BMWが、コンパクト4ドアセダンとなる「2シリーズグランクーペ」の日本発売を発表しました。
新モデルとして登場する新型2シリーズグランクーペについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】スポーツサルーン!BMW新型2シリーズグランクーペ日本発売!
- BMW新型2シリーズグランクーペの【特徴まとめ】
- BMW新型2シリーズグランクーペの外装(エクステリア)デザイン
- BMW新型2シリーズグランクーペのボディサイズは?
- BMW新型2シリーズグランクーペの内装(インテリア)デザイン
- BMW新型2シリーズグランクーペにMパフォーマンスパーツも設定!
- BMW新型2シリーズグランクーペのエンジンとスペックは?
- BMW新型2シリーズグランクーペにPHEV(プラグインハイブリッド)を設定!
- BMW新型2シリーズグランクーペの燃費は?
- BMW新型2シリーズグランクーペの安全装備は?
- BMW新型2シリーズグランクーペの価格は?
- BMW新型2シリーズグランクーペの発売日は?
- BMW2シリーズを「おさらい」
【最新情報】スポーツサルーン!BMW新型2シリーズグランクーペ日本発売!
▼BMW新型2シリーズグランクーペの画像
BMWが「2シリーズ」の新モデルとなる「2シリーズグランクーペ」の日本発売を発表しました。
2シリーズグランクーペは、BMWのスポーティコンパクトとして販売されている2シリーズの1モデルとなり、4ドアクーペの新しいボディタイプとして製作。
2019年9月に日本でもフルモデルチェンジが発表された「1シリーズ」と同じく最新技術が採用されています。
BMW新型2シリーズグランクーペは、2019年10月16日のワールドプレミアから異例の早さでの日本受注開始となっており、他の2シリーズと一緒にセールスされます。
▼BMW新型2シリーズグランクーペの動画
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BMW新型2シリーズグランクーペの【特徴まとめ】
▼BMW新型2シリーズグランクーペの特徴
- これまでクーペ、カブリオレ、MPVをラインナップしていた2シリーズの新しいボディタイプとなる4ドアクーペとして製作
- 2シリーズアクティブツアラーなどに採用するFFモデル用プラットフォームにより、最新のパワートレインに対応
- 滑りやすい路面でスリップを抑え、トラクションを確保する「ARB(actuator contiguous wheel slip limitation)」を採用
- トップモデルとして300馬力を超えるエンジンと4WDを組み合わせる「M235i xDrive」を設定
BMW新型2シリーズグランクーペの外装(エクステリア)デザイン
BMW新型2シリーズグランクーペの外装は、最新のBMWブランドデザインにあわせサイズの大きいキドニーグリルが特徴とされ、存在感のあるスタイルになっています。
▼BMW4シリーズグランクーペ
ボディスタイルは、4ドアモデルながら上位モデルの4シリーズグランクーペでも採用された4ドアクーペとすることで、スポーティなデザインに仕上げられています。
▼BMW新型2シリーズM235iグランクーペ
ハイスペックモデルとしてM235iグランクーペも発表され、専用のエアロやエクステリアアクセントを採用することでベースモデルと差別化されています。
BMW新型2シリーズグランクーペを2ドアクーペと比較!
▼BMW2シリーズクーペ
BMW新型2シリーズグランクーペを2ドアクーペモデルと比較すると、ボディサイズの拡大がわかりやすくなります。
リアウィンドウの傾斜は新型2シリーズグランクーペのほうがなだらかになり、リアシートの空間を拡大しています。
BMW新型2シリーズグランクーペのボディサイズは?
▼BMW新型2シリーズグランクーペのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4526×1800×1420mm
- ホイールベース:2670mm
- 車重:1350kg
- 参考
・1シリーズ
全長×全幅×全高:4335×1800×1465mm
ホイールベース:2670mm
・2シリーズクーペ
全長×全幅×全高:4440×1775×1420mm
ホイールベース:2690mm
BMW新型2シリーズグランクーペのボディサイズは、先に新世代モデルが発表された1シリーズから拡大されています。
しかし、全高は-45mmと抑えることで、4ドアクーペとしてのスポーティなスタイルがつくられています。
BMW新型2シリーズグランクーペの内装(インテリア)デザイン
BMW新型2シリーズグランクーペは、ブランドの主力モデルとして最新のデザインが採用されています。
デジタルメーターを採用し、インフォテイメントシステムには8.8インチのタッチスクリーンを採用。
AIを活用するデジタルアシスタント機能「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」を設定。
これにより「OK, BMW」や「2シリーズ」などのコマンドワードで、車両設定の操作や情報へのアクセスに対応。
オプションとして10.25インチのディスプレイを2つ備えた最新のBMWライブ・コックピットや、大型化したBMWヘッドアップ・ディスプレイが用意されています。
スポーツモデルの「Mスポーツ」グレードや「M235i」では、Mスポーツステアリングやヘッドレスト一体型のスポーツシートが装着されています。
新型2シリーズグランクーペの室内空間を2シリーズクーペと比較すると、シートのニースペースが33mm広くなっており、ヘッドスペースにも余裕がつくられています。
ラゲッジスペースは通常時で430Lの容量がとられ、3分割式のシートを倒すことで長尺物の荷物にも対応。
荷室のフロア下に確保されたスペースにも、収納ができるようになっています。
BMW新型2シリーズグランクーペにMパフォーマンスパーツも設定!
▼BMW新型2シリーズグランクーペ「Mパフォーマンスパーツ」装着車
BMW新型2シリーズグランクーペには、カスタムパーツとして「Mパフォーマンスパーツ」が設定されています。
Mパフォーマンスパーツはエクステリアに、光沢のある黒のグリルとカーボンファイバーMパフォーマンスミラーキャップ、ブラックリップスポイラーと、カーボンファイバーケーシングを備えたM Performanceステンレススチールテールパイプを設定。
ホイールには、18インチから19インチをラインナップ。
インテリアには、レッドのマーキングを持つアルカンターラステアリングホイールと、カーボンファイバー製M Performanceステアリングホイールパドルを用意。
M Performanceフロアマット、LEDドアプロジェクター、M Performanceキーホルダーも設定されています。
BMW新型2シリーズグランクーペのエンジンとスペックは?
▼BMW新型2シリーズグランクーペのエンジンとスペック
- 【218i】【日本導入】
エンジン:直列3気筒1.5Lガソリンターボ
出力:140ps/22.4kgm
トランスミッション:7速デュアルクラッチ - 【220d】
エンジン:直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力:190ps/40.8kgm
トランスミッション:8速AT - 【M235i xDrive】【日本導入】
直列4気筒2Lガソリンターボ
出力:306ps/45.9kgm
0-100km/h:4.9秒
最高速度:250km/h(リミッター)
トランスミッション:8速AT - 駆動方式:FF or 4WD
新型2シリーズグランクーペのエンジンには、直列3気筒1.5Lから直列4気筒2Lのガソリンとディーゼルエンジンが搭載されています。
▼BMW製直列3気筒1.5Lターボエンジン
搭載されるエンジンはそれぞれ、細部まで改良を行うことで高出力と低燃費、クリーン化を実現。
ガソリンエンジンではガソリンパティキュレートフィルター、ディーゼルエンジンではディーゼルパティキュレートフィルター、NOx吸着触媒、SCRなどを採用することで、厳しいユーロ6d-TEMP排出基準を満たすパワートレインとなっています。
ハイスペックモデルとなる「M235i xDrive」は、「BMWグループで最もパワフルな4気筒エンジン」とされ、8速ATと機械式トルセンLSDを備える4WDシステム「xDrive」を採用することで、高パフォーマンスが実現されています。
また、新型2シリーズグランクーペでは、走行システムにBMWの電気自動車「i3s」にも採用されている滑りやすい路面でスリップを抑え、トラクションを確保する「ARB(actuator contiguous wheel slip limitation)」を採用することで、より走りを楽しむことができるようになっています。
BMW新型2シリーズグランクーペにPHEV(プラグインハイブリッド)を設定!
▼BMW新型2シリーズグランクーペ225xeのスペック
- パワートレイン:直列3気筒1.5Lターボ+電気モータープラグインハイブリッド
- エンジン最高出力:136ps
- モーター最高出力:88ps
- システム最高出力:224ps
- システム最大トルク:39.3kgm
- 駆動:4WD(前輪をエンジン、後輪をモーターが駆動)
- モーターのみで45kmの走行が可能
BMW新型2シリーズグランクーペには、PHEV(プラグインハイブリッド)モデルとなる225xeの設定が予定されています。
225xeは、5人乗りミニバンの2シリーズアクティブツアラーに設定されており、FFレイアウトを活かしエンジンが前輪を駆動、後輪を電気モーターが担当する4WDプラグインハイブリッドシステムになっています。
EV航続距離はアクティブツアラーと同じ45kmほどになるとみられ、外装にはブルーのキドニーグリルなど専用のデザインが採用されることになります。
BMW新型2シリーズグランクーペの燃費は?
▼BMW新型2シリーズグランクーペの燃費(欧州参考値)
- 1.5Lガソリンターボ:5.1L/100km(約19.6km/L)
- M235i xDrive(2Lガソリンターボ):6.7L/100km(約14.9km/L)
BMW新型2シリーズグランクーペの燃費は、欧州値で1.5Lガソリンターボモデルが約19.6km/Lの低燃費となっています。
ハイスペックモデルとして4WDを採用するM235i xDriveでも約14.9km/Lと燃費の低下が抑えられ、選びやすくなっています。
BMW新型2シリーズグランクーペの安全装備は?
BMW新型2シリーズグランクーペの安全装備には、ブランドの最新システムが採用されました。
安全システムは、新たにレーン・チェンジ・ウォーニング、後部衝突警告機能、クロス・トラフィック・ウォーニング(リア)、スピード・リミット情報表示機能が追加されたドライビング・アシストを装備。
また、自車が36km/h未満のスピードで前進した状況を最大50mまでメモリーし、その情報に沿って最大9km/hで後退可能な「リバース・アシスト」機能が採用されています。
BMW新型2シリーズグランクーペの価格は?
▼BMW新型2シリーズグランクーペの価格と比較
- 218i グラン クーペ:3,690,000円
- 218i グラン クーペ Play:4,100,000円
- 218i グラン クーペ M Sport:4,480,000円
- M235i xDrive グラン クーペ:6,650,000円
- ※参考
・2シリーズクーペ:550万円~714万円
・2シリーズアクティブツアラー:384万円~548万円
・2シリーズグランツアラー:421万円~528万円
BMW新型2シリーズグランクーペの価格は、369万円からとされました。
この価格はミニバンとしてラインナップされている2シリーズアクティブツアラーよりも低価格となっており、2シリーズのエントリーモデルとなります。
BMW新型2シリーズグランクーペの発売日は?
BMW新型2シリーズグランクーペは、2019年10月16日にワールドプレミアされ、異例の早さとなる10月31日に日本での受注が開始されました。
日本での納車の開始は、2020年4月以降が予定されています。
BMWは2シリーズグランクーペの投入により8シリーズ、6シリーズ、4シリーズと全セグメントで4ドアクーペモデルをラインナップ。人気が高まっているFFコンパクトカーの需要にも対応していきたい考えです。
BMW2シリーズを「おさらい」
▼BMW2シリーズクーペとカブリオレ
▼BMW M2クーペ
BMW2シリーズは、2013年から販売が開始されたBMWのコンパクトシリーズです。
BMWの他モデル同様に、スタンダードな奇数ネームと差別化した偶数ネームのスポーティラインとされ、前モデルまで1シリーズが担当していたクーペやカブリオレなどのボディタイプを設定。
2016年には、クーペのハイパフォーマンスモデルとして、370馬力の出力を持つM2クーペも発売。
▼BMW2シリーズアクティブツアラー
▼BMW2シリーズグランツアラー
加えて、BMWグループでコンパクトモデルを担当するMINIとプラットフォームを共有し開発された、ミニバンの2シリーズアクティブツアラーで2014年にBMW初のFF車をラインナップ。
1年後の2015年には、アクティブツアラーから全長を延長し3列シート7人乗りとした2シリーズグランツアラーの販売も開始。
FR用とFF用の2つのプラットフォームを使用するシリーズになっています。
新型BMW2シリーズグランクーペについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!