットを採用し、自由な使い方ができるように。
▼新型フリードクロスター「スロープ」
▼新型フリードクロスター「リフトアップシート(助手席)」
また、新型フリードクロスターには、介護にも普段の生活にも使うことができる「スロープ仕様車」と、助手席が電動で回転&昇降して乗り降りしやすい「リフトアップシート(助手席)仕様車」も設定されています。
▼新型フリードクロスター「スロープ」の動画
自分好みにカスタム!ホンダ新型フリード用アクセサリーも充実!
▼新型フリードSuperior Style(スーペリアスタイル)の画像
▼新型フリードクロスターActive-Tough style(アクティブタフスタイル)の画像
ホンダ新型フリードには、「AIR」、「クロスター」それぞれに個性をアップするカスタムパーツが設定されています。
また、多彩なアクセサリーにより、自分好みの使い勝手に仕上げることができるようになっています。
パワフル!ホンダ新型フリードのパワートレインとスペックは?
▼新型フリードのパワートレインとスペック
- 【ガソリン】
直列4気筒1.5L
出力:118ps/14.5kgm - 【フリードハイブリッド】
直列4気筒1.5L+2モーター「e:HEV」ハイブリッド
エンジン出力:106ps/13.0kgm
モーター出力:123ps/25.8kgm - 駆動方式:FF or 4WD
ホンダ新型フリードのパワートレインには、2モーター式ハイブリッド「e:HEV」と、直列4気筒1.5Lエンジンが搭載されています。
フリードハイブリッドは前モデルで、1.5Lエンジンと1つの電気モーター、デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせたシステムが搭載されていました。
しかし、新型フリードハイブリッドでは先に全面改良された「フィット」に採用されていた2モーター式に変更。
▼ホンダ「e:HEV」
2モーターハイブリッドシステムのホンダ「e:HEV」は、発電用と走行用のモーターを分けることで3つの走行モードが利用できるようになり、1モーター式より高い環境性能を実現。
ハイブリッドシステムは、駆動用バッテリーや制御用ECU、冷却システムなどを組み合わせたIPU(インテリジェントパワーユニット)を一新、新型リチウムイオンバッテリーは最高出力を高め、IPU全体の重量と容積も削減。
従来はラゲッジスペースの床下に配置していたPCU(パワーコントロールユニット)も、小型化と高効率化を追求しエンジンルーム内に移設。
エンジンよりも高出力なモーターを搭載することにより、高速道路のクルージング走行時のようなシーンを除き、日常走行のほとんどをモーターにより走行することで、燃費性能も高められています。
改善!ホンダ新型フリードの燃費は?
▼ホンダ新型フリードの燃費
- 1.5Lガソリン:16.5km/L
- 1.5Lハイブリッド:25.6km/L
ホンダ新型フリードはボディサイズを拡大しながら、ハイブリッド車で前モデルから燃費をアップしています。
前モデルはハイブリッド車で20.9km/Lとなっていましたが、新型フリードハイブリッドでは最新の2モーターハイブリッドの搭載により高い走行性能と環境性能が両立されています。
▼参考:ホンダ・フリードの燃費(前モデル)
- ガソリンモデル:17.0km/L
- ハイブリッドモデル:20.9km/L
機能追加!ホンダ新型フリードの安全装備は?
ホンダ新型フリードの安全装備には、機能をアップした「ホンダセンシング」が全車標準装着されています。
搭載されるホンダセンシングは、走行中の死角になりやすい自車の斜め後方車両を検知し、ドライバーへ注意を促す「ブラインドスポットインフォメーション」のほか、「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」、「近距離衝突軽減ブレーキ」、「渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)」を採用。
加えて、「オートハイビーム」、「パーキングセンサーシステム」、「急アクセル抑制機能」、「アダプティブドライビングビーム」、「後退出庫サポート」も設定することで安全性が高められています。
いつ?ホンダ新型フリードの発売日は?
改良されたホンダ新型フリードは2025年1月20日に発表され、2月6日に発売されます。
ホンダは人気モデルであるフリードの設定を見直し、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
ホンダ・フリードを「おさらい」
▼ホンダ・フリード(初代)
ホンダ・フリード(Freed)は、初代が2008年に登場したコンパクトミニバンです。
以前販売されていた「モビリオ」の後継車として開発され、ミドルサイズミニバンでは大きいと感じるユーザーに向けて製作。初代のキャッチフレーズには「This is サイコーに ちょうどいい Honda!」が採用されました。
パワートレインにはコンパクトカーの「フィット」と基礎を共有したことでハイブリッドモデルも用意されたほか、広い室内をアクティブに使いたいユーザーにむけて5人乗り仕様のフリードスパイクも設定されました。
2016年に登場した前モデルの2代目では、「知るほど!乗るほど!フリード!」をキャッチフレーズに、最新のパワートレインや大幅に剛性をあげたボディにより乗り心地や環境性能をアップ。
「フリードスパイク」は、人気軽自動車になったN-BOX+にあわせて、「フリード+」という新しいモデル名を採用。
2列目シートをフルフラットに収納できるようにすることで、セミダブルサイズのマットレスを敷き、快適に車中泊を行うことも可能とされました。
新型ホンダ・フリードについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!